『みんなの転職「体験談」。』
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【転職体験談】飲食業から事務職への転職。職場は私と上司の2人きり。

転職前

BEFORE
職業
飲食業
職種
ホールスタッフ
従業員規模
約500名
年収
250万円

転職後

AFTER
職業
建設業
職種
事務
従業員規模
約10名
年収
250万円

目次

むちさんの転職ストーリー

1これまでの私

飲食業の道に進もう。

イメージ図:飲食店の職場風景

大学生のころ、アルバイトしていた飲食業の道を進むことに決めました。

新卒で入社したのは、全国チェーンの飲食店です。配属先は京都駅内にあるお店だったため、平日休日問わず忙しくインバウンドのお客様がひっきりなしに来店しました。

お客様の「ありがとう」の声が嬉しくて、それだけにやり甲斐を持って働きました。

私は特段コミュニケーション能力に長けているわけでもなく、接客について上司には苦労かけたと思います。ですが、一生懸命育ててくれました。

今思うとパワハラだったと思うことも多々されてきましたが、その当時は愛情と取って頑張っていました。

参考:飲食店で求められる主な知識・スキル

項目 説明
料理の知識と技術 調理方法、食材の扱い方、レシピの理解など、料理全般の知識と技術が求められます。
衛生管理 食品衛生法に基づく衛生管理の知識、キッチンの清掃方法、食材の保存方法などが重要です。
接客スキル お客様への丁寧な対応、クレーム処理のスキル、注文の取り方、コミュニケーション能力が求められます。
金銭管理 レジ操作、売上の管理、お釣りの計算など、正確な金銭管理が必要です。
メニュー知識 提供する料理やドリンクの詳細な知識、アレルゲン情報、おすすめメニューの紹介などが求められます。
チームワーク 他のスタッフとの協力、コミュニケーション、役割分担の理解が重要です。
柔軟性と適応力 突発的なトラブルや変化に対応できる柔軟性、忙しい時間帯での対応力が求められます。

2転職のきっかけ

私が「転職しよう」と決めたきっかけは、パートナーとの喧嘩だった。

イメージ図:パートナーとの喧嘩

徐々に任される仕事が増えてきて、店長が不在の日にお店を任されるようになってから、いわゆるサービス残業や負担が増えて肉体的精神的に辛くなってきました。

そんな時期に当時付き合っていたパートナーと同棲の話が出て、新生活が始まりました。

朝早く起きて出勤し、家に帰るころはもう10時過ぎでした。
夕飯を食べる元気もなく寝る、家事のほとんどをパートナーに任せる生活を2年ほど繰り返し、心配されるほど痩せてしまった挙句、パートナーとも険悪になり精神的に追い詰められていきました。

あるとき、パートナーと大きな喧嘩になって、(ああ、これはもう別れ話になりそう…)と思っていたところ、パートナーから「こんな生活じゃ、結婚できない」と言われました。

「結婚」は2人の間で滅多に出ないワードでしたので、とてもびっくりしました。
ですがそれは喧嘩の最中ですので、「私だって、こんなのが結婚生活だったら嫌だ」と言い返しました。

その翌日、私は今の仕事を辞めて転職する決心を付けました。
──もちろん、パートナーと結婚するためです。私たちに必要だったのは、間違いなく「プライベートの時間」だったからです。

3転職活動中

未経験からの事務職への転職を目指して。

イメージ図:事務職への転職面接を受ける30代女性

転職活動は在職中からおこないました。

仕事でプライベートの時間はほとんど残されていない状態でしたので、活動は大変でした。

また、私自身緊張しやすい性格のため、面接は苦手でその度にお腹を壊していました。

面接できつい言葉を浴びせられることもありました。
面接で「よい感触だった!」と思った企業からお断りのお知らせがくることも度々ありました。

ですが、これを乗り越えれば、きっと明るい未来が待っている。
そう信じてたくさんの求人にエントリーをして休みのたびに面接を受けに行く生活を、3ヶ月ほど続けました。

求人探しは、転職サイトハローワークを利用しました。

目指した職種は、「事務職」です。
これまで働いていた飲食業は長時間勤務になることが多いのがわかっていましたので、ワークライフバランスを取れる働き方を目指したかったのです。

デスクワークは未経験でしたので、不採用が続いたのはそれも原因だったと思います。
給料や勤務時間の希望を伝えるのも、とても緊張しました。

パートナーから「転職エージェントも使ってみたら」と言われて、たしかに仲介者がいたほうが交渉しやすそうだと思っていた矢先、ようやく一社から採用通知が届きました。

参考:転職サイトと転職エージェントの違い

項目 転職サイト 転職エージェント
サービス内容 求職者が自ら求人情報を検索し、応募するプラットフォーム。履歴書の作成ツールや求人検索機能を提供。 キャリアアドバイザーが個別に求職者をサポート。求人紹介、履歴書添削、面接対策、条件交渉などを提供。
利用料金 無料 無料(企業が成功報酬を支払う)
求人情報の範囲 多種多様な求人情報が掲載されており、求職者が自ら検索して応募できる。 非公開求人や専門的な求人が多く、求職者の希望やスキルに合った求人を紹介。
サポートの内容 自力での求人検索と応募が主。基本的な情報提供や履歴書作成ツールの提供。 専門のキャリアアドバイザーが個別にサポートし、求人紹介、応募書類の添削、面接対策、条件交渉を行う。
求職者へのフィードバック 基本的にフィードバックはない。 応募後のフィードバックがあり、次のステップへの改善点をアドバイス。
活用のしやすさ 求職者が自分のペースで自由に利用できる。 キャリアアドバイザーとの連絡が必要だが、サポートが手厚い。

