「デザイナーから異業種に転職したい…」悩み別対策とおすすめ職種
[最終更新日]2024/10/19
現役のデザイナーやイラストレーターの方で、「いずれは転職して別の職種へ変わるかもしれない」と考えたことはないでしょうか。
デザインの分野は今、大きな転換期にさしかかっています。
UI/UXといったキーワードが様々な業種で重要視されるようになり、幅広い職種でデザインの知識・スキルが求められるようになりました。
同時に、デザイン・イラストの分野で働いている人は自身のスキルが活かせる領域と、今後のキャリアについて振り返る時期に来ているともいえるでしょう。
目次
1)多くの人が「デザイナーから業種を変えたい」と感じる理由は大きく2つ
デザイナーはクリエイティブな仕事で、やりがいや貢献度が大きいことは間違いありません。
ところが、実際にデザイナーとして働いている人の中には、「転職したい」「変わるなら業種ごと変えたい」と思っている人も少なくないのが実情です。
やりがいのある仕事であるにも関わらず、異業種への転職希望者が絶えないのはなぜでしょうか。転職を検討する原因となりやすい、代表的な2つの理由を見ていきましょう。
プライベートの時間が持てない
「唯一無二のデザイン」や「希少価値のあるイラスト」を制作するデザイナーは少数派です。
「商業デザイン」と営業や販売促進に使われるグラフィックデザインや、ちょっとしたカットのイラストの仕事が多いのが現実です。
極端な言い方をすれば、こういった制作は「ある程度は誰でも対応できる仕事」です。
A社というデザイン事務所にお願いしていたことを、次回からB社にお願いしたとしても、(少なくともクライアントにとっての)クオリティが大きく変わるわけではないと思われているわけです。
そのため、デザイナーは仕事量と件数を多くこなすことで売上を確保することが求められがちです。
しかし、デザインやイラストを創り上げていくためには、クライアントが想像するよりもはるかに多くのことを考えたり調べたりする必要があるため、どの仕事にも相応の時間と労力を要します。
結果、デザイナーは残業や終電帰りが常態化しやすく、プライベートの時間をなかなか確保できない職種になってしまっているのです。
「この先続けていけるのだろうか…」という不安
ほんのひと昔前まで、PhotoshopやIllustratorといったデザインソフトは高額な商品で、本格的にデザインやイラストの仕事に従事している人でなければ購入に踏み切れないところがありました。
しかし、Adobe Creative Cloudのような月額プランが提供されるようになるなど、制作ソフトは一部のプロ向けのものではなくなりつつあります。
さらに、近年の制作ソフトの高機能化はめざましく、アニメーションや3Dを手軽に創れるようになりました。
そのため、かつてのように「デザインだけ」「イラストだけ」という仕事ではなく、「アニメーションで動きも付けてほしい」「キャラクターを3Dで創ってほしい」といった高度な要求に応えていくことも必要になっていきます。
若い世代のデザイナーはこうした技術をいち早く取り入れ、トレンドに適応していきます。
ベテランのデザイナーほど、「若い人に負けてしまうのではないか」「トレンドについていけなくなるかもしれない」といった不安を抱えている面があるのです。
2)デザイナーからの転職で、おすすめの職種
デザイナーのようなクリエイティブ系の職種は、他業種とは異なる特殊なところも多く、一般的なビジネスシーンでクリエイティブスキルをどのように活かせるのか?という壁にぶつかってしまう人がいるかもしれません。
実際には、クリエイティブ職で培った経験やスキルを他業種で活かせるチャンスはたくさんあります。
「実はこんな業界にもチャンスがあったのか!」と気づくことで、転職の選択肢が一気に広がっていくこともあるのです。
デザイナー・イラストレーターからのジョブチェンジで、おすすめの職種
- 「発想力」を活かしたい →企画職
- コミュニケーションが得意 →アートディレクター
- プライベートとの両立 →専門学校講師
- これまで培った知識・スキルを有効活用したい →現業種のまま、他業種へ転身
培った「発想力」を活かしたいなら、商品企画などの企画職がおすすめ
デザインやイラスト制作を進める際、商材の背景にあるコンセプトに対する深い理解が欠かせません。
何を伝えるためのデザイン・イラストなのかを理解することを抜きにして、効果的な制作物を創ることはできないからです。
