異業種転職で得た気づき。女性営業職が挑んだ転職ストーリー|転職体験談
転職前
- 職業
- 物流業界
- 職種
- 営業職
- 従業員規模
- 100
- 年収
- 420
転職後
- 職業
- サービス業界
- 職種
- 営業職
- 従業員規模
- 50
- 年収
- 410
目次
ゆうさんの転職ストーリー
1これまでの私
物流営業の日々と、心に芽生えた物足りなさ

28歳になるまで、物流業界で営業職として働いていました。大手顧客との契約や物流の効率化提案などを担当し、毎日忙しくも充実した日々を過ごしていました。
私の長所は、相手の立場に立って物事を考えられること。そして、明るく前向きな性格で、チームワークを大切にしていた点です。一方で、完璧を求めすぎてしまい、ストレスを感じることもあるのが短所です。
仕事以外では、プライベートの時間を大切にしており、友人との時間や旅行を大きな楽しみにしていました。両親と一緒に暮らしており、特に母との関係を大切にしていて、週末には一緒に過ごすことが多かったです。
営業としてのやりがいは、お客様から感謝されたときや、問題を解決できたときに感じていました。ただ、物流業界ならではの業務の進め方や将来性について、次第に物足りなさを感じるようになり、新しい環境に挑戦したいという思いが強くなっていきました。
2転職のきっかけ
キャリアの限界と可能性、新しい挑戦を決意した理由

転職しようと考えるようになった理由は、「将来のキャリアに対する不安」と「自分の成長に対する限界」を感じたからです。物流業界で営業職として働いていた頃は、お客様との関係構築や、成果が目に見える形で実を結ぶ瞬間にやりがいを感じていました。
しかし次第に、「このままで良いのか?」という思いが強くなっていったのです。業界の将来性に対する不安もあり、新しいスキルを身につけて自分の幅を広げたいという気持ちが高まっていきました。
さらに転職を考える直接的なきっかけとなったのは、仕事で偶然参加した業界イベントでした。サービス業界の方々と話す機会があり、その中で「挑戦してみたい」と感じたことが大きな転機となりました。
物流業界では学べない新しい分野に興味を持ち、自分の可能性を広げたいという気持ちが強くなったのです。ちょうどその頃、プライベートで友人も転職活動をしており、その話を聞いたり自分の仕事の現状を見直したりしたことも、一歩を踏み出す後押しとなりました。
若いうちに新しい挑戦をしておくことが、自分にとって重要だと感じるようになりました。
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3転職活動中
未経験業界への挑戦。焦りと学びの転職活動

転職活動は想像以上に大変でした。私は物流業界からサービス業界への転職を目指すことにしました。業界経験はありませんでしたので、自分の強みを面接でどう伝えるかに悩みました。
求人は多かったのですが、それゆえにどの会社が自分に合うのかを見極めるのも苦労して。焦って応募した企業の面接に進んで、そこではじめてカルチャーや仕事内容が合わないことがわかり、「これまで選考にかけた時間を無駄にしてしまった」と落ち込むことも何度かありました。
そんな中でも、転職エージェントのサポートは大きな支えになりました。担当者から強みの引き出し方やアピール方法のアドバイスをいただき、徐々に適切な面接準備のやり方がわかってきたのです。友人からの励ましや、同じ立場の仲間との情報交換も心の支えになりました。
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活動期間は約3か月。これまでの経験を活かしつつ成長できる職場を探しました。良かった点は、自分に合う企業を紹介してもらえたこと。文化や職場環境など、自分では分からない情報が得られ、安心して臨めました。
一方で、序盤は焦りから闇雲に数多く応募してしまい、絞り切れず非効率な活動になったことは反省点です。最終的に、50人規模のIT企業の営業職に転職が決まりました。
4転職後
契約獲得がくれた自信。充実したサポートに感謝

転職後の新しい職場は、企業向けのITサービスを提供しています。そこでの私の役割は、営業活動を通じて顧客のニーズを理解し、最適なソリューションを提案することです。
具体的な仕事内容は、既存顧客のフォローアップと新規顧客の開拓です。業務の多くはチームで進めます。周囲と協力しながら取り組む環境で、人間関係は比較的良好です。
上司・同僚もフレンドリーな性質の方が多く、質問しやすい雰囲気があり、分からないことを気軽に相談できます。私の直属の上司は業界経験が豊富で、常にポジティブな姿勢を見せ、困ったときには的確なアドバイスをくれます。
最初は業界が全く違ったため、不安や緊張がありましたが、周囲がとても親切でサポートしてくれたおかげで、早い段階で業務に馴染めました。初めて担当した商談では、無事に契約が結ばれ、この成功体験が自信となって「未経験でも努力すれば結果を出せる」という気持ちを持てました。
業務や環境に馴染むまでには約2ヶ月ほどかかりましたが、今では自分の役割をしっかりと認識して働けるようになっています。
5その後、どうなったか。
「もっと早く動いていれば」――でも今が一番前向き

転職を通じて、自分のキャリアの方向性を再確認することができました。また、新しい業界に飛び込んだことで「自分には柔軟性や挑戦する力がある」という自信を持てました。
新しい職場での一番の学びは、営業において「顧客の視点」を常に意識することの大切さです。前職では「企業対企業」といったコミュニケーションになることが多かったでしたが、今は「対担当者」としての細やかな対応が求められ、相手のニーズを的確に捉えることが成果につながります。
一方で「もっと早く転職すればよかった」と、安定を重視して踏み出せずにいた自分を悔やむ気持ちもあります。今では、思い切って転職の決断してよかったと実感しています。
今後は営業スキルをさらに磨くだけでなく、専門性を高めて会社と顧客の双方に貢献できる存在になりたいと考えています。ニーズを的確に把握し、より戦略的な提案ができる力を身につけていきたいです。
また、将来的にはリーダーシップを発揮し、チームをまとめる役割にも挑戦したいと思っています。新たな学習分野としては、マーケティングやデータ分析にも関心があります。これからの時代、営業職もデータを活用し、成果を高めていくことが非常に重要になると感じています。
マーケティングと営業の連携を意識しながら、ビジネス全体を俯瞰できる力を養い、キャリアの幅を広げていきたいです。
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