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転職の際に「営業はやりたくない…」と悩んでる人が知っておくべきキャリアパスの考え方

[最終更新日]2024/08/19

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転職の際に「営業はやりたくない…」と悩んでる人が知っておくべきキャリアパスの考え方

転職先の業種や職種を選ぶにあたって「営業はやりたくない」、「営業職は避けておきたい」と考えている人もいるでしょう。

「ノルマが厳しい」「お客さんとのコミュニケーションが大変」など、ネガティブなイメージの強い営業職ですが、こうした理由ではじめから営業職を除外してしまうのは、今後のキャリアパスを踏まえると少々もったいないかもしれません。

目次

「営業をやりたくない」と考えつつも、「具体的に、どんな仕事に就けばいいか分からない」「営業以外で自分に合った仕事を見つけられない」と悩んでいる人も多いでしょう。

その際は、いちどご自身のキャリアパスについて考えてみることをおすすめします。

キャリアパスとは、「仕事において、将来どのようになりたいのか、その指針となる道のり」を描いたものです。

どのようなキャリアを辿るのか、どの分野に向けてステップアップするのかは人それぞれ

どのようなキャリアを辿るのか、どの分野に向けてステップアップするのかは人それぞれです。
ですが、その方向性に関わらず、キャリアパスを描き実現するうえでは以下の3つの要素が求められるといいます。

キャリアパスの土台を構成するもの

  • 知識・スキル・経験
  • 人脈・ネットワーク
  • 経済資本(組織内の権限など)
●知識・スキル・経験:価値発揮を高める ●人脈・ネットワーク:仕事・キャリアを助けてくれる ●経済資本:何かをやる時必要となる元手への対応力

1つ目の知識・スキル・経験は言わずもがなでしょう。人は知識・スキルを高めることで、価値発揮を高めていけます。

2つ目の人脈・ネットワークは、あなたの仕事・キャリアを助けてくれる人の存在のことです。
仕事にせよなんにせよ、一人で成し遂げられることは限られます。そして仕事で大きな成果が出るときとは、力強い協力者がいることが多いものです。

3つ目の経済資本とは、「何かをやろうとするときに必要となる元手への対応力」という意味で捉えるとよいでしょう。
大きなプロジェクトを立ち上げようとする場合、お金が必要になったり、組織・チームを推進していくための権限などが必要となることが多いです。

結論から言えば、これらキャリアパスの構成要素はどの職種でも獲得していくことが可能です。
ですが、営業職は他の職種と比べてこれらの構成要素を獲得しやすく、キャリアパスの実現も果たしやすいです。

「それはいったい、どういうことだろう…」と思った人は、このまま記事を読み進めることによって、その理由を理解できると思います。
まずは、営業職がどのようなものかについて、いちどおさらいも込めて確認していきましょう。

POINT!

仕事選びの際は、中長期的な視点を持つことも大切です。「5年後・10年後に、どんな自分になっていたか」をイメージして、それにアプローチしていける職種や業種を探求してみるとよいでしょう。

一口に営業職と言っても、仕事内容にはいくつかの種類があります。営業の相手や手法によって、仕事の目的も進め方も全く違うものになります。「足で稼ぐ」「飛び込みで勝負する」だけが営業職ではないのです。

ここでは、営業職には具体的にどのような仕事があるのか見ていきましょう。

リテール(個人向け)営業と法人営業では、仕事内容がこんなにちがう

●リテール営業:消費者に商品やサービスを直接勧めるスタイル●法人営業:企業向けに商品やサービスを案内するスタイル

まず、営業は顧客の対象によってリテール(個人向け)営業法人営業に分けられます。

リテール営業とは、商品やサービスを消費者に直接勧めるスタイルのことで、証券会社や保険会社で個人向けの商品を扱う営業がこれにあたります。「営業」「セールス」と聞くと多くの人が連想するのは、このリテール営業であることが多いようです。

これに対して、法人営業はその名の通り、企業向けに商品やサービスを案内する営業になります。相手が企業や団体なので、当然ながら窓口となる担当者にアポイントを取り、プレゼンをするなどの営業活動を行います。

法人営業は、ふだん消費者として過ごしているとあまり関わる機会がないため、具体的な仕事のイメージを持ちづらいものです。
単に「うちの商品を買ってください」「このサービスを利用してみてはいかがですか」といった売り方ではなく、企業が抱えている課題や問題点についてヒアリングし、それらを解決するための提案をすることになります

POINT!