この思考法と発想力は、まさに商品開発をする企画職に求められているスキルそのものです。
商品企画に「新しさ」は欠かせない要素の1つですが、「誰も見たことがないもの」は「誰も欲しがらないもの」と紙一重でもあるのです。
ニーズや市場の動向を客観的に分析するマーケター的な側面と、まだ世の中にないものを生み出す柔軟な発想力のバランスが求められる仕事です。
そのため、デザイン的な思考に優れている人材は企画職において重宝される可能性が高いのです。
デザイナーが実績をアピールする場合、制作にあたって商品コンセプトやクライアントの意向をどのように解釈して具現化していったか、というプロセスを詳しく伝えるようにするといいでしょう。
人とのコミュニケーションが得意なら、アートディレクターへの道もあり
デザイナーとして実務に携わってきた中で、クライアントとの打ち合わせをする機会が多かった人や、チームリーダーのようにスタッフをまとめる立場で働いてきた人は、アートディレクターという道を目指す方法もあります。
アートディレクターの仕事は多岐にわたります。クライアントとの打ち合わせに参加して要望をヒアリングしたり、予算内で適切な制作メンバーを選定したりするのは、アートディレクターの仕事です。
他にも、デザインのラフ案作成指示をチームに出すとともに、クライアントとの折衝の中でデザインの方向性を固め、かつ決まった方針に対して責任を負います。
このようにアートディレクターの仕事では、全般的に人とのコミュニケーション能力が問われることになります。
ディレクターという肩書きはなくても、今まで社内外でコミュニケーション能力が必要な職務にあたってきた人であれば、アートディレクターへステップアップできる素養が十分に備わっていると考えられるのです。
プライベートと両立したいなら、専門学校などの講師もおすすめ
デザインやイラストを職業にしたいと考える学生を対象とした専門学校や、社会人向けのスクールは数多く存在します。
そういったスクールで教える講師は、当たり前ですがデザインやイラストに関するスペシャリストでなくてはなりません。
デザイナーとして働いてきた実務経験があれば、知識に厚みや深みが増していきますので、より分かりやすく、詳しく教えられるはずです。
講師として働いた経験が今までなかったとしても、たとえば後輩に仕事を教えるのが苦にならなかった人や、人にものを説明するのが得意だった人であれば、講師として素養がある可能性があります。
また、人前で話すのが好きな人、頼られるのが好きな人なども、講師として適性があるかもしれません。
スクールでの講師職は非常勤やアルバイトといった契約になることが多いのですが、非正規雇用で安定性に欠ける反面、労働時間が明確に決まっています。
そのため、クリエイティブ職の経験を活かしつつ子育てと両立させて働きたい人にとって、ありがたい選択肢の1つとなっています。
他業種への転職で制作スキルが強みになることも
一見するとクリエイティブ職とは関係のない他業種に転職したとしても、制作スキルそのものは仕事の中で役立つことがあります。
たとえば、販促物のパンフレットやチラシを作る必要がある場合、外部のデザイナーに発注するのも方法の1つではあるのですが、商品によってはできるだけ販促物を内製化してコストを抑えたい、といったことはめずらしいケースではありません。
そのようなとき、「元グラフィックデザイナー」といった経歴を持つ人は頼りにされますし、実際に外部委託分のコスト削減に成功すれば評価してもらえる可能性もあります。
クリエイティブな才能を持っているということは、他に代えがたい大きな強みになり得ます。
飲食店で働いているスタッフが、その日のメニューを黒板アートで描いているのを見かけることがありますが、印刷された無味乾燥なメニュー表を貼り出した場合と比べると、集客に有利なのは考えるまでもなく前者でしょう。
このように、クリエイティブ職で培ってきた経験は他業種の意外な場面で活かせる可能性を秘めているのです。
3)デザイナーから異業種・別職種に転職する際に意識したいポイント3点
異業種への転職は、同業種間で転職する場合と比べると格段に難易度が上がります。
これまで全く異なる仕事をしてきた相手にアプローチしなくてはならないため、クリエイティブ職なら必ず通じる用語であっても、1つ1つ相手に伝わる言葉に変換して説明する必要があるのです。
