未経験からGoエンジニアへ転職するには？必要スキルと成功のポイントを解説

Goエンジニアにおすすめの転職エージェント

対象エンジニア層	実務経験3年以上	実務経験3年以上	実務経験3年以上	実務経験3年以上	実務経験3年以上	実務経験3年以上	実務経験3年以上	実務未経験～2年	実務未経験～2年	実務未経験～2年	実務未経験～2年
サービス名	レバテックキャリア	マイナビIT AGENT	リクルートエージェント	ギークリー	社内SE転職ナビ	マイビジョン	テクノブレーン	ユニゾンキャリア	ワークポート	doda	type転職エージェント
メリット	求人のマッチング率が高い 担当は全員エンジニア経験者	書類添削・面接対策が充実 優良企業やレア求人が豊富	国内No1のITエンジニア求人数 スピーディな対応。急ぎの転職に◎	コンシューマ系開発案件に強い 現役のエンジニアが転職をサポート	幅広いエンジニア職種ほかフリーランス案件の紹介も可能 IT業界に精通したコンサルタントが対応	未経験からITコンサルを目指せる 利用者の95%が年収アップ	キャリア相談のみの利用もOK 中長期的なキャリア・転職の支援が可能	書類作成・面接対策をじっくり支援 内定・入社後のフォローも実施	担当からの積極的な求人提案 全国都道府県に拠点を展開。キャリア相談はじめ対面での面談を強化	企業からのスカウトが多い 常時3万件以上のエンジニア求人	マッチ度の高い求人を紹介してくれる 年収アップ率が高い
デメリット	未経験者向けの求人は少ない	求人は都市部に寄っている	担当者が活動や応募を急かすことも	地方の求人少なめ。拠点は東京のみ	地方の求人は少ない	コンサル業界以外の求人は少ない	対応エリアは関東・関西のみ	求人案内メールが多く届く	求人は質よりも量を重視	提案の電話・メールが多い	地方の求人はやや少なめ
特に多い エンジニア職種	プログラマー・SE全般、PL・PM	アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、SE・PG、PM・PL	プログラマー・Webエンジニア、社内SE、製品開発・ASP、組込み・制御エンジニア、ITコンサル	プログラマー、SE、PL・PM、その他トレンド性の高い分野（エンタメ、ディープテック、SaaSなど）	アプリケーション(Web・モバイル)、IT企画・情報システム、サーバー(設計/構築・保守/運用)	ITコンサルタント など	機械、電気、半導体関連エンジニア、制御、組み込みエンジニア、フロント/サーバーサイドエンジニア、業務系SE	Webエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、クラウドエンジニア	SE・PG、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE	Webエンジニア、インフラエンジニア、SE、PM、機械学習・AIエンジニア	SE・PG、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE
対象地域	◎全都道府県	◎全都道府県	◎全都道府県	◎全都道府県	◎全都道府県	◎全都道府県	関東・関西	関東（東京・神奈川・千葉・埼玉）・関西（大阪府）	◎全都道府県	◎全都道府県	東京・神奈川・埼玉・千葉
おすすめの人	キャリアアップ・年収アップを目指す人	書類添削・面接対策のサポートをしっかり受けたい人	なるべく早く転職したい人	エンタメ・BtoCの求人を多くチェックしたい人	社内SEへ転職したいSES/SI企業のITエンジニア	ITコンサルを目指す人	機電系・組み込み系エンジニアを目指す人	エージェントからじっくり支援を受けたい人	対面でのサポートを受けたい人	積極的にエンジニア求人をチェックしたい人	担当にじっくりサポートしてほしい人
公式サイト	求人を見る	求人を見る	求人を見る	求人を見る	求人を見る	求人を見る	求人を見る	求人を見る	求人を見る	求人を見る	求人を見る

「将来性のある言語を学びたい」「ITエンジニアとしてキャリアアップしたい」と考えたとき、候補にあがるのがGo言語です。

Go言語は、2009年にGoogleによって開発されたプログラミング言語で、「golang（ゴーラン）」とも呼ばれています。比較的新しい言語ですが、今、世界中の開発現場で急速に注目度が高まっています。

この章では、「なぜ今、Go言語がこれほど注目されているのか？」その理由を、具体的な特徴や最新の動向を交えながら3つのポイントで分かりやすく解説していきますね。

シンプルで高速！Go言語の基本的な特徴

Go言語の最大の魅力は、「シンプルさ」と「処理速度の速さ」を両立している点です。

開発元であるGoogleには、数千人ものエンジニアが関わるような、非常に大規模なソフトウェアがたくさんあります。Go言語は、そうした複雑なシステムでも、誰が読んでも分かりやすく、かつ効率的に開発を進められるようにという目的で生み出されました。

