IT業界でくすぶっていた私が「たった1週間で転職成功」した話|転職体験談
転職前
- 職業
- IT業界
- 職種
- エンジニア
- 従業員規模
- 150
- 年収
- 300万円
転職後
- 職業
- IT業界
- 職種
- エンジニア
- 従業員規模
- 50
- 年収
- 460万円
目次
ぽまさんの転職ストーリー
1これまでの私
いつでも、自分らしく。動物に囲まれたエンジニアの日常

私は当時、ベンチャー企業でインフラエンジニアとして3年ほど働いていました。創業間もない企業だったこともあり、社員同士の距離が近く、自由で柔軟な雰囲気が特徴でした。
自分自身はというと、典型的な「思い立ったらすぐ行動」タイプ。何かに興味を持ったらまず調べて、面白そうだと思えば迷わず飛び込みます。逆に、飽きるのも早いと自覚しているため「動けるうちに動いておこう」というのが私の信条です。
プライベートでは、夫と二人で暮らしながら、動物に囲まれた生活を楽しんでいます。ずっと憧れていた“多種多様な動物と暮らす日々”を実現し、犬やハムスター、爬虫類など、愛すべき小さな家族と過ごす時間が何よりの癒しです。
仕事と生活、そのどちらも「自分らしくあること」を大切にしてきました。
2転職のきっかけ
「それって正しい?」価値観のズレに気づいたあの日

創業期から働いていた会社でしたが、設立4年を迎えるタイミングで体制の見直しが行われることになりました。これまで全員がフラットな関係で働いていましたが、新たに役職や部署が設けられ、また「人事部門」も設置されることが決まりました。
ちょうどその頃、「もっと会社に貢献できることを探したい」と感じていた私は、人事部門の担当者が研修を通じて選考されると聞き、自ら積極的にその研修に参加しました。
しかし後日、その研修は実際の選考とは無関係であり、人事担当者は最初から社長によって内々に決められていた、いわば出来レースだったという事実を知りました。
さらに、その人事担当者が選ばれた基準も、「業務後の食事会にどれだけ参加しているか」「休日イベントに積極的かどうか」といった、仕事とは無関係なものだったのです。
以前から「なんかちょっと価値観が違うかも…」と感じることがありましたが、今回に限っては失望以外の何者でもありませんでした。
家庭を大切にしながら働いていた私には社長の価値観は受け入れがたく、「ここに自分の居場所はない」と感じ、転職を決意しました。
3転職活動中
たった1週間で3社内定。自分の市場価値に自信

思い立ったその日のうちに転職サイトに登録し、すぐに面接対策にも着手しました。
前職では客先常駐型の業務をしていたため、面接も含めコミュニケーションへの苦手意識はありませんでした。余計な不安がなかった分、自分の強みや志望動機を一貫して話せるよう、しっかりと準備することに集中できました。
結果、転職活動にかかった期間はわずか1週間。3社のWEB面接を受け、そのすべてから即日内定をいただきました。
中でも第一志望だった企業の内定を承諾し、他社の面接は辞退したのですが、そのうち一つの企業からは「また機会があれば、ぜひうちへ」と、ありがたいお言葉をいただきました。
あわせて読みたい
-
- 市場価値を高めるには?今すぐできる3つの方法と転職成功例
- 「市場価値とは、どういう意味か?」と聞かれて、自信をもって答えられる人はそれほど多くないのではないでしょうか。市場価の意味と高め方について、詳しく解説していきます。...
利用したサービスは、「エン転職」です。自分でも検索条件を決めて求人探しをしていましたが、それだけでは自分に合う企業が分かりませんでした。
スカウト機能を活用したことで企業間とのミスマッチを防げたうえ、自分の市場価値を客観視することができました。
あわせて読みたい
-
- 企業からのオファー・スカウトメールが欲しい!という方のおすすめ転職サイト4点
- 「転職サービスに登録したけど、企業オファーやスカウトが来ない…」と悩んでいる人向けに、企業からオファー・スカウトを効率的にもらえるやり方、そしてその際のおすすめ転職サイトを紹介します。 ...
4転職後
全て「オンライン完結」でも不安なくスタートできた理由

転職先も同じIT業界で、職種も引き続きエンジニア職。ただ、働き方は大きく変わりました。
すべてのやり取りがメールやチャットで完結し、対面での出社は基本的になし。そのため、入社日と同時にプロジェクトに参加する点は、少し不安を感じていました。
幸い、同じ日に別の会社からもエンジニアが数名参画しており、皆で同じチームに配属されました。私の担当は、過去に経験のあるサーバ構築。担当領域がはっきりしていたおかげで、スムーズに業務に入ることができました。
エンジニア同士は基本的にドライな関係ですが、それがかえって心地よく、必要以上に気を遣わなくて済むのはありがたいです。以前の職場では、サポートのないまま無理な量のタスクを振られたり、教える気のない指導に悩まされた経験もあります。
今の現場では、リーダーが丁寧に進行の意図を説明してくれるため、見通しが立てやすく、安心して仕事に取り組めています。
あわせて読みたい
-
- ITエンジニアのテレワーク転職完全ガイド|リモートOKの職場選びと成功の秘訣
- 働き方改革やコロナ禍に伴い、フルリモートで働くITエンジニアも増えています。しかし、誰もがフルリモートに向いているわけではありません。ITエンジニアのフルリモートのメリット・デメリットについて解説します。...
5その後、どうなったか。
「違和感があれば外を見る」膨らむ未来と夢

新しい環境に馴染むのに時間はかかりませんでした。同じ日に現場に入った仲間がいたおかげで、不安も軽減され、前向きにスタートが切れました。
何よりも前職で感じていた「もやもや」がなくなり「この選択で間違っていなかった」と思えるようになったのが、大きな変化です。あのまま前の会社に残っていたら「こんなものか」と自分に言い聞かせ続けていたかもしれません。そう考えると、ゾッとします。
今の職場が副業OKなので、今後はライティングやデザイン、さらにはPythonなどの開発分野にもチャレンジしてみたいと考えています。インフラエンジニアとしての専門性を深めつつ、開発スキルは“引き出しの一つ”として磨いていく方針です。
実生活では、10年以内に沖縄に別荘を持つという夢があります。夢に向かって学ぶことを止めず、経験を積みながら収入アップを目指していきたいと思っています。そして、これからも「自分らしくあること」を追求し続けていきます。
「少しでも違和感を覚えたら、外を見てみる」
それが、私が転職を通して得た一番の気づきでした。