基本的な活動は共通点が多いですが、リテール営業は共感力や行動力を、法人営業は論理思考力や調整力をより求められることが多いです。

営業の種類には、「企画営業」や「コンサルティング営業」もある

営業を遂行していくうえでは、課題を解決するためには提案やコンサルティングが必要になるため、「企画営業(アカウントプランナー)」や「コンサルティング営業」といった働き方もあります。

もし「営業=売り込み」というイメージを持っているとしたら、マーケティングの視点やコンサルティングも営業に含まれるという見方をすると、営業職のとらえ方が変わってくるかもしれません。

新規開拓か既存顧客では、営業の目的もやり方もまったく違う

●新規開拓営業:初めての人に新たに購入・契約してもらうことが目的 ●ルート営業:顧客から継続して受注をもらったり、メンテナンスを行う

商品やサービスを勧めるにあたって、全く初めての人に新たに購入・契約してもらうことを目的とした営業を新規開拓営業と言います。これに対して、すでに取引のある顧客から継続して受注をもらったり、そのために定期的なメンテナンスを行ったりする既存顧客向けの営業もあります。後者はルート営業と呼ばれることもあります。

すでに取引のある顧客に対して営業活動をするのはなぜなのか、疑問に感じるかもしれません。
企業にとって、年間を通じて安定的な売上につながる取引は非常に重要なものです。仮に売上1,000万円の新規契約を結んだとしても、別の既存顧客が取引を取りやめてしまったら、会社としてはプラスマイナス0ということになります。

新たな顧客を開拓することも大切ですが、それと同様に既存顧客と取引を続けていくための地道な営業活動を惜しまないことも、企業としてはとても重要なのです。

また、既存顧客としっかりとした信頼関係を築けられれば、新たな顧客を紹介してもらえる可能性もあります。
たとえば、営業先の企業の取引先や、グループ企業であれば系列会社を紹介されるといったことが現実にあるのです。

既存顧客に対する営業では、ガツガツと契約を取りに行く姿勢は必要ありません。それよりも、担当者レベルでじっくりと信頼関係を築いていき、仕事ぶりや人柄を評価してもらうことが重要になります。いわゆるセールスの営業とは異なり、会社組織を超えた人と人とのつながりを作っていく仕事なのです。

POINT!

新規営業とルート営業は働き方が大きく異なります。「どちらの方が自分に向いていそうか」についても考えておくとよいでしょう。

続いては、転職先を検討するにあたって「営業職はやりたくない」と考えている人は、なぜ営業が嫌だと思うのか、その理由を掘り下げてみましょう。

もしも営業職に対して間違ったイメージを持っていたとしたら、転職の選択肢を狭めてしまうことになるからです。

まずは営業職に対して持たれやすいマイナスイメージについて、主に次の3つの観点から見ていきましょう。

  • ノルマをこなすのが大変そう
  • 仕事量・残業時間が多そう
  • 人付き合いが多くて疲れそう

「ノルマをこなすのが大変そう」という理由

「ノルマをこなすのが大変そう」●ノルマ設定のハードルの高さは、企業によって異なる。 ●「基本給+歩合制」の給与が多く、頑張り次第で給与が上がるのはメリット。

営業の仕事には「ノルマ」「売り上げ目標」がつきものです。日々の業務で常に数字を意識しなければならないのはたしかにプレッシャーを感じる理由になるでしょう。

営業の「ノルマ」に対する不安に対して、知っておきたいこと

しかし、ノルマや売り上げ目標に対するハードルは、企業の方針や市場での立ち位置、または直属となる上司の性格によっても異なります
もしも精神的な負荷を恐れて営業職に就くことをためらっている人は、企業選びを妥協せずに行うことでノルマの設定が高くない企業に入社できる可能性もあります。

