リクナビNEXTの上手な使い方! 転職初心者~中級者までのリクナビNEXT活用術4選
[最終更新日]2024/08/15
転職活動を始めるにあたって、求人を探すために転職サイトを利用する人は多いでしょう。
ところが、いざ会員登録して利用し始めてみると、どのような機能や活用方法があるのか分からず戸惑ってしまうケースも多いです。
この記事を読んでわかること
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目次
リクナビNEXTのメリットは「求人数の豊富さ・幅広さ」
2024年現在、転職サイトと称される求人紹介・人材紹介関連のサービスを提供する企業は約2.8万社あるといいます(※厚生労働省「営職業紹介事業所数の推移」より)。
転職サイトを利用する人のほとんどは「求人検索」のために利用するはずですので、転職サイトはどこを使っても同じと思われがちです。
しかし、転職サイトには各社で強みや特徴がありますので、決して「どこを使っても同じ」ではありません。
そこで、リクナビNEXTの具体的な活用術を紹介する前に、そもそもリクナビNEXTとはどのようなサービスなのか、その特徴や活用メリットについて確認しておきましょう。
リクナビNEXTの特徴
リクナビNEXTはリクルートグループが運営する転職サイトです。リクルートと言えば、新卒の就職活動で利用される「リクナビ」がよく知られています。
このリクナビのサービスを転職者向けに特化したのが「リクナビNEXT」です。
サービス概要 | 転職サイト 《主なサービス内容》
|
---|---|
取り扱う求人の業種・職種 | 全業種・職種 |
サービス対象 | 全年齢 |
対応エリア | 全国 |
公開求人数 | 約17万件(2024年8月時点) |
取り扱い求人で多い職種 |
|
料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
対応可能なエリアは全国で、ほぼあらゆる業種・職種の求人を扱っているのが特徴です。
転職サイトの中には、求人エリアが首都圏や大都市近隣に限られていたり、特定の業界や職種に絞った求人を掲載していたりすることもありますが、リクナビNEXTの場合は「どんな人でも利用できる」と言えるほど幅広くサービスを展開しています。
転職サイトを利用するにあたって、次のようなことを懸念していませんか?
「地元で働きたいけれど、近隣の求人情報は載っているだろうか?」
「あまり知られていない業界の求人でも探せるの?」
リクナビNEXTは、こうした要望にも十分に応えられますので、転職を検討している人に幅広くおすすめできる転職サイトと言えるでしょう。
リクナビNEXTのメリットは、求人数の豊富さと幅広さ
数多くある転職サイトの中でもリクナビNEXTを利用するメリットの1つに「求人数の豊富さ」「幅広さ」が挙げられます。
掲載されている求人数の多さは、転職者にとって希望に合った求人を探しやすいのはもちろんのこと、転職サイトとしての信頼度という面でも利用する上での大きなメリットになっています。
掲載求人数が多いということは、求人広告を出すにあたってリクナビNEXTを媒体に選ぶ企業がそれだけ多いことを意味しているからです。
新卒採用でリクナビを活用しているので、中途採用でもリクナビNEXTを活用するという企業も少なくありません。
掲載求人数の豊富さは、人材募集に力を入れている企業や、積極的に良い人材を探したいと考えている企業の多くがリクナビNEXTを選んでいることの証なのです。
また、扱っている求人の業種・職種が幅広いため、転職を希望する業種・職種が決まっている人はもちろんのこと、幅広い業種・職種から探したいと考えている人にとっても、リクナビNEXTは活用するメリットを得られる転職サイトなのです。
リクナビNEXT活用術#1 利用はスマホアプリ&PCの組み合わせがベスト!
