アパレル・ファッション業界に転職したい!未経験から目指せる職種と必要なスキル
[最終更新日]2024/12/05
「未経験だけど、アパレル・ファッション業界に転職したい」と思っている人は多くいるでしょう。
華やかでスタイリッシュなイメージも手伝い、変わらずの人気があるアパレル業界。
目次
1)アパレル業界は未経験から転職できる?
結論から言うと、未経験からアパレル業界への転職は可能です。
アパレル系人材紹介の大手「iDA」では、2024年12月時点で保有求人約1.5万件のうち約8,000件が未経験歓迎の求人となっています(※派遣・パートなど含む)。
未経験歓迎の募集職種でもっとも多いのは販売職で、そのほか商品企画、生産管理、販促(マーケーティング)、営業、カスタマーサービスなどの求人もあります。
未経験からのアパレル転職について|大手アパレル企業勤務Aさん(マネジャー)
- Aさん
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別業種から未経験でアパレルに転職する人は多いです。
顧客目線がしっかりあって、それプラスで何か一つ専門性があったら、選考で有利に進むことも多いでしょう。
アパレル業界は「経験者優遇」のイメージが強いかもしれませんが、実際のところ服飾の専門学校を出ている人なんて少数派です。
つまり、アパレルに関する知識について、ほとんどの人は素人同然で入社してきているんです。だから、大切なのはそこじゃない。「お客様とどれだけ向き合えるか、そして、そのうえで自分の専門性を発揮できるか」それが大切です。
上のアパレルブランド勤務Aさんのコメントにある通り、未経験からアパレルの仕事に就いた人は少なくないのです。
2)未経験・異業種の人が知っておきたいアパレルのお仕事
アパレルというと、販売やデザインの仕事がまず思い浮かぶかと思いますが、現在においてはWebマーケティングやECコンテンツ制作など、求められる仕事の幅の広がりが出てきています。
そこで、まずはアパレル業界での代表的な仕事について見ていきましょう。
アパレル業界の代表的な職種・仕事
販売
その名の通り、ショップにおいてお客様に商品の販売をしていくお仕事です。
もちろんそれだけではなく、店内の商品管理や発注、在庫管理、清掃なども行います。店長クラスになると収支計算やアルバイトの人員管理をする場合もあります。
アパレルの販売業務に必要な知識・スキル
知識・スキル | 活かされ方 |
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業界知識 | アパレル業界のトレンドや競合状況を把握することで、最新のファッション動向を顧客に提案でき、販売促進につながる。 |
商品知識 | 各商品の特徴や素材、サイズ展開などを理解していることで、顧客のニーズに合った商品を適切に提案し、満足度を高める。 |
コミュニケーション力 | 顧客との良好な関係を築き、ニーズを正確に把握することで、効果的な販売促進を行い、リピーターを増やすことができる。 |
業務遂行力 | 在庫管理や発注、店内の清掃など、日常業務を効率的に遂行することで、店舗運営を円滑に行い、顧客満足度を向上させる。 |
マネジメント力(店長の場合) | 店舗スタッフの管理や指導、シフト調整を行うことで、チーム全体のパフォーマンスを向上させ、店舗の売上目標を達成する。 |
会計の知識(店長の場合) | 収支計算や売上管理を正確に行うことで、店舗の経営状態を把握し、効果的な経営戦略を立てることができる。 |
商品企画
アパレルの新商品を企画して、提案する仕事です。単に自分が良いと思ったものを企画するのではなく、市場調査やトレンド、消費者のニーズを踏まえ、シーズン毎のコンセプトなどを考慮しながらプランを練っていき来ます。
イメージ・コンセプト・デザインから、生地の素材、生産量、予算、販売計画まで、業務で携わる範囲が多岐にわたるのが特徴です。
アパレルの商品企画業務に必要なスキル
知識・スキル | 活かされ方 |
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業界知識 | アパレル業界のトレンドや市場動向を把握することで、消費者のニーズに合った魅力的な商品を企画することができる。 |
