転職エージェントの上手な使い方は?現役キャリアアドバイザーが解説!
[最終更新日]2026/04/27

「転職エージェントを有効活用しよう」──とはよく聞きますが、どういう風に使えばよいか、今一つイメージが付かなかったりしませんか?
今回は、「転職エージェントの上手な使い方」について、現役キャリアアドバイザーへのインタビュー形式で解説していきます。
この記事でわかること(早見表)
- 転職エージェントに本音を話すべき理由は?
→ 希望条件を遠慮すると合わない求人ばかり紹介される。正直に話すほど精度の高い提案が来る - エージェントを使った企業研究の最大の強みは?
→ 公開情報では得られない「採用背景・面接官の傾向・リアルな社内文化」を入手できる - 面接対策はどこまでエージェントに頼れる?
→ 頻出質問・回答傾向のフィードバックは有効。ただし「模範回答の暗記」は逆効果 - 複数エージェントを上手に使い分けるコツは?
→ 総合型(幅広い求人)+特化型(業界・職種絞り)の組み合わせが最も効率的 - エージェントとの連絡頻度の理想は?
→ 週1〜2回のペースでこちらから報告・質問することで優先的にサポートされやすくなる
目次
転職エージェントを上手に使う為に、必ず押さえたいポイント4つ
宮野木さん、それでは今回もよろしくお願いします。
今回は、「転職エージェントの上手な使い方」というテーマでお話しできればと思っております。
宮野木さん
-
よろしくお願いします。──たしかに、転職する方がそのあたりを知れていると、転職活動はより有意義になりそうですね。
「転職エージェントの使い方のポイント」みたいなものって、あるんでしょうか。
宮野木さん
-
そうですね──。
以下の4点あたりを意識すると良いと思います。①企業研究を一緒にしてもらう
②「転職理由」を一緒に創る
③企業毎の「面接対策」を用意してもらう
④転職エージェントを「使い分ける」ざっとこの4点を見て、具体的にどういう行動を指すか充分にイメージ付くという方は、すでに転職エージェントを上手に使えている方でしょう。
逆に、「これってどういうこと?」と思われた方は、まだ転職エージェントを上手に使えていない可能性があります。
それぞれ、なかなか興味のある内容ですね。
では、具体的にそれぞれの項目について、教えていただいても良いでしょうか。
転職エージェントの上手な使い方
- 使い方① 企業研究を一緒にしてもらう
- 使い方② 「転職理由」を一緒に創る
- 使い方③ 企業毎の「面接対策」を用意してもらう
- 使い方④ 転職エージェントを「使い分ける」
転職エージェントの使い方①企業研究を一緒にしてもらう

宮野木さん
-
まず一点目、「企業研究を一緒にしてもらう」について。まあ、転職エージェントを使うとしたら、当然の話にはなるのですが。
これは、求人票の情報を共有してもらえる──ということですよね?
宮野木さん
-
もちろんそれも含まれますが、それだけではありません。具体的には、以下の内容も含まれます。
- 組織の構成比率(男女比率、年齢比率など)
- 具体的な仕事内容(1日のタイムスケジュール)
- 昇給、昇格に関しての詳細情報(評価条件など)
- 社員のキャリアアップのモデルケース
- 会社・事業の風土、雰囲気
- 求める人物像の詳細
※ 提供される情報の範囲は、転職エージェントにより異なりますのでご注意ください。
これら情報は、基本その会社のHPや求人票には書かれていません。転職エージェントが実際に企業の採用担当の方にヒアリングして、はじめて得られる情報です。
たしかに、こういった情報は貴重ですね。
ちなみに、これら企業情報を求職者に伝える目的はなんでしょう?
