フィンテック(FinTech)エンジニアに転職するには?未経験からの目指し方・仕事内容・必要なスキル・志望動機の例文
[最終更新日]2024/10/01
「フィンテック(FinTech)は最先端で社会に役立つ仕事だから魅力を感じる。だから、ITエンジニアになるならぜひ携わりたい」
このように思っているエンジニア志望者も多いのではないでしょうか。
フィンテックエンジニアはやりがいのある仕事であることはもちろんですが、一方で最新のITリテラシーを求められる等の厳しい側面もあります。
目次
フィンテックエンジニアへの転職におすすめの転職エージェント
サービス名 | レバテックキャリア | ギークリー | マイナビIT AGENT | リクルートエージェントIT | ワークポート |
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メリット |
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デメリット |
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フィンテック エンジニアの 公開求人数 | 約1,200件 | 約1,800件 | 約500件 | 約2,000件 | 約1,100件 |
特に多いエンジニア職種 | プログラマー・SE全般、PL・PM | プログラマー、SE、PL・PM、その他トレンド性の高い分野(エンタメ、ディープテック、SaaSなど) | アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、SE・PG、PM・PL | プログラマー・Webエンジニア、社内SE、製品開発・ASP、組込み・制御エンジニア、ITコンサル | SE・PG、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年6月時点のものです。
1)フィンテック(FinTech)とは
フィンテック(FinTech)とはFinanceとTechnologyを組み合わせた造語で、金融とIT技術を組み合わせて実現されるサービスや金融事業を総称する言葉です。
フィンテックを使ったサービスは21世紀初頭から始まっていましたが、成長するきっかけとなったのは2008年に起きたリーマン・ショックです。
このときにリストラされた金融マンがIT業界へ大量に流入し、新しい金融サービスを提供する企業が続々と誕生しました。
2010年代に入るとクラウドコンピューティングやブロードバンドの普及などにより、IT業界自体も急成長を遂げることになります。
また、ITは企業を支えるシステムとして、すっかり定着しました。このこともあり、フィンテックを活用した多種多様なサービスが登場しています。
フィンテックとは、「IT×金融」による掛け合わせで価値を創出していくこと
以前の金融業界では「ドブ板営業」など、とにかく体力勝負で案件を取りに行くといった面がありました。
フィンテックはこの逆で、ITと金融を掛け合わせ、それぞれの知を結集して価値を創出するものです。いわば「頭で勝負する」ものといえるでしょう。
フィンテックの活用により、以下にあげる多様な新しいサービスが創出されています。
フィンテックによって創出された新しいサービスの例
サービス | 概要 | 代表的な企業/サービス |
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モバイル決済 | スマートフォンなどのモバイル端末を利用した決済サービス。現金やクレジットカードを持ち歩く必要がなくなり、スムーズな支払いが可能に。 | |
個人間送金 | 銀行口座を介さずに、スマートフォンアプリなどを通じて個人間で送金できるサービス。割り勘や友人への送金などが手軽に。 | |
ロボアドバイザー | AIを活用し、顧客の投資目標やリスク許容度に基づいて、自動で資産運用を行うサービス。 | |
オンライン融資 | インターネットを通じて融資の申し込み、審査、契約を行うサービス。従来の銀行融資に比べて手続きが簡素化され、迅速な資金調達が可能に。 | |
クラウド会計 | 会計ソフトをクラウド上で提供するサービス。会計処理の自動化や、銀行口座との連携による効率化が可能に。 | |
仮想通貨取引 | ビットコインなどの仮想通貨の売買を行うサービス。 | |
保険テック(InsurTech) | IT技術を活用して保険商品の開発、販売、請求処理などを行うサービス。 | |
証券テック(SecurityTech) | 証券取引をIT技術で効率化するサービス。 |
フィンテックは、金融業界にもメリットがあります。新しいサービスを導入する際にもクラウドサービスを利用できるため、システム開発に多額の投資をする必要がありません。
また、サービスの展開にあたっても大人数の手配をする必要がなく、システムとサポート部隊、コールセンターの要員を確保しておけば実施可能です。
2)フィンテック(FinTech)の仕事内容
ひとくちにフィンテックといっても、提供しているサービスにはさまざまなものがあります。ここではフィンテックのサービスを5種類に分けて、それぞれの仕事内容と代表的なサービスを解説していきます。
決済・送金サービス
フィンテックは、決済系のサービスから使われ始めました。