企画力 | 消費者のニーズやトレンドを踏まえた商品コンセプトを創造し、具体的な商品として形にする能力。斬新なアイデアを具現化することで競争力を高める。 |
情報収集力 | 市場調査や競合分析、消費者のフィードバックを効果的に収集し、データに基づいた企画を行うことで、成功する商品を生み出す。 |
論理的思考 | 収集した情報やデータを基に、商品の企画や開発プロセスを論理的に分析・計画する能力。計画的で無駄のない商品開発を実現する。 |
業務遂行力 | 商品企画から生産、販売までの一連のプロセスを円滑に進める能力。スケジュール管理やタスクの優先順位付けを行い、効率的に業務を遂行する。 |
生産管理
商品を効率よく生産し、より多くの利益を生み出す為の仕組みを作る仕事を、生産管理といいます。
具体的な仕事内容としては、商品を生産する工場の発行ペースを計算して商品の生産量を管理すること、資材調達の際にコスト効果を見て調整するなどの業務があります。
アパレルの生産管理業務に必要なスキル
知識・スキル | 活かされ方 |
---|---|
商品知識 | 商品の特徴や素材、製造工程を理解することで、生産計画を立てやすくなり、品質管理も適切に行える。 |
サプライチェーンに関する知識 | サプライチェーン全体の流れを把握し、資材調達から製品出荷までのプロセスを効率的に管理することで、コスト削減と納期遵守を実現する。 |
論理的思考力 | 生産工程の問題点を論理的に分析し、効率化や改善策を導き出す。計画的かつ効果的に生産プロセスを最適化するために必要。 |
判断力・調整力 | 生産計画の変更やトラブル発生時に迅速かつ的確な判断を下し、各関係者との調整を行うことで、生産スケジュールを維持する。 |
コミュニケーション力 | 工場スタッフやサプライヤー、他部門との円滑なコミュニケーションを図り、情報共有や協力体制を強化することで、生産プロセス全体をスムーズに進行させる。 |
ECのプランニング・運用・Webマーケティング
近年においては、どのアパレルブランドも、インターネットを経由した販売、プロモーション(いわゆるEC、Webプロモーション)に力を入れるようになってきています。
そのため、自社商品販売サイトの企画・運用、Webプロモーション(広告宣伝)についての選任メンバーも必要とされています。
具体的な業務としては、自社サイトの企画、運営、Webプロモーションの予算策定、計画、実行などが当たります。
アパレルのECのプランニング・運用、Webマーケティング業務に必要な知識・スキル
知識・スキル | 活かされ方 |
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業界知識 | アパレル業界のトレンドや消費者の動向を把握することで、効果的なマーケティング戦略を立て、消費者のニーズに応える商品を提供できる。 |
商品知識 | 商品の特徴、素材、スタイルを理解することで、魅力的な商品説明を作成し、消費者に適切な情報を提供できる。 |
Webマーケティングの知識 | SEO、SEM、コンテンツマーケティング、ソーシャルメディアマーケティングなどの手法を駆使して、オンラインでの集客と販売促進を効果的に行える。 |
デジタル広告の運用スキル | Google広告やFacebook広告などのプラットフォームを効果的に運用し、ターゲットオーディエンスにリーチするためのキャンペーンを実行できる。 |
データ分析スキル | Google Analyticsなどのツールを使用して、ウェブサイトのパフォーマンスやキャンペーンの効果を分析し、戦略の改善に活かせる。 |
ECサイトの運営スキル | ECサイトの企画、運営、改善に関する知識を活かして、ユーザーフレンドリーなサイト運営と売上向上を図る。 |
コンテンツ制作スキル | 魅力的な商品説明やブログ記事を作成し、消費者に商品の価値を効果的に伝えることができる。 |
UX/UIデザインの知識 | ユーザーフレンドリーなサイトデザインを行い、消費者の使いやすさを向上させ、購買意欲を高める。 |
コミュニケーション力 | チーム内外の関係者と効果的にコミュニケーションを図り、情報共有や協力を円滑に進めることで、プロジェクトを成功に導く。 |
大手アパレルブランド勤務Aさん(マネジャークラス)のコメント
