広報・PRへの転職は難しい?未経験から目指す際の4つのポイント
[最終更新日]2024/09/10
PR・広報職への転職を希望されている方へ。
少人数の募集に対して、応募者が殺到し、書類選考を通過するのも一苦労…。「未経験からのPR・広報へのキャリアチェンジなんて本当にできるの?」──そんな不安や心配をお持ちではないでしょうか?
また、広報とPRの仕事を目指してはいるけど、両者の違いであったり、具体的な仕事内容をいまひとつイメージできていない…という人も多いのではないでしょうか。
目次
1)「広報・PR」の仕事内容
「広報」、「PR」の違いについて、漠然としたイメージしか持たれていない人もいるでしょう。
まずは広報とPRについて、分かりやすい定義を自分の中で持っておくことが大切です。
企業活動において、最も広い意味をもつのが「PR」です。
PRとは、「public relations」(パブリック・リレーションズ)の略。顧客や消費者、株主や従業員などの「ステークホルダー」との良質な関係を構築するための働きかけを行います。
それに対して、広報は、自社の活動や商品・サービスについて、広く報せるための働きかけを行います。
つまり、広報はPRのためのひとつの手段とも言えます。
PRの主な業務内容6つ
市場調査と分析をする
国内外の業界全体の動向、トレンド、消費者の動向や競合他社の動きなどの情報を収集し、分析を行います。
市場調査と分析結果を基にPR目標を立てる
新規の顧客層を取り込むなど、経営戦略に貢献するための目標設定を行います。
PR戦略を練る
「若い顧客層を取り込むために、SNSを活用したプロモーションを取り入れる」など、PR目標を達成するための具体的な方法論を策定します。
実践に移すためのプログラムを組み立てる
誰が担当か、外注先はどこにするか、期日はいつまでか、どのメディアをつかうか、などを決めていきます。
プログラムを実践する
媒体へのニュースリリース作成、パンフレット・ポスターなどのPRツール作成、SNSの更新、記者会見の実施、展示会などへの出店などを行います。
活動結果を分析し、問題点、改善点を洗い出す
例えば、WEB広告に出稿していたら、どれくらい効果があったかを検証し、プログラムや戦略そのものの見直しをしていきます。
これらの活動サイクル全体のことを「PR」といいます。
「広報」や「広告宣伝」は、PR活動の中のひとつに位置づけされます。
広報の主な業務内容5つ
媒体へのプレスリリースの作成
自社内の新しい取り組みや新商品・新サービスを関係者や世の中に伝えるための、プレスリリースを行います。「プレスリリース」とは、報道機関に向けた、情報の提供・告知・発表のことです。
メディアとの関係づくり(取材対応・記者会見などを含む)
プレスリリースをより効果的に進めていく為に、メディア(情報発信サービス)との関係構築を行います。取材対応や記者会見はこの一環になります。
自社メディアの制作・情報発信
近年では企業のfacebookやtwitterを利用しての情報発信が盛んになりましたが、これらSNSツール含め自社情報を周知・展開させていくのも広報の仕事のひとつです。
商品・サービスの販促イベントの企画・運営
ときに自社商品・サービスの販促に向けてのイベントアクションの企画・運営を広報担当が行う場合もあります(フィールドプロモーションや街頭キャンペーンなど)。
不祥事や危機管理への対応(記者会見などの実施)
自社でのトラブルや不祥事にて、対外的な対応(説明責任や消費者への謝罪など)が求められた際も、広報も業務として担うことが多いです。
2)広報・PRに必要な知識・スキル
広報・PRは花形部署です。特に人気商品を扱っている大手企業への広報・PRへは応募が殺到し、転職者からすると常に「狭き門」となっています。
ですが、本当に「広報・PRの仕事に興味がある!」と思われるのなら、チャレンジしない手はありません。未経験から広報・PRの転職に成功した人は、沢山います。
ここでは、広報・PR職を目指すにあたって必須の条件と、未経験でも転職に有利となる条件を紹介していきます。
必須の条件 |
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あったら有利なスキルや経験 |
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必須条件1 広報・PRを目指す動機がはっきりしていること
企業が未経験からの広報・PR職を募集する目的は、「会社の理念に共感してくれ、やる気がある人を採用したい」これにつきます。
未経験からの転職であれば、アピールすべきはあなたの情熱、モチベーションです。
特に広報・PRという職種は、会社の経営の中核を担う「会社の顔」です。
企業で生み出される商品・サービスはもちろん、企業の存在意義(=企業理念)そのものを、顧客や株主などのステークホルダーに正しく知らしめ、双方向性のコミュニケーションを図り、継続的に関係を築いていくことです。