また、営業職の給与は「基本給+歩合制」となっている場合が多く、成績次第でインセンティブが発生します。
自分の頑張り次第で給与が上がるのは、営業職のメリットとも言えるでしょう。

ノルマ設定のハードルの高さやインセンティブの有無は、自身で企業研究を行ったり、転職エージェントのアドバイスをもらうことで情報収集が可能です。

POINT!

最近では「ノルマなし」を掲げる企業も増えています。必ずしも「営業=ノルマがある」という訳ではありません。

「仕事量・残業時間が多そう」という理由

「仕事量・残業時間が多そう」●高いノルマを設定されていると、時間外労働が必要なことも。 ●「広告」「小売」「不動産」などの業界は特に残業時間が発生しやすい。

一昔前までは「営業職=残業が多い」というイメージが浸透していましたが、近年では働き方改革によりなるべく残業時間を削減しようと取り組む企業が多くなってきています。

したがって、「営業職は残業が多い」という見方は適切ではないでしょう。

営業の「残業」に対する不安に対して、知っておきたいこと

営業職で残業が多くなりがちな理由の一つとして、取引先の顧客のスケジュールに合わせた対応をする必要があるという点が挙げられます。

また、先述した「ノルマ」と残業時間にも関連性があります。高いノルマを設定されていれば、達成に向けて時間外の労働が必要になることも多くなるでしょう。

また、特に残業時間の発生しやすい業界として「広告」「小売」「不動産」などが挙げられます。
これらの業界は扱う商材に専門知識を要するため、知識の習得や資料の準備などが必要となることが理由として考えられます。

一方で、それら専門分野において「ある程度の知識を有している」人や、「興味のある分野なので学んでいきたい」という人は、残業時間をそれほどかけずに、または残業への心的負担を感じずに業務に取り組みやすいでしょう。

POINT!

特定の企業の残業時間が気になる人は、LinkedInなどのSNSサービスなどでその会社に勤めている人にヒアリングするか、口コミサイトを使って確認してみると良いでしょう。

「人付き合いが多くて疲れそう」という理由

「人付き合いが多くて疲れそう」●トップセールスマンには口下手や人と接するのが苦手な人も。 ●仕事をする上で必要なのは、滑らかにしゃべるための表面的な話術ではない。

営業職を避けて転職したい人の中には、「人と話すのがどうも苦手なので営業は向いていないと思う」「友達が多いほうではないので自分には合わない」といった考えの人が少なくありません。

しかし、仕事をする上で良好な人間関係を築けることと、プライベートで友人や知人が多いことは、必ずしもイコールではありません。

営業の「人付き合いの多さ」に対する不安に対して、知っておきたいこと

実際、第一線で活躍し結果を出している営業担当者であっても、「もともとは人と接するのが苦手だった」、「決して話が上手なタイプではなかった」という人はめずらしくないのです。

営業にとって「この人なら信頼できる」「この人が言うなら契約してみよう」と思ってもらえることが大切です。
単に口がうまいだけのように思われたり、表面的な関係しか築けそうにない人と思われたりするようでは、重要な商談の場でOKの返事をもらうことは難しいでしょう。

反対に、口下手だけれども一生懸命説明してくれる人や、表裏なく何でも話してくれる人のほうが、ビジネスでは信頼を得ていることがあります。

もし、「人と接するのが苦手」・「ストレスを感じる」という思い込みから営業職を避けているとしたら、少々問題かもしれません。
ビジネスで求められているヒューマンスキルを根本的に見誤っている可能性があるからです。

仕事をする上で必要なのは、淀みなく滑らかにしゃべるための表面的な話術ではありません。この点をはき違えないようにしておくことが大切です。

POINT!