手持ちの現金を持っていなくてもスマートフォン1つで支払いが完了する便利さは、フィンテックを活用したサービスの特徴です。また、クレジットカードのようにサインを書く必要がないため手軽に使えます。
加えて国内・海外問わず、手軽かつ迅速に送金することも可能となりました。特に銀行が整備されていない海外において、スマートフォンを活用した送金サービスは便利であり、広く活用されています。
代表的なサービスには、以下があります。
- オンライン決済サービス、決済代行サービス
- 店舗での決済サービス(AliPayやPayPayなどのQR決済が代表的)
- オンライン配車アプリ(Uberが代表的)
- オンライン送金サービス
決済・送金サービスにおけるフィンテックエンジニアの主な仕事内容と求められるスキル例
仕事内容 | 求められるスキル |
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決済システム開発 |
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送金システム開発 |
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決済・送金API開発 |
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セキュリティ対策 |
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パフォーマンス改善 |
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データ分析 |
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法規制対応 |
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ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングは新しい金融サービスとして、フィンテックに含まれるサービスの1つです。
ソーシャルレンディングには「不特定多数、かつ全国に住んでいる人が資金を持ち寄って投資し、企業への融資金として活用する」特徴があります。投資した人は分配金を受け取ることが可能ですから、投資する側にも融資する人にもメリットのあるサービスです。
もっとも企業が融資を受ける手段としては、社債の発行や金融機関からの融資が一般的です。
しかしソーシャルレンディングは幅広い地域に住む人から資金の提供を受けられることが特徴であり、従来の融資とは異なるサービスとして注目されています。
ソーシャルレンディングは、フィンテックだからこそ可能になった金融サービスといえるでしょう。
代表的なサービスには、融資型(貸付型)クラウドファンディングがあげられます。
ソーシャルレンディングにおけるフィンテックエンジニアの主な仕事内容と求められるスキル例
仕事内容 | 求められるスキル |
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ソーシャルレンディングプラットフォーム開発 |
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融資審査システム開発 |
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投資家向けサービス開発 |
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API開発 |
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法規制対応 |
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データ分析 |
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ブロックチェーン活用検討 |
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資産運用サービス
資産運用もフィンテックにより大きく変わり、また身近になった分野です。
以前は金融機関の窓口で個別に相談を受けるものであり、もっぱら富裕層が利用できるサービスでした。しかしフィンテックの活用により、インターネットを活用した資産運用サービスを、誰でもいつでも利用できるようになりました。
代表的なサービスには、ロボアドバイザーがあげられます。ロボアドバイザーはAIを用いて、インターネット上で資産運用のアドバイスをすることが特徴です。
なかでも、質問にいくつか答えるだけで最適な資産配分のアドバイスが受けられる点は魅力です。もし提案された資産配分でよければ、そのまま資産運用を始めることも可能です。
資産運用サービスにおけるフィンテックエンジニアの主な仕事内容と求められるスキル例
仕事内容 | 求められるスキル |
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ロボアドバイザー開発 |
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投資アルゴリズム開発 |
