私の転職体験談:サービス接客業を続けて十数年。上司から何度も「辞めるか」と言われて。
転職前
- 職業
- サービス業
- 職種
- 接客
- 従業員規模
- 35名
- 年収
- 400万円
転職後
- 職業
- サービス業
- 職種
- 接客
- 従業員規模
- 25名
- 年収
- 400万円
目次
TOTOさんの転職ストーリー
1これまでの私
「まだ若いのだから、やり直してみたら」と言われ続けた20代。
今までずっと、接客業で働いてました。転職も、何回か経験しました。
参考:接客業(飲食系)の主な仕事内容
仕事内容 | 説明 |
---|---|
接客対応 | お客様を席まで案内し、メニューの説明や注文を受けます。 |
料理提供 | 調理された料理をキッチンからテーブルまで運び、お客様に提供します。 |
会計処理 | レジでの支払い対応を行い、正確に会計を処理します。 |
テーブル清掃 | お客様が退店した後、テーブルや座席を清掃し、次のお客様のために準備します。 |
予約管理 | 電話やオンラインでの予約を受け付け、予約情報を正確に記録します。 |
顧客対応 | お客様からの質問や要望に対応し、必要に応じて解決策を提供します。 |
仕事は一生懸命してきました。
ですが、職場になじめなかったり、仕事内容が合っていなかったり、ミスを連発したりと悪いことが重なって、その都度、職場の上司から
- 上司
-
「君はウチに合っていないのではないかね。まだ若いのだからやり直してみたら。」
というようなことを言われてきました。
転職を重ねるごとに、在籍する期間は伸びてはいきましたが、同じ境遇に陥ることが何度もありました。
家族構成は、両親との3人暮らしです。
要領が悪い点や、思い込んだり考え過ぎたりする点が災いしてか、結婚は出来ていません。
今は、独身で人生をやり通す覚悟を決めています。
大学時代に抱いていた、「良い職場に入って、結婚して、子供を育てながら幸せな家庭を築く」という望みは遠のきました。
ですが、「今をしっかり生き抜いて、後悔の無い人生を送りたい」という気持ちは逆に強くなってきています。
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2転職のきっかけ
上司から、「君はこの職場に向いていない」とはっきりと言われて。
36歳の頃でした。
その前から予兆はありました。
例えば、お客様とのトラブルが絶えない、コミュニケーションが上手く取れない、社内でも浮いた存在になった、表情が段々暗くなっていると指摘されたなど。
特に、「表情が暗い」と他のひとたちから指摘を受けるようになって。
ある日上司同席のもと社長から呼び出され、
- 社長
-
「君一人のせいで業績が悪くなり会社が傾いても困る。他の従業員やその家族にも迷惑がかかる。君自身も毎日ここに来るのはつらいだろう。
──はっきり言おう。君はこの職場には向いていない。まだやり直せる年齢だから、思い切って方向転換してみたらどうだ。」
と言われました。
一生懸命やってきているのは理解されていたようですが、お客様との不協和音が多いとも言われました。
私は、退職することにしました。
正直、相当落ち込みました。
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3転職中
ハローワークでの転職活動。そして、転職先が決まって。
退職手続きを取りにハローワークに出向くと
- ハローワークの
スタッフ -
「面接の受け方や履歴書、職務経歴書の書き方について随時講習を行っているのでどうですか?」
との案内を受け参加しました。
その時に担当してくださった職員が、そのまま私の再就職支援員として就いてくださりました。
参考:「再就職支援員」とは
役割 |
ハローワークの再就職支援員は、求職者の就職活動をサポートする役割を担います。 求職者のニーズに応じて、適切な助言や情報を提供し、就職に向けた具体的なステップを支援します。 |
---|---|
主な仕事内容 |
|
参考サイト | ハロートレーニング|厚生労働省 |
以後、私は再就職出来るまで定期的にその人のもとへ足を運ぶようになりました。
自分の棚卸や模擬面接などもしっかりしてくださり、今までやってきた仕事と同じ方がいいというアドバイスもしていただいたりと、とても頼もしかったです。
同時進行で何社か求人に応募し、結果、約2ヵ月で再就職が決まりました。
ただ、そこに行きつくまでは、書類選考や面接で落とされることも、とても多かったです。
面接では退職理由やこれまでの転職の多さについて不審がられることも多々ありました。
再就職が決まった時も、再就職支援員の方から、
- 再就職支援の方
-
「次退職したらもう無いよ。」
と、厳しいお言葉もいただきました。
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4転職後
年下の上司や先輩に囲まれて。
新しい職場は、前の会社と同じサービス業でしたので、慣れるのは早かったです。
ですが、たまに前職で注意されたことと同じことを指摘されることもあり、その度に苦しい気持ちになります。
そして、30代後半以後の再就職がいかに厳しいものかを、あらためて思い知らされました。
今までは上司や先輩は年上が当たり前だったのですが、ここで初めて年下の上司や先輩に囲まれて仕事をすることになりました。
しかも、相手は明らかに気を遣ってきているのが伝わってきて。
こちらも「変にミスが出来ない」という緊張感が生まれるきっかけにはなりましたが、何かギスギスしながら仕事を進めていっている感じがするのです。──居心地の悪さと言った方が良いかもしれません。
それでも、転職の際に再就職支援員の方から言われた「今度つまずいたら、次はない」という言葉が、定期的に私の頭をよぎります。
つまりは、ここでまだまだ頑張っていくしかないのでしょう。
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5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うことは「同じことを繰り返さないこと」。
転職をして新しい職場に入ったから見えてきたものなのか、もしくは薄々と自覚していたのか、定かではありませんが、ひとつ気付けたことがあります。
それは、「私は壁にぶち当たった時、周囲に相談せずに進めてしまう」こと。そして、一人で無理してしまい、結果どうにもならなくなって余計に周りに迷惑をかけてしまうのです。
この癖を直さない限りは、今の厳しい状況から本当に抜け出すことは出来ないのかもしれません。
私はこれまで、その時々の上司から「辞めるか」と言われてきました。
また、そこで私は「辞めます」と言い続けました。
相手が私にとって辞めてほしいと思っているから、私はそれに応える。──とてもシンプルで、簡単なことです。
ですが、その後はとても厳しい道が待ち構えているのです。かつそれは、年齢を重ねるごとに顕著となることも、身をもって分かりました。
「同じことを繰り返さないこと」──今は、これがとても大切だと思っています。
仕事での過ちもそうですし、転職においても同様です。
時の流れと、そして私の年齢は、どんどん進み、経過していきます。
歳相応の幸せな人生を歩んでいく為に、そして過去の過ちを繰り返さないように、これから私自身は、成長し、変わっていく努力をすべきなのでしょう。
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