トップセールスマンで、「自分は口下手な人だ」という人は多いです。苦手意識を必要以上に持ちすぎないよう注意しましょう。

営業の仕事は「顧客の課題を聞き、解決策を提案する」ことが大切であるのは前述したとおりです。
同時に営業職の仕事は将来的に様々な職種でも活かすことのできる汎用性の高いスキルが身につきます。

ここからは、営業職として働くことで具体的にどのようなメリットがあるのかを解説していきます。

専門領域における「知識と理解」

専門領域における知識と理解が深まる

営業職として働いていると、携わる商品・サービスへの知識と理解は自然と高まります。

そのため営業職として目指すことになる人は、「自分にとって、興味・関心を持ち続けられる分野」の業界・領域から働く場所を検討するとよいでしょう。

前段の「キャリアパス」のところでお伝えしたように、自分にとって将来実現したい働き方を適えるためには、その分野の知識と経験が欠かせません。

営業職としてひとつの業界・領域で2~3年働けば、その業界についての知識・理解は以前と比べて格段に高まっているはずです。

また、そのタイミングで改めて「自分が望む働き方」を考えてみるのも良いでしょう。きっと、新たにやってみたい働き方がいくつか出てくると思います。

「この人に任せたい」と思ってもらえる「関係構築力」

関係構築力が養われる

営業職は顧客と直接話をする機会が多いため、真っ先に重要な情報を得ているケースが少なくありません。
ただし、誰でもこうした重要な情報を入手できるわけではありません。日頃から顧客との信頼関係が築けているからこそ、社外の人間であっても重要な情報を託せるのです。

顧客の元には、他社の営業担当者も毎日のように訪れていることでしょう。その中で「その他大勢のうちの1人」に埋もれてしまうことなく、「この人なら信頼できる」と思ってもらうには、営業担当者自身も顧客に強い関心を持ち続け、他人事ではなく自分事としてとらえていなくてはなりません。

ゆくゆくは別の職種に転職したとしても、顧客の要望に添った商品を開発したり、ニーズを読み誤ることなくサービスを提供したりするには、顧客に対して強い関心を持ち続けることが必須になるでしょう。

そしてこうした関係構築力は、営業職の仕事を通じて養えるものです。

今後のキャリアに関わる「人脈・ネットワーク」

今後のキャリアに関わる人脈・ネットワークが得られる

営業の仕事とは、いわば商品・サービスを通して人と人を繋げる仕事といえます。

そして、営業職として働くうえで必然的に顧客・社内の人たちとのコミュニケーション機会は増え、他の職種と比べて人脈・ネットワークが築かれやすいです。

築かれた人脈・ネットワークは、営業職を離れたあと(または転職したあと)も継続することが少なくありません。
筆者も過去に営業職を経験したのち現在は別の職種に従事していますが、いまだに当時にお付き合いのあった人から連絡があったり、新しい仕事の相談が来ることがあります。

こうした人との繋がりの恩恵を受けやすいことも、営業職として働く大きなメリットと言えるでしょう。

管理職に必要な「全体を俯瞰する力」

管理職に必要な全体を俯瞰する力が養える

いずれ管理職になって活躍の幅を広げたいと思っている人は、営業職を経験しておくことでプラスに働く可能性があります。
実際、いわゆる総合職のジョブローテンションでは、将来の幹部候補者に一度は営業職を経験させているといった企業もあるのです。

自社の商品やサービスを買っていただく段階を担当する営業職は、仕事の性質上、お金の流れを意識せざるを得ません。
また、自分の給料がどこから支払われているのか、ダイレクトに実感しやすい仕事とも言えます

