未経験から通訳になるには?仕事内容と必要なスキル・おすすめ転職サイト
[最終更新日]2024/07/08
外国語の能力を活かした仕事をイメージするとき、多くの人が頭に思い浮かべる仕事のひとつに「通訳」があります。
異なる言語を話す人同士の対話において、通訳はなくてはならない存在です。
場合によっては、契約や交渉の成否がスムーズな通訳によって支えられていることもあるほどです。
では、未経験者が通訳の仕事を目指すことは可能なのでしょうか?
結論から言うと、未経験から通訳になるのは可能です。
目次
1)そもそも通訳ってどんな仕事?
私たちが通訳の存在を目にする機会として、たとえば政治家などが外国の要人と対談する場面などが挙げられます。
通訳を介して相手の意見や主張を正確に理解し、まるで同じ言語で話しているかのようなスムーズなコミュニケーションが成立しているのを目にするとき、通訳の仕事が大きな役割を果たしていることを実感することでしょう。
しかし、実は通訳の仕事には他にも幅広いスタイルがあることをご存知でしょうか?まずは通訳にはどのような仕事があるのかを知っておきましょう。
通訳の3つのスタイル
通訳の仕事は、主に次の3つのスタイルに大別されます。
同時通訳
話し手の発話とほぼ同時並行で通訳していくことを同時通訳と言います。
国際会議の場などで参加者がイヤホンやヘッドホンを付けていることがありますが、聞き手の耳に届いているのは同時通訳された母国語の音声です。
こうして、ほぼリアルタイムで話し手が伝えようとしている内容を理解することができるのです。
同時通訳では聞き取った異国語を瞬時に母国語に変換する高度な外国語能力が求められるだけでなく、一瞬たりとも気を抜けない高い集中力が必要になります。
そのため、15分程度ごとに複数の通訳者が順に交替で通訳をすることもあります。
逐次通訳
インタビューや講演会などで、話の切れ目に通訳している場面を見たことがあるでしょう。
このように、話し手が伝えている内容を短い時間に区切って順に通訳していく方法を逐次通訳と言います。
きりがいいところで区切って通訳していくため、同時通訳と比べて正確に訳しやすい特徴があります。
まとまった量を一度に通訳する必要があるため、通訳者は話の内容をメモしながら聞くのが一般的です。
同時通訳では高度な変換スキルを求められるのに比べて、逐次通訳は通訳者にとって訳をまとめる時間を確保できることから、通訳としては基本的な部類に入るスタイルと言えるでしょう。
ウィスパリング
話し手が伝えていることを、聞き手のすぐ横について小声で通訳していくことをウィスパリングと言います。
対談や商談といったシーンで活躍することの多い通訳のスタイルで、まるで相手の話を異国語で理解しているかのようにスムーズな通訳が求められる仕事です。
ウィスパーとは「ささやく」ことを意味しており、聞き手だけに聞こえる音量で通訳していくという意味合いでウィスパリングと呼ばれています。
広い意味では同時通訳の部類に入りますが、同時通訳が通訳者専用のブースでマイクを介して訳を届けるのに対して、ウィスパリングは聞き手のすぐ横で直接伝えるというちがいがあります。
通訳の主な仕事内容
次に、通訳の仕事内容を確認していきます。通訳者の仕事内容は主に次の4つに大別されます。
ビジネス通訳
商談通訳者とも呼ばれ、商談や会議といったビジネスシーンにおいて異国語を話す相手とのやりとりで必要とされています。
商談や会議の場で、相手の主張や意見がうまく聞き取れなかったり、自分の意見を的確に伝えられなかったりするようでは、ビジネスチャンスを逃してしまうことにもなりかねません。
ビジネス通訳は話し手が伝えようとしているニュアンスを正確に伝えるだけでなく、業界ごとに使われる専門用語にも通じていなくてはなりません。ビジネスがグローバル化している現代において、ますます重要な役割を担うようになっている仕事です。
エンターテインメント通訳
海外から来日したスポーツ選手やハリウッドスターといった著名人に同行し、記者会見やインタビュー、メディア出演、イベントといった場で通訳を担当します。
著名人に同行して行動をともにすることから、エスコート通訳と呼ばれることもあります。著名人にとってリラックスできる通訳者のほうが望ましいことから、ゲストとすでに交流がある人や、出演している映画の字幕担当者といった、著名人との関わりがある通訳者が起用されることが多い仕事です。
通訳者自身もメディアに映り込む機会があり、通訳者自身が一般の人に広く知られる有名人となることもあります。