4転職後

飲食業から事務職の転職。職場は私と上司の2人きり。

イメージ:事務職のデスクイメージ

転職後の新しい職場は、家から徒歩10分の、小ぢんまりとした建築会社でした。

色んな面接をした中でこの会社が一番優しく話を聞いてくれた印象だったので、採用の連絡を受けてすぐに決めました。

新しい職場は事務所に社長と年上の事務の女性1人、そして私の3人でした。ほかに営業の方や現場業務の方もいるのですが、事務所には1週間に数回来る程度です。

年上の事務の女性が、私の教育係でした。
はじめは優しく教えてくれましたが、事務初経験の覚えの遅い私に対して段々と苛立ちを見せるようになりました。

事務所にずっといるのはその女性と私の2人のため、毎日辛い時間が続きました。
一日に平均して3回は怒られていました。

たとえば、お客さまが来社された際、お茶出しは私の仕事でした。 「お茶出し」なんて、ただお茶を出せばいいものだと思っていたのですが、全然そんなことはなく、いろんなマナー・ルールがあるんですよね。

なんとなく見様見真似でやっては、そのあと「あれはダメだ」と散々ダメ出しされました。上の世代の方からすれば、お茶出しはきっと常識の範疇で「できて当たり前」だったのでしょう。

参考:仕事上での「お茶出し」マナーの例

マナー 説明
準備 お茶やコーヒー、紅茶などの飲み物を用意し、清潔な茶器やカップを使用します。飲み物の好みを事前に確認するとより良いです。
タイミング 来客が到着してから適切なタイミングで飲み物を提供します。通常、挨拶を終えた後や、会議が始まる前が良いタイミングです。
提供方法 トレーに飲み物を乗せ、右手で持ち、左手を添えます。トレーは胸の高さで持ち、静かに運びます。
配膳 上座の人から順に提供します。カップの持ち手をお客様の右手側に向けて置きます。お辞儀をしながら「お待たせしました」と声をかけます。
片付け 会議や商談が終わったら、適切なタイミングで飲み物を片付けます。空になったカップを確認し、静かに片付けます。

業務に慣れだしたのは3ヵ月ほど経ってからです。
ただ、慣れたらまた新しい業務を振られて、それでまた怒られて──、といたスパイラルからは抜け出せずにいました。

幸いなことに家が近かったので、お昼休みに一度帰宅し気持ちを落ち着かせることができました。

また、前職に比べ時間に余裕ができたのでその時間を使って家事をしたり、料理やお菓子作りをしたり、趣味に当たる時間が増えたことは救いでした。

そう、私は少しずつ、仕事だけでないプライベートの時間も大事にできるようになっていったのです。

転職して半年経ったころ、私はパートナーと籍を入れました。

5その後、どうなったか。

「一つの職場しか知らない」ことのリスク

イメージ図:コーヒーブレイク 休憩中の30代女性

転職をして思ったことは、「一つの職場しか知らない」ことのリスクです。

比較対象がなければ職場のいいこと、悪いことの判断はできませんし、判断ができないから「転職しよう」という挑戦もしづらくなると思います。

私の場合は、パートナーとの結婚話が出て気持ちを奮い立たせることができましたが、若いころからもっといろんな職場を経験できていればよかったと思いました。

また、転職は頼れる人を見つけるべきです。それこそ転職エージェントもそうですが、私の場合はパートナーや友人相談できたことが心の支えになりました。

実は今、もう一度転職をしようと考えています。
前職で仲の良かった上司から、「残業なしの職場がある」と誘ってくれたのです。

誘っていただいたのは、ウィッグの販売店です。

参考:ウィッグ販売店の主な仕事内容

仕事内容 詳細説明
接客・販売 顧客に対してウィッグの説明や試着をサポートし、顧客の希望や用途に合わせた商品を提案します。
商品管理 ウィッグの在庫管理、商品の陳列、商品の品質チェックを行います。
カスタマイズ 顧客の要望に応じて、ウィッグのカットやスタイリングを行います。場合によってはカラーリングも対応します。
アフターケア 購入後のウィッグのメンテナンスや修理、クリーニングのアドバイスを提供します。
顧客管理 リピーターの顧客情報を管理し、定期的なフォローアップや新商品の案内を行います。
トレンド把握 最新のヘアスタイルやウィッグのトレンドを把握し、商品ラインナップに反映させます。

今回もまた未経験の領域ですので、ウィッグの知識、カットやお手入れの技術を習得しなければなりません。

ただ、接客スキルは前職で十分経験したので、今回の転職は少し自信もあります。

もしその職が私に向いていると思ったら、店長やエリア長への昇進も考えたいです。…ひそかな野望です。

結婚して、貯金をすることの大変さが身に染みて感じるようになりました。
今よりも稼ぎたい」というのが一番の原動力です。がんばりたいです。

参考:事務職への転職におすすめの転職エージェント[PR]

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