介護士から清掃員へ。未経験の現場で学んだことは|私の転職体験談
転職前
- 職業
- 介護士
- 職種
- 福祉
- 従業員規模
- 30人
- 年収
- 200万円
転職後
- 職業
- 清掃員
- 職種
- その他
- 従業員規模
- 100人
- 年収
- 200万円
目次
転職のさなださんの転職ストーリー
1これまでの私
介護士として充実した日々を送っていました。
医療福祉を専門に学ぶ大学を卒業し、大学の提携施設である老人ホームに就職しました。
私の業務は利用者様の日々の介護をすること。
ベッドからの寝起きや食事介助に始まり、施設内の掃除や行事の企画等の雑務もこなしていました。
汗をかいて働くことに充実感を覚えていましたので、仕事のやりがいは日々感じることができました。
レクリエーションで絵を描いたり、お遊戯会で劇を発表すると、利用者様もたいへん喜んでくださったので、その笑顔が生きがいでした。
老人ホームの介護スタッフ
老人ホームの介護スタッフは、高齢者が快適で安心して生活を送るためのサポートを行う仕事です。
入居者一人ひとりの健康状態や生活の状況に合わせたケアを提供し、身体的な介助だけでなく精神的なサポートも行います。
老人ホームの介護スタッフの仕事内容
仕事内容 | 説明 |
---|---|
日常生活の介助 | 入居者の食事、入浴、排泄、着替えなど、日常生活における基本的な動作をサポートします。入居者が自立してできる部分を尊重しながら必要な介助を行います。 |
健康管理 | 入居者の体調や健康状態を日々観察し、変化があれば看護師や医師に報告します。また、薬の服用管理や健康チェックを行うこともあります。 |
レクリエーションの実施 | 入居者が楽しく過ごせるよう、手芸や体操、ゲームなどのレクリエーションを企画・実施します。身体的・精神的なリフレッシュの場を提供します。 |
相談対応 | 入居者やその家族の悩みや相談を受け付けます。介護や生活に関する相談を丁寧に聞き、適切なアドバイスを行います。 |
施設内の環境整備 | 入居者が快適に過ごせるよう、居室や共用スペースの清掃・整理を行います。安全で清潔な環境を維持することが大切です。 |
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2転職のきっかけ
徐々に職場に悪い雰囲気が蔓延し始めて。
転職を思い立ったきっかけはいくつかあります。
1つは、どんなに体を動かして働くのが好きでも、日々の過重労働で足腰に負荷がかかってしまったこと。
利用者様を抱き上げて介助するのが困難になったほどです。
もう1つは、職場に利用者様への対応が雑な先輩がいたこと。
虐待というほどではないのかもしれませんが、しょっちゅう利用者様や同僚の悪口を言うのが気になっていました。
私も休み時間のたびに喫煙所に付き合わされ、延々と愚痴を聞かされることが何度も続きました。
とても気分が悪いですし、職場の雰囲気も悪くなっていきました。
こんな負のオーラ漂う職場にはいたくないと思い、転職を決意したのです。
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3転職活動中
家のポストに求人募集が。
思い立ってからはすぐに行動を始めました。
職場には引き留められることがないよう、「家の都合で」という理由で半ば強引に退職しました。
ハローワークに通ったのですが、長時間待たされるうえに理想的な求人も無かったので、自力で求人を探すことにしました。
特に職種にこだわりはなく、未経験でもすぐに始められる仕事なら何でもいいと思っていました。
そんな折に、家のポストに求人募集のチラシが入っているのを目にしました。
職種は清掃員。
すぐにその会社に連絡を取ると、
- 会社
-
「人手が足りないのですぐに来てほしい」
と言われました。
電話の2日後には面接をして、その次の日にはもう働き始めていました。
転職活動は大変かと思っていたので、とてもラッキーでした。
病院の清掃員
病院の清掃員は、院内の衛生環境を保つために欠かせない重要な役割を担っています。
清掃業務を通じて感染症の予防や患者さまが快適に過ごせる環境づくりを行い、医療スタッフが安全かつ効率的に業務を遂行できるようサポートします。
病院の清掃員の仕事内容
仕事内容 | 説明 |
---|---|
病室の清掃 | 患者さまが使用する病室の清掃を行います。床掃除やゴミの回収、消毒作業を通じて清潔な空間を維持します。また、患者さまのプライバシーに配慮した丁寧な対応が求められます。 |
共用スペースの清掃 | 待合室や廊下、トイレなどの共用スペースを清掃します。特に多くの人が利用する場所は感染症対策として重点的に清掃・消毒を行います。 |
医療施設の消毒 | 診察室や手術室などの医療施設では、通常の清掃に加え、感染症予防のための徹底した消毒作業を行います。適切な清掃用具や消毒液を使用して、衛生基準を満たす環境を整えます。 |
医療廃棄物の処理 | 病院内で発生する医療廃棄物(使用済みの注射器や血液が付着した廃棄物など)を、安全かつ適切に回収・処理します。感染リスクに注意し、取り扱いのルールを遵守します。 |
清掃用具の管理 | 使用する清掃用具や消耗品の管理を行います。定期的に清掃用具を点検し、清潔な状態を維持することで、清掃作業の効果を高めます。 |
4転職後
新しい仕事は、市立病院の清掃員。
以前の職場よりも雰囲気の明るい職場でした。
中年の女性が多い職場で、チームワークもしっかり取れていました。
彼女達からすれば私は息子のような年齢。とても可愛がられました。
そして私自身、居心地が良かったです。
上司からも「とにかく若い男性の労働力が欲しかった」と言われ重宝されています。
私の配属先は市立病院となり、そこで清掃員として勤めています。
夏は暑いですが、楽しく仕事をしています。
飲み会は苦手なのですが、そういった会への強制が無いのも助かりました。
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5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。
転職にあたっての後悔は1つもありません。
前職は人の命に責任を持つ仕事でしたので、職場ではいつも緊張していました。
利用者様の性格は様々で、時には予想外に暴れることもあります。そういう変化に対応するのはいつも大変でした。
今の職場は基本的に毎日同じスケジュールで、たまにシフト変更があるくらいのものです。
自分はマニュアル作業の方が性に合っているのだと、転職してから気づきました。
色々な仕事があるからこそ社会が回っているのだとも、当たり前のことですが気づきました。
◇ ◇ ◇
2つの職場を経験して、仕事や人間関係についてそれなりに学んでこれたと思います。
私の転職経験が誰かの役に立てば、と思っています。
これからは副業にも目を向けてみようと思っています。
ようやく日々の業務にも慣れ、余裕ができてきたところなので。
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それから、今の業務で培った技術(たとえばワックスがけなど)を、実家の方でも役立てて家族の助けになればとも思っています。
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