コミュニティ通訳
学校や行政、医療、司法といった分野で、在日外国人など日本語を話したり聞いたりするのが得意でない人のサポート役を担う仕事です。
行政手続きや裁判など、言葉が理解できないと正しく意思を伝えるのが難しい場面で必要とされています。
担当する分野に対する深い理解が求められる仕事ですが、どちらかと言えばプロフェッショナルとして社会からあまり認識されておらず、ボランティアとして従事している人も少なくありません。
ただし、今後は在日外国人も増加していくことが見込まれますので、コミュニティにおける通訳者の役割はますます重要になっていくと考えられます。
通訳ガイド
外国から来日した観光客に対し、ガイドを兼ねて通訳をする仕事です。通訳案内業と呼ばれることもあります。
観光地の歴史や文化、慣習について観光客向けに紹介する仕事ですので、いかに聞き手に楽しんでもらうかというエンターテイナーとしての側面も持っています。
観光の思い出になるような印象的なガイドや、その人にしかないオリジナリティあふれる通訳ができる人は通訳ガイドとして人気が出る傾向があります。
なお、報酬を得てプロの通訳ガイドとして仕事をしていくには、「全国通訳案内士」という国家試験に合格して資格を取得する必要があります。
通訳の年収イメージ
通訳者の年収は400万円〜800万円程度となるケースが多いと言われていますが、通訳者によっては1,000万円を超える人もいます。
このように年収に幅があるのは、通訳者のスキルや専門とする言語によって報酬に差があることが一因となっています。
通訳者が少ないマイナーな言語になると、希少な存在であることから報酬が高めになりやすい傾向があります。
また、通訳のスタイルや働く業界によっても収入に差が生じます。
観光業界の場合、通訳案内士の場合は日給10,000円〜30,000円が一般的です。
ただし、観光需要には波があり一定しないことから、収入が多い時期とそうでない時期の差が生じやすくなります。
貿易業界では年収300万円〜600万円ほどになることが多いと言われています。専業の通訳はむしろ少数派で、窓口業務や秘書など他の職種と通訳を兼ねているケースもよく見られます。
勤務する会社の規模や雇用形態によっても年収は変わります。
大手の正社員であれば年収1,000万円に迫る報酬を得ることも可能ですが、派遣社員の場合は300万円ほどになることも少なくありません。
また、フリーランスとなると個人の力量や実績によって数百万円から数千万円と報酬に大きく差が開くこともあります。
2)通訳に必要な3つのスキル
通訳にはさまざまなスタイルや分野があり、語学力以外にも必要なスキルは多岐にわたります。単に語学に堪能というだけでは、プロの通訳として活躍する上で十分とは言い難いのです。
そこで、通訳として求められる主なスキルについて考えてみましょう。
通訳のスタイルや分野によって必要なスキルは異なる場合がありますが、共通して必要とされるスキルは次の3つです。これから通訳を目指すのであれば、これらのスキルをバランスよく身につけていく必要があります。
コミュニケーション力
通訳は人と人とのコミュニケーション仲介役となる仕事ですので、通訳者自身にも高いコミュニケーション能力が求められます。
話し手がどんなことを伝えようとしているのか、聞き手とはどんな関係性なのか、話題の背景にある文脈はどうであるか、といったことを複合的に捉え、理解する力が必要とされるのです。
また、通訳者は訳した内容を相手にとって聞き取りやすい話し方・音量で伝えなくてはなりません。
たとえ正確に訳せていたとしても、言葉が難解で分かりづらかったり、聞き取りづらいと感じさせたりするようでは通訳としては務まりません。
明瞭な発声で、端的な分かりやすい表現を選んで通訳する高いコミュニケーション力を身につけていく必要があるでしょう。
現場対応力・柔軟性
通訳者は話し手の立場や当日話題に挙がると考えられる内容について、事前に下調べをし準備をした上でのぞみます。
しかし、いざ当日になると話し手と聞き手との間で展開される話題は予想外の方向へ進むこともあり得ます。通訳者には、現場で想定外のことが起きたとしても対応できるだけの柔軟性が求められます。
通訳の特徴として、インプットとアウトプットが同時並行で進んでいくことが挙げられます。
話し手の言葉をインプットしつつ、並行して翻訳しアウトプットしていく作業の連続です。