文法がシンプルで覚えることが少ないため、プログラミングが初めての方でも学びやすいのが嬉しいポイントです。それでいて、プログラムを実行する際には、コンピュータが直接理解できる言葉（機械語）に一気に変換するため、処理が非常に高速。多くのユーザーが同時に利用するWebサービスなど、スピードが求められる場面で大きな力を発揮します。

理由①：クラウドネイティブ時代を支える言語

現代のWeb開発に欠かせないキーワードとして「クラウドネイティブ」があります。これは、AmazonのAWSやGoogleのGCPといったクラウドサービスを最大限活用することを前提としたシステム開発の考え方です。

実は、このクラウドネイティブ開発に必須とも言える「Docker（ドッカー）」や「Kubernetes（クーベネティス）」といった技術は、Go言語で作られています。

つまりGo言語を学ぶことは、現代のWebサービスを支える土台となっている最先端の技術を理解することに直結するのです。これが、Go言語の将来性が高いと言われる大きな理由の1つです。

理由②：国内トップ企業が採用する実践的な言語

Go言語は、海外だけでなく日本のトップ企業でも積極的に採用されています。

例えば、フリマアプリで有名な株式会社メルカリでは、サービスの裏側で大量のアクセスを高速に処理するためにGo言語を活用しています。他にも、株式会社サイバーエージェントや多くのスタートアップ企業が、新規サービスの開発言語としてGo言語を選択しています。

これらの企業がGo言語を選ぶ理由は、その処理速度の速さと、チームでの開発のしやすさにあります。サービスが大きくなり、機能が複雑になっても、シンプルで分かりやすいGo言語なら品質を保ちながらスピーディーな開発を続けられるのです。

このように、実際のビジネスの現場で「使える技術」として高く評価されている点も、Go言語の大きな強みと言えるでしょう。

理由③：データで見る高い将来性と市場価値

「Go言語エンジニアは年収が高い」と聞いたことがあるかもしれません。これは事実で、求人情報サイトのデータを見ても、Go言語は他のプログラミング言語に比べて平均年収が高い傾向にあります。

なぜなら、メルカリのようなWebサービス企業を中心に「Go言語で開発したい」という企業の需要が急速に高まっている一方で、Go言語を扱えるエンジニアの数がまだ追いついていないからです。

需要と供給のバランスから、Go言語エンジニアの市場価値は自然と高まっています。つまり、今からGo言語を学習しスキルを身につけることは、自身の市場価値を高め、キャリアアップを実現するための非常に有効な戦略なのです。

Go言語の将来性の高さを知ると、次に気になるのは「実際にどんな仕事をするんだろう？」「どんなスキルを身につければいいの？」「将来どんなキャリアを築けるの？」といった点ですよね。

Go言語エンジニアは、その高いパフォーマンスとシンプルさから、さまざまなサービスの裏側を支える重要な役割を担っています。

ここではGo言語エンジニアの具体的な仕事内容から、転職で求められるスキル、そして未経験から目指せるキャリアパスまでを詳しく解説します。

主な仕事はWebサービスのバックエンド開発

Go言語エンジニアの仕事で最も多いのが、Webサービスのバックエンド開発です。

バックエンドとは、ユーザーの目には直接見えない、サーバー側で動くシステムのこと。例えば、あなたがスマホアプリで「ログイン」ボタンを押したとき、そのIDとパスワードが正しいかを確認したり、ECサイトで商品をカートに入れた情報を記録したり、といった処理を担うのがバックエンドの役割です。

Go言語エンジニアは、このサービスの心臓部とも言える部分で、主に以下のような開発を行います。

ユーザーの目に直接触れることは少なくても、サービスの安定稼働や快適な使い心地を支える、非常にやりがいのある仕事だと言えるでしょう。

実際の求人から見る必須スキルと歓迎スキル

Go言語エンジニアとして転職を成功させるには、もちろんGo言語の知識は必須です。しかし、実際の開発現場では、Go言語と組み合わせて使われるさまざまな周辺技術の知識も同じくらい重要になります。

ここでは、実際の求人情報でよく見かける「必須スキル」と、身につけているとさらに評価が上がる「歓迎スキル」に分けてご紹介します。

これだけは押さえたい！必須スキル

未経験からの転職を目指す場合でも、最低限、以下のスキルは学習しておきたいところです。

あると強みになる！歓迎スキル

他の候補者と差をつけ、より良い条件での転職を目指すなら、以下のスキルも視野に入れて学習を進めましょう。

未経験から目指せるキャリアパスの具体例

Go言語エンジニアとしてキャリアをスタートさせた後、どのような道筋で成長していけるのでしょうか。ここでは、未経験から目指せるキャリアパスの例を3ステップでご紹介します。

