「好きなことを仕事にしたい」アパレル販売員からECサイト運営に転職して|私の転職体験談
転職前
- 職業
- アパレル
- 職種
- 販売員
- 従業員規模
- 500人程度
- 年収
- 200万円
転職後
- 職業
- アパレルECサイト運営
- 職種
- Webディレクター・プランナー
- 従業員規模
- 300人程度
- 年収
- 300万円
目次
たきさんの転職ストーリー
1これまでの私
「好きなことを仕事にしたい…!」と思い、アパレル業界へ。
2015年に都内の一般大学を卒業しました。
経済学科だったので銀行や証券など金融業界に就職する友人が多い中、私は
- 私
-
「好きなことを仕事にしたい…!」
という気持ちがとても強くて。
肩身が狭く長かった就職活動を経て、晴れてアパレル業界に就職できました。
私は中学生の頃からファッションに関心を持っており、将来はファッションの勉強がしたいと思っていました。
しかし、高校3年の進路選択の際、両親に
- 親
-
「大学までは普通に勉強しなさい。その後は好きにやっていいから」
と説得され、都内の一般大学へと進学しました。
大学4年間は毎日好きな服を着ておしゃれを楽しみ、放課後や休日は好きだったアパレルブランドにてアルバイトをして充実した学生生活を送っていました。
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2転職のきっかけ
1年経って、「…もう無理、耐えられない」となって。
就職先のブランドは特に好きだった訳ではありませんでしたが、アパレル業界で急成長している注目企業だったので、内定を頂いたときは本当に喜びを感じました。
アルバイトもしていたので、今までの経験を強みにして毎日業務に励みました。
ですが、当然ながらアルバイトと社員の仕事は異なります。
それに、私が想像していた以上に社員の仕事は過酷でした。
毎日当たり前のような残業が課せられるうえ、残業代は固定で長く働いても給与は一切増えませんでした。
また、最初の3ヵ月はまともな休みが貰えず、丸1日休みが頂けるのが1ヵ月に2,3日程度で。
アルバイトも若い子が多く、少し注意するだけですぐ無断欠勤したり、急なシフト変更が多く、そしてそれをカバーするのが全て私です。
- 私
-
(まあ、仕事なんてそんなもんだよね…)
はじめはそんな気持ちもあって…というか、自分にそう言い聞かせ働き続けていたのですが、段々とストレスが溜まっていってしまって。
就職して1年後には、
- 私
-
(…もう無理、耐えられない)
と思い、私は転職を決意しました。
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3転職活動中
転職先の求人探しは、自分でネットで調べて。
転職活動は在職中に行いました。
シフト制のためまとまった休みもとれず、もちろん土日は休めないので、まずはマイナビ転職やIndeedなどの転職サイトに登録をしました。
プロフィールや経歴などの必要な情報を入力し、驚いたのはすぐさまに大量のスカウトメールと転職エージェントからの面談予約電話の嵐があったこと。
スカウトの中には希望職種以外の全く関係のない企業からも届いていたりしたので、
- 私
-
(こんな候補の中で、本当に転職先を選んでよいのだろうか…)
と感じてしまいました。
それで、段々と自分で求人企業を探すようになっていって。
最初のうちは帰宅後や休憩中にサイト内で企業を検索していましたが、情報量の多さで結局どれがいいのかわからず、最終的には自分自身で既に知っている名前の企業や、googleなどで調べてヒットした企業の求人ページから応募するようにしていきました。
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4転職後
新しい職場は、アパレルECサイトの運営会社。
普段ZOZOTOWNなどのファッション通販サイトをよく利用することから、
- 私
-
(アパレル商品を取り扱うECサイトを運営する企業も良いかもしれない…)
と思い始めて。それで、たまたま見ていた企業が求人を出していて、応募したところ運よく転職できました。
転職先の職場は今までの環境と本当に正反対でした。
土日祝休みはもちろんのこと、有給休暇も自由に取得できる、まさにホワイトな企業でした。
周りで働く上司も30代以降と年上が多く、大人の落ち着いた雰囲気でした。
また、よっぽどのことがない限り残業がないため、ほとんど毎日19時に退勤できます。──これはありがたかったです。
仕事後はフィットネスにジムに行ったり、学生時代の友人とご飯に行ったりと、店舗時代には考えられないほどの仕事もプライベートも充実した生活を送れるようになりました。
参考:アパレル業界の販売職とECサイト運営の仕事比較
特徴 | 販売職 | ECサイト運営 |
---|---|---|
仕事内容 | 店舗での商品販売、顧客サービス、在庫管理 | ウェブサイトの管理、オンラインマーケティング、商品掲載 |
求められる知識・スキル | 商品知識、顧客対応スキル、販売促進 | デジタルマーケティング、データ分析、ウェブデザイン技術 |
主なキャリアパス | 店長やエリアマネージャーへの昇進 | ECマネージャー、マーケティングディレクターへの昇進 |
5その後、どうなったか。
インターネットの世界で、アパレル商品を広めていくこと
今回の転職で、気付けたことですか?
──そうですね、通販(EC)と店頭では形は違えど、結局は同じ「接客販売」だということです。
ECサイトでは店頭販売と異なり、目の前でお客様に接客できません。
ですので、魅力を伝える商品説明文をはじめ、商品サイズ、商品画像など、その商品を売るために限られた画面上でいかに魅力を伝えるかが重要となります。
例えば、店舗では場所の大きさによって展開できる商品が限られてしまううえ、お客様も店舗に来られる方に限定されてしまいます。
ですが、EC上ではいくらでも商品を出品でき、世界中の方々に購入して頂けます。
インターネットの間口の広さと誰もがアクセスできる利便さは、これまで店舗販売しか経験していない私からすると、とても大きなカルチャーショックでした。
また、自分自身が仕上げた商品ページが「これだけ多くの方々が閲覧し、購入して頂けている」と思えたときに、とても大きなやりがいを感じられます。
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◇ ◇ ◇
今意識していることは、「商品を掲載する際のクオリティ向上」です。
近年、EC市場は大きく伸びており、出店するブランド様も日々増え続けています。
その膨大な商品数の中で自分たちの商品を選んで頂ける鍵となるのが、「商品の魅力的な掲載方法」だと考えています。
長々と商品コメントで伝えるより、視覚ですぐにその商品の魅力が伝わるような紹介──それがとても大切だと思っています。
そのため、普段から多くの商品画像を見て参考にしたり、こうしたほうが良いのではないかと自分で考えて実践するようにしています。
また、プライベートでもデジタル一眼カメラを購入しました。
様々な写真を撮ることでカメラマンとしての撮影スキルを向上させたいな、と思いまして。
将来的には、多くの方に「この商品の掲載の仕方はすごい!」と思っていただけるような魅力あふれる情報を提供できるようになりたいですね。
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