『みんなの転職「体験談」。』
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栄養士として「働くロボット」のように過ごした日々にさよならを|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
飲食業
職種
栄養士
従業員規模
約300名
年収
250万円

転職後

AFTER
職業
飲食業
職種
栄養士
従業員規模
約100名
年収
280万円

目次

コーヒーさんの転職ストーリー

1これまでの私

「働くロボット」のように過ごした日々

飲食店・栄養士の職場イメージ

今も昔も、栄養士として働いています。

飲食業の栄養士とは

飲食業における栄養士は、食事の栄養バランスや品質管理を担当し、健康的で美味しい食事を提供するための専門職です。
メニューの開発や栄養価の計算、衛生管理などを通じて、飲食店や給食施設などで重要な役割を果たします。

飲食業の栄養士の主な仕事内容

仕事内容 説明
メニューの栄養管理 メニューの栄養バランスを考慮し、栄養価の高い食事を提供します。各食材の栄養成分を計算し、適切な分量を決定します。
メニュー開発 新しいメニューの企画・開発を行います。食材の選定から調理方法まで、健康的で魅力的なメニュー作りをサポートします。
食材の品質管理 食材の安全性や品質を管理し、鮮度や保存状態をチェックします。適切な食材の選定と管理によって、安全な食事の提供を確保します。
衛生管理 調理環境の衛生管理を徹底し、食中毒のリスクを防ぎます。衛生基準に基づいて調理器具や食材の取り扱い方法を指導・管理します。
スタッフ教育 調理スタッフや従業員に対して、食材の取り扱いや衛生管理、栄養に関する知識を教育し、全体のレベル向上を図ります。

転職前は、毎日働くことしか頭になく、他に何かに熱中することもないまま、ただただ一日一日が過ぎていきました。

仕事が激務だったのです。

業務中もほとんど休憩が無く、毎日残業続きで、1ヵ月間休みが1日も無い月もありました。

もうまさに働くロボット状態でした。

家族は両親と弟の4人家族で、当時いっしょに暮らしていたのですが、仕事が終わって家に帰ってからは会話する気力もないぐらい疲れ切っていました。

たまにある休みの日の前日は本当に嬉しかったです。

休みの当日の朝は少し遅めに起きて、郊外のショッピングモールまでマイカーで出かけて、買い物をするのが楽しみでした。

でも、休みの日というのはあっという間で、「このまま休みの日がずっと続けばいいな」といつも思っていました。

2転職のきっかけ

私が「転職しよう」と思った理由。

イメージ図:毎日の仕事の忙しさで悩む20代女性

本当に毎日が激務で、仕事以外で自分がしたいことが何もできずにいたこと──、それが、私が転職しようと思った一番の理由でした。

歌にダンスに旅行と、趣味は結構多い方だったのですが、仕事をしてからはそれらすべてやらなくなってしまって、もはや趣味と言ってしまうのも憚れるような状態でした。

とうぜん、友達とも会う機会もなくて。
学生時代の友達とはどんどん疎遠になっていきました。
(この先、友達が一人もいなくなってしまうのでは)という不安もありました。

あとは、イライラするときが多かったこと。仕事のことで頭がいっぱいになって余裕がなくなってしまうんです。
家族と接するときについ八つ当たりしてしまって、関係がギクシャクしたこともありました。

でも、あとから振り返ってみるとおかしな話です。
そもそも仕事って、その人の生活を充足するためにやるものではないでしょうか。

それが、私にとって全く逆だったのです。
仕事によってそれ以外の自分の時間がほとんど奪われてしまい、更には周りの人との関係が疎遠になったり悪化していったり──、何のために仕事をしているのかが分からなくなりました。

あるとき、母親から

「別の仕事も考えてみたら?」

と、言われました。
ちょうど入社して5年が経った頃のことでした。

3転職活動中

疎遠になっていた友達が、転職を応援してくれた。

イメージ図:転職活動をする20代女性

転職活動にかけた期間は2ヵ月です。
前職で働きながら転職活動をしました。

利用した転職サービスは、リクルートエージェントインディード、タウンワークなどです。

毎日12時間労働で週6日勤務でしたので、その合間に転職活動時間を持つのに大変苦労しました。

幸運だったことは、「転職しようと思っている」と疎遠しがちだった友達に伝えたところ、親身に話を聞いてくれて色々アドバイスをしてくれたことです。

友達も2年前に転職を経験しており、そのときのことから「こうすると良いよ」ということを教えてくれました。

たとえば、
希望する業種・職種を明確にしないと求人をきちんと選べないこと
転職エージェントとの面談前に、転職理由を希望条件を明確にしておくこと
企業面接の際は前職についてネガティブな感想は言わないこと…などなど。

