『みんなの転職「体験談」。』
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資材調達からSCMへの転職。無力感に悩まされていた私に、起きた変化。|転職体験談

転職前

BEFORE
職業
製造業
職種
資材調達
従業員規模
約2,000名
年収
700万円

転職後

AFTER
職業
化学メーカー
職種
SCM企画
従業員規模
約6,000名
年収
800万円

目次

オールドゥさんの転職ストーリー

1これまでの私

仕事は、製造メーカーの資材調達。

イメージ図:製造業の資材調達として働く30代男性

転職したのは、2023年3月の時のことで、今から約2ヵ月前です。

それまで私は、製造メーカーの資材調達の仕事をしていました。

社内の関係部署と密にコミュニケーションを取りながら、資材の仕入れ先の開拓、選定と見積価格の評価と価格交渉を行います。

参考:製造メーカーの資材調達の仕事内容

業務内容 詳細
供給業者の選定 必要な資材を供給してくれる業者を選定し、信頼性や価格、納期などを基に契約を行います。業者との交渉も含まれます。
発注と管理 必要な資材を適切なタイミングで発注し、納期や品質が要求を満たすように管理します。また、在庫状況を監視し、必要に応じて調整を行います。
コスト削減 資材の調達コストを削減するために、業者との価格交渉や新しい供給ルートの開拓を行います。また、効率的な資材管理を目指します。
品質管理 調達する資材の品質を確保するために、品質チェックを実施し、不良品が発生した場合は迅速に対応します。必要に応じて業者に改善を求めます。
リスク管理 資材の供給に関するリスク(供給不足、価格変動など)を予測し、適切な対策を講じます。複数の供給ルートの確保も重要な業務です。

資材の細かいところまでチェックする必要があり、部品図面を見ながらの選定をして、仕入れ先の業者さんはその道のエキスパートでもあるわけで、私自身とても鍛えられました。

人と接したり話したりすることは好きでしたので、仕事はまあ楽しくやれていました。

私が心掛けていたことは、提案力。
すなわち、理にかなった説明と提案をすることです。

これができると、資材調達としてのパフォーマンスも上がりやすい。自分で言うのもなんですが、このあたりは得意領域でした。

家族構成は、妻と子供2人の4人家族です。

日中は仕事の残業も多かったですので、週末は極力家族と過ごすための時間を作っていました。

2転職のきっかけ

どんなに頑張っても、「資材調達がちゃんとやらないから」と言われる。

イメージ図:資材不足のイメージ

昨今の資源価格の高騰もあって、資材調達の仕事が非常に厳しくなっていたというのが、転職に踏み切った直接的な原因です。

世の中が求めているのはEVや自動化設備ですが、それらを作るために必要な材料がないわけです。
当時の会社でもこのジレンマに苦しまれました。

営業部が苦労して大型案件を手に入れても、資材調達の私たちは素直に喜べないんです。
案件ができたのはいいが、どうやってその材料を調達できるんだ?」と。

納期厳守が製造メーカーの常ですが、材料がなければどうしようもありません。
社内からは「なぜ納期に間に合わないんだ」となり、そして「資材調達がちゃんと仕入れてこないから」と、悪者扱い。

もちろん私たち部内メンバーもあらゆる手を尽くして、考えられる仕入れ先に全部当たります。
それでも、なんとか納期半年遅れを4ヵ月遅れになる程度の効果しかなく、焼け石に水状態でした。

そんな状況が2年ぐらい続いて、もう疲れてしまったんですね。
どんなに頑張っても、どうしようもない。そして、評価もされないどころか、業績悪化は私たちのせいだと言われる。

そんなのがぜんぶ嫌になって、とうとう私は「転職しよう」と決めました。

3転職活動中

無力感でいっぱいだったこれまでの経歴を、「振り返った」とき。

イメージ図:転職活動として、職務経歴書をまとめる30代男性

転職活動は、在職中から始めました。

転職エージェントに登録して、平日の合間の時間に、履歴書やら職務経歴書やらを用意していく。

始めのうちは、上手くいくのだろうか‥他の企業でやっていけるのだろうか‥と不安で一杯でしたが、経歴や自己PRを書き起していくうちに、楽しい気持ちになることもありました。

当時の職場では、資材調達としてなかなか結果を出せないことでの無力感に悩まされていたんですが、だからといって、私自身が何もしてこなかったわけではなかったのです。

これまでのキャリアを振り返って箇条書きで羅列していくうちに、「こんな経験もした」「こういう知識を得られた」というようなものがいくつか見つかって、それが自信にもなったんですよね。

転職エージェントは、dodaを利用しました。

とにかく資材調達の仕事からは離れたいと思っていたので、これまでの経験を活かしながらも別の職種にチャレンジしたいと相談したところ、「色々ご経験されているので、いくつか紹介できると思いますよ」と言ってくれて。

SCM企画や製造業コンサルタントなど、「そんな職業もあったのか!」と思えるようなものも紹介いただきました。

そうしていくつか求人を紹介いただいたあと、改めて「今回の転職で、何を優先させるか」について考えて、続いて「自己PRでは、とくにどこを重点的に伝えるか」を振り返って。

dodaのエージェントさんと一緒に振り返りをさせてもらったんですが、これまでの私の経験で、部品調達のコスト低減として、大量調達する資材の単価を1個あたり100円→80円まで値下げしたことがあったんですね。
結果として、年間で1,000万円のコストダウンに繋げられたんですが、エージェントさんからは、「これはすごいことですよ!ぜひここをPRしていきましょう」と。