宮野木さん
-
転職者が「この会社を選んでよいのか」を判断しやすくするためです。
もちろん、企業研究はある程度求職者の方々のほうで自主的に取り組んでもらう必要はあります。ですが、企業研究では知りえない、その企業の内部情報を私たち転職エージェントの方でお伝えすることができます。「とにかくどこでもいいから転職したい」と考える人は、実際にはほとんどいません。
誰もが、転職後の職場がしっかりマッチングして、やりがい・働きがいのある環境で働きたいと思っているはずです。ですが、そのための適切な判断をするには、個人で行う企業研究には限りがあります。
そういった、「この企業は、本当はどんな会社なんだろう」のイメージが付くところまで情報を掘り下げて伝えていけるのは、転職エージェントの一つの大きな強みと言えます。
転職エージェントの使い方②「転職理由」を一緒に創る

転職エージェントから得られる企業情報が、転職成功の一番の決め手になるんでしょうか?
宮野木さん
-
うーーん、企業情報自体が「転職成功」の決め手になるかは、まあ難しいところですね。
成功云々で言うならば、良く言われるのが「転職理由」をどこまで精査できるかですね。今回の「転職エージェントの上手な使い方」というテーマでお話するとしたら、「転職理由」自体も「転職エージェントと一緒に創る」ことを意識するといいでしょう。
ああ、前回もそのようなことをお話していましたよね。
宮野木さん
-
ええ。企業は求職者の「転職理由」を一番意識します。
理由の「なぜ(WHY)」には、求職者の「将来こうなりたいから」「こんな成長がしたいから」といったポジティブなものから、「こういう仕事は苦手だったから」「前職の職場のここが嫌だったから」といったネガティブなものまで含まれます。
かつ、人が転職する時は大抵、理由は一つではないんですよね。
転職活動を始めるとき、ほとんどの人は「現在の職場を辞める理由」しかありません。
ですが、企業に応募して、そして正式に転職先を決めるまでには「これからどんな働き方がしたいか」「なぜその会社を選ぶのか」といった点も「転職理由」に付加する必要があるわけです。
企業が求める「転職理由」のイメージ

宮野木さん
-
転職エージェントと一緒に「転職理由」を考えていく際に、特に「新しい会社を選んだ理由」についても促してくれます。この部分は、求職者自身はなかなかイメージを持ちにくいところでしょう。
だから転職理由は転職エージェントと一緒に「創る」のが望ましいんですね。
宮野木さん
-
そうですね。転職エージェントの方では、「新しい会社」になる企業の特徴や、企業が求めている人材についても知見がありますので、求職者ひとりで創っていくよりも圧倒的に効率的です。
転職エージェントの使い方③ 企業毎の「面接対策」を用意してもらう

「面接対策」って、よく転職エージェントのサービスでありますけど、やっぱり対策をやったほうが成功率は高まるんですかね?
宮野木さん
-
そうですね。面接対策を行った方の方が、内定を得られる確率は高まります。
一緒に進めていても、その感覚は強く感じますね。
なぜ、面接対策は効果があるんでしょう?
宮野木さん
-
まず、転職面接の進め方や質問内容は企業によって大きく変わります。
特に、ベンチャー系企業の方々はその傾向が強いですね。きっと、色々試しながらの採用をしているのでしょう。例えば、面接官を複数にしているであったり、冒頭の15分を筆記ワークにしている、志望者に「10分間プレゼン」を求める、などがあります。また、質問内容も企業によって特徴が分かれます。
自分が思っていた面接形式でないと、結構焦ったりしますからね。
転職エージェントでは、そういった面接の進め方や質問内容を教えてくれるということでしょうか。
宮野木さん
-
そうですね。さすがに面接で質問される内容をすべて予測することは不可能ですが、これまでの事例をもとに想定問答を出すことは可能です。
なぜそれが出来るのかというと、企業によってはそれら面接の進め方を共有してくれるところもあるからです。
それから、私たちの方でも過去の応募者の方々に「さっきの面接、どうでしたか?どんなことを聞かれましたか?」といったことをヒアリングして、そこで聞いた内容を過去事例として蓄積しています。
興味深いですね。だから企業の転職面接の特徴が分かるということですね。
宮野木さん
-
そうですね。よく転職者の方々が誤解するのですが、転職エージェントで受ける「面接対策」は、面接のスキル向上が主の目標ではなく、メインは「その企業に関する情報提供」なんです。
コミュニケーションは、相手を知っているほど活性しますよね。転職面接もしかりです。
転職エージェントの使い方④ 転職エージェントを「使い分ける」

ここまで、転職エージェントの上手な使い方について、以下の3点についてお話いただきました。
- 企業研究を一緒にしてもらうこと
- 転職理由を一緒に創ること
- 面接対策を上手く利用すること
これらの手法は、どの転職エージェントに申し込んでも同じように受けられるのでしょうか?