そのような条件下であっても、デザイナーとして働いてきた強みをアピールしておきたいところですし、今後のキャリアの見通しも持っておきたいところです。
異業種への転職を成功させるために、どういった点を意識しておくといいのでしょうか。
デザイナーとしての経験を強みとしてアピールしよう
デザインやイラスト制作といったクリエイティブな仕事は、誰にでもできるものではありません。
それだけに、全くの異業種へ転職する場合に「今までの仕事内容はほとんど理解されないだろう」と初めから決めてかかってしまう人がいますが、これは非常にもったいないことです。
前に述べた通り、どのような職種であってもデザインセンスやイラスト制作のスキルを活かせる場面はあるはずです。
そういったスキルを持つ人材がいたら貢献できる場面はないのか、意識しながら転職先を考えるようにしましょう。
また、クリエイティブ職として働いてきた中で得たスキルや経験は、デザインやイラストに直接関わるものだけではないはずです。
社内外でコミュニケーションを図りながら仕事を進めてきた経験や、スケジュール管理を徹底してきた経験、クライアントの要望の核心をとらえようと考え抜いた経験など、どの業種でも活かせる汎用的なビジネススキルを獲得したのではないでしょうか。
こうした経験は、異業種へ転職した場合でもすぐに役立てられ、力を発揮するための土台となる可能性が高いのです。
キャリアプランの見通しを立て、目標を掲げて転職活動を始めよう
デザイナーが異業種へ転職する際に最も避けなくてはならないのが、「使ってもらえるならどこでも働きます」という姿勢に徹してしまうことです。
「何でもやります」という言葉の中に、努力する対象を選り好みしないという決意が表れていると捉えることもできますが、見方によっては仕事に対する目的意識が薄く、人任せにしているようにも見えるからです。
異業種から応募してきた人材に対しては、「なぜこの業界なのか」「なぜうちの会社なのか」といった採用担当者の興味を向けられやすくなります。
このとき、納得できる理由や目的があって応募してきた人とそうではない人の間には、単に「志望動機が納得できるかどうか」という以上に大きな壁があるのです。
クリエイティブ職としてのキャリアをいったん捨ててでも異業種へ転身したいと考えた理由は、しっかりと考えて説明できるようにしておくべきでしょう。
また、自分自身の今後のキャリアプランを立てておく意味でも、「今の仕事を辞めたい」だけの理由で転職に踏み切るのではなく、先々を見据えた目標を掲げることが重要です。
参考:キャリアプランとは
キャリアプランとは、あなたが将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。
具体的には、以下のようにプランを建てていきます。
デザイナーからアートディレクターにキャリアチェンジする際のキャリアプランの例
時期 | 実現したいこと | そのためにやること |
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1年後 |
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3年後 |
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5年後 |
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デザイナーから企画職にキャリアチェンジする際のキャリアプランの例
時期 | 実現したいこと | そのためにやること |
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1年後 |
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3年後 |
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5年後 |
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キャリアプランを立てる際、まず「キャリアの棚卸し」を行います。
キャリアの棚卸しで出てきた経験(または知識・スキル)をもとに、あなたが新天地でチャレンジしたい働き方をイメージし、そしてそれを実現するためにどんな行動が必要かを考えていきます。