- Aさん
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アパレルは大抵原価率が25~30%。そこまで原価率の高いビジネスではありません。ですので、これまでは「どのような商品を企画して、生産していくか」というように、【生産】が肝でした。生産の企画や管理に携わる人のバイタリティがそのまま利益に帰ってくる──といった仕組みですね。
ですが、現代のブランドの乱立、インターネット販売の浸透、そしてユニクロなどのファストブランドの流行に伴い、戦略からマーケティング、ブランディング、そして販売に至るまで幅広い領域での活動が求められるようになってきています。
つまり、ひとえにアパレルと言っても、役割も多様で、働き方、活躍の仕方も様々です。過去にアパレル業務の経験がなかったという人でも、これまでの業務経験が役立てるケースも増えてきているんじゃないですかね。
このように、アパレル業界での働き方は、多様性が増してきています。
これまでアパレル業界に興味があっても、「その経験がなかったから…」と思っていた人も、自身のこれまでのご経験を糧に、チャレンジする価値は十分にあるでしょう。
3)アパレルでの業務では、どんな知識やスキルが必要?
ここからは、実際にアパレル業界に転職する人向けに、「アパレルでの業務では、一般的にどんな知識やスキル、スタンスが必要か」について説明します。
- アパレルと商品に対する想いと情熱
- 好奇心と行動力
- 「お客様目線」
アパレルと商品に対する想い・情熱は絶対的に必要
「アパレルでの業務に必要なもの」でまず言えることは、「商品に対する想いと情熱」です。
アパレルに転職したいと思うからには、ファッションについての興味・関心は人並み以上にお持ちのことでしょう。もちろん、アパレル業界で働いている人たちは当然ながらその思いを強く持っています。
老舗アパレルブランド勤務Bさん(幹部クラス)のコメント
- Bさん
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アパレルは、商品ありきです。その商品を思う気持ちがなければ、続けていくのは厳しいでしょうね。ファッションは、人が自分自身を表現する手段のひとつであり、それは自身の承認という意識にも繋がります。
つまり、人は衣服を選ぶのと合わせて、自身の生き方・ライフスタイルをデザインしているのです。ファッションというのはそれだけの影響力があって、大切なもの──その思いを持てる人が、アパレルに転職してほしいですね。
「やってみよう」という好奇心と行動力
サービスのインターネット化、UNIQLOやGU、H&Mといったファストファッションブランドの進出に伴い、アパレル業界は大きな過渡期を迎えています。
そのような時期に必要とされるのは、「やってみよう」という新しいチャレンジと、それを実行し続けられる行動力です。あと数年で、日本のアパレル業界は大きく再編されていくといわれている中、「これまでのやり方でやっていけば良い」というマインドの人はややミスマッチになるかもしれません。
新たな課題や未開拓の領域にも前向きに取り組めるための好奇心、行動力を持った人材が、アパレル業界で求められているのです。
常に「お客様目線」であること
アパレル業界に限らずといったところですが、「お客様目線」でいること。これもとても大切なスキル・スタンスです。
大手アパレルブランド勤務Aさん(マネジャークラス)のコメント
- Aさん
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アパレル業界では、新卒社員は大体販売から入ります。理由はこの業界は「顧客至上主義」で、まずは販売で顧客との向き合い方を学んでほしいから。そこで大体2~5年くらいは修行してもらいます。
ですが、転職者、中途採用者に関してはそこまで待ってられません。顧客意識をしっかり持ったうえで、更に求めているのは、その人が持っている「プロとしてのスキル」。マーケティングであったり、販売であったり、生産であったり、企画、デザインであったり。
つまり、顧客目線がしっかりあって、それプラスで何か一つ専門性があったら、行けると思います。
4)未経験からアパレル業界に転職する際に、準備しておきたい4つのポイント