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資産運用プラットフォーム開発 |
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データ分析 |
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セキュリティ対策 |
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法規制対応 |
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API開発 |
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ブロックチェーン活用検討 |
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会計および資産管理
家庭における家計簿や企業会計をする場合、ITを活用するならパソコンを導入して、専用ソフトをインストールする方法が一般的でした。
しかしWebやクラウドサービスの活用により、ブラウザを活用したシステムが普及しています。これにより、以下にあげるサービスが提供できるようになりました。
- 家計簿アプリなどはスマートフォンでも利用可能
- 会計システムの場合は自社でサーバーを用意しなくても、登録が済みしだいすぐに使える
- 資産がどのくらいあるか、どこからでも確認できる
- 利用者は、定期的にシステムのアップデートをする手間から解放される(ソフトをインストールする方法では、定期的なバージョンアップが不可欠)
代表的なサービスには、以下のものがあげられます。
- クラウド家計簿
- クラウド会計システム
- クラウドを活用した資産管理
- 金融機関のスマートフォンアプリ
会計・資産管理サービスにおけるフィンテックエンジニアの主な仕事内容と求められるスキル例
仕事内容 | 求められるスキル |
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クラウド家計簿・会計システム開発 |
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クラウド資産管理システム開発 |
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金融機関向けアプリ開発 |
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データ分析・活用 |
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セキュリティ対策 |
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法規制対応 |
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API連携 |
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AI・機械学習活用 |
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仮想通貨(暗号資産)
仮想通貨もまた、フィンテックにより提供が可能となった金融サービスの1つです。
仮想通貨ではP2P(ピアツーピア)ネットワークを利用し、国境を越えた個人間でも同じ通貨で決済できることが魅力です。金融庁では、仮想通貨を「暗号資産」と呼んでいます。
また、P2Pネットワークを実現させる基礎になったブロックチェーンは、仮想通貨における基盤技術の1つでもあります。
従来の通貨は発行する国が管理元となっていますが、仮想通貨は世界中で通貨に関する情報を分散して持ち、整合性を保証するシステムが採用されています。この点で、仮想通貨はIT技術の粋を集めたサービスといえるでしょう。
仮想通貨(暗号資産)関連の開発におけるフィンテックエンジニアの主な仕事内容と求められるスキル例
仕事内容 | 求められるスキル |
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仮想通貨取引所開発 |
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仮想通貨ウォレット開発 |
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ブロックチェーン開発 |
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データ分析 |
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セキュリティ対策 |
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法規制対応 |
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API開発 |
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NFT関連開発 |