このように、Go言語エンジニアには専門性を深めていく多様なキャリアパスが拓けており、長期的に成長し続けることができます。

Go言語の魅力や仕事内容がわかったところで、「じゃあ、具体的に何から始めたらいいの？」と思いますよね。

Go言語は比較的歴史が浅く、経験豊富なエンジニアが少ないため、未経験からでも正しいステップで学習すれば十分に転職のチャンスがあります。

ここでは、IT未経験の方でも着実にスキルを身につけ、Go言語エンジニアとして転職を成功させるための具体的な学習ロードマップを5つのステップでご紹介します。

ステップ1：基礎固め – まずは公式チュートリアルを完走する

何事も、まずは基本が大切です。プログラミング学習の第一歩として、Go言語の公式サイトが提供しているチュートリアル「A Tour of Go」を完走することから始めましょう。

このチュートリアルは、Go言語の文法や基本的な考え方が、実際にブラウザ上でコードを動かしながら学べるように作られています。無料で始められ、内容も非常に質が高いので、これを使わない手はありません。

IT未経験の方は、自分のパソコンでGo言語を動かせるようにする「環境構築」で最初につまずきがちです。公式ドキュメントや解説ブログなどを参考に、焦らずじっくり取り組んでみてください。自分の手でプログラムが動いたときの感動は、きっと学習のモチベーションを高めてくれますよ。

ステップ2：アウトプット – 簡単なWeb APIを自作してみる

チュートリアルで基礎を学んだら、次は知識を使ってみる「アウトプット」の段階です。インプットした知識は、実際に手を動かして使ってみることで初めて自分のスキルとして定着します。

最初の目標としておすすめなのが、簡単なWeb APIを自分で作ってみることです。

テーマは「タスク管理ツールのAPI」や「ブログ記事を管理するAPI」など、身近でシンプルなものがおすすめです。この制作を通して、Go言語での実践的な開発の流れを掴んでいきましょう。

ステップ3：ポートフォリオ制作 – Goの強みを活かした作品で差をつける

転職活動では、あなたのスキルを証明するための「ポートフォリオ（作品集）」が必須です。特に未経験者の場合は、「やる気があります！」という言葉よりも、「これだけのものを作れます」という具体的な成果物が何よりものアピールになります。

ただ動くだけのものを作るのではなく、採用担当者の目に留まるような、一歩踏み込んだポートフォリオを目指しましょう。

テーマ選定：Go言語らしさをアピール！

せっかくなら、Go言語の強みである「並行処理（複数の処理を同時にこなすこと）」などを活かしたテーマに挑戦してみましょう。

見せ方：GitHubを丁寧に活用！

作ったプログラムは、GitHub（ギットハブ）というサービスを使って公開するのが一般的です。採用担当者はコードの中身だけでなく、その「見せ方」もチェックしています。

ステップ4：情報収集 – コミュニティを活用して最新動向を追う

一人での学習は、情報が偏ってしまったり、モチベーションが続かなくなったりしがちです。そんな時は、社外のエンジニアコミュニティに積極的に参加して、最新の情報をキャッチアップしましょう。

今の自分のスキルレベルでは参加しづらい…と感じるかもしれませんが、初心者歓迎のイベントも多く、参加するだけでも大きな刺激になりますよ。

ステップ5：転職活動 – 未経験者採用に積極的な企業の見つけ方

スキルとポートフォリオが準備できたら、いよいよ転職活動のスタートです。ただ「未経験可」と書かれた求人に応募するだけでなく、入社後に自分が成長できる環境かどうかを見極めることが大切です。

以下のような特徴を持つ企業は、未経験者の育成に積極的である可能性が高いです。

面接では、ポートフォリオを見せながら「なぜこの技術を選んだのか」「開発中にどんな課題があり、どうやって乗り越えたのか」を自分の言葉で語れるように準備しておきましょう。ITエンジニアの転職に強い転職エージェントを活用し、プロの視点からアドバイスをもらうのも非常に有効な手段です。

Go言語のエンジニアを目指す上では、ITエンジニア未経験者こそ転職エージェントのアドバイスとバックアップを受けることが求められます。

IT業界未経験者に対応する転職エージェントは多数ありますから、心配はいりません。むしろ転職エージェントを活用することはよい企業へ転職する近道となりますから、積極的に活用したいものです。