キャリアプランは、上記の「キャリアプランの例」にあるように時期ごとに「実現したいこと」と「そのためにやること」を表形式に落とし込むと、そのイメージを整理しやすくなります。
ポイントは、半年や1年ではなく、3年・5年といった中長期的な期間を見据えることです。
今のうちにマスターしておくべき知識・スキルや取得しておくべき資格が出てくるかもしれません。
数か月に1度のペースでキャリアプランを考えておくと、普段においてもキャリアの軸を持てるようになり、迷いのない判断をしやすくなります。
転職活動は在職中から!時間がない人は転職エージェントを有効活用して
異業種へ転職したい人は特に、転職活動を在職中から進めておき、行き先が決まってから退職するほうが得策です。
退職してから「今までの仕事とは関係のない職種で働きたいです」と応募してくる人を、採用する企業側はどう見るか?を想像してみましょう。おそらく、「退職して経済的に行き詰まりそうなので、どこでもいいから応募したのでは?」といった見方を(それが事実であるかどうかは関係なく)されがちです。
今の仕事が忙しくて時間が取れない人は、自分が働いている間にも代わりに求人を探してくれたり、応募書類や面談時のやり取りについてアドバイスをしてくれたりする転職エージェントを活用することをおすすめします。
異業種への転職の場合、何をどのようにアピールしたらいいのか、仕事内容に対して報酬が適切なのか、社風が自分に合っているのか、といったことが判断しづらいはずです。
第三者の視点からアドバイスをしてもらうことにより、自分にとって必要なアプローチ方法や効果的な伝え方を最短距離を知れて、結果的に転職先を早く決められる確率が増すのです。
4)「デザイナーからジョブチェンジしたい…」という方におすすめの転職エージェント
doda(デューダ)
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都市部・地方ともに豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。企業からのスカウトも多く、たくさんの求人に接していきたい人におすすめの転職エージェントです。
異業種への転職の場合、はじめに想定していた希望職種を途中で変更することはめずらしくありません。
実際の仕事内容を知るにつれて想像と違っていたと感じることも多いからです。そのため、初めから「この職種しか応募しない」と決めてしまわず、いろいろな職種を幅広く検討しておくことが大切です。
dodaは国内最大規模の転職サイトであるだけでなく、転職エージェントとしての使い方もできる点が大きな特徴です。
転職サイトと転職エージェントが求人データベースを共有しているため、多岐にわたる業種・職種の求人を見つけられるのです。
特に転職エージェントを活用した場合、「自分では考えたこともなかった業種」の求人を紹介されることがあります。
「その業種は考えていませんでした」と即座に断ってしまうのではなく、求人の中身や仕事の詳細を聞いてみましょう。もしかしたら、意外なチャンスが見つかるかもしれません。
dodaの活用メリットとデザイナー・イラストレーターからの転職でのおすすめポイント
dodaでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため企業から熱意あるスカウトメールが届きやすいです。
スカウトメールは登録時のレジュメ内容をもとに送付されます。
登録者全員に送付される「軽いオファー」もあれば、面接が確約された「本気のオファー」もあります。
例えばレジュメにこれまでの経歴と併せてデザイナー・イラストレーターとして培った知識・スキルをアピールすることによって、そうした経験・実績を重宝する企業からのスカウト・オファーが届く可能性を高めれられるでしょう。
また、dodaは「レジュメビルダー(職務経歴書作成ツール)」や「年収査定」など、転職活動をサポートしてくれるツールも豊富です。これらを無料で利用するメリットだけでもdodaに登録する価値はあります。
年収査定 |
これまでの経歴からあなたの適正年収を算出。 自身の市場価値を知りたい人におすすめ。 |
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キャリアタイプ診断 |
120問の質問に答えることで、自身の「性格」や「向いている仕事スタイル」、「向いている企業風土」などがわかる。所要時間は10分程度。 |
転職タイプ診断 |