このため、営業職を経験することで仕事の全体像を把握しやすくなったり、会社の中でのお金の流れを意識できるようになったりするメリットがあります。

また、営業職は営業先の相手への配慮が欠かせない仕事であるため、営業職として着実に成果をあげた人は人間的にもバランスが取れていると判断される傾向があります。
このことは、昇進して管理職になった際、部下への配慮ができる人であるかどうかを見極めるための1つの判断材料となる可能性もあるでしょう。

このように、ゆくゆくは管理職を目指したい人にとって、営業職を経験しておくことは決してマイナスにはなりません。
仕事をする上で視野を広げておくためにも、営業職に就くことを肯定的にとらえ直してみるのもひとつの考え方です。

ここまで営業職の仕事の種類や、営業職に就くことで身につけられるスキルについて解説をしてきましたが、それでも「営業職はやりたくない」という人、かつ「具体的に何がやりたいかは決まっていない」という人は、どのように転職活動を進めていけばいいのでしょうか。

ここでは主な対策として次の3点をご紹介します。

まずは自分の「強み」は何かを考えてみる

キャリアの棚卸しをして自分自身の「強み」を見つける。

「営業の仕事はしたくない、けれど何がしたいかも具体的に決まっていない」という人は、転職先選びにあたってまずは自分自身の「強み」を見つけることから始めてみましょう。
「強み」は過去の業務での自身の役割から、ポジティブなフィードバックを受けたことのあるものを抽出してみるのがおすすめです。

あるいは「得意/不得意」の観点からだけでなく、過去の仕事で「楽しかったこと」「ワクワクしたこと」で考えてみるのも良いでしょう。

過去の出来事から「今の自分ができること/身につけているもの・強み」が分かると、その強みが活かせる業界・企業はどこなのかと考えを広げていけます。

このように、過去の経験から得られたスキル・強みを振り返り整理することを、「キャリアの棚卸し」と呼びます。

キャリアの棚卸しの進め方

  • これまで関わった業務経験から、得られた知識・スキルを洗い出し、リスト化する
  • 出てきた知識・スキルに対して、「今後もやっていきたい」「もっと伸ばしていきたい」ものをフォーカスする
  • フォーカスされた知識・スキルを用いて、「この先どんな働き方・仕事ができるか」を考える

キャリアの棚卸しをすることで、今後のキャリアプランが明確になり、具体的なアクションにも繋げやすくなります。

キャリアの棚卸しとは「これまでのキャリアで何をやってきたのかを全て洗い出すこと」

「どの業界・職種でも役立つスキル」を考える

業種や職種が変わっても通用するポータブルスキルを磨いていく。

営業職以外の仕事で、目指す業界・職種が定まっているという人は、その業界・職種についての知識を深めることとあわせて「どの業界・職種でも役立つスキル」について知っておくと良いでしょう。

業種や職種が変わっても通用するスキルのことを、「ポータブルスキル」と呼びます。
スケジュールを正確に立てる「計画力」や業務のPDCAを回していく「推進力」、「対人コミュニケーション」などがこれにあたります。

ポータブルスキルの例

区分 ポータブルスキル 説明
業務遂行分野 現状把握・情報収集力 課題や目標設定の前に行う現状の把握や情報分析などを適切に行う能力
課題設定力 今注力すべき課題と、そのための仕事の進め方を見定める能力
計画力・調整力 目標達成に向けての適切なスケジュール立て、および関係者や調整事項を整理する能力
遂行力 課題・目標に向けて遂行する能力
対応力・柔軟性 先のことを予測したり、イレギュラーな事態にも臨機応変に対応する能力
対人コミュニケーション分野 社内対応力 上司や他部署の人たちの指示を適切に処理したり、必要に応じて協力を仰いだりと、適切なコミュニケーションを用いて協働していく能力
社外対応力 顧客・取引先とのコミュニケーションから、相手の求めていることをいち早く察知し行動し、信頼関係性を高めていく能力
部下育成・マネジメント力 部下を適切に指導・育成・評価し、成長を促していく能力