そのため、集中力を途切れさせることなくことなく、耳にした外国語をごく自然に日本語に訳していくことのできる処理能力が求められます。こうした高い対応能力と柔軟な判断力に支えられているのが通訳の仕事と言えます。
母国語への理解力(日本語力)
通訳の仕事と聞くと外国語の能力やスキルに注目が集まりがちですが、実は母国語である日本語力も通訳者として重要な能力として位置づけられます。
通訳者は話し手・聞き手の目的や場面に応じた適切な表現・言い回しを選んで訳す必要があります。
たとえば、ビジネスにおけるシビアな商談であれば堅い言い回しのほうがしっくりくる場合もあれば、リラックスした雰囲気で行われる対談ではフランクな言葉遣いのほうが適している場合もあります。
言葉の選び方を誤ると伝わるニュアンスが大きく変化してしまうことも珍しくないため、豊かな語彙と日本語に対する感覚の鋭さが求められる仕事と言えます。
通訳を目指すのであれば、外国語の能力だけでなく母国語である日本語への理解力も磨いていく必要があります。
3)通訳への転職を成功するために、意識したいポイント4つ
語学力を活かして仕事をしたいと考えている多くの人にとって、通訳は憧れの職業であり、人気職種です。
そのため、未経験から通訳へと転職するのは決して低いハードルではありません。転職に際しては十分な準備をしておく必要があるでしょう。
では、通訳に転職するにはどのようなことを意識しておくべきなのでしょうか。「外国語が得意」という前提はクリアしている上で、とくに次に挙げるポイントを押さえておくようにしましょう。
「ヒアリング力」を鍛える
通訳への転職を希望する人の多くが、すでにTOEICなど語学系の検定を受検した経験があるはずです。
こうした検定試験は英語学習の一助としては意味のあるものですが、実際に「使える」語学力を身につけるという意味では十分とは言えません。
通訳を目指すのであれば、できるだけ早期に生の英語に触れる実践的なトレーニングに移るべきでしょう。
トレーニング方法の1つとして、海外ドラマや映画を字幕なしで繰り返し観たり、英語のポッドキャストを習慣的に聞いたりすると効果的です。
また、ただ聞き流すだけでなく、聞こえてきた英語を追いかけるようにして自分で発音していくシャドーイングも取り入れましょう。
シャドーイングを実践することで、英語のリズムや生きた語彙を習得しやすくなり、より「使える」英語へと昇華させやすくなるからです。
留学・TOEIC受検などの経験があれば積極的にアピールする
通訳になるにあたって必須の資格はありません。
ただし、前述の通り高い人気のある職種ですので、語学力をアピールできる材料はできるだけ多く持っておきたいところです。
資格や経験さえあれば通訳になれるというより、少しでも有利にしておくための要素を増やしておくというイメージです。
メジャーなところでは、TOEICやIELTSを受検し一定以上のスコアを取っているのであれば、必ずアピールするべきです。
他にも、留学経験など実践的な英語に触れた経験をアピールできる材料は積極的にアピールしていきましょう。
こうした経験は、客観的に語学力を判断するための材料になるだけでなく、座学以上の実践的な英語に触れてきたことの証明になる場合があります。
まずはクラウドソーシングで簡単な仕事を請けてみる
通訳になれるかどうかは「経験」の部分も大きく影響します。
本業で通訳の仕事を経験したことがなくても、副業など短期間の案件やスポット案件で通訳の仕事を少しでも経験したことがあれば、業務経験としてアピールできる可能性があります。
通訳の仕事を経験しておく方法として、クラウドソーシングの活用は有力な選択肢の1つです。
在宅で仕事を請けられる案件もありますので、クラウドソーシングで簡単な案件からチャレンジしてみるといいでしょう。
クラウドソーシングで通訳の仕事を経験することによって、自分が本当に通訳の仕事に向いているのかどうかを実際に経験し、見極めることにも役立ちます。
こうした仕事を通じて「通訳の仕事が楽しい」「もっと通訳として活躍したい」という思いが高まってくるようであれば、通訳としての適性は十分にあると考えられます。
通訳へのサポートに強い転職エージェントの活用
本業として実務を経験したことのない人が通訳への転職を目指す場合、サポート体制が整っている転職エージェントを活用するのはマストと言えるでしょう。
通訳者の求人は大量募集することはあまりなく、ピンポイントで必要最低限の人員を募集するケースが少なくありません。そのため、自力で求人を探そうと思ってもなかなか見つからないことが考えられます。