ここからは、未経験からアパレルに転職する際の、準備しておきたい点についてお話していきましょう。
アパレル業界に転職するうえで、事前の準備が必要となるのは大きく以下の3つです。
1)様々なブランドの状況・取り組みを知っておくこと
まずは、現在のアパレル業界の動向、取り組みを知る上でもインターネット上の各アパレルブランドの情報はしっかりウォッチしておくようにしましょう。
業界全体のトレンドはもちろんのこと、各ブランドの戦略や方針についても、それら情報を見ていくうちにイメージもついてくるでしょう。
また、20代後半からアパレル業界に転職する人は、マーケティング業務に関わる可能性が高いでしょう。その際に、業界のトレンドや動向を知っておかないのは、大変なハンディキャップになりかねません。
2)自身の活躍領域をイメージしておくこと
アパレル業界で必要とされるスキルは、多岐にわたっていると説明しました。
となると、あなたがもしアパレル業界で働くとしたら、どのスキルを発揮していくと良いでしょうか。
企画力なのか、マネジメントスキルなのか、マーケティング力なのか、はたまたWebディレクションやWebライティングなのか──。
そのイメージを明確にしたうえで、転職先のブランド選定を行い、また面接にも望まれることをおすすめいたします。
3)ファッションを好きであり続けること
大手アパレルブランド勤務Aさん(マネジャークラス)のコメント
- Aさん
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今からアパレルに転職する人には、とにかくファッションを好きでいて欲しいですね。
少なくとも、服を自分で選んで、こだわって、買うようにしてほしい。店でもECでもいいから。面接でも聞きますよ。「最近服買いますか?」って。それで、「買わないですね」と言ってくる応募者は結構な確率で落としてます。もちろんその答えで落とすってわけじゃなくて、そういう人はやっぱりファッションに対する想いが見えてこない。そして、そういう人は結局、お客様の気持ちが完全にわからないんですよね。
アパレルは、どれだけお客様に寄り添えるかがすべてなので。
一般的に、人は年齢が上がるごとにファッションへの関心が薄れてくる傾向があります。
30代、40代でのアパレル転職を目指している人は、「ファッションを好きであり続けること」を特に意識しておくと良いでしょう。
4)アパレル業界への転職支援実績の豊富な転職エージェントを活用する
アパレル業界への転職の際は、求人の比較検討をしっかり行われることをおすすめします。
アパレル系の企業は非常に多くありますが、それら企業の殆どは従業員100名以下で、またそれぞれの企業によって文化・風土は大きく変わります。
ご自身の価値観とマッチするかの確認を慎重に進めるべきでしょう。
未経験でのアパレル転職の際は「なるべく多くの求人情報に触れ、比較しつつ進める」こと、および「転職エージェントからの専門的なサポートやアドバイスを得る」ことが大切です。
転職活動の際には、多くの人が「転職エージェント」を利用しています。
その主な理由は、国内の少なくない企業がハローワークや転職サイトではなく転職エージェントのみに「非公開求人」を出しているからです。
ですが、私たちが転職エージェントを利用する際は「求人を紹介してくれる人」としてではなく、「転職活動全般を相談できる人」として活用したほうがより効果的でしょう。
上記図で表す通り、「求人紹介」は転職エージェントが提供するサービスの一部でしかありません。
それ以外のサービス、例えばキャリアプランのアドバイス(キャリア相談)、書類添削、面接対策などの選考通過のためのサポートも受けることによって、転職成功の確度を高めていけるはずです。
ただし、転職エージェントは国内多くのサービスがあり、アパレル系企業の取扱数も大きく変わります。
アパレル系の求人が豊富で、あなたに合った転職エージェント(または担当アドバイザー)を見つけるためにも、はじめに2~3つのサービスに登録して、利用のしやすさやコミュニケーションの取りやすさを比較しておくことをおすすめします。
具体的な転職エージェントについては、次章で詳しく紹介しますので、自分に合いそうなサービスがないかチェックしてみてください。
5)アパレル業界への転職を目指す際の、おすすめの転職エージェント
