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はじめての転職で思ったことは「同じ職場で3年も我慢する必要はない」ということ。|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
金融機関
職種
一般事務
従業員規模
230名
年収
200万円

転職後

AFTER
職業
製造業
職種
一般事務
従業員規模
40名
年収
200万円

目次

茶田さんの転職ストーリー

1これまでの私

引っ込み思案で、インドア派の私。

イメージ図:受付で働く女性

私が転職したのは、今から5年前です。

転職前は、地元の金融機関で事務や窓口、支店内の現金管理といった仕事をしていました。

私の性格は、かなりの引っ込み思案でした。

学生の頃から、働くとしたら接客や営業よりも、黙々と事務仕事をすることに向いている自覚がありました。

ただ、接客の中でも不思議と電話対応だけは得意で、それだけは自慢できると感じていました。

家族構成は母と私、そして1匹の愛猫。

就職前は「資格を取得すること」が趣味で、日商簿記や電卓検定といった実務に役に立ちそうな検定から、ITパスポートなどの何に使うか良く分からない資格まで色々取得しました。

また、昔から絵描きと読書が好きで、家に帰ってからはそれらのインドア趣味を楽しむことを生きがいにしていました。

2転職のきっかけ

自分に合っていない、仕事をしている気がする。

イメージ図:仕事辞めたいと悩む女性

仕事は淡々とこなしていましたが、入社してからずっと、こう感じていました。

(自分に合っていない仕事をしている気がする…)

当時の職場は「金融機関一般事務」の募集でした。
そのため、事務職希望だった私は職場をそこに決めたのです。

しかし、実際に担当したのは、ほとんどが窓口での接客業務。

「これはほぼ営業の仕事だよね?」というような仕事も多く、話が違うではないかという気持ちがずっとありました。

また、 職場の人間関係も悪かったんですよね。

私が配属された支店では、学生同士のいじめのようなことも行われていました。
だから、「早くこの会社を抜け出したい」とずっと思っていました。

つまり、入社したての頃から私は「辞めたい」と思っていた。

でもそれをすぐ実行しなかったのは、親や周りから「最低でも3年はがんばれ」とよく言われていたからです。

──人にそう言われたからそうする。あまり主体性のない考え方かもしれませんが、この時期の子って、みんなそう思うのではないでしょうか。

右も左もわからない社会人生活。自分が正しいのか間違っているのかもわからない。だから、ひとまずは周りの人の意見を聞こう──と。

3転職活動中

25歳、はじめての転職活動。

イメージ図:インターネット検索

就職して、3年が経ちました。

その間、色んなことがありました。

楽しいこともありましたが、ストレスで身体を壊してしまったり──。

とにかく、3年が経った今、私は迷いなく「転職しよう」と思いました。

はじめての転職活動でしたので、とにかく何をどうすればいいかもわからなかった。

だから、まずはそこから抜け出そうと、インターネットでたくさん調べました。

少しずつ、転職の方法や手順などが分かってきて、ここで私はようやく、「転職する」ということが自分の中で現実味を帯びてきました。

求人探しの手段も主にインターネットです。

とくにハローワークインターネットサービスを利用しました。

ハローワークインターネットサービスとは

ハローワークインターネットサービスでは、全国各地のハローワークが持っている求人情報の一部を参照し、応募できるサービスです。

転職サイトやエージェントを使わなかった理由は、ハローワークが一番信用できるサービスだと思ったからです。

それと、掲載内容がシンプルなので会社同士の比較がしやすいと感じました。

応募した会社は10件ほどです。
その中で製造業の一般事務の会社から採用通知を頂けて、私はそこを次の職場に選びました。

4転職後

新しい職場で、待ち受けていた状況は。

イメージ図:笑顔のある職場

転職してまず驚いたのが、人間関係の風通しのよさでした。

入社して最初に感じた印象が、「ずいぶん皆、あっけらかんと大口を開けて会話をしているんだな」ということ。
それと比べて前職の職場は毎日がお通夜のようでした(これは、前職が金融業というお堅い分野で、かつ窓口業務もあったからなのでしょうけど)。

それと嬉しかったのは、「褒められる」こと。

前職で当たり前にやっていた仕事をこなすだけでも、

上司

「まだ入ったばかりなのに早いね!優秀!」

と声をかけられました。

初めはビクビクしていた私も、だんだんと自己肯定感が高まり、仕事に対する熱意も増していきました。

職場はまだ創立して5年の、新しい会社でした。
それもあって、あらゆるルールや規定、書類のひな形にいたるまで、ほとんど何もない状態でした(これは最初の頃、ちょっとショックでした)。

ですが、同時期に入った同僚たちと、ああいでもないこうでもないと悩みやながら、1からルールを作っていくのも楽しく、新鮮でした。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

イメージ図:女性のデスク

先にお伝えした通り、私は前職に入社してすぐに「転職したい」と思って、それから3年間我慢し続けました。

しかし、その結果、体を壊してしまった。

その時の影響は、転職して5年経った今でも抜けていません。むしろ、抜けたと思ったら悪化しての繰り返しで、今はちょうど悪化している最中。

せっかく良い職場に巡り会えたのに、万全の体調で働くことができず、申し訳ない気持ちです。

「3年間、同じ場所で耐え抜く」ことは、私にとっては誤った選択だったのです。
それよりも、自分の心と体を大切にすべきでした。

誰もが、色んなことを言います。
それは決して悪意あるものではなく、私のことを想って言ってくれている。
だけど、それに沿うかどうかは、自分で決めなくてはいけないんですよね。
そのためには、自分だけの判断軸を持つことが大切だということを学びました。

◇ ◇ ◇

現在の職場での過ごし方や仕事内容には、おおむね満足しています。

しかし、体調面の不調から、どうしても人と同じサイクルで働くことができません。

なので、まず第一に体調面の心配がいらないような健康体を手に入れること。それを目標にして努力しています。

健康面に心配がいらない体で、仕事にも趣味にも全力で打ち込むことが、私の理想とする未来像です。

そのために、できる時にできる範囲で体を動かし、ほんの少しずつでも内側から体を強くできるよう努めています。

そして、万が一健康体を手に入れることが難しいようであれば、在宅ワークで生計を立てることも視野に入れています。

そのためにはやはり相応の知識がなければいけないので、在宅ワークや自営業に関する勉強に少しずつ取り組みたいと考えています。

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