【転職体験談】SEから営業事務への転職。残業が減って心のゆとりを取り戻した今、思うことは
転職前
- 職業
- IT会社
- 職種
- SE
- 従業員規模
- 3000人
- 年収
- 400万
転職後
- 職業
- IT会社
- 職種
- 営業事務
- 従業員規模
- 3000人
- 年収
- 350万
目次
ゆいさんの転職ストーリー
1これまでの私
SEとして働いていた日々。
転職前は、実家暮らしで通勤してました。
一人暮らしはしたことがなく、家に月に四万くらい入れるだけで、洗濯物料理も全くしたこともなく、のうのうと暮らしていました。
当時の仕事は、SE、システムエンジニアです。
お客様先のシステムの保守作業と新しいシステムの開発に携わり、開発スキルを学ぶ日々でした。
毎日覚えることが沢山あり、いつも新しい情報があったので、その点では凄く刺激的で、業務にも誇りをもって取り組められていました。
SE(システムエンジニア)とは
SE(システムエンジニア)とは、ITに関わるシステム構築を担う人のことです。
顧客または社内の「要望」または「抱えている問題点」をヒアリングをして、解決に向けて要件定義、システム設計、開発(プログラミング)の指示、テスト運用等を行います。
参考:SE(システムエンジニア)の主な仕事内容
仕事内容 | 説明 |
---|---|
要件定義 | クライアントのニーズをヒアリングし、必要なシステムの機能や性能を明確にします。 |
基本設計 | システム全体の構造を設計し、使用する技術やツールを選定します。 |
詳細設計 | 各機能の詳細な設計を行い、プログラムの仕様書を作成します。 |
開発・プログラミング | 実際にコーディングを行い、単体テストを実施してプログラムが正しく動作するか確認します。 |
テスト | 結合テストやシステムテスト、ユーザ受け入れテストを実施し、システム全体が正しく動作するか確認します。 |
導入・展開 | システムをクライアントの環境に導入し、操作マニュアルを作成してユーザー教育を行います。 |
運用・保守 | システムの監視を行い、トラブルシューティングや定期的なメンテナンスを実施します。 |
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2転職のきっかけ
長時間残業で、心身ともにストレスが溜まっていって。
- 私
-
(転職したい…)
そう思ったきっかけは、残業時間の多さでした。
ある時期、残業時間80時間が3ヵ月くらい続いて。
毎日終電を逃さないようにダッシュしたり、終電を逃してしまい、タクシーで帰るというような、会社に寝泊まりした方が楽だなと思うくらい、仕事漬けの日々が続きました。
- 私
-
(こんな、寝て起きて会社に行く日々で本当に自分は幸せなのだろうか…)
そんな想いから、私は自分の人生やこれからの将来について考えるようになりました。
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忙しさも祟って、食欲不振や睡眠不足にもなりました。
そうなると必然的に、人は明るい考え方ができなくなるものです。
ちょっとしたことにも悩んだりイライラしたり、まさにマイナス思考のループに入り始めて。
ちょうど、その時に付き合ってた彼氏との関係にも悩んでいたりして、ストレスはもうマックス状態でした。
- 私
-
(きっと、今倒れても誰も面倒を見てくれない。会社も、彼氏も。──だったら、自分の事は自分で守っていかないと)
そう思い、私は転職することを決めたのです。
3転職活動中
転職活動中の、思いもよらない人からの支援。
転職活動を行って、とても幸運なことがありました。
それは、会社の上司が私の転職活動を支援してくれたことです。
- 上司
-
「最近のお前の状態を見てて心配してたよ。転職については、知り合いの会社で人手不足のところがあるんだけど、そこはここより忙しくはないだろう。試しに面談受けてみるか」
そう言って、私の転職の架け橋になってくれました。
上司が紹介してくれたのは、同じIT系の企業でしたが、業務内容は営業事務でした。
SEの仕事より残業も少なく生活リズムの整った仕事ができるだろうと、勧めてくれたのです。
参考:営業事務の主な仕事内容
仕事内容 | 説明 |
---|---|
見積書・契約書作成 | クライアントの要望に応じた見積書や契約書を作成し、提出します。 |
受注・発注管理 | 受注内容を確認し、発注手続きを行い、進捗を管理します。 |
顧客対応 | 電話やメールでの問い合わせ対応、クレーム処理、営業のサポートを行います。 |
在庫管理 | 商品の在庫状況を管理し、必要に応じて発注します。 |
売上管理 | 売上データの入力や管理を行い、売上報告書を作成します。 |
資料作成 | プレゼン資料や営業資料の作成をサポートします。 |
顧客情報管理 | 顧客データベースの更新や管理を行います。 |
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その後、上司から紹介いただいた会社で見事内定を頂けたのです。
今までさんざん会社のことをネガティブに見ていましたが、このときに
- 私
-
(ああ、こういう良い上司もいたんだ。そんなに悪くない会社だったんだな)
と気づけました。
上司がいなかったら、私は転職することも成功することもなかったと思うと本当に心から感謝しかないです。
4転職後
はじめての営業事務の仕事。
転職先の職場は、前職と同じくIT系の会社だったので、何を開発してるのかなどもだいたい把握出来ました。
一方で、営業事務としての仕事は初めてだったので、わからないことは本当に沢山ありました。
例えば、契約書や見積書、請求書の作り方や、押捺者の回覧ルートなどなど。
社内ルールを把握していくのですらとても苦労しました。
それから、頭を使うところも前職では大きく変わって。
システムエンジニアは、数学のように答えが決まってるのをいろんな方向から探るイメージでしたが、営業事務は、柔軟性とコミュニケーション力も試されるような仕事でした。
とにかく、新しいことばかりで最初はすごく戸惑いました。
良かったことは、職場に同年代の女の子が沢山いたことですね。
今までは男性にひとり女性の私がポツンと混じって作業するような状態でしたが、今はちょっとした休憩時間に女子トークなどもできて、それはとっても楽しかったです。
5その後、どうなったか。
SEから営業事務に転職して、今思うこと。そしてこれから目指したいこと。
今回の転職で一番思ったことは、「ずっと同じ職場にいると、視野がとても狭くなる」ということです。
転職するときは、やっぱり不安でした。
「このままじゃいけない」という気持ちがありつつも、一方では「これまでと同じように変わらずいたい」という安定志向の気持ちも強くて。
でも、その安定志向の気持ちは、どんどん自分の意識のアンテナが狭まり、余裕をなくしていきました。
転職して何より嬉しいのは、仕事から家に帰って、一息つける時間があるということです。
たったそのことだけで、心にすごく余裕が生まれて、イライラもしなくなり、心なしか健康状態も良くなりました。
「現状を変えることで、人生をより楽しむことに繋がる」ことを体感できたのは本当に良かったです。
ひとつだけ残念な点は、収入が大分減ってしまったこと。
前職は膨大な残業時間がありましたので、当然と言えば当然なのですけれど。
たまに、通帳の金額を見て少し切なくなってしまうこともあります(笑)。
◇ ◇ ◇
今後目指していることは、現職場でのリーダーへの昇格です。
そのために、どんどんレベルアップしていきたいなと思っています。
「チャレンジしていくことを忘れなければ、人は変わることが出来る」──それを、今回の転職で体感できました。
ですので、これからも良い方向へ変わり続けていけるように、変わらず努力していきたいと思います。
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