他の職種よりも企業が「何のために」「何を」やろうとしているのか理解し、共感し、企業の在り方や、そこから生まれる商品・サービスを外に発信していく姿勢が求められるのです。これなくして広報・PRは勤まりません。
何のために広報・PR担当としての自分が存在するのか、広報・PR担当として、どのように企業、そして社会に貢献していくのか。
その想いを持っていることが最も重要です。その想いを持つに至ったエピソードなどがあれば、採用担当者にアピールできるでしょう。
必須条件2 広報・PRとしての適性があること
広報・PRとして、必要とされる資質は様々ですが、あなたが下記のような人間であるなら、広報・PRとして向いているといえます。
- 人とコミュニケーションを取るのが好きで、年齢、性別、肩書や社内外問わず、誰とでも円滑なコミュニケーションがとれる
- 問題意識をもって、主体的に仕事に取り組める
- 自分のアイディアを活かして仕事がしたいという思いがあって、企画力と、アイディアをカタチにする実行力がある
- 常に目的意識をもち、正しい判断ができる
広報・PR職は、重要な経営判断や、消費者や投資家からの評価を左右する業務に直接関わることも多いので、適正は非常に重要です。
ただし、その能力が今現在高くなくても、「いずれそういう風に仕事ができるようになりたい」という想いがあることが前提条件であるので、今できないことで諦める必要はありません。
ポテンシャルで採用している企業も多くあるので、まずはこのことを知っておきましょう。箇条書きで並べて書くと、難しそうですが、決して難しいことではありません。
あったら有利な条件1 広報・PRと関連性が高い業務経験があること
広報・PRの仕事は経営戦略に近いポジションです。
また、消費者など、情報を発信するターゲット目線での思考が常に求められます。このことから、下記の業務経験があると転職の際有利となります。
- 経営企画
- マーケティング
- 営業
これらの職種は、企業の営業戦略に深く関わっている点と、常に顧客と向き合っている点で、広報・PRの仕事と共通する部分があります。
大手メーカーなどの広報・PR職に転職する際は、上記の経験は重宝されるでしょう。
あったら有利な条件2 業界の職務経験があること
広報・PRとしての経験はなくても、手掛けたい業界で働いた経験があると転職活動をする上では有利になります。
たとえば化粧品会社の広報・PR職を狙うなら、「百貨店での美容部員を経験したことがある」「化粧品の開発部門にいた経験がある」など、業界の商品・サービスについて深く知っていることや、販売の現場で顧客の顔を見ていた経験などは高く評価されるでしょう。
「キャリアの掛け合わせ(キャリアの掛け算)」とは
キャリアの掛け算とは、その人が有する知識やスキルの「掛け合わせ」から、その人自身の現在の強みを見出していく手法です。
上記図のように、どのような強みの掛け合わせがあるかを知ることによって、望ましい働き方や進むべき分野がイメージされやすくなるのです。
現在「どんな知識・スキルが活かせるかイメージがつかない」という人は、いちどキャリアの棚卸しを行っておくことをおすすめします。
3)広報・PR職への転職で注意するポイント4つ
広報・PR職への転職で最も起こりうるリスクは、自分が目指す広報・PR職の姿と、転職先で期待されている役割との不一致です。ここでは、広報・PR職へ転職するにあたって、注意するべき4つのポイントについて紹介します。
企業はそれぞれ、広報・PRに対する独自の見解がある
広報・PR職という名目で募集していても、実際に期待されている役割は企業によって異なります。
ここまでPRとは何か、広報とは何かを解説しましたが、実際はその本質的な意味を理解している人は少ないです。
つまり、広報・PRの表面的な言葉にとらわれず、実際に期待される役割と、転職後、具体的にどのような仕事ができるのかリサーチすることが重要です。
募集背景を理解し「期待されている役割」を知る
「なぜ広報を募集しているのか?」その背景をしっかりと確認することで、自分に期待されている役割が深く理解できます。ここが最も大切です。
例えば、ベンチャー企業で業務拡大のために専門部署を設けたので新しく広報部を設立する場合は、前例がなく、業務の内容が決まっていないことが多いでしょう。
こういった場合は、戦略立案から業務内容の確立、その実行まで携わることになるかもしれません。
あるいは、広報・PR部署がもともとあって、専任がひとり辞めてしまったので人員を補充するケースもあります。
この場合は、抜けた人が担当していた業務を引き継ぐ形になるでしょう。このような場合は、担当する業務があらかじめ決められていることが多いです。
また、対外的な情報発信ではなく、部署間のコミュニケーションの円滑化、一体感の醸成を目的とした社内広報の募集もあります。
その企業における広報・PRとしてのミッションは何なのかを理解することで、ミスマッチを防げるのです。
社内の人員・サポート体制を確認する