未経験からアパレル業界を目指す際に利用すべき転職エージェントとは、「アパレル系の求人が豊富」でかつ「これまでの転職支援実績がある」サービスです。
また、転職エージェント毎に保有する求人の違いや担当者との相性がありますので、はじめに2~3つのサービスに登録して、利用のしやすさやコミュニケーションの取りやすさを比較しておくことをおすすめします。
iDA(アイディエー)
アパレル・ファッション系でほぼ全ての職種を扱う転職エージェント
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アパレル系の求人数 7,500件(2024年12月時点) 対応職種・業種 アパレル・ファッション系の全ての業種・職種 特徴 - アパレル・ファッション業界専門の転職エージェント
- 全国22カ所の拠点
- iDAの正社員として、ブランド企業の派遣先で働ける
対応エリア 全国 拠点 東京・大阪・北海道・宮城・新潟・埼玉・千葉・神奈川・静岡・愛知・京都・兵庫・広島・愛媛・福岡・鹿児島・沖縄
iDAの特徴と「おすすめポイント」
iDAは、アパレル・ファッション業界に特化した転職エージェントです。
人材紹介や人材派遣、人材育成など、ファッション業界に特化した人材ビジネスを20年以上行ってきました。
iDAの大きな特徴として、「全国22カ所の拠点を活かした、地域密着型のサポート」が挙げられます。
転職をサポートしてくれるコーディネーターは各エリア情報に詳しく、地域に密着した情報提供・サポートを受けられます。
iDAではアパレル・ファッション系で非常に豊富な職種の求人を取り揃えており、求人の数も豊富です。
職種 | 求人数(おおよそ) |
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販売 | 約5,200件 |
店長・副店長・SV・エリアマネージャー | 約300件 |
営業 | 約150件 |
バックヤード | 約300件 |
デザイナー・パタンナー | 約150件 |
MD・バイヤー | 約150件 |
※求人数は2024年12月時点のものです
雇用形態は正社員のほか派遣社員、アルバイトへの支援も行っており、幅広い雇用形態に対応しています。
また、iDAでは上記の働き方とは別に、iDAの正社員として派遣先ブランドで働ける「アンバサダー制度」があります。
派遣先ブランドへ就業後、その企業へ転職を目指す場合もiDAはサポートを行ってくれます。
参照元:iDA公式サイト
派遣社員・アルバイト・アンバサダー制度として就業する場合は、全国の宿泊施設やレジャー、保育園などを優待料金で利用できるなど、充実した福利厚生を利用できます。
iDAでは現在のスキルや経歴に不安がある方や、キャリアアップを目指す方に向けて、ファッション業界で働く際に必要なスキルを習得するための無料講座「iDA COLLEGE」というサービスも提供しています。
参照元:iDA公式サイト
年間4,000名以上が利用するスクールで、「これからアパレル業界でキャリアをスタートさせたい」「正社員としての経験が短い」という方も、こうしたスクールを利用して就業を目指せます。
クリーデンス
「パーソルキャリア」が運営するアパレル・ファッション業界専門の転職エージェント
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アパレル系の求人数 1,300件(2024年12月時点) 対応業種・職種 アパレル・ファッション系の全ての業種・職種 特徴 - アパレル・ファッション業界専門の転職エージェント
- 大手人材会社パーソルキャリアが運営
- 登録者数228,000名・求人企業数3,400社の実績
対応エリア 全国 拠点 東京・大阪・愛知
クリーデンスの特徴と「おすすめポイント」
クリーデンスは、dodaで有名なパーソルキャリアが運営するアパレル・ファッション業界専門の転職エージェントです。
メインで扱っている求人の職種は以下になります。
職種 | 求人数(おおよそ) |
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店長・販売・店舗系 | 約650件 |
ファッションデザイナー | 約250件 |