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3)フィンテックエンジニアの転職で準備するポイント3点
ここまで解説した通り、フィンテックを活用してさまざまな金融サービスが提供されています。将来性豊かなサービスといえますが、一方であなたがフィンテックエンジニアとして活躍するためには相応の心構えや準備も必要です。
ここではフィンテックエンジニアとして転職する際に意識・準備しておきたいポイントを3点取り上げ、それぞれについて詳しく解説していきます。
最先端のITリテラシーへのキャッチアップをしておく
フィンテックは、ITと金融の掛け合わせで価値を創出するサービスです。
さまざまな企業が参入していますから、競争に勝ち抜くためには最先端のIT技術をいかに活用してサービスを提供するかが課題となります。一例としてフィンテックには、以下のIT技術が活用されています。
領域 | 求められるスキル |
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AIや機械学習 |
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ブロックチェーン |
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セキュリティ |
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スマートフォンUI/UX |
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上記のうち複数を熟知するITエンジニアは貴重であり、開発プロジェクトでも引っ張りだことなっています。
従ってフィンテック開発に転職する場合は、最先端のITリテラシーが求められます。また、技術は刻一刻と変化していますから、新しい技術を自ら学び取り、追い続ける貪欲さも必須です。
企業ごとに求められる人材・働き方が異なることを知っておく
フィンテックはITを活用して、従来の金融機関にはない新しい価値を提供することが目的です。
そのため、安定志向の人には不向きです。いわば従来の価値観を破るサービスですから、過去の慣習に縛られることなく、柔軟な発想をもって意思決定をする意欲が求められます。
その点では、チャレンジ精神の旺盛な人が求められる業界ともいえるでしょう。
一方でフィンテックエンジニアの求人を出す企業は、スタートアップやベンチャー企業、大企業までさまざまです。
求められる働き方は入社する企業というよりも、配属されるプロジェクトによって決まることに留意しなければなりません。その働き方は以下のように、大きく異なります。
- 自社開発のスタートアップやベンチャー企業は、出社時間や服装が自由、企画から携われる場合もある
- 金融機関の案件は出社時間が決められており、服装もスーツ、細かいルールがある
従って求人を選ぶ際には企業の大小に関わらず、あなた自身が求める働き方にマッチするか確認することが必須です。
特に中小企業の場合は自社で開発せず、所属するエンジニアを他社に常駐させる企業も多いです。従って自社開発の企業に勤めたい人は、他社での常駐があるかどうかも必ず確認しておきましょう。
フィンテックエンジニアの転職支援に強い転職エージェントを利用する
ここまで解説した通り、フィンテックにはさまざまなサービスがあります。
そのため関わっている企業もさまざまです。一方で特に変化の激しい分野でもありますから、開発エンジニアがどのように仕事をしているか、情報発信が追いついていない企業も少なくありません。
そのため、自ら情報を集めて適切な企業を選ぶには限界があります。
従ってフィンテックエンジニアに転職を目指すなら、転職エージェントサービスの活用をおすすめします。
各転職エージェントは企業を訪問し、エンジニアが求める情報を収集しています。各社の特徴を熟知していますから、エンジニアに対して適した企業を紹介し、あなたのスキルを生かして将来の活躍に結びつけることが可能です。
もちろん転職エージェントはあなたに対して、転職に向けたアドバイスや書類の添削、面接の練習なども行います。転職の成功に向けて充実したサポートが受けられることも、転職エージェントサービスを活用するメリットです。
転職エージェントには最初に「志望動機」をきちんと伝えられると適切な支援が受けやすくなる
転職エージェントに相談する際は、最初にフィンテックエンジニアへの転職を希望する「志望動機」を明確に伝えましょう。
なぜフィンテックエンジニアになりたいのか、どのようなキャリアを目指しているのかを具体的に伝えることで、エージェントはあなたの希望に合った求人を紹介しやすくなります。特に、フィンテック業界でなければならない理由や、どのような技術やサービスに興味があるのかを伝えることが重要です。
具体的な志望動機の例① 金融業界の変革に貢献したい
-
私は、テクノロジーの力で金融業界が大きく変わっていくと考えています。これまで〇〇の開発経験を通じて培った技術力を活かし、フィンテック分野で新しいサービスやプロダクトを開発し、より多くの人々が便利で快適な金融サービスを利用できる社会の実現に貢献したいと考えています。
具体的な志望動機の例② ブロックチェーン技術に興味があり、その可能性を追求したい
-