転職活動の大きな壁は「時間」です。
多くの人が在職中に転職活動を進め、転職先が確定してから退職を申し出るため、仕事の休憩時間や通勤中など、スキマ時間をうまく活用して求人を探したり、選考状況をチェックしたりする必要があるのです。
このような転職活動において非常に役立つのがスマホアプリです。
リクナビNEXTのスマホアプリはWeb版と同期させて、いつでもどこでも利用できます。
たとえば、気になる求人をスマホアプリでチェックした場合、Webからも同じ求人を「気になるリスト」を通して確認できます。
「以前に見て気になっていた求人があったけれども、社名を忘れてしまって見つけられない」といったことを防ぎ、求人を効率的にチェックしやすくなっているのです。
在職中に日常業務と並行して転職活動を進める予定の人にとって、「今は詳しく見ている時間がないので、帰宅してからじっくり読みたい」「応募する際に企業へ送るメッセージはPCでじっくり作成したい」といった場面は少なくないはずです。
リクナビNEXTを利用するなら、スマホアプリとPCの組み合わせがベストでしょう。
リクナビNEXTのスマホアプリのインストール手順
リクナビNEXTのスマホアプリは、アプリ単独でも会員登録や希望条件の設定ができるようになっています。
ただし、プロフィール(職務経歴)や応募時の志望動機といった情報量の多い入力はPCのほうがやりやすい人も多いはずですので、まずはWeb版ページで会員登録・希望条件の設定を行ってからスマホアプリをインストールするとスムーズに利用開始できます。
スマホアプリにログインする際、Web版で登録したときと同じアカウントを使用することにより、Web版とスマホアプリを簡単に連携できるのです。
スマホアプリでは、初回起動時に希望条件を入力できるようになっています。
時間がない人は、まずスマホアプリで大まかな条件のみ設定しておき、休日など時間が取れるタイミングでWebから詳細情報を入力してもいいでしょう。
リクナビNEXT活用術#2 興味ある分野の「求人情報チェック」
求人を検索しても「希望条件に合う求人が少ない」「希望条件に合わない求人が多数表示される」などということがあると、求人情報をチェックするだけでも膨大な時間を要します。
場合によっては希望条件に合わない求人に埋もれて、自分にとってベストな条件の求人を見落としてしまうことにもなりかねません。
リクナビNEXTは希望条件に合った求人のレコメンド機能に力を入れています。設定した条件や検索した求人の傾向をAIが分析して、条件に合う求人を優先的に表示してくれるのです。
スマホアプリでは、希望条件に合った求人のレコメンドをプッシュ通知で受け取れます。
希望条件に合った求人が新たに掲載されたときや、気になるリストに保存していた求人の掲載終了が迫っているときに、随時スマホへ通知してくれるのです。
「気になっていた企業があったのに、気がついたら募集を終了していた」などということがないように知らせてくれるのは、忙しい転職希望者にとって嬉しい機能の1つです。
リクナビNEXTの求人情報チェック機能の設定方法
希望条件の設定では、業種や職種、勤務地といった基本的な情報はもちろんのこと、服装自由の職場や土日祝休み、女性が活躍中、育児・介護休業取得実績あり、といった詳細な条件を設定しておけます。
また、「未経験者歓迎」「固定給35万円以上」といった求人ごとの特徴を設定しておくこともできるので、「良い会社だとは思うけれども条件面が合わない」「応募要件を満たしていない」といった事態を最小限に抑えられるようになっています。
設定した希望条件は、スマホアプリでのプッシュ通知だけでなくEメールへの通知で受け取ることも可能です。
この機能によって、求人を自分から探しに行かなくても条件に合った求人情報を届けてもらえますので、求人検索にかける時間や労力を大きく削減できるのです。
リクナビNEXT活用術#3 自身の強み・適性を見出す「グッドポイント診断」
リクナビNEXTに会員登録すると、独自の診断ツールの「グッドポイント診断」を受けられます。
所要時間およそ15分程度で質問に答えていくことで、自分の強みやアピールポイントを本格的に診断できるのです。
グッドポイント診断で得られる診断結果は、18種類の中からとくに強みと思われる5つの項目です。
「慎重性」「柔軟性」「独創性」といった自分の強みを客観的に診断してもらえますので、自己分析を進める上で大変参考になるはずです。
自身の強みの分析は転職エージェントなどで面談を通じてプロに分析してもらうことも可能ですが、「転職エージェントに登録するのはちょっとハードルが高い」「まずは自分でやってみたい」と考えている人にとくにおすすめしたい診断です。
さらに、診断結果を応募時に添付して企業へ直接強みを伝えることもできます。客観的な診断結果ですので説得力があり、書類選考の時点で自身の強みをアピールすることにもつながります。
グッドポイント診断の進め方
グッドポイント診断は、リクナビNEXTトップページの下部から診断開始へと進みます。診断は無料ですので気軽に試してみましょう。
質問は約300問あり、自分はAとBのどちらに近いのか、「A」「どちらかといえばA」「どちらかといえばB」「B」の4択で選んでいきます。