宮野木さん
-
いえ。転職エージェントによって、享受できるメリットは少なからず異なります。
例えば、実績が豊富な大手転職エージェント(例えばリクルートエージェントやdoda、マイナビ転職AGENTなど)でしたら、各求人企業との取引実績も多くなり、求職者にアドバイスできる情報も多くなるでしょうからね。
かつ、これまで培ったノウハウからサポートもシステマチックになっていて、スピード感があります。
そうすると、転職エージェントは「大手有利」となるのでしょうか。
宮野木さん
-
いえ、そうとも言い切れないんです。
後発の転職エージェントの場合、「実績」や「数」では勝負できないので、その分「品質」にこだわる傾向が強いです。
その結果、大手転職エージェントよりも、求職者や企業に対して「じっくり向き合う」形式を取ることが多いです。
──いわば、求職者と企業との「両想い」のケースをたくさん作っていこうというイメージです。もし、「転職エージェントからの、親身で手厚いサポートが欲しい」というニーズがある場合は、大手転職エージェントよりも規模の小さい転職エージェントの方がおすすめの場合もあります。
特定の業界や職種に強みを持つ「特化型転職エージェント」も、中小規模のエージェントに含まれます。
「総合型」とも言われる大手の転職エージェントは、各キャリアアドバイザーに転職成功の「ノルマ」が課せられているケースが多いです。
スピーディに対応してくれますが、じっくり向き合ってくれるかどうかは「大手だから安心」とは言い切れない場合もあります。
参考:大手転職エージェントとそれ以外の転職エージェントのメリット比較
| メリット | |
|---|---|
| 大手転職エージェント | ・求人数が多い ・実績豊富で、提供できるアドバイスも多い ・スピーディな対応が可能 |
| 中小規模の転職エージェント (または特化型転職エージェント) | ・じっくり向き合った対応をしてもらえる ・専門分野がある場合、アドバイザーの深い知見でサポートしてくれる |
具体的に、求職者はこれら大手転職エージェントと中小規模の転職エージェントで、どう使い分けていくと良いのでしょうか。
宮野木さん
-
基本は、「大手転職エージェントと中小規模の転職エージェント、両方登録しておくこと」をおすすめします。
どちらも強み・弱みがありますからね。両方登録しておけば、それぞれの弱みを補完できますから。しばらく使ってみて、相性の合うキャリアアドバイザーが見つかったら、段々とそちらに比重を置いていくとよいでしょう。
まとめ エージェントの使い方を知って「活用する」ことが、転職成功への近道

今回も詳細にお話いただき、ありがとうございました。
最後に、現在まさに転職活動を始めようとされている方に向けて、メッセージをお願いできますでしょうか。
宮野木さん
-
転職を成功させるためには、転職エージェントを「転職エージェントを上手く使おう」を持つことが重要です。
今回挙げた4つの利用ポイントの、特に最初の3つ「有益な企業情報を得ること」、「転職理由を一緒に創ること」、「面接対策を上手く利用すること」については、利用しないと逆に勿体ないですね。遠慮せずに、どんどん試してほしいなと思います。
そうすることによって、転職エージェントの方でも求職者に対する事例が蓄積していきますので。
──転職がうまく行った、行かなかったについても変に転職エージェントに気を遣いすぎず、効率的な使い方を知ってどんどん利用するよう意識することをおすすめします。
長時間のインタビュー、どうもありがとうございました!