私は、ブロックチェーン技術が持つ分散型システムやセキュリティの高さに大きな可能性を感じています。これまで〇〇の開発経験を通じて培った知識を活かし、ブロックチェーン技術を応用した革新的な金融サービスの開発に携わりたいと考えています。
具体的な志望動機の例③ ユーザー中心のサービス開発に携わりたい
-
私は、ユーザーのニーズを深く理解し、そのニーズに応えるサービスを提供することが重要だと考えています。フィンテック分野では、ユーザー体験を向上させるための技術革新が日々進んでおり、私もその一翼を担いたいと考えています。これまで〇〇の開発経験を通じて培ったUI/UXデザインのスキルを活かし、ユーザーにとって使いやすい、魅力的なフィンテックサービスの開発に貢献したいです。
4)フィンテックエンジニアの転職支援に強い転職エージェント
フィンテックエンジニア向けの求人を取り扱う転職エージェントは多くあります。
選ぶ際は、「FinTech開発の求人が豊富か」「希望する転職地域に対応しているか」「担当者はこちらの希望をしっかり聴いて理解してくれるか」の3点を意識すると良いでしょう。
1点目の求人数と2点目の対応エリアについては、本記事が紹介するおすすめサービスでまずチェックしてみてください。
3点目の「担当者の品質」については、まずは「ここが良さそう」と感じたサービスを2~3社登録して、そのうえで自分に合った担当者を見出して利用を絞っていくのがおすすめです。
フィンテックエンジニアへの転職におすすめの転職エージェント
サービス名 | レバテックキャリア | ギークリー | マイナビIT AGENT | リクルートエージェントIT | ワークポート |
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メリット |
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デメリット |
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フィンテック エンジニアの 公開求人数 | 約1,200件 | 約1,800件 | 約500件 | 約2,000件 | 約1,100件 |
特に多いエンジニア職種 | プログラマー・SE全般、PL・PM | プログラマー、SE、PL・PM、その他トレンド性の高い分野(エンタメ、ディープテック、SaaSなど) | アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、SE・PG、PM・PL | プログラマー・Webエンジニア、社内SE、製品開発・ASP、組込み・制御エンジニア、ITコンサル | SE・PG、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年6月時点のものです。
レバテックキャリア
レバテックキャリアの担当エージェントは全員エンジニア経験者。「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上の高い実績を誇ります。
レバテックキャリアは、レバテック株式会社が運営する転職エージェントです。
同サービスの特徴としては、アドバイザーの殆どが「エンジニア実務経験者」であること。IT業界についてエンジニアリングの技術的な事柄についても通じた担当が付いてくれる可能性が高いです。
レバテックキャリアでは年3,000回以上の企業ヒアリングから得た最新情報をもとに企業別に対策を行っています。
そのため、転職希望者のスキルや希望にマッチした求人紹介を得意とし、ヒアリング後の初回マッチング率(内定率)は90%にものぼるといいます(同社担当より)。
引用元:レバテックキャリア公式サイト
「フィンテックの事業領域で、エンジニアスキルをどう発展させていくか」についてけんとうしつつの企業選びに不安を感じている人はレバテックキャリアのサポートが役立つでしょう。
保有する求人の職種も幅広く、フィンテックエンジニアに関わる求人は約1,200件あります(2024年6月現在)。
レバテックキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
フィンテックエンジニアの公開求人数 | 約1,200件(2024年6月現在) |
ギークリー(Geekly)
ギークリーはWeb3やX-Techなど、先端テクノロジーを扱う求人に強みのある転職エージェント。各職種別に専門コンサルタントが在籍しており、目指す領域の最新トレンドをキャッチしながらの転職活動が実現できます。
ギークリー(Geekly)は、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントサービスです。
同サービスの主な特徴は、担当エージェントから積極的な求人提案が期待できること(提案可能な求人数は平均一人当たり56件※)、そして書類選考サポートが充実している(※選考通過率が2.8倍までアップ※ )ことです。 ※ 公式サイトより抜粋(2024年6月時点)
Web3やX-Techなど、先端テクノロジーを扱う求人に強みがあり、フィンテックエンジニア求人も約1,800件と豊富に取り揃えています(2024年6月現在)。
ギークリーの評判・口コミでは、「書類添削と面接対策が役立った」「スピーディに転職成功できた」という意見・感想が多く見られます。
