セキスイハイムからタマホームへの転職。「自分の可能性」を信じて。|私の転職体験談
転職前
- 職業
- 建築業
- 職種
- 設計士
- 従業員規模
- 約50名
- 年収
- 400万円
転職後
- 職業
- 建築業
- 職種
- 設計士
- 従業員規模
- 約100名
- 年収
- 450万円
目次
スーさんの転職ストーリー
1これまでの私
私が「設計」士という仕事を選んだ理由。
2017年6月まで、セキスイハイムで住宅設計の仕事で働いていました。
住宅設計とは
住宅設計とは、居住者の生活スタイルやニーズに応じて、快適で機能的な住まいを設計する業務です。
建築基準法や安全性、環境への配慮を考慮しながら、個々の家族のライフスタイルに合わせた住宅プランを提案し、設計図を作成します。
住宅設計における設計士の主な仕事内容
仕事内容 | 説明 |
---|---|
顧客との打ち合わせ | 住まい手の要望や生活スタイルをヒアリングし、理想の住宅像を具体化します。デザインや間取り、使用する素材など、細部にわたる提案を行います。 |
設計図の作成 | 建築基準法や安全性を考慮しながら、住宅の設計図を作成します。間取りや外観、内部の設備まで、詳細な設計を行います。 |
現場監督との連携 | 施工が設計図通りに進んでいるかを確認するため、現場監督や施工チームと密に連携し、建設の進行をサポートします。 |
幼い頃から家づくりに興味があり、大学卒業後はセキスイハイムに入社しました。
ずっと、「人のために役立つ仕事がしたい」と考えていました。
家づくりは、家族が一生を過ごす場所を創造する仕事です。その仕事をすることで、人々の暮らしを豊かにできます。
それが、私が設計士という仕事を選んだ、一番の理由でした。
設計士の仕事のやりがいは、なんといっても「お客様の笑顔を見れる」ことです。
お客様にとって「こんな家に住みたかった」という要望を叶えられたとき、皆さん、何とも言えない幸せそうな顔をされるんです。そんな表情を見れることが、私にとって何よりのやりがいでした。
また、建築の知識や技術を身につけ、自分自身の成長を感じることもやりがいや生きがいでした。
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2転職のきっかけ
もっと、自分のキャリアの可能性を広げたい。
30代に差し掛かり、設計士の仕事にも大分慣れてきました。
同時に、「自分のアイデアを自由に発揮できる環境で働きたい」という想いが強まっていったのです。
セキスイハイムでは、大手ハウスメーカーならではの規格や制約があり、自分のアイデアを自由に発揮することに難しさがありました。
一方で、そうした環境だったからこそ建築に関する幅広い知識や技術を身につけられた面もあります。
ですが、だからといってこの環境で40代・50代もずっと働き続けられるかというと、そのイメージは全く持てませんでした。
「もっと、自分のキャリアの可能性を広げたい。そして、動くとしたら30代前半の今がタイミングではないだろうか」──といった想いが強まっていき、とうとう私は、転職を決意しました。
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3転職活動中
希望条件は、「自分のアイデアを自由に発揮できる環境」で働けること。
転職活動では、dodaとマイナビエージェントのサービスを利用しました。
目指す職種は、現職同様、住宅メーカーの設計士です。
そして条件は、「自分のアイデアを自由に発揮できる環境」で働けること。
転職活動を始めた当初は、希望条件に合う求人を探すのに苦労しました。
具体的にどの会社で働きたいかというところまで、イメージが固まっていないからです。
それで業界研究を重ねていって、「この会社で働きたい」という企業がひとつ見つかりました。
それは、「タマホーム」です。
自由設計を強みとするハウスメーカーであり、住宅の設計だけでなく、住宅関連の事業も幅広く展開している企業で、ここだったら私のキャリアの可能性を大きく広げられると考えました。
目指す企業が定まったのちはエージェントにそれを伝え、早速面接対策が始まりました(運よく、タマホームでも設計士の募集がある時期でした)。
担当エージェントの方からは、面接対策を一緒に進めてくれた際に「もっと、前職でのご経験をしっかりアピールした方がいい」と指摘を受けました。
