プログラマーからマーケティングへ!30歳・未経験で挑んだ僕のキャリアチェンジ体験談|転職体験談
転職前
- 職業
- システム開発
- 職種
- プログラマー
- 従業員規模
- 100名
- 年収
- 400万円
転職後
- 職業
- Webマーケティング
- 職種
- デジタルマーケティング担当
- 従業員規模
- 200名
- 年収
- 450万円
目次
ねこむさんの転職ストーリー
1これまでの私
コードを書く中で芽生えた「もっと広く働きたい」想い

私は大学で情報工学を学び、新卒でIT系のシステム開発会社に入社。プログラマーとして働いていました。
入社当初は、コードを書く仕事にやりがいを感じていましたが、次第に「もっと広い視野で働きたい」と思うようになりました。
独身で一人暮らしをしており、家族は実家の両親と妹。趣味は映画鑑賞や読書で、知識を深めることに喜びを感じるタイプです。論理的に物事を考え、問題解決が得意なのが私の長所ですが、一方で柔軟性に欠け、変化への対応は苦手でした。
日々の仕事だけでなく、自分の人生そのものをより充実させたいという思いから、スキルアップや新しい挑戦を大切にしてきました。
2転職のきっかけ
業績不安とマーケティングへの関心が転職の原動力に

転職を意識するようになったのは、仕事にマンネリを感じ始めたことがきっかけでした。
プログラミング自体は嫌いではありませんでしたが、開発業務だけにとどまらず、もっと幅広く仕事に関わりたいという思いが強くなっていきました。特にマーケティングや戦略立案といった分野にも関心を持つようになったのです。
また、会社の業績が悪化し、昇給の見通しも立たない中で、次々と転職していく同僚たちの姿が背中を押しました。新しい技術の導入にも消極的な姿勢が続き、会社全体の成長にも限界を感じるようになったのです。
「自分のスキルをもっと活かせる場所で、新たな挑戦がしたい」と考えるようになったことが、転職の決め手となりました。
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3転職活動中
未経験の壁。転職エージェントと進めた3ヶ月の挑戦

実際に転職活動を始めてみると、想像していた以上に苦労の連続でした。
特に未経験の業界に飛び込むという点で、書類選考の通過率が低く、思うように前に進まないことが多々ありました。
自分のプログラマーとしての経験を、どうマーケティング分野で活かせるのか。自己PR文を何度も見直しながら、面接では「なぜマーケティング職を目指すのか」という質問にしっかり答えられるよう、理由や将来のビジョンを明確にして臨みました。
そんな中、非常に頼りになったのが転職エージェントの存在です。業界の動向や企業ごとの面接対策など、実践的なアドバイスを受けられたことで、自信を持って選考に向き合うことができました。
活動期間は約3ヶ月。リクルートエージェントとdodaを活用し、デジタルマーケティング職を目指して本格的に動きました。最終的に内定を得ることができたのは、エージェントの支援や面接対策にしっかり取り組んだこと、そして何より周囲の支えがあったからだと強く感じています。
一方で、最初の1ヶ月は応募数が少なく動き出しが遅れたことは反省点であり、もっと早く行動を起こせばよかったと今では思います。
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4転職後
プログラマーの論理力が武器に。マーケの現場で得た成長

現在は、Webマーケティング会社でSNS広告の運用、SEO対策、データ分析などを担当しています。プログラマー時代の論理的思考は、この分野でも大いに役立っており、毎日新しい知識を吸収できる環境にやりがいを感じています。
チームの人間関係も良好で、学ぶ姿勢をしっかり評価してもらえていると感じます。先輩や上司は親身にアドバイスをくれ、業務にもスムーズに馴染むことができました。
入社直後は専門用語やツールに苦労しましたが、周囲のサポートのおかげで徐々に慣れていきました。とくに印象的だったのは、上司がフラットな関係性を大切にしていること。前職は上下関係が厳しかったため、今の環境はとても働きやすく感じています。
優秀な同僚から学ぶことも多く、広告運用やデータ分析、業務効率化のノウハウなど、実践的なスキルが身につきました。
入社間もなく大規模プロジェクトに参加する機会もあり、大きなプレッシャーと同時に達成感も得られた貴重な経験となりました。
5その後、どうなったか。
マーケティングを“自分の武器”に。未来への第一歩

この転職を通じて、「自分の強みをどう活かすのか」を言語化し、スキルを棚卸しすることの重要性を身をもって学びました。これまで漠然と感じていた自分の能力や適性を改めて見つめ直す機会となり、それを新しいフィールドでどう応用できるかを考える貴重なプロセスでした。
未経験の業界に飛び込むということに対しては、大きな不安があったのも正直なところです。しかし、前職で培った論理的思考力や問題解決力といったスキルは、業界が変わっても十分に通用することがわかり、大きな自信にもつながりました。
とはいえ、入社当初はマーケティングに関する基礎知識が足りず、専門用語や実務に戸惑うことも多くありました。
もっと早い段階で業界研究や必要な知識の習得に取り組んでいれば、よりスムーズに新しい環境に適応できたかもしれません。それでも、周囲のサポートに助けられながら、日々の業務の中で一歩ずつ学びを積み重ね、自分の成長を実感できているのは大きな成果だと感じています。
今後はさらにマーケティングの知識を深め、将来的にはマネージャーとしてチームを率いる立場を目指したいと考えています。現在は個人ブログを運営しながら、自らマーケティング施策を試すなど、実践的な経験を積んでいます。特にデータ分析力の強化には力を入れ、戦略立案にも貢献できるような存在になりたいと思っています。
広告運用の経験に加え、コンテンツマーケティングやSEOなどにも視野を広げ、マーケティング全体を俯瞰できるスキルを習得することが次の目標です。
そして将来的には、自分の知見を活かしてフリーランスとして企業のマーケティング支援を行ったり、自ら商品を開発・販売したりと、より幅広くマーケティングの世界に関わっていけたらと考えています。