アパレル営業 | 約200件 |
マーケティング・プレス・販促・VMD | 約100件 |
Web・EC | 約90件 |
MD | 約70件 |
パタンナー | 約50件 |
アパレルバイヤー | 約30件 |
商品企画・開発 | 約20件 |
※求人数は2024年12月時点のものです
求人の地域は首都圏が中心となっており、雇用形態は正社員・契約社員のほか業務委託(フリーランス)も扱っています。
もしも条件にマッチする求人が見つからない場合でも、クリーデンスは非公開求人が全体の約60%を占めていますので、サービス登録後により多くの選択肢を得られるでしょう。
クリーデンスは、大手人材会社パーソルキャリアの信頼・実績を活かし、これまで登録者数228,000名・求人企業数3,400社(※公式サイトより、2024年12月時点)と、多くの転職者・企業に支持を得ているサービスです。
参照元:クリーデンス公式サイト
大手アパレルから、セレクトショップ、有名インポート・ラグジュアリーブランド、コスメブランド、商社まで様々な業界の求人を保有していることも特徴の一つです。
また、クリーデンスのキャリアアドバイザーのほとんどはアパレル業界出身ですので、業界の実態に即したアドバイスをもらえます。
エラン
アパレル・ファッション系で、正社員・派遣社員の求人を豊富に扱う転職エージェント
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アパレル系の求人数 1,500件(2024年12月時点) 対応業種・職種 アパレル・ファッション系の全ての業種・職種 特徴 - アパレル・ファッション業界専門の転職エージェント
- 様々な雇用形態の求人が豊富
- コンサルタントはアパレル・ファッション業界出身者
対応エリア 全国 拠点 東京・宮城・大阪・福岡
エランの特徴と「おすすめポイント」
エランは、アパレル・ファッション業界専門の転職エージェントです。
エランでは、以下のようにアパレル・ファッション系の幅広い職種で豊富な求人を取り揃えています。
職種 | 求人数(おおよそ) |
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店長・販売・店舗系 | 約800件 |
デザイナー・ファッションデザイナー | 約60件 |
営業 | 約90件 |
バイヤー | 約20件 |
VMD | 約10件 |
※求人数は2024年12月時点のものです
雇用形態は派遣社員が多い傾向にありますが、正社員・契約社員求人も豊富です。
エランは1994年のサービス開始以来、アパレル・ファッション業界に特化した人材紹介・人材育成をおよそ20年間営んできました。
エランの大きな特徴として、「アパレル・ファッション業界出身のコンサルタントから転職サポートを受けられる」ことが挙げられます。
コンサルタントとの面談では、転職だけでなくキャリア全般における相談も承っており、転職自体に迷っている方も適切なアドバイスをしてもらえるでしょう。
アズール&カンパニー
アパレル・ファッション業界出身のコンサルタントが多い転職エージェント
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アパレル系の求人数 約2,200件(2024年12月時点) 対応業種・職種 アパレル・ファッション系の全ての業種・職種 特徴 - アパレル・ファッション業界専門の転職エージェント
- 転職希望者に寄り添った丁寧なカウンセリング
- コンサルタントは業界出身者が多い
対応エリア 全国 拠点 東京
アズール&カンパニーの特徴と「おすすめポイント」
アズール&カンパニーは、アパレル・ファッション業界への転職支援を得意とする転職エージェントです。
アパレル・ファッション系では、以下の業種・職種を中心に求人を扱っています。
職種 | 求人数(おおよそ) |
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店長・販売スタッフ | 約770件 |
営業 | 約150件 |
マーケティング・販促・商品企画 | 約200件 |
デジタルマーケティング | 約70件 |
ECサイト運営 | 約40件 |
MD・バイヤー | 約70件 |
デザイナー・パタンナー | 約40件 |