広報・PRという専任部署が存在するのか、部署の人数はどれくらいいるのかによっても、業務のボリュームや範囲が推測できます。
また、同じポジションの先輩がいて、仕事を丁寧に教えてもらえるのか、きちんとした業務手順がある程度決まっていて、それに沿って業務を進めていけるのか。
それとも、決まった手順はなく、自分で考えて業務設計しなければならないのか。──なども確認しておきたいポイントです。
社内にノウハウがない場合、社外の研修を受けたり勉強会を開催したりといった環境はあるか、今後そのような機会をつくってもらえるかも重要です。
また、中小零細企業では、広報・PRの専任担当がおらず、総務や事務と兼任であるケースがあります。
こうした場合は、広報・PRを積極的にしたいけど、ノウハウがない、人員や予算が足りないなど、広報・PRについて根本的な課題を抱えていることが考えられます。
一方で、こうした環境ではあなたがゼロからPR戦略について提案するチャンスもあるでしょう。
企業口コミサイトなどを利用して、「社内の雰囲気はどうか」「風通しがよく、上の人間に対して意見を言いやすい雰囲気があるかどうか」など、チェックしておくといいでしょう。
業務イメージが付くまで企業研究をじっくり行う
自社媒体の管理運営、メディア担当者との折衝、広報・PR予算の管理、販促イベントの企画運営など、文字にすると格好いいけれども、実際に何をやるのかイメージできない場合は要注意です。
例えば、販促イベントの企画運営といっても、いろいろな業務があります。
まず、どのイベントに出店するのか、あるいは自社で企画するのかを考える、当日までの実施スケジュールの作成と管理、パンフレットやポスターなどPRツール作成、社内の関係各所への協力の根回し、イベント前日までの資料準備、メディアへのリリース、当日の運営スタッフなどなど、業務は山積みです。
その中で自分はどの部分にどう関わるのか、具体的にイメージできるように情報収集しましょう。
せっかく転職しても、自分のイメージしていた仕事と実際の業務がかけ離れていては意味がありません。
そうならないためにも、求人媒体だけでなく、他メディアや、できれば実際にその会社で働いている人に話を聞くなどして、積極的に情報収集しておきましょう。
4)未経験から広報・PRに転職する際に準備すべき4つのポイント
ここでは、実際に転職活動をするにあたり、準備しておきたいポイントを紹介していきます。
転職の動機・目的を明確にする
まず大切なことは、転職の動機や目的を自分の中に確立させておくことです。
「何のために」「何をしたいのか」「なぜそう思うのか」自分の言葉で熱意を持って人に伝えられることが必要です。
文字にすると簡単で当たり前のことですが、知識やスキルよりもこれが大切です。
なぜ広報・PRの仕事がしたいと思ったのか、思い返してみてください。憧れだけで務まるほど甘い仕事ではありませんが、知識やスキルや経験があっても、目的意識なしに続けられる仕事でもありません。
自分の原点にいつでも立ち返られるように、基礎を固めておきましょう。
キャリアの方向性を決める
次に将来的にどのようなキャリアを描いていくのか、大まかな方向性と目標設定をしましょう。
「〇〇業界の広報・PRとして、業界の発展に貢献したい!」
「中小企業の広報・PRを担当して、ゼロから戦略立案に携わってみたい!」
「とにかく、広報・PR職として経験を積んで、PR会社を立ち上げたい!」
なんでも構いません。
──それが、企業選びをする際の指針となります。
つまり、広報・PRの職に就く前に必ず「キャリアプラン」を描いておくことが大切なのです。
参考:キャリアプランとは
キャリアプランとは、あなたが将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。
具体的には、以下のようにプランを建てていきます。
キャリアプランを立てる際、まず「キャリアの棚卸し」を行います。
キャリアの棚卸しで出てきた経験(または知識・スキル)をもとに、あなたが新天地でチャレンジしたい働き方をイメージし、そしてそれを実現するためにどんな行動が必要かを考えていきます。
キャリアプランは、上記の「キャリアプランの例」にあるように時期ごとに「実現したいこと」と「そのためにやること」を表形式に落とし込むと、そのイメージを整理しやすくなります。
ポイントは、半年や1年ではなく、3年・5年といった中長期的な期間を見据えることです。
今のうちにマスターしておくべき知識・スキルや取得しておくべき資格が出てくるかもしれません。
企業研究を入念に行う
広報・PR職として働く人にとって必須の要素は、PRしようとする組織の理念、ミッションについて深く理解していることです。
実際に入社したい企業をみつけたら、その会社のことを徹底的に研究しましょう。
会社の沿革や、創業者の前身についても調べておくといいでしょう。また、その企業が主催・参画しているイベントがあれば実際に足を運んでみましょう。