いやあ、嬉しかったですね。当時の職場では、誰も評価してくれませんでしたから。

そうして応募企業と自己PRを定めていって、7社ほど選考を受けました。
そのうち4社が書類通過して、うち2社が最終面接まで行って。

化学メーカーのSCM企画を募集していた企業から、「ぜひ一緒に働きませんか」とお誘いいただくことになりました。

SCMとは

SCMとはサプライチェーンマネジメント(Supply Chain Management)の略で、製品の部材調達から設計、製造、そして物流と、製品がユーザーの手に渡るまでの流れを統合的に見直し、全体の効率化と最適化を実現するための手法またはその役割を持った人のことです。

4転職後

新しい職場で、待ち受けていた環境は。

イメージ図:化学メーカのSCMとして働く30代男性

化学メーカーのSCM企画として働き始めて、まだようやく2ヵ月経った程度です。

部材の調達から設計、開発、物流までの流れを管理するのですが、私の主な担当領域はその中の一部の機械部品の設計~開発までのプロセス管理です。

客先要求に合わせて、CAD用いた製図、もしくは強度解析を実施し、最適形状品の提案を行ないます。

部材の調達先は主に海外になりますので、Webを用いて英語で商談するわけですが、仕事で本格的に海外の方と話す機会はこれが初めてで、緊張しつつもとてもいい刺激になりました。

参考:化学メーカーのSCM企画の主な仕事内容

業務内容 詳細
サプライチェーン戦略の策定 化学製品の製造から顧客への供給までのプロセス全体を効率化するための戦略を策定します。これには、供給リスクの評価や物流最適化の方針立案が含まれます。
生産計画の調整 需要予測に基づいて、生産計画を調整し、過不足のない供給を目指します。生産ラインの効率化や納期遵守も重要な業務の一環です。
在庫管理の最適化 原材料や製品の在庫を適正に管理し、過剰在庫や欠品を防ぎます。これにより、コスト削減と供給の安定化を図ります。
物流ネットワークの管理 原材料の調達から製品の出荷まで、物流ネットワーク全体を管理します。物流コストの削減や輸送効率の向上を目指します。
KPIの設定と分析 サプライチェーンの各プロセスにおけるKPI(重要業績評価指標)を設定し、データを分析してパフォーマンスの向上に努めます。定期的に見直しを行い、改善点を提案します。

まだまだ仕事も職場も把握しかねる部分がありますが、人間関係は概ね良好です。

これまでと業界が異なることもあって、毎日分からないことばかりです。
ですが、諸先輩方及び上司は嫌な顔一つせず、丁寧に説明をして頂き助かっています。

5その後、どうなったか。

経験すること、一歩踏み出すことの、大切さ

イメージ図:これからのキャリアパスをイメージする30代男性

転職で気づけて良かったことは、「自分は思っていた以上より市場価値があるんだ」ということです。

これまでの実績を文字に起こすことで様々な事象に対して対応ができる人材であることを把握し、以前より自分に自信を持つことができました。

また、経験することの大切さも、改めて感じるところでした。

一つのことに集中すること(転職せずに、一社で働き続けること)が、常に正しいとは限りません。
また、「隣の芝生は青い」とはよく言うものの、それを実体験として知るだけでも価値のあることだと思います。

それから、転職自体のやり方も学べましたね。

具体的には、
何を優先するか順位づけをする大切さ|
お金なのか、時間なのか、自分のやりたいことなのか、その優先度によって志望する企業が変わります。まずはこれを決めて頂くことで方向性が決まります。

キャリアの振り返りをすること|
これまでの実績について振り返りました。また可能な限り、定量的に文字に起こしました。

企業ごとに自己PRの内容を変えること|
私の感覚からして、「自己PRの使い回し」はまず落選します。業種や職種が同じであったとしても、企業ごとにその理念は違うので、極力それに見合った文言に変えることが大事です。

また、これらは大体が転職エージェントの担当さんから教えてもらったことですので、「転職エージェントをうまく利用すること」も大切だと思います。

◇ ◇ ◇

新しい会社で、まずこれから先10年、取り組んでみたいと思います。

10年はかなり長い年月ですが、そこでビジネスマンとしての更なるスキルと自信を獲得し、私しか捉えることができない思想、私しか掴むことができないビジネスを見出すのが理想です。

また、もう一つの選択肢として起業することもアリだと考えています。

そもそも10年前、転職は私のキャリアロードから除外されていました。
しかしながら、現在は転職を行い、新たな職場でキャリアを積み、これから先にワクワクしている自分がいます。

その気付けたからこそ、更にその先の10年を見据えて、私しかできないことは何かを見つけ、チャレンジを続けていくこと。

そうしていけばきっと、立ち止まってしまうことなくこれからもポジティブに前進し続けられるのだと思います。

参考:製造業・メーカー系職種での転職におすすめの転職エージェント[PR]

doda

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