次回もまたよろしくお願いいたします!
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参考:おすすめの転職エージェント
マイナビ転職AGENT
じっくり・丁寧なサポート。若手社会人への転職支援に強い
マイナビ転職AGENTは専門知識を持つキャリアアドバイザーが一人ひとりの求職者に対して丁寧に向きあい、きめ細かなサポートをしてくれることで知られる転職エージェントです。
とくに20代〜30代前半の転職サポートを得意としており、志望動機のブラッシュアップや面接指導を的確に行ってくれます。
マイナビ転職AGENTの利用メリットと効果的な使い方
マイナビ転職AGENTの主な特徴は、「営業職」「ITエンジニア」「Webクリエイター」「メーカーエンジニア」「金融」など、業界・職種ごとにサポートチームが分かれている点です。
マイナビ転職AGENTの担当領域一覧
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これら領域に精通した専任のキャリアアドバイザーが、転職活動を力強く支援してくれます。
書類添削・面接対策の支援にも力を入れており、利用者からは「書類選考、面接準備を丁寧に支援してくれた」という評判も多く見られます。
マイナビ転職AGENTの特徴
| 特徴 |
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|---|---|
| サービス対応地域 | 全国 |
| とくに多い職種 | 営業職|マーケティング|広報|人事|経理|クリエイティブ(Web・編集・制作など)|ITコンサルタント|システムエンジニア|金融アナリスト|調査・分析|看護師|薬剤師|保育士|不動産専門職|建築・設計アシスタント|デザイナーなど |
業界・職種ごとの専任サポートチームが「じっくり親身になって」支援してくれるのがマイナビ転職AGENTの強み。サービス入会時に登録する情報で担当が決まりますので、経歴・希望条件は丁寧に記入しておきましょう。
リクルートエージェント
国内No.1の求人数 転職支援ツールも充実
リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。
全国に16拠点あり、オンライン・電話のサポートはもちろん対面での面談の受けやすさも強みの一つです。
リクルートエージェントの利用メリットと効果的な使い方
リクルートエージェントでは、志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
業界・企業情報はネットで公開されていないものも多いため、レポート情報はあなたの活動に大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとに有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェントの特徴
| 特徴 |
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|---|---|
| サービス対応地域 | 全国 |
| とくに多い職種 | 営業・販売・カスタマーサービス|企画・マーケティング・経営|管理・事務|物流・購買・貿易・店舗開発|コンサルタント|金融専門職|不動産専門職|クリエイティブ|SE・ITエンジニア|エンジニア(設計・生産技術・品質管理)|建築・土木|医療・医薬・化粧品など |
リクルートエージェントのサポートは効率的かつスピーディに進みます。日頃の活動にかけられる時間を確保しておくと、より有意義にサービスを受けられるでしょう。
doda(デューダ)
幅広く充実したボリュームの求人と、積極的な提案
dodaは求人数・実績において国内トップクラスを誇ります。
実績で培ったノウハウがあり、「積極的に求人紹介をする」タイプのアドバイザーが多いため、「スピーディ」かつ「自分にマッチする求人が見つかりやすい」特徴があります。
dodaのサービスの主な特徴は、「転職サイト・転職エージェント両方の機能を利用できる」、「企業からのスカウトが多く届く」ことです。
アドバイザーにキャリア相談をしながら求人を紹介してもらえるほか、自分でも登録後のマイページから気になった求人をチェックして応募が可能です。
dodaの利用メリットと効果的な使い方
dodaでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため企業から熱意あるスカウトメールが届きやすいです。