自身が仕事に対してどんなことを大切にしているか、また、今の仕事への満足度などを可視化できる。 自己分析・適職探しにも役立つ。 |
エゴグラム適職診断 |
50問の設問に回答することによって、自身の性格と「適職」を診断してくれる。 |
doda転職フェア |
多くの企業が出展する転職イベント。 企業の担当者に直接話を聞ける機会がある。 ※現在はオンライン中心で開催されている(2024年10月) |
dodaの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約26万件(2024年10月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など |
dodaは求人を自分から応募可能ですが、エージェント経由でのみ紹介される非公開求人も多いです。担当エージェントには初回面談時に希望条件をしっかり伝えておくことで、より有意義なサポートを受けられるでしょう。
マイナビエージェント
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書類作成、面接準備のサポートの手厚さが特徴。とくに「はじめての転職で、不安…」という人におすすめです。
これまで経験のない業種へ転職する際、聞いたことのある社名や知っている商品名が目につきやすいため、どうしても大手企業に注目してしまいがちです。
しかし、上場企業は日本に現存する会社の1%にも満たないと言われるように、中小企業の中にも従業員にとって働きやすい優良企業は数多く存在します。
中小企業の動向は大手に比べて目立たないケースが多いため、異業種から転職する場合は情報を収集しづらいのが難点です。
マイナビエージェントは、就活サイトのマイナビや転職サイトのマイナビ転職で数多くの企業と信頼関係を築いてきたことにより、転職エージェントサービスとして独自のパイプを持っています。
他社にはない独占求人や非公開求人の中には、中小の優良企業もたくさん含まれているはずです。転職後の就労環境を重視したい人は、マイナビエージェントを活用するといいでしょう。
マイナビエージェントの活用メリットとデザイナー・イラストレーターからの転職でのおすすめポイント
業界ごとに専任のキャリアアドバイザーが在籍しており、専門知識を持つプロからアドバイスしてもらえるのが特徴です。業界・職種に特有の転職事情を熟知したキャリアアドバイザーに相談したい人に適しています。
引用元:マイナビエージェント公式サイト
また、大企業だけでなく中小企業の求人も豊富に保有しているため、企業規模に関わらず自分の希望に合った会社を探している人に向いています。
一般的に、大手転職エージェントのサポートは「3ヵ月間」などの期限が設けられています。
一方、マイナビエージェントでは期間の制限はなく、「無期限」でサポートを提供してくれます。「思いのほか活動期間が長引いてしまった…」とった場合も、マイナビエージェントであればサポートを継続してもらえるのです。
期間を定めることなく、かつ転職者の経歴と想いに合った転職先を紹介していくマイナビエージェントのスタイルは、「内定率のアップ」や「納得できる転職の実現」に大きく寄与しています。
実際にマイナビエージェントを利用して転職に成功した人は、入社後にミスマッチを感じることも少ない傾向があります。
マイナビエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約6.7万件(2024年10月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|マーケティング|広報|人事|経理|クリエイティブ(Web・編集・制作など)|ITコンサルタント|システムエンジニア|金融アナリスト|調査・分析|看護師|薬剤師|保育士|不動産専門職|建築・設計アシスタント|デザイナーなど |
業界・職種ごとの専任サポートチームが「じっくり親身になって」支援してくれるのがマイナビエージェントの強み。サービス入会時に登録する情報で担当が決まりますので、経歴・希望条件は丁寧に記入しておきましょう。
リクルートエージェント
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国内No.1の求人数の豊富さ!担当者からの的確かつスピーディな支援も受けられるので、「なるべく早く転職したい」人に特におすすめのエージェントです。
