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市役所から人材派遣会社へ、そして起業を目指すまで|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
公務員(市役所)
職種
人事部
従業員規模
1,000名
年収
450万円

転職後

AFTER
職業
人材派遣会社
職種
人事部
従業員規模
90名
年収
350万円

目次

Svdさんの転職ストーリー

1これまでの私

控えめに生きてきた私

控えめに生きてきた私

私は幼い頃から、比較的真面目に生きてきたタイプでした。一人っ子で、学校の成績も良好。特に大きな問題もなく、比較的良い高校に入り、良い大学へと進学し、順調に人生が進んでいました。

趣味はゲームなどの内向的なもので、人と積極的に交流するよりも、自分の世界に没頭することを好んでいました。

そのような環境で育ったため、ガツガツと自己主張したり、周囲を巻き込んで物事を動かすような強さは身につきませんでした。
社会に出てからは、その消極さが壁になる場面も少なくありません。

理不尽だと感じることがあっても、自分の意見をぶつけることはせず、心の中に押し込め、密かにストレスを発散しながらやり過ごす。──その生き方が、仕事の場面でも続いていました。

2転職のきっかけ

影のように働く日々

市役所で深夜まで働く30代男性

市役所の人事部で働いていた頃、私は連日のように激務をこなしていました。

日付が変わるまで働くのは当たり前で、休日返上も日常の一部。最初のうちは、それが当然のことだと思い、耐えていました。

しかし次第に、私が文句も言わずに働き続ける姿を見て、同じ部署の同僚が私に仕事を押し付け、早く帰るようになっていきました。

彼らには、小さな子どもの送り迎えといった、仕事よりも優先すべき事柄や理由がありました。けれど私には、彼らのような事情がないように見えたのでしょう。──いえ、決してそんなことはないのですが、周囲からはそう映っていたのだと思います。

そうして、何も言わずに働き続ける私は、次第に“使いやすい人”として扱われていきました。他人のために自分を差し出す日々。
そのうち、自分がだんだんと哀れに思えてきたことが、転職を真剣に考え始めた一番のきっかけでした。

3転職活動中

迷う暇もなかった転職活動

喫茶店で転職サイトを眺める30代男性

30歳を過ぎての転職活動。厳しい戦いになるだろうと覚悟していましたが、実際には思いのほかスムーズに進み、面接を次々突破。わずか1か月で次の就職先が決まりました。

活動中は勢いに任せて突き進み、「場合によっては、今の職場に残る」といった迷いは一切なし。ただただ日程だけが先に決まり、体がその流れに引っ張られていく感覚でした。

この時、親しい友人たちは皆、転職に賛成してくれました。
思い切った行動を称賛され、背中を押してもらえたことで、自信を持って前進できたのです。

特に、市役所を辞めるというのは「公務員」という安定した肩書を手放すことでもありましたが、周囲の理解が得られたことは大きな支えになりました。

私は「はたらこネット」という転職サイトで求人を探し始めました。選んだ理由は、

  • 大手サイトには載らない“穴場案件”が見つかるかもしれない
  • 大手サイトだとライバルが強く、自分では埋もれてしまうかもしれない

という期待と不安があったからです。
結果として、このサイトはレスポンスが非常に早く、迷う間もなく転職の道筋が開かれていきました。利用して良かったと感じています。

4転職後

自由と責任のある新しい職場

人材派遣会社の人事部で働く30代男性

新しい職場は人材派遣会社です。
ここでは、担当する業務の優先順位や段取りを自分で組み立てる余地があり、進め方を自分の判断で決められます。結果に対するフィードバックも直接返ってくるため、その手応えが自分にはしっくりきています。

ただ、世間の基準でいえば“ブラック企業”に分類されるであろう環境でもあります。

  • 会社の方針がころころ変わる
  • 無駄な会議が日常茶飯事
  • 理由の不明確な降格や減給
  • 予告なしのボーナス廃止

挙げればきりがありません。それでも、以前の市役所のように、他人の都合のために自分を犠牲にする必要がない──この一点が、私の満足につながっています。

市役所時代とは対照的に、今の職場には確立されたルールや手順がほとんどありません。常に手探りではありますが、自分で考えて動き、成果を出せば、それを正当に認めてもらえる土壌があります。

現職では、前職で培った人事・総務の基礎力と、決まりごとが少ない中でも業務を進めた経験が、任される仕事の幅を広げています。

そうした経験を通じて、仕事に満足できるかどうかは職場環境だけでなく、自分の動き方でつくっていけるものだと感じるようになりました。

5その後、どうなったか。

動いた先でどう立ち回るか

公園で社労士の資格取得参考書を読む30代男性

一番大きな気づきは、「動く前にあれこれ考えるよりも、動いた先でどう立ち回るかが大事」ということです。

転職は、特に30歳を過ぎると決して気軽にできることではありません。本当にうまくいくのか、むしろ状況が悪くならないか――そんな不安も抱えていました。

それでも、私の場合は転職によって人生が確かに豊かになりました。もともと官公庁に勤めていた私にとって、転職は世間的には「もったいない」と言われる選択です。

実際に年収は下がり、見る人によっては失敗と評されるかもしれません。それでも、自分の感覚では、以前よりも「自分らしく生きている」という実感があります。
結局、何が正解かは自分にしかわからないのだと感じます。

市役所でのつらい経験と、そこから転職で得た自由を通じて、私は「自分の頭で考えて動くことに喜びを感じるタイプ」だと自覚しました。
今はその延長線上で、起業にも興味を持っています。

今の会社も望んで選んだ場所なので愛着がありますし、会社のために頑張ろうという気持ちもあります。
しかし、もしそれが自分の会社だったら――自分で舵を取り、動かす会社だったら――と考えると、ワクワクする気持ちは止まりません。

そこで今は、これまでの経験を活かし、社労士事務所の開設を目指して動き始めています。
まずは資格取得が第一。遅咲きながらも、毎朝の空き時間を使って試験勉強に励んでいます。

控えめに生きてきた私さんの体験談のポイント

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とくに20代から30代前半で経理・税務分野のキャリアを歩まれている方は、ここ数年の働き方が今後のキャリアを形成する重要な時期になることが多いでしょう。

中長期的なキャリアプランを検討している・悩んでいる人にも、ヒュープロはおすすめです。

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