『みんなの転職「体験談」。』
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30代半ばの派遣社員。「コロナ禍」と「転職が決まらない」が同時にやってきた|私の転職体験談

かお さん(女性 35歳 北海道)
ちょっと成功、
やや失敗

転職前

BEFORE
職業
コールセンター
職種
オペレーター(派遣社員)
従業員規模
約100名
年収
200万円

転職後

AFTER
職業
建築業
職種
事務(派遣社員)
従業員規模
5名
年収
240万円

目次

かおさんの転職ストーリー

1これまでの私

正社員で働いて、派遣社員になって、そして再度正社員を目指して。

コールセンターの仕事

社会人になった当初、私は家具の販売職として6年ほど正社員で働いていました。

そしてもうすぐ30代になろうというときに会社を辞め、派遣社員としてコールセンターの仕事を始めました。

コールセンターの仕事を選んだ理由は、「仕事への負担が軽く、プライベートの時間を持ちやすいから」でした。

コールセンターのオペレーターとは

コールセンターのオペレーターは、企業の窓口として顧客からの問い合わせや相談、クレーム対応を行う職種です。電話やメール、チャットを通じて、顧客の問題を迅速かつ適切に解決する役割を担っています。オペレーターは、商品やサービスに関する知識を活かし、顧客に分かりやすい説明や提案を行い、顧客満足度の向上を目指します。また、トラブルシューティングや注文受付、アフターサポートなど、多岐にわたる業務を担当します。

コールセンターのオペレーターの主な仕事内容

仕事内容 説明
顧客からの問い合わせ対応 顧客からの電話やメール、チャットを通じて商品やサービスに関する質問に答え、問題解決をサポートします。
クレーム対応 顧客からの不満やクレームに対して冷静に対応し、問題の原因を特定して解決策を提案します。
注文受付と処理 電話やオンラインでの注文を受け付け、システムに入力して正確に処理します。
アフターサポート 購入後の顧客に対して、使い方の説明や問題解決のサポートを行い、長期的な顧客関係を維持します。
データ入力と報告 顧客対応の結果をシステムに入力し、上司や他部署への報告を行います。これにより、サービスの改善や品質向上に貢献します。

実際その通りだったのですが、その代わり給料はとても安くなりました。

30歳半ばに差し掛かって、「このまま独身生活を続けていくとしたら、正社員での雇用を目指したほうが良いだろう」と思い、再度の転職活動を始めました。

ですが、そこで直面したのが「30代女性の、転職の厳しさ」。
資格もスキルもありませんでしたし、年齢ももう若くないということもあってか、とにかく転職が決まらなかった。

それで私は、公共の職業訓練校に通うことにしました。

職業訓練校とは

職業訓練校は、就職やキャリアアップを目指す人々に、職業に必要な技能や知識を提供する教育機関です。多様な職業分野に対応した訓練を実施しており、実務に直結したカリキュラムが特徴です。
受講後には、就職支援やキャリアカウンセリングも行われます。

職業訓練校の概要

項目 説明
受講形式、期間 訓練は主に通学形式で行われ、期間は数週間から1年程度です。離職者向けの訓練や、在職者向けの短期コースもあります。
主なカリキュラム ITスキル、製造技術、介護、調理、美容など、実務に直結した職業分野のカリキュラムが提供されます。資格取得を目指すコースも人気です。
受講の流れ
  • ハローワークでの求職申込みと職業相談
  • 訓練の受講申し込み
  • 面接や筆記試験などの選考を受ける
  • 合格後、受講開始
受講の条件 1年以内に公共職業訓練を受講していないことや、ハローワークに求職申込みをしていることが条件です。コースごとに選考が行われます。
参考サイト 厚生労働省:ハロートレーニング

そのときは完全に無職状態でしたから、私は失業手当を受給しながら講習を受けました。

2転職のきっかけ

職業訓練校に通う最中に、「コロナ禍」がやってきた。

コロナ禍

職業訓練校で、私は建築関係の科を選び、木材の加工やCADを学びました。
以前、家具の販売職を経験していて、これらの分野に興味があったからです。

それに、「できたら、図面やインテリアに関わる仕事へ再就職したい」とも思っていました。

しかし残念なことに、職業訓練を終えた後に建築関係の仕事に就く人は少なかったです。それは、私も含めてのことでした。

私が職業訓練に通っていたのは2020年です。
途中、コロナ禍で職業訓練校が1ヵ月ほど休校になったりと、いくつも予期しないことがありました。

訓練生

「コロナ禍で、就職面接が中止になった」

ハローワークでは興奮気味に相談員に話している人たちを、何人か見かけました。

3転職活動中

不安と焦り──正社員にこだわっていては危険!?