dodaに登録すれば、「自分が今どんな企業から関心を持たれているか」について、スカウトメールの傾向から確認できるでしょう。
企業からのスカウトについては、実際にdodaを利用した人たちからは「スカウトメールがたくさん届く」「(スカウトメールによって)色んな企業を知れる」といった評判・口コミが多く見られます。
そのほか、「担当アドバイザーが寄り添ってくれる」「相談しやすい」という意見・感想も見られます。
業種や職種、地域に関わらず豊富な求人を擁していますので、「まずは求人をチェックしてみよう」という際にもおすすめのサービスです。
dodaの特徴
| 特徴 |
|
|---|---|
| サービス対応地域 | 全国 |
| とくに多い職種 | 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など |
dodaは求人を自分から応募可能ですが、エージェント経由でのみ紹介される非公開求人も多いです。担当エージェントには初回面談時に希望条件をしっかり伝えておくことで、より有意義なサポートを受けられるでしょう。
パソナキャリア
全都道府県に拠点あり、地方転職に強い&じっくり相談に乗ってもらえる
パソナキャリアは、人材派遣業の代表的な企業として知られるパソナグループが運営する転職エージェントです。派遣事業で築いてきた信頼は厚く、取引企業数は16,000社以上にのぼります。過去の転職支援実績は累計25万人に達しており、豊富な転職ノウハウを有しているのが特徴です。
転職コンサルタントによる丁寧なサポートを特徴としており、利用者の年収アップ率61.7%という実績からもサポート品質の高さがうかがえます。
パソナキャリアの利用メリットと効果的な使い方
人材サービスを総合的に手掛けるパソナグループならではの特色として、拠点が全国の都道府県にある点が挙げられます。
拠点が各地にあることで、キャリアアドバイザーによるサポートも受けやすくなるはずです。
転職サービスによっては首都圏や大都市部のみが対象エリアとなっていることも少なくない中、地方での転職にも対応できるのは大きなメリットといえるでしょう。
また、地元の企業との信頼関係を築く上でも、エージェントの企業担当者が高頻度で採用担当者とコンタクトを取っていることは重要です。
地方に本社・支社がある企業の詳細な情報を得られるだけでなく、「パソナキャリアが推薦する人材なら採用を前向きに検討しよう」と思ってもらえる可能性が高いでしょう。
パソナキャリアの特徴
| 特徴 |
|
|---|---|
| サービス対応地域 | 全国 |
| とくに多い職種 | 営業職|管理・事務|IT・Webエンジニア|技術職(電気・電子・機械・化学)|クリエイティブ|マーケティング・企画|コンサルタント・士業|販売員・サービススタッフ|研究・開発(メディカル)|専門職(Web・IT・ゲーム|金融|不動産・建設)など |
丁寧なサポートゆえに、転職者のやる気、熱意も求められます。転職するにあたって「これだけは譲れない」という希望条件を持っておくと、担当エージェントも求人紹介がしやすくなります。
FAQ|転職エージェントの使い方でよくある質問
Q1)転職エージェントに年収希望や会社への不満など「本音」を話してよいですか?
はい、転職エージェントには本音を話すことが転職成功への近道です。遠慮して希望条件を低く言ったり転職理由を曖昧にしたりすると、エージェントがあなたに本当に合った求人を紹介できなくなります。エージェントはその情報をもとに企業側への推薦文を作成するため正確な情報が必要です。
「年収400万円だけど500万円は狙いたい」「職場の人間関係に疲れた」といった正直な希望や背景を話すことで、エージェントは「この企業ならチャレンジできる」「この環境が合いそう」という具体的な提案ができるようになります。特に転職理由については「ポジティブな言い換え方」をエージェントと一緒に考えてもらうことができるため正直に伝えることで面接対策にもなります。
ただし注意点として、現職の守秘義務に関わる情報(顧客情報・社内機密・競合他社の具体的な情報)は話す必要はありません。「どんな種類の仕事をしているか・どんなスキルを持っているか」のレベルで話すことを意識しましょう。エージェントとの面談は求人紹介だけでなく自己分析・転職理由の整理・キャリアプランの相談にもなる重要な場です。
Q2)企業研究をエージェントと一緒に行うとどんなメリットがありますか?