その上で面接や選考書類の際に、いかに企業理念や商品・サービスが魅力的だと感じたかを話せば大きな説得力を持ちます。
また、入社したつもりでイベントの改善点や新しいアイディアを考えて企画書にまとめておくなどすれば、より良いでしょう。
企業研究 見るべきポイント
企業研究をする際に、優先して見るべきポイントは以下の通りです。
チェック項目 | 確認ポイント | どこで確認するか |
---|---|---|
事業内容 | 自分自身の知識領域にあるか、また今後も興味・関心を持ち続けられる内容かを確認する | 企業HP |
主力商品・サービス | その商品・サービスの開発・運用を自身が携わることになる際に、どの範囲まで知っていて、どの範囲を知らないかを確認する | 企業HP、業界ニュース、四季報、業界地図、競合他社のHPなど |
強み・独自性 | 同業他社をいくつか確認し、「この会社ならではの特色・強み」がどこにあるかを見出す | |
企業理念 | 企業理念から、求められる人物像(主にスタンス面)をイメージし、自身との適合性を確認する | |
社風・雰囲気 | 歓迎される人物像や業務への取り組み姿勢をイメージする | インタビュー記事、口コミサイトなど |
求められる知識・スキル | 現在の自身の知識・スキルと照らし合わせて、過不足を確認する | 企業HP、求人票など |
こうしたリサーチを重ねた結果、「この企業で働いてみたい」「こういった文化の会社なら馴染めそうだ」といった手応えを得られれば、入社後のミスマッチを軽減する効果が期待できます。
広報・PRへの転職支援に強い転職エージェントを活用する
ここまでの内容を読まれて、「広報・PR職で転職をしたい」と思われて、かつ未経験での転職活動になる人は、広報・PRの求人が多い以下の転職エージェントを利用すると良いでしょう。
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マイナビエージェント
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マイナビエージェントの活用メリットと広報・PRの転職へのおすすめポイント
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引用元:マイナビエージェント公式サイト
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広報・PRの仕事は特に企業理念・企業文化に関わります。自身の考え方・価値観に合う企業選びに、マイナビエージェントのサポートは大いに役立つでしょう。
マイナビエージェントの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京(2か所)、神奈川、北海道、宮城、愛知、大阪、京都、兵庫、福岡 |
広報・PRの求人数 | 約350件(2024年9月現在) |
doda(デューダ)
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都市部・地方ともに豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。企業からのスカウトも多く、たくさんの求人に接していきたい人におすすめの転職エージェントです。
dodaは国内トップレベルの求人数と、担当アドバイザーから積極的な提案が評判の転職エージェントです。
保有求人は20万件以上(※2024年9月時点)、都市部だけでなく地方での転職支援にも強いです。
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「まずは自分で広報・PR系の求人をじっくりチェックしたい」という人は、転職サイトのサービスを利用するとよいでしょう。
その後「応募や企業への交渉についてサポートしてほしい」となったときに、エージェントサービスに切り替えることもできます。
dodaの活用メリットと広報・PRの転職へのおすすめポイント
dodaでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため企業から熱意あるスカウトメールが届きやすいです。
企業からのスカウトについては、実際にdodaを利用した人たちからは「スカウトメールがたくさん届く」「(スカウトメールによって)色んな企業を知れる」といった評判・口コミが多く見られます。
dodaに登録後にレジュメを丁寧に記載し、あわせて広報・PRの仕事への志向をアピールすることによって、希望する分野の企業からのスカウト・オファーが届く可能性を高められるでしょう。
dodaの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫、岡山、広島、福岡 |
広報・PRの求人数 | 約1,100件(2024年9月現在) |
JACリクルートメント