VMD | 約20件 |
店舗開発・店舗設計 | 約50件 |
※求人数は2024年12月時点のものです
アパレル・ファッション系で扱っている求人の職種が非常に多いことがわかります。
求人の雇用形態は正社員のみです。
アズール&カンパニーは2002年の創業以来、およそ20年間アパレルなどの消費財業界を中心に転職支援を行ってきました。
そして、アズール&カンパニーが転職支援をするうえで大事にしているのが「転職希望者に直接会って面談をする」ことです。
転職をすることがベストな選択なのかを含めて、コンサルタントが親身なカウンセリングを行ってくれます。
また、アズール&カンパニーでは各業界出身のコンサルタントも多く、アパレル・ファッション系で転職を目指す方はラグジュアリー・アクセシブルファッションブランド部門や、日系ファッション部門などのコンサルタントから業界ならではのアドバイスをもらえるでしょう。
6)年代別 アパレル業界への転職で注意するポイント
ここからは、年代別にアパレルへの転職で意識するポイントをお伝えしていきます。
20代がアパレル転職を目指す際は
20代のアパレル転職は、まだ社会人としての経験は充分に培われていない状態での転職であることが殆どでしょう。
先述の「ブランド・商品への思い」、「好奇心、行動力」、「お客様目線」の3つは必須ですが、それ以外でいうならば、「何でもやります! やらせてください!」といった、前向きなスタンスがどれだけあるかが面接で見られます。
つまり、やる気と情熱です。
もちろん面接対策の上でも重要ですが、これからの長い社会人生活で、あなたはアパレルへの道を選んでそこから数十年と経験を積み上げていくことになりますので、力強い歩みを続けていけるためにも、しっかり意識しておきましょう。
30代がアパレル転職を目指す際は
アパレル業界への転職では、30代の応募者が一番多いそうです。
そこで企業側が見てくるのが、これまでの実績とアパレル業界に入る転職理由です。
30代にもなってくると、これまでの経歴と転職理由、そしてこれからのビジョン、この3つの説明をする際にしっかり話せる人と矛盾する人とに大きく差が出てきます。
これまでの実績からアパレル業界に入り、そしてこれからどうしていくか──。それはあなたの大切なストーリーです。そのストーリーにきちんとした繋がりがあって、かつしっかり説明できる(語れる)状態にすること。
それが、30代のアパレル転職者に求められるポイントです。
40代がアパレル転職を目指す際は
40代のアパレル転職の際は、企業は確実にマネジメント能力を見てきます。
「マネジメント業務まで携われないと、その人の給料に見合えない」という思考が働くからです。
また、40代に求められるのは「アウトプット」です。「自分のこれまでの経験を業務に反映していきます」と自信を持って言える人のほうが企業からは好まれるでしょう。
逆に、「勉強させてください」というスタンス(それも大切なのですが)が強すぎると、企業からは「君の勉強自体に投資するつもりはないんだけどな…」と思わる可能性もありますので、ご注意ください。
まとめ)未経験からのアパレル転職は、自身のこれからのビジョンを明確に
アパレル業界に転職するうえで、大切なことは以下であることを説明してきました。
アパレルでの業務で、必要とされるスキルやスタンス
- 商品に対する想いと情熱
- やってみようという好奇心と行動力
- 常にお客様目線であること
アパレルに転職する際に、準備しておくポイント
- インターネットを通して、様々なブランドの状況・取り組みを知っておくこと
- 自身の活躍領域をイメージしておくこと
- ファッションを好きであり続けること
これらの大切とされる項目を見ていくと、アパレル業界に転職の際に必要とされるものは、業界専門のスキルというよりかは、ブランドと、そのお客様への思いと、自身のこれからの働き方(ビジョン)をしっかりと確立することのほうが重要だと、感じられます。
そして、アパレル業界過渡期である現在においては、様々な個性、スキルセットを持つ人材が求められています。想いとビジョンを明確にすれば、道は開ける──アパレル業界は今、そんな業界なのではないでしょうか。
これからアパレル業界への転職を目指す人が、今回の記事が少しでも役立てることを、心より願っています。