転職体験談:36歳で家族持ちの私が実務未経験からプログラマー転職を目指した話。
ちょっと失敗
転職前
- 職業
- 製造業
- 職種
- NC旋盤工
- 従業員規模
- 20名
- 年収
- 280万円
転職後
- 職業
- ITサービス
- 職種
- Webプログラマー
- 従業員規模
- 50名
- 年収
- 360万円
目次
レビンさんの転職ストーリー
1これまでの私
好きだったモノづくりに携わる仕事。
私は愛知県生まれで、現在も地元で両親、そして妻との4人で暮らしています。
今回の転職前である36歳までは、製造業の中小企業でNC旋盤工として働いていました。
NC旋盤工とは
NC旋盤工は、数値制御(NC: Numerical Control)を用いて金属やプラスチックなどの材料を精密に加工する旋盤機械のオペレーターです。
設計図や仕様書に基づき、機械に加工プログラムを入力して部品や製品を製造します。
自動車部品や機械部品など、さまざまな産業で利用されています。
NC旋盤工の主な仕事内容
仕事内容 | 説明 |
---|---|
プログラムの作成・入力 | 加工する部品の設計図に基づき、NC旋盤に加工プログラムを作成し、機械に入力します。材料や加工方法に応じてプログラムを最適化します。 |
機械の設定・調整 | NC旋盤の設定を行い、工具の取り付けや位置調整を行います。材料に応じて切削条件を設定し、精密な加工を行います。 |
加工・製品の製造 | プログラムを実行し、NC旋盤を操作して材料を加工します。製品が設計図通りになるよう機械を監視しながら作業を進めます。 |
品質管理 | 加工後の製品が設計図通りに仕上がっているかを測定・検査し、品質を確認します。誤差がある場合はプログラムの修正や機械の調整を行います。 |
機械のメンテナンス | NC旋盤の日常点検やメンテナンスを行い、機械の正常な動作を維持します。トラブルが発生した場合は、原因を特定し、適切に対応します。 |
元々、趣味としてゲームやプラモデル作りといったものが好きだったので、モノづくりができる製造業界に興味を持ったのがきっかけでした。
NC旋盤工の仕事は、ライン工のような単純なルーティン作業ではありません。
CADで作成した図面通りの製品になるように、NC旋盤に精密なデータを送る為のプログラミングを行い、その後は品質チェックを行います。
また、機械のメンテナンスも定期的に行う必要もあったりと、モノづくりの精度と技術が求められる仕事です。
私は、それらあらゆる工程を一任させてもらっていたこともあり、モノづくりの充実感を持ちながら仕事に携わっていました。
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2転職のきっかけ
プログラマーに憧れて。
人生は一度きりですし、自分の興味のある業界は出来る限り経験したかった。──というのが転職しようと思った理由でした。
私が興味を持ったのは「プログラマー」です。
- 私
-
(今の仕事も楽しいけど、Webサイトやウェブアプリの開発などは今後も人材の需要が高まるだろうし、何より楽しそうだな)
と、常々思っていました。
プログラマーは他のエンジニアとコミュニケーションを取りながらひとつのサービスを一緒に開発していく仕事ですので、達成感をチームで感じられるという点にも憧れがありました。
プログラマー(Webエンジニア)とは
プログラマー(Webエンジニア)は、ウェブサイトやウェブアプリケーションの設計・開発・保守を担当するエンジニアです。
HTML、CSS、JavaScriptなどのフロントエンド技術や、Python、Ruby、PHP、Javaなどのバックエンド技術を駆使して、機能的かつユーザーフレンドリーなウェブサービスを構築します。また、
プログラマー(Webエンジニア)の主な仕事内容
仕事内容 | 説明 |
---|---|
ウェブサイト・アプリケーションの開発 | クライアントやプロジェクトの要件に基づき、ウェブサイトやウェブアプリケーションの設計・開発を行います。ユーザーインターフェースの構築やバックエンドのロジックの実装を担当します。 |
フロントエンド開発 | HTML、CSS、JavaScriptを使用して、ユーザーが直接操作する部分のデザインや機能を実装します。 |
バックエンド開発 | サーバーサイドで動作するアプリケーションの開発を行います。データベースの管理やAPIの作成、認証システムの実装などを担当します。 |
テストとデバッグ | 開発したウェブサイトやアプリケーションが正しく動作するかを確認するため、テストやデバッグを行います。 |
保守とアップデート | 既存のウェブサイトやアプリケーションの保守・管理を行い、必要に応じて機能の追加や改善を行います。 |