どれも経験してみれば至極当然なことと感じられるのですが、はじめての転職だった私はいつも「なるほど、そうなのか!」といつも勉強になりました。

私が目指した業種・職種は前職同様に「飲食業:栄養士」でした。
そして転職方針は、残業が蔓延化しておらず、週休2日しっかり休める職場。

これらをリクルートエージェントの担当さんに共有して、おすすめの求人を紹介してもらいました。

忙しい毎日において、2ヵ月で希望する条件の職場から内定をもらえたのは、友人のアドバイスが非常に大きかったと思います。

転職先が決まったとき、まず思ったことは「今度は私が、他の友人が転職に困っているときに助けてあげよう…!」ということでした。

4転職後

新しい職場ではじめて感じられた、「余裕」と「やりがい」。

イメージ図:飲食店・栄養士の転職後の職場

転職後の新しい職場は、前職に比べて勤務時間が短く、休日も週に二日取ることができました。
残業もほぼなく、定時で退勤できます。

仕事内容は前職と変わりなく、栄養士としてのスキル・経験を活かしての仕事ができています。

給与は前職とさほど変わらないので、もっと早く転職しておけばよかったなあとつくづく感じました。

精神的にも体力的にも余裕が出来て、のびのびと業務に励むことができています。

ただ、従業員が少ない職場だったため、誰かが欠勤や別店舗への救援に行った際に、残された人に業務量が集中することが度々ありました。

何度かそのような経験をしたのち、「こういう事態になったときのために、普段からの無駄な作業を徹底的に減らし、効率化しておこう」と考えて、とても大変でしたが少しずつ業務改善を進めていきました。

職場では栄養士の専門知識を持つ人がふだん私以外に居なかったのです。
そのため、皆が私の効率化のアイデアについてしっかり聞いてくれ、そして協力してくれました。

こうした動きは、前職では全くなかったことです。
とても大変でした。ですが、それ以上にやりがいを感じられました。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。そして、これから目指したいこと。

イメージ図:これからのキャリアプランを考える20代女性

当時の転職を振り返って、思うことはたくさんあります。

たとえば、退職理由と希望条件は分けて考えること。大抵の人は、ここがごっちゃになってしまうんですよね。

きちんと整理しておくと、求人選びがスムーズになり、かつ職歴書や面接の自己PRもとてもやりやすくなります。言うなれば、「迷いのない転職ができるようになる」といったところでしょうか。

それから、これは業種にも限られるでしょうが、求人情報を見ているだけではなく、直接職場に足を運び、実際の職場の雰囲気、環境を自分の目で確かめることが、大切だと感じました。

そして一番感じたことは、「もっと早く転職すればよかった」ということですね笑

◇ ◇ ◇

今後のステップアップとして、管理栄養士の資格取得を目指しています。

管理栄養士とは

管理栄養士は、特に専門的な知識と技術をもって、個人や集団の健康維持・増進、病気予防や治療のための栄養管理を行う資格です。
病院や福祉施設、学校、企業の給食施設など、幅広い現場で活躍し、栄養指導や食事計画を担当します。

管理栄養士の概要

項目 説明
管理栄養士の目的 健康維持や病気予防、治療を目的に、栄養管理や食事指導を行います。特に疾患を持つ人々や高齢者など、栄養管理が重要な対象に対して適切な食事計画を立案し、サポートします。
管理栄養士の資格取得で学べること
  • 栄養学の基礎知識
  • 臨床栄養学と疾患別の栄養管理方法
  • 食品衛生と安全管理
  • 集団給食の計画と運営
  • 栄養指導の技術と心理学
受験資格 管理栄養士国家試験の受験資格を得るには、指定の栄養士養成施設で定められた課程を修了し、一定の実務経験を積む必要があります。詳しくは厚生労働省のウェブサイトで確認できます。
参考サイト 厚生労働省 – 管理栄養士国家試験

業務時間が減ったため、資格勉強の時間も設けることができています。

資格取得後は、また別の業務にチャレンジできたらいいなと思っています。

管理栄養士として食のプロフェッショナルになることが、現在の私の大きな目標です。

また、私自身の働き方はこれから結婚・出産といったライフイベントに合わせて変化していくでしょう。

その際に、そのときどきのフェーズに合った働き方ができるように、転職についてもフットワーク軽く対応していきたいと思います。

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応募者の転職への意気込みに合わせて、サポートが充実する傾向があります。登録前にいちど「キャリアの棚卸し」「転職理由の整理」を行い、エントリーの際にしっかり想いを伝えておくとよいでしょう。

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