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ミドルクラス・ハイクラスの転職 満足度で6年連続No.1!(オリコン満足度調査2019-24年)利用者からは「相談の手厚さ」と「適切なマッチング」への評価が高いです。
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JACリクルートメントの活用メリットと広報・PRの転職へのおすすめポイント
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JACリクルートメントの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京、埼玉、神奈川、愛知、静岡、大阪、京都、兵庫、広島 |
広報・PRの求人数 | 約200件 |
リクルートエージェント
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リクルートエージェントの活用メリットと広報・PRの転職へのおすすめポイント
リクルートエージェントでは、志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
広報・PRへの転職は、先にお伝えした通り企業研究が非常に大切です。その際に、レポート情報は大いに役立つはずです。
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職務経歴書エディタ |
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拠点 | 北海道、宮城、福島、東京、埼玉、千葉、栃木、群馬、神奈川、新潟、静岡、石川、岐阜、滋賀、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、加賀、愛媛、福岡、長崎、熊本、鹿児島、沖縄 |
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一般的にハイキャリア転職サービスは求人数が少なくなりがちですが、ビズリーチは近年求人数が増えており、首都圏はもちろんのこと地方での転職においても非常に豊富な求人を確認できます。
「ハイクラス転職サービスにはどんな求人があるのだろう?」「自分の場合、どのような企業からスカウトが届くのか?」といったことを知っておくだけでも、今後のキャリアプランを考える上で十分参考になるはずです。
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ビズリーチの活用メリットと広報・PRの転職へのおすすめポイント
ビズリーチの登録者に届くスカウトには、企業からの直接スカウトとヘッドハンターによるスカウトの2種類があります。
紹介される求人は経営管理(管理職・役員)やプロジェクト管理、専門職といった事業の上流工程を支える重要なポジションのものが多いです。
広報・PRに関しての求人も、役職付きのものがメインで、各業界の最前線で活躍するポジションへの転職が期待できます。
また、ビズリーチは独自に「BizReach創業者ファンド」を創設するなど、スタートアップ企業の支援も積極的に行っていることから、スタートアップ企業やベンチャー企業への転職支援にも強いのが特徴です。
ビズリーチの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
広報・PRの求人数 | 約700件(2024年9月現在) |
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まとめ)広報・PRとして理想の転職を叶えるために
広報・PRのプロとして仕事をしていくことは決して簡単ではありません。
しかし、うまくいけば、社内外に大きな影響力を持ち、自分を成長させられるやりがいのある仕事であることは間違いありません。
未経験から広報・PR職への転職は、難しいけれども決して不可能ではありません。
最後に、広報・PR職への転職を考えているあなたへ、今すぐできることをお伝えします。
それは、現職で経験を積むことです。あなたが今携わっている業務がどんなものであろうと、それは広報・PR活動の一環なのです。
先にも書いた通り、広報・PRとして求められる能力は、「周りの人と円滑にコミュニケーションが取れること」「問題意識をもって、主体的に仕事に取り組めること」「企画力・実行力」そして「常に目的意識をもつこと」です。
今のあなたの仕事におけるミッションの範囲で、自らアイディアを出し、周りを巻き込んでお客様に新しいサービスを提供し、顧客満足度を向上させる、あるいは職場環境を改善して業務の効率化を推進するなど、内容は何でも構いません。
とにかく、今の仕事で、問題発見、分析、解決策の提案、実行、振り返りのサイクルを実践してみることです。
そうすることで、転職する際のアピールになりますし、自信にもつながるでしょう。