デザイン事務所や制作会社のほとんどは代表者とスタッフ数名といった構成の組織で、株式上場するような規模の企業は存在しません。
意思決定のスピードなど中小零細ならではの良さが体験できる場合もありますが、待遇や安定感では大手企業にはかなわないこともあります。
クリエイティブ職が異業種への転職を検討するにあたって、大手企業の安定感や待遇の良さを転職先の条件として挙げる場合もあるでしょう。
リクルートエージェントはリクナビやリクナビNEXTと同じリクルート社が運営する転職エージェントで、求人数や在籍コンサルタント数は国内トップクラスです。
その知名度とユーザー数の多さから、大手企業が転職エージェントを利用して採用活動を進める場合、候補として筆頭に挙がるのがリクルートエージェントです。
大手企業にこだわって転職活動を進めたいのであれば、転職エージェントはリクルートエージェントがおすすめです。
リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。
全国の地域で対応が可能で、各都道府県の求人も豊富です。拠点も多く、オンライン・電話のサポートはもちろん対面での面談の受けやすさも強みの一つです。
リクルートエージェントの活用メリットとデザイナー・イラストレーターからの転職でのおすすめポイント
リクルートエージェントでは、志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
業界・企業情報はネットで公開されていないものも多いため、レポート情報はあなたの活動に大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとにデザイナー・イラストレーターからのキャリアチェンジ転職に関する有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
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職務経歴書エディタ |
テンプレートや入力例に沿って、職務経歴書を半自動で作成できるサービス。作成後にWordファイルにダウンロードして利用することも可能。 |
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面接力向上セミナー |
企業が「採用したい」と思える面接の必勝法が学べるセミナー。参加者の99%が「満足」以上の回答。 現在(2024年10月)はLIVE配信(オンライン)で行われている。 |
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約47万件(2024年10月現在) |
とくに多い職種 | 営業・販売・カスタマーサービス|企画・マーケティング・経営|管理・事務|物流・購買・貿易・店舗開発|コンサルタント|金融専門職|不動産専門職|クリエイティブ|SE・ITエンジニア|エンジニア(設計・生産技術・品質管理)|建築・土木|医療・医薬・化粧品など |
リクルートエージェントのサポートは効率的かつスピーディに進みます。日頃の活動にかけられる時間を確保しておくと、より有意義にサービスを受けられるでしょう。
ワークポート
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エンジニア、営業、メーカー系はじめ豊富な求人。転職決定率の高さに定評があり、「転職活動をエージェントから力強くプッシュしてほしい」人におすすめのエージェントです。
ワークポート(WORKPORT)は「業界・職種未経験者」のサポートに優れており、なかでもIT・Web業界の支援に強い転職エージェントです。
全都道府県の地域を対象としており、オンライン面談も受け付けています。
また、ワークポートに登録した際に担当となってくれる転職コンシェルジュ(アドバイザー)は、積極的な求人提案をしてくれることでも知られています。
転職先を検討するにあたって、できるだけ多くの求人を比較した上で応募先を決定したい人や、担当アドバイザーからの提案を多く受けたい人は、ワークポートのサポートがマッチしやすいでしょう。
ワークポートの活用メリットとデザイナー・イラストレーターから転職でのおすすめポイント
引用元:転職エージェントのWORKPORT(ワークポート)で 転職相談サービスを体験してみた!