転職エージェントと一緒に企業研究を行う最大のメリットは「公開情報では分からない社内の実態・文化・働き方」を知れることです。転職エージェントは採用担当者と頻繁にコミュニケーションを持っており「この会社の部長は現場上がりで現場感が強い」「最近○○部門の採用に力を入れている」といった生きた情報を持っています。
具体的には以下のような情報がエージェントから入手できます。
- 採用の本当の背景(増員か欠員補充か):欠員補充の場合は前任者の離職理由も確認できることがある
- 面接官の傾向・重視するポイント:「この面接官はロジカルシンキングを重視する」などの情報
- 入社後のリアルな働き方・残業実態:求人票に書かれていないカルチャーの情報
企業研究をエージェントと行う際は「入社後に何を実現したいか」「どんな環境で働きたいか」をあらかじめ整理してから面談に臨みましょう。こちらの目的が明確なほどエージェントが提供できる情報の精度も上がります。
Q3)転職エージェントの面接対策はどこまで有効ですか?
転職エージェントの面接対策は適切に活用すれば独学の数倍の準備精度を実現できる強力なサービスです。エージェントは同じ企業への推薦・面接サポートを繰り返してきた実績から「この企業ではこの質問が頻出」「こういう回答だと通過しやすい」といった具体的なノウハウを持っています。
特に有効なのは模擬面接サービスです。「よく聞かれる質問への答えを準備する」のと「実際に声に出して練習する」のでは面接本番での緊張度と回答の質が大きく変わります。エージェントは転職者が気づいていない話し方の癖(「えーと」が多い、回答が長すぎるなど)をフィードバックしてくれます。
ただしエージェントが用意した「模範回答」をそのまま覚えようとすると面接で不自然さが出てしまいます。エージェントのアドバイスはあくまで「方向性のガイド」として受け取り自分の言葉・エピソードで答える練習を重ねることが合格率を高めるポイントです。
Q4)複数の転職エージェントを使い分けるコツを教えてください
複数の転職エージェントを使い分ける基本的な考え方は「総合型+特化型の組み合わせ」です。リクルートエージェント・doda・マイナビ転職AGENTなどの総合型エージェントは求人数が多く幅広い業界・職種をカバーする一方、特化型エージェントは特定の業界・職種に強い専門性と独自の求人を持っています。
使い分けのポイントは目的によって担当を変えることです。
- 総合型(リクルートエージェント・doda等):市場全体の求人把握・キャリアの可能性を広く探りたいとき
- 特化型(JACリクルートメント・パソナキャリア等):特定の業界・職種や年収帯に絞ったとき
- スカウト型(ビズリーチ等):企業側からのオファーを待ちながら受け身で情報収集したいとき
管理上の注意点として複数エージェント経由で同じ求人に応募する「二重応募」は厳禁です。応募状況は必ず記録しエージェント間で共有しておきましょう。
Q5)転職エージェントとの連絡頻度はどれくらいが理想ですか?
転職エージェントとは「週1〜2回程度の連絡が理想的」とされています。連絡が少なすぎると「転職への意欲が低い求職者」と判断されてしまい良い求人が来たときに後回しにされるリスクがあります。
連絡頻度を高める工夫として効果的なのはエージェントに「こちらから質問・報告する」スタイルを意識することです。「先週受けた○○社の面接の感触を報告する」「気になる求人について詳細を確認する」といった具体的な用件で連絡することで担当者との関係が深まり優先的にサポートしてもらいやすくなります。
現役キャリアアドバイザーによれば「連絡をこまめにくれる求職者ほど新しい求人が出たときや企業から選考状況の確認が来たときに真っ先に対応してもらえる」とのことです。特に転職活動の序盤・内定後の条件交渉期・入社日調整の時期は積極的に連絡・相談することでエージェントとのパートナーシップを深めましょう。






