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旅行代理店からメーカー営業に。そして、東京から愛媛にIターン転職した私|転職体験談

転職前

BEFORE
職業
旅行代理店
職種
営業
従業員規模
50人
年収
400万円

転職後

AFTER
職業
メーカー
職種
営業
従業員規模
1,500人
年収
400万円

目次

みーちゃんワールドさんの転職ストーリー

1これまでの私

私にとって、「英語を話せる」ということは。

イメージ図:私にとって、「英語を話せる」ということは。

学生時代から英語の習得に力を入れてきました。

中学生の頃から洋画にハマっていて、よく友人と「英語が話せると、何だかカッコイイよな」「ぜったいモテるよな」と話していたものです。

両親はあまり勉強をしてこなかったようで、そのことから色々と苦労してきたと聞かされていて。

父親

「人生の唯一の後悔は、もっと勉強をしておけば良かったことだよ」

──そんな親のぼやきを度々聞かされてきたという背景もあって、私は英語だけはしっかり勉強しようと思っていました。

高校生になってからもその意識は持ち続けて、大学も英語を専科にして受験しました。

大学に入学してからは、私と同じように「英語を学び続けよう」という意志を持った人たちがたくさんいることに驚きました。

いちばん影響を受けたのは、ある英語クラスの先生の言葉です。

先生

「私が英語を勉強している理由は、世界平和のためである」

初めて聴いたときは、

(……え?──何言ってるの、この人?)

という感じでしたが、その先生の話をその後も聴いているうちに真剣にそう思っていることが伝わってきて、そしてその想いに共感すらも持つようになって。

私も、世界平和とまではいかないまでも「世界の人々のために、英語を使った仕事がしたい」と思うようになったのです。

その後1年間オーストラリアへ留学して、その想いはさらに強くなりました。
そして大学卒業後は、英語が活かせる仕事ということで、(あと私は旅行が好きだったこともあり)旅行代理店に就職することになりました。

旅行代理店とは

旅行代理店は、顧客に対して旅行に関するサービスを提供する企業で、航空券や宿泊施設、ツアーの手配をはじめ、旅行保険やレンタカーの手配、観光情報の提供など、旅行に必要な幅広いサービスを提供します。

旅行代理店の営業職の仕事内容

仕事内容 説明
顧客ニーズのヒアリング 顧客の旅行目的や希望を詳しくヒアリングし、それに基づいた旅行プランを提案します。
旅行プランの提案・販売 顧客のニーズに合わせて、最適な旅行プランを提案し、航空券や宿泊施設、ツアーの手配を行います。
予約・手配業務 航空券、宿泊施設、レンタカー、現地ツアーなどの予約・手配を担当します。
アフターサポート 旅行中に発生したトラブルへの対応や、旅程変更などのサポートを提供します。
新規顧客の開拓 法人や団体旅行の新規顧客を開拓し、営業活動を通じて顧客基盤を拡大します。

転職前までの約4年間、私はそこで仕事を続けました。

2転職のきっかけ

コロナ渦をきっかけに、今後の人生を考えるようになって。

イメージ図:コロナ渦をきっかけに、今後の人生を考えるようになって。

2019年に結婚をして、妻と東京での新生活を開始しました。

妻も私も関西出身でしたので、「いつかは地元に戻りたいね」ということを良く話しました。
子どもができた際、両親に頼ることもできませんし、何かあって帰省するにもお金と時間がかかるからです。──ですが、特に何か行動を起こすこともありませんでした。夫婦ともに仕事が忙しく、それどころではなかったのです。

その1年後(2020年)に、新型コロナウイルスの感染拡大があって。
私の会社は大きな打撃を受けてしまいました。

私は在宅勤務になり、妻も時を同じくして家で仕事をするようになりました。
日中一緒にいる時間が増えて、ちょっとした会話の量も増えて。

この頃、多くの人たちがそうであったように、妻も私も不安な気持ちでいっぱいでした。
コロナ感染のこと、両親のこと、そしてこれから産まれる子供のこと──。

そして、自然と「これからどうしようか」という、今後のことについて話し合う機会も多くなっていきました。

しばらくして、私たちは「関西に引っ越したほうが良いだろう」という結論に至りました。

3転職活動中

英語力が評価され、メーカーの営業に転職。

イメージ図:英語力が評価され、メーカーの営業に転職。

転職活動は、思ったよりスムーズに進みました。

理由は、現職が完全在宅(リモート)勤務になっていたからです。在宅とは言っても、当時、前職の会社は取引先も少なくなってきている状況だったので、私が抱えている仕事も多くはありませんでした。

