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町弁に憧れた私は最悪の職場環境の法律事務所に転職してしまった|転職体験談

転職前

BEFORE
職業
法律事務所
職種
事務職
従業員規模
約10名
年収
420万円

転職後

AFTER
職業
法律事務所
職種
事務職
従業員規模
1名
年収
360万円

目次

ココアさんの転職ストーリー

1これまでの私

法律事務所の事務スタッフ。アルバイトから、正社員へ。

イメージ:法律事務所で働く30代女性

都内の法学部に入学して、その大学の紹介で法律事務所の事務スタッフとしてアルバイトを始めました。

縁あって、卒業後には正社員として採用いただきました。

私の趣味は、旅行です。

一人暮らしをしており、生活に余裕が多くあったわけではありませんが、時間を見つけて日本各地に出かけていました。

また、休日には大学時代の友達と食事に出かけることも多かったです。
地方に配属されてしまった人もいましたが、多くは都内近郊で勤務していました。

オンオフの切り替えもよくできましたし、卒業後から数年間はとても充実して過ごしていました。

また英語を使う仕事にあこがれも持っておりました。そのためTOEICの勉強もしていました。

2転職のきっかけ

「町弁(マチ弁)」のような法律事務所で、働きたい。

イメージ:これからのキャリアを見据え、転職を決意する30代女性

当時勤務していた法律事務所は、主にコーポレート関係の仕事をしていました。簡単に言うと、国内企業・外資系企業の法人の登記関係の仕事です。

時々英語も使うため、英語にあこがれを持っていた私はやりがいを感じておりましたし、有給休暇の取得も自由にできるうえ、残業もなく働きやすい環境でしたので何ら不満もありませんでした。

しかし、その一方でいわゆる「町弁(マチ弁)」と言われる「何でも屋」のような法律事務所にも興味を持っていました。
「転職をしよう」と思い立ったのはこのことが理由です。

テレビで見る法律事務所のイメージというか、街の看板等で見るような、相続問題、離婚事件、その他一般民事や企業法務などを扱う事務所で働いてみたいと思っていたんですね。

今思うと、ちょっと安直な理由で転職を踏み切ってしまったのかもしれません。

ですが、当時私は35歳で、法律事務所での仕事にも大分慣れてきていましたし、「もっと、やりがいのある職場で自分を試してみたい」という気持ちも強かったのです。

3転職活動中

6ヵ月の転職活動を経て、私は従業員1名の法律事務所に転職した。

イメージ:転職活動。職務経歴書の作成

転職活動は、全体的にポジティブな気持ちで進められたと思います(それが良かったことかどうかは分かりませんが)。

せっかくなので、なんでも事件に携われるよう小規模事務所を探そう」と考えていました。
部署もないような小さい事務所の方が、弁護士と近い距離でいろいろ学べると思ったからです。

ただ、そうした求人を探してすぐに見つかることはなく、とにかくいろんな求人サイトに登録しました。

転職活動を続けていくなかで「非公開求人」や「派遣社員としての働き方」についても知り、利用するサービスをその度に広げていきました。

よく利用したサービスは、リーガルフロンティア21という派遣会社、それからマイナビ転職リクナビNEXTです。

マイナビ転職とリクナビNEXTからはエージェントからのスカウトも貰えて、そこでは履歴書と職務経歴書の書き方を教えてもらいました。

また、もともと法律事務所で働いていた経験を汲んでくれて、「経験者枠」として起業に推薦してくれたのは幸運でした。

そして、転職活動をはじめて6ヵ月目に、ようやくひとつの法律事務所から採用の通知をいただきました。

社員がほぼ1名という、まさに私が望んでいた「町弁」のような法律事務所でした。

4転職後

絵に描いたような「家族経営」。彼らは、私と全く違う人種だった。

イメージ:法律事務所を経営する弁護士

従業員1名の法律事務所の事務局スタッフとして、新しい職場での仕事が始まりました。

もともと勤務していたスタッフがいまして、その人が辞めることになったので入れ替わり要員として私が来た形になります。

仕事内容は、朝の簡単な清掃、電話や郵便の取次ぎ、書面作成補助、裁判資料作成、相続人調査、それから他にもたくさん…。とても雑多でした。

肝心の弁護士の方は、経理作業があるときのみたまに事務所にやってきます。
たまに奥さんも一緒にやってきて、事務作業の進捗を確認します。
そしてこのご夫婦が、大変な曲者たちでした。

引き継ぎ期間としてもともとのスタッフさんがいたときは、それでも楽しかったんですね。

何しろオフィスには私たちしかいませんでしたから、急がしながらも気分転換の雑談をしながら、お昼も交代で取ったりと、「こんな感じだったら、まあやっていけそうだ」と思ったものです。

ところが、そのスタッフさんが退職されて1人になってからは、状況はガラっと変わってしまいました。

まず、お昼休みが満足に取れなくなりました。
そして、業務が1人では終わらずに、毎日残業続きになってしまいました。

所定労働時間は7時間と言われていたのですが、いつの間にか8時間に代えられてしまいました。

また、有給休暇もとても申請できそうな雰囲気ではありませんでした。
どうしても予定があって「この日を休ませてください」とお願いすると、「では、その前後の土日のどこかで出社してください」と言われました。

経営者である弁護士は、なんとも威圧的な雰囲気の方で、なかなか面と向かって意見を言いにくい人でした。

それでは奥さんに言ってみようと勇気を振り絞って労働時間について相談したところ、「働かせてやってるんだから文句言うな」と。
ああ、この人たちは私と違う人種なんだと、このときようやく気付きました。

5その後、どうなったか。

早急に、次の職場を見つけないと。

イメージ:アリウムの花。花言葉は「諦めない心」

今回の転職では、「契約内容はしっかり、書面に残してもらう」ことがどれだけ大切かを痛感しました。
口約束は、ないのと一緒です。ほとんどの約束は反故にされましたから。

「弁護士が雇用主だし、まさかそんなことはないだろう」と思っていた自分が甘かったです。

あるときまた勇気を振り絞って、労働基準法で規定されている書面で交付すべき行動条件や有給休暇の取得について訊いてみたんですね。 そうしたら、「うちは関係ないから」で一蹴されてしまいました。

いちばん後悔していることは、1人しか従業員がいない家族経営の職場を選んでしまったことです。

従業員が1人だとどうしても立場が弱く、こうしたトラブルの際に相談できる人も、一緒になって頑張ってくれる仲間がいません。
本当に、味方が誰もいない状況になってしまうんです。

それだけならまだしも、ときどき息子夫婦もやってきて、「これはどうなってる?すぐ調べといて」とか言って業務に関係のない、家族の保険とかそういう事柄について訊いてくるんですね。

恐らく相続問題なんでしょうが心の中で(お願いだから、家族のいざこざに私を巻き込まないで!)と何度も叫びました。

◇ ◇ ◇

当然、この職場に骨を埋める気はさらさらありません。

今の職場は本当に失敗したとしか思わないので、早急に次の事務所を見つけたいと思います。

現在は、法律事務所の事務員職員能力検定を受けたり、TOEICのスコアをあげるなどをしてスキルアップに勤しんでいます。
TOICは昨年受けたのですが、その時よりも高い点数を取ることが目標です。

法律事務所は雇用が流動的な業界なので、転職活動をすることに不安はそれ程ありません。

今後もこの業界では働き続けたいと思いますが、今回の経験を生かして、次は家族経営ではなくきちんと経営が安定しているもう少し大きな事業所(例えば弁護士法人等)で、英語を使う業務に挑戦したいと思っています。

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