ワークポートは「未経験職種」へのサポートが手厚いことでも知られています。
そのため、デザイナー・イラストレーターから新たにジョブチェンジを検討している人は、ワークポートで積極的な求人紹介と支援を得られやすいでしょう。
引用元:ワークポート 「転職コンシェルジュの転職相談サービス」
「検討の余地があれば求人を紹介する」というスタンスのエージェントのため、転職先の選択肢を広げる際にもおすすめです。
他の転職エージェントに登録したものの、想像していたほど求人を紹介してもらえなかった人や、担当者のレスポンスが鈍く転職活動が進まないと感じていた人にこそ、ワークポートを利用するメリットを実感できるはずです。
ワークポートの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、福島、東京、埼玉、千葉、栃木、群馬、神奈川、新潟、静岡、石川、岐阜、滋賀、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、加賀、愛媛、福岡、長崎、熊本、鹿児島、沖縄 |
公開求人数 | 約11万件(2024年10月現在) |
とくに多い職種 | ソフト開発・システムエンジニア系|クリエイティブ系|通信・インフラエンジニア系|ヘルプデスク・ユーザーサポート|研究・製品開発/品質・評価系|コンサルタント・プリセールス系|ゲーム制作関連|ものづくり系エンジニア|金融・保険・証券系|建設・土木・プラント・設備|不動産専門職|営業系|事務・管理系(総務・経理・財務・人事など)|経営企画・事業開発|マーケティング・プロモーション系など |
ワークポートの積極的な提案を最大限活用するには、初回面談時に希望する職種・働き方をしっかり伝えることです。事前にキャリアの棚卸しをしておくとスムーズでしょう。
パソナキャリア
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ひとりの転職者に平均20時間のサポート。「じっくり丁寧なサポート」を求める人におすすめです。
パソナキャリアは、人材派遣業の代表的な企業として知られるパソナグループが運営する転職エージェントです。派遣事業で築いてきた信頼は厚く、取引企業数は16,000社以上にのぼります。過去の転職支援実績は累計25万人に達しており、豊富な転職ノウハウを有しているのが特徴です。
転職コンサルタントによる丁寧なサポートを特徴としており、利用者の年収アップ率61.7%という実績からもサポート品質の高さがうかがえます。
引用元:パソナキャリア公式サイト
サポート対応地域は全国、かつ全都道府県に支店があります。対面での相談もしやすいエージェントです。
パソナキャリアの活用メリットとデザイナー・イラストレーターからの転職でのおすすめポイント
人材サービスを総合的に手掛けるパソナグループならではの特色として、拠点が全国の都道府県にある点が挙げられます。
拠点が各地にあることで、キャリアアドバイザーによるサポートも受けやすくなるはずです。
転職サービスによっては首都圏や大都市部のみが対象エリアとなっていることも少なくない中、地方での転職にも対応できるのは大きなメリットといえるでしょう。
また、地元の企業との信頼関係を築く上でも、エージェントの企業担当者が高頻度で採用担当者とコンタクトを取っていることは重要です。
地方に本社・支社がある企業の詳細な情報を得られるだけでなく、「パソナキャリアが推薦する人材なら採用を前向きに検討しよう」と思ってもらえる可能性が高いでしょう。
これまでパソナキャリアを利用した人で「じっくりキャリア相談に乗ってくれた」という評判も多く、デザイナー・イラストレーターからのジョブチェンジの相談にも適しています。
また、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、さらには自己分析やキャリアの棚卸しについても、キャリアアドバイザーが親身になって二人三脚で取り組んでくれるので、「転職活動をひとりで進めるのは不安…」という人にもおすすめです。
パソナキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約4.0万件(2024年10月現在) |
公開求人数とくに多い職種 | 営業職|管理・事務|IT・Webエンジニア|技術職(電気・電子・機械・化学)|クリエイティブ|マーケティング・企画|コンサルタント・士業|販売員・サービススタッフ|研究・開発(メディカル)|専門職(Web・IT・ゲーム|金融|不動産・建設)など |
丁寧なサポートゆえに、転職者のやる気、熱意も求められます。転職するにあたって「これだけは譲れない」という希望条件を持っておくと、担当エージェントも求人紹介がしやすくなります。
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まとめ)デザイナーで培った「クリエイティブの経験値」を活かした転職を実現させよう
異業種への転職となると、どうしても「今までのキャリアを捨てて振り出しに戻る」といったイメージを持ちやすいかもしれません。
しかし、デザイナーとして働いてきた中で得た経験・スキルは、他業種でも必ずどこかで活かせるはずです。
そのためにも、これまで積み重ねてきた経験や磨き上げてきたスキルに自信を持つことが大切です。クリエイティブ職の経験値を最大限に活かし、後悔のない転職活動を実現させましょう。