また、未経験者の場合は書類選考の段階で不採用となってしまうケースもありますので、これまでの経験や身につけてきた語学力をしっかりと評価し、企業に推薦してくれる転職サービスを活用することで転職成功率を高めることにもつながります。
ただし、転職エージェントであればどこでもいいわけではなく、通訳の転職サポートに強いサービスを活用することが重要です。通訳者の転職実績があるサービスや、豊富な転職成功事例を持つサービスを活用するようにしましょう。
4)通訳の就職・転職に、おすすめの転職エージェント
正社員を目指す方は、通訳系の求人が多い転職エージェントを利用しよう
通訳の需要は今後高まることが見込まれますが、現在は正社員の通訳の求人はあまり多くありません。そのため、正社員で通訳の仕事を探す方は、求人を多く抱えている転職エージェントを活用すると良いでしょう。
以下に紹介するのは、国内でもトップクラスの求人を持つ転職エージェントです。
doda(デューダ)
主に東京・大阪で通訳・翻訳系の求人が多く見つけられます。登録すると「非公開求人」も紹介されます。
dodaは国内トップレベルの求人数と、担当アドバイザーから積極的な提案が評判の転職エージェントです。
保有求人は20万件以上(※2024年7月時点)、都市部だけでなく地方での転職支援にも強いです。
dodaは求人を自分で探して応募する「転職サイト」と、求人紹介から企業への応募、日程調整までアドバイスしてもらえる「転職エージェント」両方のサービスを利用できます。
「まずは自分で通訳関連の求人をじっくりチェックしたい」人は転職サイトのサービスを利用し、その後「応募や企業への交渉についてサポートしてほしい」となったときにエージェントサービスを利用することもできます。
また、dodaでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため企業から熱意あるスカウトメールが届きやすいです。
dodaに登録する際にあわせて記入するWebレジュメに通訳への志向をPRしておくことによって、希望する企業からのスカウトが届くこともあるでしょう。
dodaの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫、岡山、広島、福岡 |
通訳・翻訳関連の公開求人数 | 約150件(2024年7月現在) |
リクルートエージェント
dodaと並び、通訳・翻訳系の正社員求人の多いエージェントです。転職を有利に進める支援ツールも豊富で、「正しい転職活動を知りたい」人にもおすすめです。
リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。
通訳への転職を目指す際にとくに活用したい支援ツールは、職務経歴書を自動で作成できる「職務経歴書エディタ」と「面接力向上セミナー」でしょう。
職務経歴書エディタ | テンプレートや入力例に沿って、職務経歴書を半自動で作成できるサービス。作成後にWordファイルにダウンロードして利用することも可能。 |
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面接力向上セミナー | 企業が「採用したい」と思える面接の必勝法が学べるセミナー。参加者の99%が「満足」以上の回答。 現在(2024年7月)はLIVE配信(オンライン)で行われている。 |
通訳の求人は少ないため、応募者の競争率も高まりがちです。上記ツールを活用することによって、書類通過や面接通過の確度を高められるでしょう。
また、リクルートエージェントの担当アドバイザーもこれまでの実績をもとに通訳への転職に関する有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、福島、東京、埼玉、千葉、栃木、群馬、神奈川、新潟、静岡、石川、岐阜、滋賀、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、加賀、愛媛、福岡、長崎、熊本、鹿児島、沖縄 |
通訳・翻訳関連の公開求人数 | 約100件(2024年7月現在) |
パソナキャリア
「じっくり相談に乗ってくれる」という評判の多いエージェント。通訳・翻訳の求人はやや少なめなので、新規求人が出たときにすぐに教えてもらえるように担当とは中長期的なコミュニケーションを!
