繊維業からIT業界へ未経験転職!家族を支えながら実現したキャリアチェンジ体験談
転職前
- 職業
- 繊維業
- 職種
- 営業
- 従業員規模
- 約70名
- 年収
- 362万円
転職後
- 職業
- IT業界
- 職種
- 経理
- 従業員規模
- 約30名
- 年収
- 420万円
目次
マッキ―さんの転職ストーリー
1これまでの私
安定を求めて繊維業界へ

転職前の37歳頃、私は繊維業界の中小企業で営業職を担当していました。
国内の取引先との商談や販売促進が主な業務で、取引先と直接話をする機会が多かったため、コミュニケーション力には自信がありました。
とはいえ、新しいことに挑戦するときは慎重になりがちで、「まず情報収集をしてから」「問題が起こったときはどう対応しよう」と必要以上に考え込み、行動が遅れてしまうことがありました。
私の価値観としては、家族(妻と子供2人)の生活を安定させることを最優先にしており、仕事選びでも「安定性」を重視していたと思います。
それでも営業としては、取引先からの感謝や、自分の成果が数字に直結する瞬間に大きなやりがいを感じていました。
当時は、繊維業界全体の縮小傾向や将来性への不安から「このままでいいのだろうか」という疑問が日に日に強くなっていった時期でした。
さらに、デジタル化が進むなかでアナログな営業手法に限界を感じたことが、気持ちを後押ししていきました。
2転職のきっかけ
友人の言葉と家族の理解

転職を本格的に考えるようになった一番のきっかけは、繊維業界の先行きに対する不安でした。
横ばいか下降気味の収益ではキャリアアップや年収アップが難しく、漠然とした危機感を抱いていました。そんなときに話をしたのが、IT業界で働く友人です。
「今のIT業界なら、未経験でも挑戦しやすい分野があるし、技術も進んでいるから将来性はあると思うよ」
その言葉が、私の背中を大きく押してくれました。デジタル化が進む時代に合わせて、自分も新しいステージに飛び込みたいという気持ちが高まったのです。さらに、年齢が37歳ということもあって「今動かなければこの先ますます厳しくなるかもしれない」という焦りを感じたのも事実です。
妻に相談すると、「子供たちが大きくなるにつれ教育費もかかるし、不安があるなら早めに考えたほうがいいかもね」と、私の想いを理解してくれました。家族の理解が得られたことで決意が固まり、ついにIT業界への転職活動を始めることにしたのです。
3転職活動中
未経験の壁と周囲の支え

IT業界は完全な未経験でしたので、最初に取り組んだのは基礎的な勉強と資格取得でした。
プログラミングやIT関連の書籍を読み進めましたが、最初は専門用語や概念に苦戦して、何度も挫折しそうになりました。ですが、転職エージェントから「まずは興味をもてる範囲をしっかり学んでみましょう」とアドバイスをもらい、優先順位を整理しながら学習計画を立てました。
また、IT業界で働く知人には「最初は難しく感じるけれど、続けていけば必ず道は開けるよ」と励まされました。こうした周りのサポートがなければ、途中で投げ出していたかもしれません。
面接では「なぜ未経験のIT業界を選んだのですか?」と尋ねられることが多かったです。
そのたびに、繊維業界で営業をしていたときに培った「相手のニーズをくみ取る力」を強みに挙げつつ、「この強みを活かして経理やバックオフィス分野で新しい仕組みづくりに貢献したい」という熱意を伝えるようにしました。
はじめはうまく説明できないこともありましたが、何度も練習を重ねたことで、だんだんと面接官に自分の想いを明確に伝えられるようになっていきました。
とある面接で、幸運にも、自分の数字に対する理解力や営業経験が評価されて。それは、IT企業の経理職ポジションでした。
転職活動におよそ6ヶ月を費やしましたが、その間、妻が家事や子育てを積極的に担ってくれたおかげで学習時間も面接準備も十分に取ることができました。
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転職エージェントからの細やかなアドバイスや、転職サイトを通じた求人検索など、複数のサービスを組み合わせて活用したのも大きな支えになったと思っています。
4転職後
IT企業の経理としての新生活

転職後の職場は、IT業界の中小企業で経理職として働いています。
主な仕事内容は、経理業務全般(帳簿管理、請求書発行、決算業務など)です。人間関係は良好で、社員同士の距離が近く、質問しやすい環境です。
最初の3ヶ月は経理業務の専門用語やシステムに慣れるのに苦労しました。
特に、IT業界特有の知識が不足しており、最初のうちはミスを繰り返してしまいました。
しかし、上司や同僚が親切にサポートしてくれたおかげで、徐々に業務に慣れることができました。
印象的な出来事は、初めての決算業務を無事に終えた時で、達成感を感じられたことです。
社内のクラウド会計ソフトの導入プロジェクトに参加し、自分の意見が採用されたのです。
また、IT業界ならではの新しい知識やスキルを学ぶ機会が多く、毎日が刺激的です。以前の営業職とは異なる視点で仕事ができることにやりがいを感じています。
特に、デジタルツールを活用した業務効率化に興味を持ち、自分なりに改善案を提案しています。社内の雰囲気もオープンで、意見が言いやすい環境が気に入っています。今後は、さらに業務を効率化し、会社全体の成長に貢献したいと考えています。
また、IT業界で働くことで、新しい技術やトレンドに触れる機会が増え、視野が広がりました。
初めて転職した経験を通じて、新しい環境に適応する力が身についたと感じています。
5その後、どうなったか。
未知の世界を切り開く

今回の転職を通じて、新しいことに挑戦する勇気の大切さを学びました。
未経験の業界に飛び込むことはリスクも大きかったですが、結果的に自分のキャリアを広げる良い機会となりました。また、自己学習の重要性を再認識し、継続的にスキルアップすることの必要性を実感しました。
一方で、転職当初は新しい環境に適応するのに時間がかかり、ストレスを感じることも多かったです。しかし、それを乗り越えたことで、自分に自信が持てるようになりました。
さらに、家族や友人、転職エージェントなど、周囲のサポートの大切さを改めて実感しました。
これらの気付きは、今後のキャリア形成においても大きな財産になると思います。
ただ、かなり大変だったので、当分は転職を考えていません(笑)。
今後は、経理業務に加えてIT関連の知識をさらに深め、データ分析や財務戦略に活かせるスキルを身につけたいと考えています。
また、将来的には経理部門のリーダーとして、チームをまとめる役割を担いたいです。
さらに、IT業界のトレンドをキャッチアップし、新しいビジネスモデルや技術を学ぶことで、会社全体の成長に貢献したいです。
最終的には、自分の経験を活かして、後進の育成にも力を入れたいと考えています。
プライベートでは、家族と過ごす時間を大事にすること。
ワークライフバランスを保ちながら、会社の成長に貢献する姿勢を忘れずに、これからも日々の学習と努力を積み重ねていきたいです。
転職は大きな決断でしたが、繊維業からIT業界へ思い切って踏み出したことで、新しい可能性とやりがいを手にすることができました。
今、こうして前に進めている自分に、ちょっとした「誇り」もあります(笑)が、奢らずに邁進していけたらと思います。
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