営業で精神的に追いつめられながらの転職。そして開けた新しい人間関係。|私の転職体験談
転職前
- 職業
- 営業職
- 職種
- 日用品メーカー
- 従業員規模
- 20人
- 年収
- 380万円
転職後
- 職業
- 営業職
- 職種
- 建設業
- 従業員規模
- 100人
- 年収
- 410万円
目次
まめさんの転職ストーリー
1これまでの私
仕事も順調、プライベートでは結婚を控えていた私。
私の2度目の転職のお話をさせていただきます。
当時は日用品メーカーで営業をしており、実家で両親と3人で暮らしていました。
営業では新規開拓も行いますが、基本的には既存の顧客様である、問屋・スーパー・百貨店などの小売店への販売や提案を中心に行っていました。
取引先との関係も良好で、日に日に伸びていく売り上げに、私自身とてもやりがいを感じていたのです。
日用品メーカーの営業職とは
日用品メーカーの営業職は、家庭や企業で使用される日用品を販売するために、取引先との交渉や新規顧客の開拓を行う職種です。
ドラッグストアやスーパー、オンラインショップなどの販路拡大や、製品の販促活動を通じて売上向上を目指します。
日用品メーカーの営業職の主な仕事内容
仕事内容 | 説明 |
---|---|
新規顧客の開拓 | 日用品の新しい販売先を開拓します。取引先となる小売店や企業に対して自社製品を提案し、新規契約を結ぶための営業活動を行います。 |
既存顧客との関係強化 | 既存の取引先との関係を維持し、売上の維持・拡大を図ります。定期的に訪問し、商品に対するフィードバックを得たり、新しい商品を提案したりします。 |
販売戦略の立案 | ターゲット層に合わせたプロモーションや販促キャンペーンを企画・実施します。 |
商品ディスプレイの提案 | 小売店での商品の見せ方や陳列方法を提案し、売上を伸ばすための工夫を行います。 |
市場調査と分析 | 自社製品の売れ行きや市場トレンド、競合製品の動向を調査・分析します。 |
私には2人の兄がいます。2人ともすでに結婚して家を出ており、
- 私
-
(いいなあ。俺も早く結婚したいな)
と思っていました。
当時お付き合いしている女性がおり、このまま結婚出来たら、と思える相手でしたので。
ですので、当時の私は仕事もプライベートもとても充実していたと思います。
2転職のきっかけ
職場での孤立。精神的な不安を抱え始めて。
しかし、ある日突然そんな日々は終わりを告げました。
職場で人間関係のトラブルに見舞われ始めたのです。
当時の職場は規模も小さく、私が所属していたチームは、私のほかに男性上司と同僚女性の2人だけでした。
他部署との交流もあまりなく、3人で過ごす時間がほとんどでした。
はじめのうちはとても良好な関係を築いていたのですが、そのうち上司とその女性が付き合っていることに気づいたのです。
しかも上司には家庭がありました。いわゆる不倫関係です。
それが分かってから、2人の私に対する態度が冷たくなり、仕事を押し付けられたり、些細なことで理不尽に叱られることが増えました。
それでもしばらく黙って耐えることができていたのは、やはり恋人の存在が大きかったと思います。
結婚に向けて、いろいろと準備を進めている時期でした。
- 私
-
(こんなことで負けてられないぞ!)