ポータブルスキルを磨いていくことによって、幅広い業務で活躍できるだけでなく、自身の求めるキャリアを切り拓きやすくなります。

ポイントは、現在の業務または過去に携わった業務において「どのポータブルスキルが関わっていたか」を意識しておくことです。

ポータブルスキルは無意識的に蓄積・発揮されることが多いですが、意識することによってスキルアップの速度を高めていけます。

また、人は苦手分野に対してこちらも無意識的に「避けて通ろう」としてしまうことが多いです。
上記のポータブルスキル一覧を見て、もしあまり経験を積んでいないと感じられる項目があったら、意識して積極的に取り組んでおくと良いでしょう。

一人で考えるのに煮詰まったら、「第三者の視点」も取り入れよう

転職エージェントに相談することで、第三者の視点からアドバイスを得られる。

キャリアの方向性や自身の強みについて、「一人で考えるのは難しそう」と感じた人は、転職エージェントの力を借りることをおすすめします。
無料で登録・利用が可能なうえ、転職市場に詳しいキャリアアドバイザーに「どんな職種に向いているか」「アピールポイントは何か」など、具体的なアドバイスをもらえます。

また、キャリアアドバイザーを通じてのみ紹介が可能な「非公開求人」もあります。
こうした案件は求人サイトを経由して応募する場合よりも応募者が限定されるため、比較的ライバルの少ない中で選考に臨めます。

転職活動の山場である応募書類添削や面接対策なども行ってくれるため、転職エージェントの利用には多くのメリットがあります。

ここからは、転職活動に役立つおすすめの転職エージェントを紹介します。
それぞれのエージェントごとに求人数やサポート内容は異なりますので、自分に合ったサービスを見極めるうえでも気になったサービスには複数登録しておくのがおすすめです

マイナビエージェント

書類作成、面接準備のサポートの手厚さが特徴。とくに「はじめての転職で、不安…」という人におすすめです。

様々な業界・業種に精通したキャリアアドバイザーから、丁寧な転職サポートを受けたい人は、マイナビエージェントのサービスがおすすめです。

マイナビエージェントは「IT・Web業界」「ものづくり」「女性向け求人」など、分野ごとに深い知識を持ったキャリアアドバイザーがサポートを行ってくれるため、営業職以外の選択肢を探している転職者にうってつけです。

また、国内に多くの拠点を持つマイナビエージェントは、多くの企業の人事担当者との間に太いパイプを持っており、各企業の特徴や選考でのポイント、求めている人材像など、細かな情報まで知れます

マイナビエージェントだけに求人を掲載している「非公開の求人」もおよそ全体の8割(※公式サイトより)。
後悔のない転職活動を進めていくにあたり、登録しておいて損はないサービスです。

マイナビエージェントの特徴

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  • 国内企業とのリレーションが強く、優良求人の紹介を受けやすい
  • 特に20代~30代の若手社会人への転職支援に強み
  • 書類添削や面接対策などの支援サポートをじっくり丁寧に行ってくれる
サービス対応地域 全国
公開求人数 約6.0万件(2024年6月現在)
とくに多い職種 営業職|マーケティング|広報|人事|経理|クリエイティブ(Web・編集・制作など)|ITコンサルタント|システムエンジニア|金融アナリスト|調査・分析|看護師|薬剤師|保育士|不動産専門職|建築・設計アシスタント|デザイナーなど
ワンポイントアドバイス

業界・職種ごとの専任サポートチームが「じっくり親身になって」支援してくれるのがマイナビエージェントの強み。サービス入会時に登録する情報で担当が決まりますので、経歴・希望条件は丁寧に記入しておきましょう。