「職務経歴書を代わりに作ってくれた」という声もあり、とくに書類添削のサポートに力を入れていることがうかがわれます。
ギークリー(Geekly)の特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京 |
フィンテックエンジニアの公開求人数 | 約1,800件(2024年6月現在) |
マイナビIT AGENT
マイナビ社が運営する、ITエンジニア転職に特化した転職エージェント。好条件求人の紹介、書類作成・面接準備へのサポートの手厚さに強みがあります。
マイナビIT AGENTは、マイナビが運営するIT・Webエンジニアの転職支援に特化した転職エージェントです。
在籍するキャリアアドバイザーはいずれもIT・Webエンジニアの転職事情に精通しており、エンジニアの視点からキャリア相談や求人紹介を行ってくれます。
エンジニア系の求人を常時豊富に取り揃えており、2024年6月時点での公開求人数は約1.9万件。
そのうち、フィンテックエンジニア開発に関わる求人は約400件あります。
また、マイナビIT AGENTは優良企業のレア案件(=非公開求人)を独自に保有しています。
フィンテックエンジニア求人はもともとの母数が少ないうえに人が高いため、選考の競争率も高くなりがちです。
一方でマイナビIT AGENTの非公開求人は、専任アドバイザーを通じてのみ紹介されます。エンジニアのスキルや経験にマッチした非公開求人を個別に紹介してもらえるので競争率が低く、採用に至る確率を高めることにつながるのです。
特に都市部在住の人は、求人企業の選択肢の豊富さとサポートの「質の高さ」が期待できるでしょう。
マイナビIT AGENTの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
フィンテックエンジニアの公開求人数 | 約500件(2024年6月現在) |
リクルートエージェント
フィンテックエンジニア求人数は国内No.1!豊富な転職ノウハウと支援ツールで、「スピーディな転職」を実現できます。
リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
ITエンジニアの転職支援にも強く、2024年6月のITエンジニア向け公開求人数は約9.2万件、そのうちフィンテック関連は約2,000件と、他のエージェントから群を抜いての豊富さです。
これまで培ったノウハウをもとに開発された「サービス体制」と「支援ツール」が非常に高品質であることが、リクルートエージェントの強みです。
たとえば、リクルートエージェントでは志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
フィンテックエンジニアの転職では、その職場の開発環境から必要なスキルや働き方まで、ネットで公開されていないような企業情報が必要となることが多いです。その際に、レポート情報は大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとにフィンテックエンジニアの転職に関する有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
フィンテックエンジニアの公開求人数 | 約2,000件(2024年6月現在) |
ワークポート
「未経験からの転職に強い」と評判の転職エージェント。転職決定率の高さに定評があり、「転職活動をエージェントから力強くプッシュしてほしい」人におすすめのエージェントです。
ワークポートは、国内に52の拠点を持つ運営20年の大手転職エージェントです。
ほぼ全ての業種・職種の求人に対応しており、とくにIT・Web業界の求人が多い傾向にあります。
同サービスの活用メリットとして挙げられるのが、「転職決定率の高さ」です。
サービスを利用した人たちの評判・口コミからは「求人紹介から企業との交渉まで積極的に動いてくれた」「企業とのミスマッチを最小限に抑えようと働きかけてくれた」といった感想が目立ちます。
エンジニア系の求人を常時豊富に取り揃えており、2024年6月時点での保有求人数は約2.5万件。
そのうち、フィンテックエンジニアに関わる求人は約1,100件あります。
担当エージェントのサポート効果を最大限高めていくうえで、初回面談では転職条件と希望する進め方(スケジュールや活動ペースなど)をしっかり伝えておくとよいでしょう。
ワークポートの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
フィンテックエンジニアの公開求人数 | 約1,100件(2024年6月現在) |
まとめ)FinTech開発に転職するなら、転職エージェントを十二分に活用することが成功の秘訣
FinTech開発は頻繁に新しいサービスが登場する、変化の激しい業界です。また、技術の進化も特に速いため、新しい技術を追い続ける貪欲さも求められます。
そもそもエンジニア自身にやるべきことが多いため、転職活動にまで手が回らない場合もあることでしょう。
そのような場合は転職エージェントが提供する「転職支援サービス」を活用することがおすすめです。転職支援サービスを活用することで、あなた自身で情報収集するよりも短期間で良質な求人に出会えます。
転職に向けたさまざまな支援も受けられますから、できるだけ有効に活用することが転職成功の秘訣です。