そのため、どこで何をしているか上司に詮索されることもなく、空いた時間を利用して求人探しや応募ができて、何回かは有給を使って関西方面に面接へも行きました。

私は主に、dodaからのサポートを受けて転職活動を行いました。
そこで出会った担当者の方がたまたま同い年、かつ地元も同じということもあって親近感が湧いたのを覚えています。
エージェントとしても優秀な方で、しっかりと希望条件や悩みも聞いてくださり、私のためを思った企業を紹介してくれていると感じていて。電話やメールのレスポンスも早く、困った時はすぐに解決してくれました。

そして、紹介いただいたいくつかの企業の中から、メーカー営業に転職できました。
営業とはいえ、未経験の業界に転職できたのは、現職の仕事が海外のお客様とのやり取りが多く、これまで培ってきた英語力が買われたからではないかと思っています。

当初は大阪など関西地方で仕事を探していたのですが、思うような求人が見つからず、結果的には関西とも近い愛媛県への転職になりました。

メーカー営業とは

メーカー営業は、自社が製造する製品を顧客に提案・販売し、顧客のニーズに応じたソリューションを提供する営業職です。顧客との関係構築や製品の提案・販売、アフターサポートを通じて、顧客満足度を高め、長期的な取引関係を築くことが求められます。

メーカー営業の主な仕事内容

仕事内容 説明
製品の提案・販売 顧客のニーズに応じて、自社製品を提案し、契約を結びます。顧客の課題を解決するための最適なソリューションを提供します。
顧客との関係構築 既存顧客との関係を維持し、新規顧客の開拓を行います。定期的な訪問やコミュニケーションを通じて、信頼関係を築きます。
市場動向の調査 業界や市場の動向を調査し、製品の改良や新製品の開発に役立てます。競合他社の動向も把握します。
アフターサポート 製品導入後のサポートを提供し、顧客が製品を最大限に活用できるよう支援します。トラブル発生時の対応も含まれます。
製品開発へのフィードバック 顧客からのフィードバックを製品開発部門に伝え、製品の改良や新製品開発に反映させます。

4転職後

東京から愛媛への、Iターン転職。

イメージ図:東京から愛媛への、Iターン転職。

愛媛での暮らしと仕事で、慣れない環境で苦労するだろうと思っていましたが、職場のほうは前の職場と比べてフラットな印象があって、馴染みやすさを感じました。

入社初日に、同世代の先輩社員からは「同い年だからお互いタメ口でフラットにいこう」と言われました。
また、たまたま同じ業種から転職してきた人がいたり、教育係の方がとても丁寧に教えてくれる方だったりと、ラッキーなことも多かったです。

ただ、田舎ならではの生活に慣れない部分もありました。
たとえば、休日も会社付き合いのゴルフや飲み会があることです。一週間ずっと会社に行っているような感覚になることも少なくありませんでした。

また、休みの日に買い物へ出かけた時には、取引先の方と遇うこともしばしば。
都会では滅多にないことですが田舎ではよくあることらしく、うっかり気を抜けられないねと妻と話したものです。

5その後、どうなったか。

また、英語の知識が役立てるように。

イメージ図:また、英語の知識が役立てるように。

私は今回が初めての転職でしたが、少しばかり後悔していることがあります。それは、「入社前にしっかりと条件を確認しておけばよかった」ということです。

現職では、新人に半年間の試用期間が設けられているのですが、この期間は営業手当や家族手当など、一切の手当はつかないということを入社後の初めての給料日に知りました。

後に見返してみると、それは内定書にも書いてあったので、これは私の確認不足です。
「内定書には通り一辺倒のことしか書いていないだろう」などとは考えず、きちんと目を通しておくべきでした。

、可能であれば入社前に職場を見学できるといいでしょうね。
年齢だけではなく、職場の雰囲気なども、実際に身を持って感じることはとても大切だと思います。

◇ ◇ ◇

直近の目標としては、一日でも早く会社へ貢献できる人間になることです。

私は現在、海外営業の部署に所属しております。

今はコロナ渦で海外には行けませんが、落ち着いたら海外出張にも行くはずです。
その時に備えて、今のうちに改めて英語を勉強する、会社の製造品の知識をつけておくなど、やることはたくさんあります。

大学の時の先生がお話していたような「世界平和」にはまだまだ到底及びませんが、また英語をふんだんに役立てる環境に身を置けたらと思っています。

また、中途採用でも結果を残せるんだということを証明したいです。
現在の会社では中途採用組がなかなか結果を出せていないそうなので、「私が第一号になる!」というの気概を持って、頑張りたいと思います。

転職して早半年経ちましたが、まだまだわからないことばかりです。
ですが、失敗を恐れず、疑問に思ったことは都度確認をして、日々学ぶ姿勢を忘れないようにしたいです。

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