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熱い気持ちとリーダーシップを持って働き続けていた私が、転職がうまく行かなかった理由|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
中堅自動車部品メーカー
職種
人事職
従業員規模
120名
年収
350万円

転職後

AFTER
職業
小売業
職種
管理職
従業員規模
77名
年収
600万円

目次

ルルさんの転職ストーリー

1これまでの私

熱い気持ちをもって働き始めてから約10年。

イメージ図:街を行く人々

学生時代に運動部に所属していたこともあって、「体育会系の気質」。大学時代の部活内でも、リーダーとしての役割を任されてきました。

そのような経緯もあって、「リーダシップを発揮できる仕事、人をまとめる仕事がしたい」という思いがありました。

就職活動では、業界や職種にこだわらず、人に関わる仕事として「人事」の仕事につきたいと考えていました。

その結果、中堅自動車部品メーカーの人事部へと就職を決めることができました。

大学卒業した歳の22歳から31歳まで、その会社で一生懸命に働きました。

ですが、世の中はなかなか思うように上手くはいかないものです。

入社時は熱い気持ちで仕事に挑んでいましたが、1年経ち2年経ち、段々と職場の従業員とのギャップに気付くようになりました。

職場では仕事へのやる気のある人はほとんどなく、「常に適当に業務をこなしている」という社員が非常に多かったのです。

最初のうちは小さな違和感でしたが、段々とそれは「失望」へと変わっていき、自分自身の働く目的がわからなくなってきました。

加えて、年々業績は年々と悪化していて。

新卒で入社してから会社の業績はずっと右肩下がりでしたので、3年目以降はずっと昇給はなく、もちろんボーナスもありませんでした。

そんな状態にも関わらず、役員をはじめ既存の従業員のほとんどに、危機感を持っている様子は感じられず。

(自分がこの職場で、今までやってきたことは何だったのだろう…)

そんな自信喪失感と、更には将来に対する不安とも重なって、30歳に差し掛かる頃には精神的にも情緒不安定な状態が続きました。

プライベートでは、結婚して子どもも授かりました。

仕事では大変な状況でしたが、家に帰れば妻と子供の幸せそうな笑顔を見られること。
──それが、唯一のモチベーションでした。

2転職のきっかけ

業績悪化の一途を辿る会社に不安を感じて。

イメージ図:夕暮れの街

職場の辛い状況は、依然続いていました。
業績悪化はどんどん進み、当然そんな状況では、生産性も著しく低くなります。

…にもかかわらず、なぜか残業だけは認められていて。まったく理解不能でした。

毎日のように生活残業する社員も多く、上司はといえば見て見ぬフリでした。

(このままで、良いわけがない。きっと、10年後にこの会社が存続していることは、まずないだろう)

私の気持ちは、転職へと傾いていきました。
そして、早い段階で転職先を決めたいと思い、働きながら転職活動を始めました。

この時の私は、これ以上収入が減って、家族に心配や迷惑をかけることだけは避けたいという思いでした。

3転職活動中

30社以上に応募するも、結果は不採用。

イメージ図:夜ひとり歩くサラリーマン

転職活動を始めたころは、正直「仕事なら直ぐに見つかるだろう」と舐めてかかっていました。
ですが、秀でた才能も知識も経験も持ち合わせていない私には、厳しい現実が待ち受けていました。

何社に履歴書を出したのか記憶がないほどでしたが、少なくとも30社には応募したと思います。

それでも、面接まで漕ぎ着けたのは5社くらいで。せっかくたどり着いた面接も全て不採用です。

(また不採用か…。一体何社受ければいいんだよ。)

──と、もの凄く落ち込みました。

ですが、落ち込んでばかりいても事は前に進みません。
「縁がなかったのだ」と無理矢理に開き直り、友人と遊んで息抜きをしたりもしました。この辺りは体育会系の性格が幸いしているのかもしれません。

転職活動中に特に大変だったのは、在職中での面接でした。
前職の就業時間中に面接が設定されることもあり、仕事の調整を調節することに苦労しました。

そんな状況ではありましたが、幸運にも前職の同僚が私の転職に理解をしてくれて、色々と助けてくれたのです。

その同僚の紹介で知ったdodaを利用したのですが、アドバイザーさんがとても親身になって相談に乗ってくれて、適切なサポートをしてくれました。

結果として、私は新しい職場に巡り合うことができました。

4転職後

新しい職場で、待ち受けていた状況は。

イメージ図:よるオフィスで悩む30代男性

転職先は小売メーカーでした。
業界未経験ではあったものの、現状より高い給料を提示されたこともあり、意を決して転職することを決めました。

しかし、この転職が上手くいくことはありませんでした。

専門知識のなさに加えて、生来の「俺ならできる」という慢心のせいで社内のスタッフの方との間で意見が合わずにトラブルが続出して。

更には、はじめから管理職として採用されたこともあり、給料に見合った活躍ができないことに早くも「後ろめたさ」を感じました。

(まあ、もう少しすれば仕事にも慣れて、うまく行くようになるだろう)

そう思っていましたが、1ヵ月経って、2ヵ月、3ヵ月と経ちましたが、状況は全く変わりません。相変わらず仕事は思うようにできず、社内の人達との距離は縮まらないままでした。

本来は明るい性格だった私ですが、気がつくと、笑顔が完全に消えていました。

結果、仕事に対してのモチベーションを維持することが難しくなり、半年で退職することになって。

ロクな準備もせず、安易な気持ちで転職してしまったことに対して、とても後悔しました。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

イメージ図:男性のデスクイメージ

この転職は失敗に終わりましたが、学んだこともありました。

将来について、自分自身で漠然と不安に思っていても、結局は何の解決策にもならないということ。

大切なのは、「自分の内面を見つめ直すこと」です。
転職活動では、自分と真正面から向き合うことになりますので。

「自分は何がしたいのか?将来どのような道に進みたいのか?長所と短所は?自分に適した仕事は何か?」と、転職活動中は自問自答の毎日でした。

今回の転職活動の中で、自分の特性や強みを改めて再認識させられました。それに、面接を複数受けたことによって、客観的な自分の姿についてもわかった気がします。

前職の会社を辞めたいと思っていたことは事実なので、その気持ちがスッキリして前に進めたことだけでも良かったと思います。

◇ ◇ ◇

現在は、知り合いが勤める会社に拾ってもらい、なんとか毎日の糧を稼げている状況です。

年収はやや下がりましたが、業務内容は以前の職場と重なるところも多く、その分リラックスして仕事ができています。
スタッフは優しくて気さくな人が多く、職場の人間関係でも助かっています。

──最近、ふと、こんなことを考えたりします。

(俺は、「家族の為に」と一生懸命に働いてきたつもりだが、本当は、自分の理想を追求するため、自己満足のために働いていたんじゃないだろうか)

なんだかんだ言って、私はプライベートよりも仕事を優先してきたのだと思います。

今後は仕事とプライベートとのバランスをとって、家族と一緒に過ごす時間を増やしたいと思っています。

妻にはたくさん迷惑や心配をかけてしまいましたし、その度に優しい言葉やサポートにどれだけ救われたことか。感謝しかありません。

仕事を引退した後は、妻と色々な場所へ海外旅行に行きたいですね。そのためには、英語の学習にもチャレンジするつもりです。
子供には、自分でやりたいと希望することは何でもさせてあげたいし、親孝行だってたくさんしたい。

家族はもちろんですが、同時に「人に喜んでもらえるような活動にも従事していきたい」と思っています。

まだまだ叶えたいことは、たくさんあります。

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