なるほどたしかに、私は自分のことをPRした経験がこれまでほとんどなかったため、面接でうまくアピールするのに慣れていなかったのです。
担当エージェントの方にお願いして、3回ほど模擬面接の機会を設けていただきました。
そして、面接当日。
これまでの準備が功を奏したのか、タマホームの採用担当者の方と面白いように話が合って、意気投合できたのです。
一週間前までは、まるでコンピュータの回答のようにしか自分のことを語れなかったのですが、その日は設計への考えやビジョンを熱く語ることができ、採用担当者の方も共感してくれたように感じました。
結果、晴れてタマホームから、採用通知の連絡をいただけました。
2017年6月の頃のお話です。
転職活動を始めて、ちょうど3ヵ月が経った頃のことでした。
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4転職後
入社して半年ほど経った頃、あるお客様から頂いた要望。
前職の引継ぎを終え、無事円満退社となりました。
そして、いよいよ住宅メーカー「タマホーム」としての、新天地での仕事が始まりました。前職同様、設計士のポジションです。
仕事内容は、お客様の要望をヒアリングして、その要望を叶える家を設計することです。間取りや外観のデザイン、設備の選定などを行い、お客様の理想の住まいを実現します。
業務や環境に馴染むのに、約半年かかりました。
最初は、新しい仕事や環境に戸惑うこともありましたが、職場華僑自体はとても良好でした。
先輩や同僚がとても優しく丁寧に教えてくれたこともあり、徐々に慣れてきました。
入社して半年ほど経った頃、あるお客様から「こんな家を建ててほしい」という、とてもユニークな要望をいただきました。
その要望を叶えるためには、これまでの設計セオリーでは難しく、やや「突拍子もないアイデア」が必要でした。
前職だったら、確実に不採用となってしまうような取り組みです。
どうしたものかと悩んでいたところ、先輩が「それがお客様の要望だったら、やってみようよ」と。
また、私が考えたアイデアを「面白いじゃん」と言ってくれて、それからは先輩も一緒になって、アイデアの形作りです。
そうして、お客様の要望を叶った家が建ったとき、もしかしたら一番喜んでいたのは私だったかもしれません。
ひとりの設計師として、はじめて自分のアイデアを形にして実現できたという感覚を持てた、印象的な出来事でした。
5その後、どうなったか。
今実感できている可能性を、更に広げていくために。
今回の転職を通して、自分のアイデアを自由に発揮できる環境で働くことの大切さ、新しいことに挑戦する環境で働くことの楽しさに気づけました。
また、自分の強みや弱みを改めて認識することの重要性、面接で自分の考えや熱意をわかりやすく伝えることの大切さ、新しい環境に適応するためには、自分なりの工夫や努力が必要なことを学びました。
後悔していることは特にありません。
転職は、私にとって大きな決断でした。
「これ以上望むのは、贅沢なのでは」と思ったこともあります。
ですが、結果「転職しよう」と決めたことが、私の将来への可能性を大きく広げてくれたと実感しています。
◇ ◇ ◇
転職して6年が経ちましたが、とても充実した日々を送っています。
自分のアイデアを自由に発揮できる環境で、新しいことに挑戦しながら働くことができています。また、人間関係もとても良好で、仕事がとても楽しいです。
今後は、これまで培ってきた経験やスキルを活かして、お客様の理想の住まいを実現するだけでなく、新しい価値を創造することにも貢献していきたいと考えています。
具体的には、新商品の開発に携わり、お客様のニーズに合った新しい住まいの提案をする、後輩の育成に携わり、次世代の設計士を育成する。
また、設計士としてのスキルを磨くだけでなく、経営やマーケティングなど、家づくりに関する幅広い知識やスキルを身につけていきたいと考えています。
さらに、将来的には、自分の設計した家が、お客様の人生をより豊かにするような、そんな家を設計できるようになりたいと考えています。
そのために、日々努力を重ね、今実感できている可能性を、更に広げていきたいと思っています。
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