転職活動

職業訓練校に通っていた人たちのコロナ禍に対する反応は、大きく二つに分かれました。

ひとつは、「コロナ禍が落ち着いたら活動しよう」と、ゆったり構えている人。
そしてもうひとつは、「このまま、長い期間働けない状態が続いたらどうしよう」と焦りを感じている人。

私は、後者の方でした。

それで、訓練校に通いながらも正社員に限定せず、派遣社員やアルバイト雇用の求人も探し始めました。

ハローワークに掲載されている求人やインターネットの転職サイトを中心に、毎日3~4回、気になっている業種やキーワードで検索をかけて調べまくって、そして良さそうな求人に応募しました。

「そんなに頻繁に求人をチェックしても、出てくる内容は変わらないだろう」と思ったかもしれません。──実際、その通りでした。

ですが、とにかくチャンスを見逃したくなかった。新着情報には私がいちばん早くチェックして、そして応募したかった。その一心でした。

なかなか良い求人に巡り合えず、そして「ここなら良いかな…」と思った求人に応募しても書類審査や面接で落とされて…という日が続きました。

特に、正社員求人はハードルが高く感じました。
このコロナ禍で、正社員への転職は殆ど無理だろうと思いました。

ある時、事務系の仕事向けの小さな派遣会社が新着求人を出していて、福利厚生もしっかりしていそうと感じて応募したところ、そこでようやく「採用」となりました。

4転職後

新しい職場で、待ち受けていた環境は。

新しい職場

私の最初の派遣先は、いわゆる「大手ゼネコン」の事務職でした。

ゼネコン会社の事務職とは

ゼネコン(総合建設業)会社の事務職は、建設プロジェクトの円滑な進行をサポートする役割を担っています。主に、書類作成、データ管理、経理業務、電話対応、取引先との連絡調整など、幅広い事務業務を担当し、建設現場と本社や各部門をつなぐ重要な役割を果たします。事務職は、プロジェクト管理やスケジュール調整のサポートを行い、プロジェクトの成功に貢献します。

ゼネコン会社の事務職の主な仕事内容

仕事内容 説明
書類作成・管理 契約書、見積書、請求書など、建設プロジェクトに関連する各種書類の作成・管理を行います。正確なデータ入力や整理が求められます。
経理業務 プロジェクトに関する経費精算や支払い処理、予算管理など、経理関連の業務をサポートします。費用の管理はプロジェクトの成功に直結する重要な業務です。
電話・メール対応 取引先や現場スタッフとの連絡調整を行い、プロジェクトに関する問い合わせ対応や情報共有を担当します。
スケジュール管理 プロジェクトの進行状況を把握し、会議や納期のスケジュールを管理・調整します。各部門との連携を円滑に行うためのサポートをします。
資料作成と報告書の作成 プロジェクトに関連する資料や報告書の作成を担当し、関係者に正確な情報を提供します。報告書の作成はプロジェクトの進捗管理において重要です。

従業員は数千人と多く、オフィスもとても広くて。
社内は営業の人たちで活気づいていて、(この会社は、コロナ禍の影響はあまり受けていないのかもしれない…)と感じたほどでした。

上司の方は私の状況を親身になって話を聞いてくれ、「うちの会社で長く勤められたら良いね」と言ってくださいました。

ですがそれから2~3ヵ月ほど経って、フロア内の営業の人たちの活気が少し影を潜んだようになってきて。
どうやら案件がどんどん減っていったようで、そのうちに上層部から有給消化を推奨する連絡がきました。

コロナ禍の影響が、少し後から、そしてとても大きくやってきてしまったのです。

結局、私はわずか半年の契約で派遣打ち切りとなってしまいました。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。そして、これから目指していきたいことは。

これから目指していきたいこと

派遣会社が別の派遣先を紹介してくれたため、また来月から新しく勤めることが決まっています。

こうした「次の職場がある」という点は、派遣社員としての働き方のメリットなのでしょう。
今この時期においては、正社員雇用にこだわって転職活動をしなくて正解だったのかもしれません。

また、事務職の仕事は私の性にも合っていて、経験を積めたことには満足しています。

ただし、今回はじめて受けた「契約期間の打ち切り」は、やはり残念でしたし、不安も感じました。

◇ ◇ ◇

これからの働き方については、やはり「正社員」を目指していきたいですね。

正社員ならリストラされない限り会社に居続けられますし、賞与のあるところも多いでしょう。

今後は直接雇用を前提とした派遣先を探したり、正社員雇用での求人を探していきたいと思っています。

それから、今はテレワークも当たり前のようになっているので、求められたときに柔軟に対応できるよう、パソコンスキルの向上や資格取得も積極的に行なっていきたいです。

今回の転職活動をしていく中で、「自分の強みを持った方が良いな」と感じることが多々ありました。

特にコロナ禍の今、少しでも自分が興味を持てるようなことをしたいならば、やはり知識やスキルは欠かせないでしょう。

これかの社会がどうなっていくか、私にはまったく分かりません。

ですが、社会よりも先にまず「自分がどうしたいか」です。
そして、それを実現できる機会(チャンス)に乗り遅れないよう、日々の鍛錬と、そしてアンテナをしっかり張って頑張っていきたいです。

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