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「私、職場で浮いている…」後輩から悪口を聞かされた私が、医療事務から組み立て作業員に転職した話|転職体験談

転職前

BEFORE
職業
医療事務
職種
医療職
従業員規模
1000人
年収
180万円

転職後

AFTER
職業
組立作業員
職種
製造業
従業員規模
100人
年収
200万円

目次

ユミコさんの転職ストーリー

1これまでの私

どんな仕事も、細かい気配りがなくては回らない。

イメージ図:医療事務として働く女性

専門学生の時に医療事務の資格を取得してから、ずっと医療事務の仕事に就いて働いていました。

家族構成は私(42)と夫(37)の2人で、子供は居ません。

医療事務という仕事は、職場で「雑用に近い仕事」と見られることもたまにあります。ですが、私は仕事が好きでした。

どんな仕事も、細かい気配りがなくては回りません。
そして、私はそうした役回りが人より得意でした。

「自分がいて、この職場は成り立っている」という気持ちを持って、仕事に対して取り組んでいました。

入院された患者様をスムーズにミスなく手続きする。
そして、笑顔の患者様を見送る。

それらひとつひとつの行為が、私の仕事に対するやりがいに繋がっていました。

2転職のきっかけ

ワタシハ、職場デ、浮イテイル?

イメージ図:職場での孤立

私が転職しようと思ったのは、

(あれ…、私いま、職場で浮いてきてる?)

と感じることがだんだん多くなってきたからです。

それは、いつの間にか周りの同僚が辞めて行ったことで、普段休憩中に話をできる人が居なくなったことや、毎年医療事務という枠で何人もの若い子が入って来て、世代間ギャップが生じてきたことによるものでした。

その若い子たちの態度にも、いささか問題があって。
私と話しているときはややどうでも良いような様子で話を聞きますし、仕事を教えてもメモを取らない、ミスをしたことを指摘しても返事は不貞腐れながら。

最初のうちは「まあ、そんなものだろう」と流すようにしていましたが、私自身も徐々に居場所の無さを感じるようになり、後輩に対してもどう接していけば良いのかと悩むようになってきました。

決定的であったのが、私の上司が若い子たちとで、私の悪口を話しているところを偶然聞いてしまったのです。

(今まで一生懸命仕事に尽くしてきたつもりなのに、なぜこんな仕打ちを受けなければいけないのだろう…)

そう思ってしまったら、もう駄目でした。頑張る気力がまったく無くなってしまったのです。

3転職活動中

年齢の壁。

イメージ図:転職活動中の女性

当時、「一日も早く辞めたい」と思っていました。ですので、転職活動は退職後からの始動でした。

苦労したことは、年齢の壁でした。

当初は転職先として医療事務の職に就くことが希望だったのですが、ほとんどが35歳以下という年齢制限の求人。

ハローワークで仕事を探していたのですが、やっとの思いで見つけたと喜んだ求人も、書類や面接でことごとく落とされました。

(このままでは新しい職場は決まらないだろう…。方針を医療事務以外に変えていかないと…)

それからは、私の年齢でなおかつ未経験で出来る仕事を探すようにしました。

しばらくして、見つけたのは製造業の組立作業員

主婦層が多いと聞いて安心した私は、100人規模の工場で働くことを決めました。

4転職後

新しい職場で、待ち受けていた状況は。

イメージ図:工場の組み立て作業員

転職後の新しい職場では、初日に部署が案内され、私は製品の組立作業員として仕事が任されることに。

職場の皆さんに挨拶して、リーダーの方に仕事を教わりましたが、仕事内容自体は本当に単純で、すぐに覚えることが出来たので安心しました。

また、一緒に働くほとんどの人が私と同じくらいの世代の人だったので、前職のような肩身の狭い思いをしなくて良いのだと嬉しく思いました。

しかしその後、私は主婦層の女性の集まりの陰険さを知ります。

常に誰かの粗探しと、新しい噂や情報を嗅ぎ回ってネタにするのが楽しみのようで、数日すると、私は影で色々悪口や噂を立てられるようになりました

そのうわさも、ほとんどが事実ではなく憶測なんです。
ずいぶんと嫌な気持ちになりました。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

イメージ図:コーヒーブレイク

今回の転職を行ってみて、私は前職がいかに恵まれていたかを思い知らされました。

私は前職で浮いていたのですが、別にいじめられていたわけではなかったのですから。

若い子が私に対する陰口をしていたのを聴きましたが、今の職場のことを思えばそれほど大したことではなかったんだなと思います。

それよりも、私はやる気のない、責任感のない若い子を育てていくことからいつも逃げていた──、そのことを、身をもって気づかされたのです。

もっと私が後輩と向き合って、「どうすれば仕事が楽しく出来るようになるのか」「どうしたらミスが無くなるようになるのか」といったことを、親身になって、寄り添って、考えてあげられたら良かったんだと後悔しました。

自分が未熟だったことと、勤続年数を重ねていても後輩を指導出来るような存在ではなかったんだと、悔しく、悲しくなりました。

◇ ◇ ◇

今は製造業として初めての経験しています。

そして周りの主婦層の方々からの悪口や嫌がらせに耐える日々です。

ですが、今回は辞めずに留まろうと思っています。

それは、今まで仕事ばかりと向き合い、人付き合いでは一切向き合ってこなかった自分を、変えたいから。

きっとどこの職場へ行っても、人間関係は付き物です。

逃げるのではなく、それをどう解決すれば良いのか考えながら仕事していきたいです。

いま私が目指しているのは、リーダー職でです。

経験を積んで任せてもらえることになった時には、今度こそは後輩に寄り添った指導をしていきたいです。

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