パソナキャリアは、人材派遣の大手パソナグループが運営する転職エージェントです。派遣事業で築いてきた信頼は厚く、取引企業数は16,000社以上にのぼります。通訳系の求人も約100件(2024年7月現在)と、リクルートエージェント・dodaとほぼ同等の数を有しています。
また、パソナキャリアは転職コンサルタントによる丁寧なサポートを特徴としており、「こちらの相談に対して、じっくり聞いてくれた」という評価をする転職者は多いです。
履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、さらには自己分析やキャリアの棚卸しについても、キャリアアドバイザーが親身になって二人三脚で取り組んでくれるので、「転職活動をひとりで進めるのは不安…」という人には特に心強いパートナーとなるでしょう。
サポート対応地域は全国、かつ全都道府県に支店があります。対面での相談もしやすいエージェントです。
パソナキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 全都道府県 |
通訳関連の求人数 | 約50件(2024年7月現在) |
派遣・パートで検討している人は、サポートやキャリア支援の厚い人材紹介サービスを
通訳の仕事は、派遣・パートで募集されるケースも多いです。
副業やパラレルキャリアとして通訳の仕事をされる人は、以下の派遣・パート向けの人材紹介サービスの利用がおすすめです。
テンプスタッフ
通訳・翻訳系の求人は国内トップクラスの豊富さ!福利厚生も手厚く、おすすめの派遣会社です。
テンプスタッフは派遣会社の中でトップクラスの求人数を持つ、人材派遣会社です。
デスクワークからサービス業、クリエイティブ職まで様々な職種の求人があり、通訳系の求人も200件以上確認できます(2024年7月現在)
テンプスタッフへの登録後は一人ひとりに担当がつき、派遣先の紹介やキャリアに関してのアドバイスを行ってくれます。
「ワークライフバランスを叶える働き方を実現したい」「派遣社員としてキャリアアップを目指したい」などの希望に対して、適切なサポート・フォローが期待できます。
健康保険、厚生年金といった社会保険制度はもちろん、半日・有給休暇制度などの福利厚生が充実しているのも特徴の1つです。
テンプスタッフの特徴
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 奈良・和歌山・徳島・佐賀を除く全都道府県 |
通訳関連の求人数 | 約200件(2024年7月現在) |
スタッフサービス
コーディネーターの丁寧なサポート・スキルアップ支援に定評のある派遣会社。テンプスタッフと併せて登録しておくと、マッチする案件に出会いやすくなるはずです。
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47都道府県に拠点があるため、地方で派遣社員として働きたいという人も安心して利用することができるでしょう。
また、求人紹介から就業後のアフターフォローまで、コーディネーターと呼ばれる担当者がサポートしてくれます。
サービスを利用した人からは、「コーディネーターのサポートが丁寧だった」、「求人が多い/希望にマッチした派遣先を紹介してくれた」という意見が多く見られます。
スタッフサービスの特徴
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 全都道府県 |
通訳関連の求人数 | 約100件(2024年7月現在) |
アデコ
東京圏で通訳・翻訳の案件を探している人におすすめです。高時給案件の割合が高いです。
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「派遣社員として安定した環境で働きたい」「キャリアアップ・スキルアップを目指したい」という人に、アデコはおすすめです。
アデコの特徴
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サービス対応地域 | 全国 |
通訳関連の求人数 | 約100件(2024年7月現在) |
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まとめ)通訳者を目指すなら語学力の向上と転職準備をバランスよく実践しよう
未経験から通訳の仕事を目指すことは、決して容易ではありません。そもそも通訳の仕事に就きたいと考えている人は、すでに十分な語学力を身につけ、ある程度の実績も持っていることが少なくないからです。
ただし、未経験者が通訳になる方法がないわけではありません。今回紹介してきたトレーニングを日頃から実践し、語学力の向上を常に図っていくように心がけましょう。
同時に、転職活動に向けて着実に準備を進めていくことも重要です。
「トレーニングだけ」「転職準備だけ」といった偏りが生じないよう、双方をバランスよく進めていくのがポイントです。
語学力の向上と転職準備を同時並行で進めて、プロの通訳者への道を勝ち取っていきましょう。