300問と聞くとハードルが高い感じがするかもしれませんが、1問1問じっくりと考えて取り組むというよりは、直感的に「Aに近い」「Bに近い」と判断していき、迷う場合は「どちらかといえば」を選べば問題ありません。
質問内容も決して難しいものではないので、自分が思うままに次々に選んでいくのがコツです。一応、制限時間が設けられているものの、早い人なら制限時間に十分な余裕をもって診断を終えられるでしょう。
リクナビNEXT活用術#4 職務経歴書を充実し、良質なスカウト・オファーメールを獲得
リクナビNEXTには、転職希望者が企業に応募するだけでなく、企業の側から登録者に対して「うちの選考を受けませんか?」とお誘いが来る機能があります。v具体的には「スカウトメール」と「オファーメール」の2種類があり、スカウトは企業の採用担当者が直接指名してくれるケース、オファーは応募要件を満たすと思われる登録者に対して送られるDMのような位置づけとなっています。
スカウトやオファーは採用を約束するものではなく、場合によっては通常の応募と同じように書類選考からスタートするケースもありますが、中には一次面接確約や「ぜひうちに来ていただきたい」といった「濃い」スカウトが届くこともあります。
こうした機能の良い点として、自分で検索しているときには目にとまっていなかった企業や業界から思わぬお誘いが届くケースが挙げられます。
また、求人の中には一般公開されていない非公開求人も多数あり、通常は転職エージェントを通じてしか応募できないのですが、オファーを受け取った人は応募可能な場合もあります。このように、スカウトやオファーを活用することで、希望条件に合った企業とのマッチング成功率を高められるのです。
リクナビNEXTでの、職務経歴書(レジュメ)の充実ポイント
良質なスカウトやオファーを受け取るには、リクナビNEXTに登録する際に入力するプロフィールを充実させておくことが重要なポイントとなります。
企業は転職希望者のプロフィールからスカウトやオファーを送るかどうかを判断していますので、たとえ今すぐ応募する企業が見つかっていない場合でも、プロフィールを詳細に記載しておき、スカウトメールやオファーメールを受け取れるように準備しておきましょう。
具体的には、とくに次の5つの項目は企業からの注目度が高いため、しっかりと記載しておくことが大切です。
職務経歴
必須項目となっているのは「業種」「雇用形態」「年収」ですが、これ以外の「社名」「従業員数」「勤務地」といった任意項目まで空欄がないように入力しておくことをおすすめします。
「主な職務内容」は他社の採用担当者が見ても分かるよう、勤務先特有の用語は避けて一般的な表現で記載します。
職務内容は文章で書くのではなく、時系列で記載するか、またはキャリアごとに見やすく記載しましょう。
ただし、スカウトサービスの場合は不特定多数の企業から閲覧できる状態になっていますので、勤務先の社名や商品名など、個人の特定が可能な情報は記載しないように注意しましょう。
経験職務
経験職務は選択式になっています。いくつでも登録できますが、スカウトサービスで企業が閲覧できるのは5項目までです。
したがって、5項目以上を登録するのであれば企業にどの経験職務を知ってもらいたいか、公開・非公開を設定しておく必要があります。
資格・語学
保有資格や語学力を証明するTOEICスコアなどがあれば記載しておきましょう。
ただし、保有資格は多ければ良いというものではなく、希望する業界や職種に関連するものを優先的に記載します。
あまり関連性のない資格が羅列されていると、次に紹介する「キャリアプラン」との整合性が図れなくなることがありますので注意しましょう。
キャリアプラン
採用担当者にとって「この人材を採用したら将来どのように成長してくれそうか」を判断する際、重要な項目になります。
目指すべきビジョンや方向性が明確であることが伝われば、入社後にどういった仕事を任せられそうかが具体的にイメージしやすくなります。
また、キャリアプランは現職の退職検討理由や志望動機とも密接に関わっています。「今後どうしたいか」とともに「なぜそう考えるのか」といった理由も記載するとより効果的です。
自己PR
自己PRは自由記述形式となっていますが、内容は職務経歴や経験職務、今後のキャリアプランと連動したものになっていることが重要です。
自身の強みとなる経験や、アピールしておきたい実績を記載するとともに、転職後にどう活躍したいかを記載しましょう。
なお、職務経歴と同様に不特定多数の企業から閲覧される項目ですので、社名や商品名など個人が特定できる情報は記載しないようにしましょう。
まとめ)リクナビNEXTを上手に使いこなして転職を成功させよう
リクナビNEXTは大手転職サイトの1つで、転職検討者の多くが利用しています。
それだけ多くの人が利用するのも納得の充実した機能が用意されていますので、それらをいかに上手に活用していくかが大切なポイントとなります。
リクナビNEXTの新着求人更新は毎週水曜・金曜となっています。働きながら転職活動を進める多くの人にとって、週2回の更新情報を追っていくのは案外大変なことです。
スマホアプリとの連携やEメール通知、プッシュ通知といった機能をフルに活用して、上手にスキマ時間を使えるかどうかが転職成功のカギを握っていると言ってもいいでしょう。
この記事でご紹介した活用術を参考に希望条件に合った求人を見つけ、転職成功へとつながることを願っています。