【私の転職体験談】人材派遣営業からメーカー営業に転職。仕事とプライベートの両立の難しさ
転職前
- 職業
- 人材派遣会社
- 職種
- 営業
- 従業員規模
- 30名
- 年収
- 280万
転職後
- 職業
- メーカー
- 職種
- 営業
- 従業員規模
- 1500名
- 年収
- 420万
目次
ふさんの転職ストーリー
1これまでの私
「辞めた後は、楽しかったことばかり思い出す」
転職前は、人材派遣会社の営業職として働いていました。
求人がある企業に条件に見合った求職者を提案し、スタッフが稼動後に職場の不満や改善点をヒヤリング、逆に企業からはそのスタッフの働きぶりや追加での派遣依頼をヒアリングする──そんな仕事でした。
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メーカーや商社で「商品」としているものと違い、扱っているものが「人」だったため、お客様とスタッフの双方から「ありがとう」を言っていただけることも多くて。やりがい、魅力を感じながら、働けていました。
その他、新規でお客様を獲得するためにテレアポ業務もありました。──ええ、毎日です。
テレアポしてアポイントが取れた企業に伺い、派遣依頼を頂ければ新規顧客開拓成功です。
案件を一から十まで自分で動くことができたときの達成感もひとしおでした。
…なんだろう。辞めた後は、結構楽しかったことや良かったことがよく思い浮かびますね。
なんだか、必要以上に(笑)。
2転職のきっかけ
辛いことは、よくよく重なるもので。
メーカーや商社でいういわゆる「納品」が、人材派遣業界においては「そのスタッフの初出勤日」にあたります。
ですが、そんな大切な日に限ってスタッフが雲隠れしてしまい(つまりトンズラです)、お客様である企業からお叱りを受ける──といったことが何度か続きました。
その時はさすがに、精神的にかなり辛かったですね。
また、派遣社員のスタッフの方々も、本当にいろんなタイプの方々がいて。
もちろん素晴らしい方もいますが、なかには「自分本位」というか、お客様先でうまくなじんでくれないスタッフも多く出始めた時期で、そこでもかなり悩みました。
更に極めつけだったのが、ちょうどその頃、「縁故」で業界未経験の営業マンが中途入社してきたんですね。しかも結構重要なポジションで。
- 私
-
(右も左も分からないような人員をそんな大切なセクションに配置して、大丈夫なんだろうか…)
と思っていましたが、案の定、その人の周囲の業務はカオス化しました。
ですが、その数か月後に彼は部長に昇進したのです。
これまで、しんどいながらもやりがいを見出して地道にコツコツやっていこうと思ったのですが、それで気持ちも折れてしまいました。
この会社で働くことがばかばかしいように思えたのです。
それで、私は転職を決意しました。
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3転職活動中
「引継ぎ」が、転職活動で一番苦労したこと。
転職活動中は、とにかく業務の引き継ぎに苦労しましたね。
経験も浅い社員に引き継ぎをしたのですが、派遣業界の知識も乏しくお客様と接する経験も浅かったため、引き継いだものの私も呼び出され、お叱りを受けることも少なくなくありませんでした。
一方で、この業界は転職も非常に多くて。
ちょうど同僚も転職活動中でした。
その同僚と常に情報を交換しあっていたため、新しい優良な求人をリアルタイムでキャッチできたのは幸運でした。
また、業界柄、他の企業の悪い噂や情報は大体把握できていたので、(こういう企業や業界は避けよう)といったリスクヘッジをしながら転職活動ができました。
あとは、結構な日数の有給が残っていたため、それに合わせて転職活動を行えたので、実際の転職活動についてはそれほど苦労はなかったです。
そんなこんなで、私は製造会社の「メーカー営業」として転職が決まりました。
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4転職後
人材派遣営業からメーカー営業への転職
新しい会社の社員規模は1500名。──前の会社の50倍です。
前職よりはるかに大規模の会社に入社できたということもあり、
- 私
-
(ここからもっとステップアップしていけるぞ)
と息巻いていました。
ですが、いざ入社したら中途入社がほとんどで、かつ人間的に尊敬できる人は誰一人いませんでした。
表向きには「みんなで頑張ろう的」なムードなんです。
だけど、ふと裏に回れば、そこでは陰口や文句のオンパレード。
さすがに落胆しました。
肩書は営業職でしたが、商品のPRをすることもなく、日々電話で受注や見積もり依頼を受け、その対応に追われました。
製品納品時には土日祝日も関係なくお客様の希望スケジュールに沿った立会と業者の手伝いです。
- 私
-
(仕事とプライベートの両立って、こんなに難しかったっけ…?)
とよく感じました。
参考:従業員の多い会社と少ない会社の特徴比較
特徴 | 従業員の多い会社 | 従業員の少ない会社 |
---|---|---|
組織構造 | 階層が多く、役割が細分化されている | フラットで柔軟な組織構造であることが多い |
意思決定 | 決定に時間がかかることが多い | 迅速な意思決定が可能 |
職場文化 | 標準化されたポリシーと手続きがあることが多い | カジュアルで個々の貢献が顕著であることが多い |
キャリアパス | 明確なキャリアパスと昇進の機会がある | 多様な役割を経験する機会が多い |
革新性 | 革新は慎重に進められる | 革新的でリスクを取りやすい |
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5その後、どうなったか。
一番大切にしたいのは、やっぱり仕事とプライベートの両立
転職をして思ったことは、まあ色々あります。
例えば、営業職とはいえ、相対するお客様の業界によって、その様相は全然変わってくると思いました。
お客様が小売や飲食をターゲットとしていると自ずとこちらも年中無休で働かなければいけなくなります。
休日出勤や夜間作業に対する会社の配慮や体制が万全だったり、あらかじめ説明があれば避けることはできたかもしれませんが、私には考えられなかったです。
また相対するお客様の質にも気をつけなければいけないと思いました。
人によっては業者の方の方が気楽に接することができていいと思うかもしれませんが、人材業界で人事の方と主に接してきた私にとってとてもギャップがあり、お互い持ちつ持たれつの関係でありながら横暴な態度を取ってくる人もいて残念でした。
◇ ◇ ◇
色々言いましたが、それでも、「まあ、新しいことに挑戦することは嫌いじゃないかな」という気持ちもあります。
今の仕事だって、良いところや楽しいところもあります。…まだそんなに多くは見つけられてないですが。
もう少し頑張ってみて、それでもやっぱり「あまり楽しいところは多くないな」と思うようだったら、また違った業界の営業職として働きたいと考えています。
一番大切にしたいのは、やっぱり、仕事とプライベートの両立ですね。
転職前のバタバタから、現職に至ってまで、もうここしばらく子供と5分以上長く話せるような機会を持てていません。
子供から観たら、今の私はどう映ってるんでしょうかね。
「お父さんはこういう仕事をしているんだよ」という話をゆっくりと、そして私も胸を張って説明できる──そんな働き方をしていきたいですね。これからは。
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