利用者のペースに合わせて転職活動をサポート

マイナビのプロモーションを含みます

doda

doda doda(デューダ)公式サイト

都市部・地方ともに豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。企業からのスカウトも多く、たくさんの求人に接していきたい人におすすめの転職エージェントです。

dodaは国内でもトップクラスの求人数を誇る転職エージェントサービスです。
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dodaは「転職サイト」と「転職エージェント」の両方の要素を備えており、転職者自身が求人を検索することも可能ですし、キャリアアドバイザーのサポートを受けつつ、自身に合った求人を紹介してもらうことも可能です。

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  • 幅広く、豊富な求人数(国内トップクラス)。地方求人紹介にも強い
  • 担当者から積極的な求人紹介を受けやすい
  • 担当者のサポートと併用して、自分でも求人情報を探して応募できる
サービス対応地域 全国
公開求人数 約25万件(2024年6月現在)
とくに多い職種 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など
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リクルートエージェント

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公開求人数 約41万件(2024年6月現在)
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  • 製造系エンジニア支援実績No1
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  • 未経験向け求人豊富
  • 資格取得の支援制度あり
デメリット
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  • 未経験者向けの求人は少ない
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  • 販売・サービス系の求人は少なめ
  • 全体的な求人数は少なめ
  • 急ぎの転職には不向き
  • 全ての求人を見るには有料会員になる必要あり
  • 地方の求人は少なめ
  • 未経験者向けの求人は少ない
  • 地方の求人は少なめ
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  • 全体的な求人数は少なめ
  • 地方の求人は少なめ
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  • 正社員求人は少なめ
公開求人数 2.1万 2.5万 11万 6.0万 2.1万 40万 14万 4,000 4,900 1,400 1.0万 900 1,900 1.6万 23万 9,000
得意業界/職種 IT・Web IT・Web 全業種・職種 全業種・職種 全業種・職種 全業種・職種 全業種・職種 会計・経理・税務・財務 マスコミ・メディア アパレル・ファッション 管理部門・士業 外資系 外資系 製造系エンジニア 介護・福祉 介護・福祉
対象地域 全都道府県 全都道府県 全都道府県 全都道府県 全都道府県 全都道府県 関東・関西・中部(東海) 東京・大阪 関東・関西・東海 全都道府県 東京・愛知・大阪+海外 東京・愛知・大阪+海外 東京・名古屋・大阪・福岡 全都道府県 全都道府県
おすすめの人
  • 書類添削・面接対策のサポートをしっかり受けたい人
  • キャリアアップ・年収アップを目指す人
  • 未経験分野にチャレンジしたい人
  • 企業からのスカウトを積極的に受けたい人
  • じっくりキャリア相談を受けたい人
  • ヘッドハンターの支援を受けたい人
  • 企業からスカウトを多く欲しい人
  • 会計、税務、経理、財務分野を目指す人
  • マスコミ・メディア系職種の人
  • アパレル・ファッション系業種の人
  • 管理部門・士業での転職を検討している人
  • ハイクラス・グローバル系企業を目指す人
  • 英語力を生かした転職をしたい人
  • ものづくり・製造系エンジニアの人
  • 職場環境を重要視する人
  • 未経験から介護職を目指す人
公式サイト

表内の求人数は2024年11月時点のものです。

まとめ)「営業はやりたくない!」と決めつけず、メリットにも目を向けてみよう

営業職の求人はほとんどの転職サイトで多数掲載されています。それだけ多くの企業が営業の仕事を必要としているわけですから、「営業で成果をあげられる」という自信がつけば転職市場における人材価値を引き上げることにもつながるはずです。

また、「営業はやりたくない」と思っている人も、これからのキャリアパスを考えたときに「将来実現したい働き方を目指すうえで、営業職のキャリアは踏んだ方がよいかもしれない」と考えることもあるでしょう。

転職を検討する際に非常にもったいないことの1つに「思い込み」や「決めつけ」があります。もし営業職へのイメージが先行してしまっているようなら、客観的に見て自分は営業に向いていないのかどうか、転職エージェントのアドバイスも参考にしながら検討してみましょう

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