と自分を奮い立たせながら仕事をしていました。
しかし、それでも次第に仕事へのモチベーションは下がっていく一方で…。
無事に恋人と結婚をしてからも、2人の私への当たりは強くなる一方でした。
精神的にだんだんと追いつめられてきた私は、家でも笑顔が無くなり、ずっと落ち込んでいる状態。
- 妻
-
「心配だから、一度病院に行ってきて」
と言われ、精神科へ行ったところ「うつ病の手前の状態だから、仕事は休んだ方がいい」と勧められました。
- 妻
-
「もうそんな職場、辞めた方がいいよ」
妻にも両親にもそう言われ、私自身もこのままではダメになってしまうという気持ちがありましたので、これを機に転職しようと思い立ったのです。
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3転職活動中
兄からの紹介で、今の職場に出会い。
家族に支えられながら、転職活動をスタートしました。
1度目の転職でもお世話になったリクナビNEXT、マイナビエージェントに登録しました。
しかし、精神的に落ち込んでいる最中での転職活動は思っていた以上に辛かったです。
私は何がしたいのか、何ができるのかを日々自問自答しながら活動していました。
それでも家庭もありますので「早く仕事を探さないと」と気持ちばかりが焦っていました。
ある日、私の兄が
- 兄
-
「こんな会社があるんだけど、どう?」
と私に紹介してくれたのが、今の会社です。
そこは兄の知人が経営している会社で、建築業の営業職での募集でした。
未経験の分野ではありましたが、兄の知人ということで何となく安心感もありましたので応募しました。
そして無事に内定をいただき、転職活動を終了したのです。
建築業の営業職とは
建築業の営業職は、住宅や商業施設、公共施設などの建築プロジェクトを受注するための営業活動を行います。
クライアントとの打ち合わせや提案活動を通じて、プロジェクトの受注を目指し、設計部門や施工部門と連携しながらプロジェクトを進めます。
建築業の営業職の主な仕事内容
仕事内容 | 説明 |
---|---|
新規案件の受注 | 新規の建築プロジェクトを受注するために、クライアントやゼネコン、設計事務所と打ち合わせを行います。 |
既存顧客との関係維持 | 既存顧客との良好な関係を維持し、継続的な取引を目指します。顧客からのフィードバックを基に、より良い提案や改善を行います。 |
プロジェクトの提案・プレゼンテーション | クライアントに対して、建築プロジェクトの計画や設計案、予算などをプレゼンテーションします。 |
契約書の作成と調整 | プロジェクト受注後、契約内容を調整し、契約書を作成します。 |
市場調査と分析 | 建築市場の動向や競合他社のプロジェクトを調査・分析します。市場のニーズを把握し、営業戦略やプロジェクト提案に反映させます。 |
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4転職後
仕事量は増えた。そして、「温かい気遣い」も増えた
新しい職場は、以前に比べて、はるかに人間関係が良好な会社でした。
温かい人ばかりで、分からないことも親切に教えてくださります。少しずつではありますが、仕事の力をつけられていると感じています。
ですが、仕事量に関しては転職前よりも増えました。
建築業は一般のお客様に向けての営業ですので、ほとんどが新規開拓です。繁忙期は毎日終電まで、ということもあります。
しかし、私にとってはそれほど苦ではありませんでした。仕事の忙しさよりも、皆さんの温かさの方が嬉しかったからです。
営業職全員でお客様向けのイベントをするときも、全員で一致団結して準備から当日までやり遂げました。
忙しくも充実した日々を過ごせてるな、と実感しています。
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5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。
今回の転職を通して思ったことは、仕事には人間関係がとても大切だということです。
仕事内容や給料ももちろん大切です。生活のことを考えると、給与が高いに越したことはありません。
しかし、職場の人とは家族よりも長い時間を共有しています。その中での人間関係が悪ければ、ほかにどんなに待遇が良かったとしても長続きはしないと思っています。
今回の転職は、仲間や部下、そして上司にとても恵まれたなと思います。
そして皮肉なことではありますが、前職での人間関係の悪さが、私にそのことを気づかせてくれましたし、私自身も成長できたと感じています。
過去に辛い思いをした分、今は大抵のことは乗り越えられるようになりました。大変なことももちろんありますが、以前に比べれば些細なものです。
今の職場に来て、早くも5年が経とうとしています。後輩に仕事を教える機会も増えました。
今後は営業という枠だけでなく、会社作りの一環も担えたらという思いがあります。
この会社でよりよく過ごせるように、そして新しく入ってくる人たちが快適に仕事ができるように、そのお手伝いができればと思います。
私のように仕事以外の余計なことで悩んで、苦しんでほしくありません。
そのために仕事で成果を上げ、発言できる立場の人間を目指していきます。
以前の私は、それほど出世欲というのはなかったのですが、今はそれを目標に頑張っています。
みんなが幸せな会社を作り上げていきたいです。
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