ここでは数ある転職エージェントのなかでもGo言語をはじめ、ITエンジニア転職支援に強い転職エージェントを4社選びました。各自の希望に応じて、適した転職エージェントを活用することがおすすめです。

レバテックキャリア

レバテックキャリアは「エンジニア実務経験者」のサポートに特化した転職エージェントサービスです。

保有求人数もIT・Web業界特化型サービスの中ではトップクラスで、かつエンジニアの専門知識を持つキャリアアドバイザーからサポートを受けられます。

「年収アップなど待遇面での改善をしたい」、「エンジニアとしてのキャリアプランを掘り下げたい」、「書類や面接で評価してもらえるようアドバイスを欲しい」というエンジニアの人は、レバテックキャリアがおすすめです。

レバテックキャリアのGo言語エンジニアへの転職のおすすめポイント

また、レバテックキャリアは「AI」、「機械学習」、「クラウドエンジニア」、「ビッグデータ」、「FinTech」などのトレンド技術を扱う求人を多く抱えており、エンジニアとしてキャリア開拓を目指す人にフィットしやすいのです。

「Go言語の開発」とプラスαの希望条件がある人は、レバテックキャリアのサポートがフィットしやすいでしょう。
エンジニアへの理解の深いアドバイザーが、あなたのキャリアプランを実現するための職場を多く提案してくれるはずです。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。

リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。

効率的・スピーディーな支援を得意とし、とくに「なるべく早く転職したい」「要領よく転職活動を進めたい」という人におすすめです。

リクルートエージェントのGo言語エンジニアへの転職のおすすめポイント

リクルートエージェントでの転職支援ツールでとくに有効活用したいのが、志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」です。
ひとえにGo言語といっても、対象サービスや開発環境は実に様々です。選考の際はそうした企業情報をどれだけ深く調査できるかが重要となりますが、その際にレポート情報はあなたの活動に大いに役立つはずです。

また、リクルートエージェントはITエンジニアの転職支援実績も豊富です。担当アドバイザーもこれまでの実績をもとにGo言語エンジニアへの転職に関する有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。

マイナビIT AGENT

マイナビIT AGENTは人材紹介会社の大手マイナビが運営する「IT/Webエンジニア専用」の転職支援をするエージェントです。
サポート対応地域は全国。オンラインでの面談も受け付けています。

マイナビIT AGENTの大きな特徴は、エンジニア向け求人数の豊富さ、そしてシステム会社から事業会社まで幅広い業界の求人に対応している点が挙げられます。

また、マイナビの転職サービスは「サポートの丁寧さ」にも定評があり、職歴書の作成や面接対策に不安を感じている人におすすめです。

マイナビIT AGENTのGo言語エンジニアへの転職のおすすめポイント

マイナビIT AGENTの所属アドバイザーは、全員がIT・Web業界に精通したプロフェッショナルです。

幅広い職種に対応している総合型転職エージェントとは異なり、エンジニアの転職事情を十分に理解しているため、転職者一人ひとりに適した開発環境や企業へのアプローチ方法についてアドバイスしてもらえます。

また、マイナビIT AGENTは優良企業のレア案件（＝非公開求人）を独自に保有しています。

就業条件が恵まれているエンジニア求人には、大量の応募者が殺到する傾向があります。そのため選考の競争率も高くなりやすく、強力なライバルが数多く現れる可能性もあるでしょう。

マイナビIT AGENTの非公開求人は、専任アドバイザーを通じてのみ紹介されます。エンジニアのスキルや経験にマッチした非公開求人を個別に紹介してもらえるので競争率が低く、採用に至る確率を高めることにつながるのです。

この記事では、なぜ今Go言語が注目されているのかという理由から、具体的な仕事内容、そして未経験から転職を成功させるための学習ロードマップまでを解説してきました。

Go言語は、そのシンプルさと高いパフォーマンスから、多くのトップ企業で採用が進んでいる将来性の高い言語です。エンジニアの需要に対して供給が追いついていない今、正しいステップで学習を進めれば、未経験からでも十分にキャリアチェンジを目指せます。

まずは公式チュートリアルで基礎を固め、自分の手で小さなWeb APIを作ってみることから始めてみましょう。そして、学習した証となるポートフォリオを丁寧に作り込むことが、転職成功への一番の近道です。

もし学習の進め方や企業選びで迷ったら、一人で抱え込まずにIT業界に強い転職エージェントに相談するのもおすすめです。プロの視点からあなたに合ったキャリアプランを提案してもらうことで、自信を持って転職活動に臨むことができます。この記事が、あなたの新たな一歩を後押しできれば幸いです。