当時のNC旋盤工としての仕事は、殆どの行程を私一人で管理しており、どちらかというとチーム作業というよりは個人作業である部分も大きかったのです。
加えて、IT業界の職場は私服で勤務できたり、フレックスタイム制を設けている職場も多く、自由度の高いスタイルなのも魅力的に感じました。
ただ、当時36歳で家族もいた私には、当然リスクもありました。
それでも妻は私のことを理解して背中を押してくれたので、40代に差し掛かる前に転職を決意できました。
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3転職活動中
友人のアドバイスで転職エージェントを利用。
転職活動を開始した当初は、地元の職業安定所(ハローワーク)に行きました。
でも、年齢制限に引っかかったり、実務経験がないことがダメだったりと、なかなか合う仕事が見つからずにもどかしい日が続いていました。
仕事は既に辞めていたこともあり、このまま仕事が見つからなかったら家族の生活が苦しくなるのは目に見えている状況でした。
- 私
-
(早く転職先を見つけなければ…)
――と、いつもかなり焦っていました。
そんな風に悩んでいた時、付き合いのある友人に会う機会があったので、どうやって転職活動をしたらいいか相談してみました。
- 友人
-
「実務未経験で転職するんだったら、転職エージェントの方が転職しやすいと思うよ」
そのアドバイスをもとに、私はインターネットで出てくる多くの転職エージェントから、IT業界に強い「マイナビIT AGENT」を選ぶことにしました。
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マイナビIT AGENTのキャリアアドバイザーの方は、とても丁寧にカウンセリングしてくれて、私の希望に合う求人を用意してくれるだけでなく、面接対策も一緒にしてくれました。
それから10件ほど未経験可の求人に応募して幾度となく落とされてを繰り返しながら、実務未経験からでもプログラマーとして活躍できそうな企業の一社から、ようやく内定をいただきました。
4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。
新しい職場は、異業界ということもあって、転職前とは正反対の職場環境でした。
以前の職場は、機械音が鳴り止まないうるさい環境の中、男性ばかりの職場で働いていました。一方で新しい職場のオフィスは綺麗で静かで、かつ開放的な雰囲気。
最初のうちはとても緊張しました。
作業環境の快適さは比べ物にならないほど良くなりました。
一方で、皆とても忙しく働いていました。ちょうどその頃、短納期の案件が多かったというのもあったのでしょう。
分からないことを聞こうと思って先輩に質問したら「自分で調べろ」と突き返されることもあったりなど、厳しい環境でした。
ですが、それだけに自分で解決する力は身についたと思います。
ですが、残業時間自体はそれ程多くなかったです。
「残業は、一定以上は行わない」という暗黙ルールがあったおかげで、自分のプライベートの時間は確保できました。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。
転職は、自分の年収や職場環境を一変します。
それゆえ、「転職成功のぜひが自分の生活に直接関わってくる」という怖さもあります。
それでも、自分が挑戦してみたい業界、身につけたいキャリアがあるのなら「勇気を持って転職活動をすべきだ」と思います。
実務未経験かつ年齢的に不利だとしても、本気で転職活動を行えば、未経験でも転職できる可能性はあると、私は今回の転職で実感しました。
また、転職活動をするまでは、自分がどのようなタイプの人間で、何の仕事に適正があるのか具体的に考えられていませんでした。
その際に、転職エージェントのキャリアアドバイザーとのカウンセリングを通して、自分自身と深く向き合う時間を創れたことは、とても有意義でした。
将来的には「こんな機能があるWebアプリがあったらいいな」と、皆が思うような利便性の高いWebアプリを開発していきたいと思っています。
そのためには、今自分が扱えるプログラミング言語に加えて、もっと他のプログラミング言語を学んでいく必要があります。
また、今よりもプログラマーとしてのスキルを高めることによって、より重要な仕事を任せてもらえるようにもなるでしょう。
「プログラマーとしてやっていける」という確固たる自信をつけることが第一ですが、早いうちに年収500万円以上稼げるようになりたいですね。
その後は、ゆくゆくは独立するのもありかもしれません。
今後40歳を過ぎてからも「新たな挑戦」をしていけるよう、日々頑張っていこうと思っています。
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