証券会社に転職するには?未経験からの中途採用に成功するポイント3点
[最終更新日]2024/06/08
銀行・保険・証券の3大業種から成る金融業界において、証券会社は就職・転職希望者に人気の業態の1つです。
証券会社は金融業界の中でも採用活動に関する戦略立案が上手で、就活生の人気を集めることに成功しているのです。とくに大手の総合証券会社となると就活生の競争率が非常に高く、新卒で入社するのは狭き門となることもめずらしくありません。
一方、中途採用であれば、比較的緩やかに通年採用を実施している証券会社も見られます。金融業界に転身したいと考えている多くの人が、おそらく証券会社を一度は検討するのではないでしょうか。
目次
1)まずは、証券会社の「仕組み」をおさらい
「証券」とは
株券や債券など、財産法上の権利・義務について記載された文書の総称です。
広義においては証拠証券と有価証券がありますが、一般的に「証券」と言うとき、有価証券のことを指していると考えていいでしょう。
証券会社とは
事業を立ち上げたり継続したりしようとしている企業には資金が必要です。
こうした企業に対して投資し、資産を運用したいと考えている投資家と呼ばれる人々がいます。
しかしながら、一企業が「投資してください」と呼びかけても、信用がなければ投資してもらえません。
同様に、投資家が「投資したい」と言っても、どこにどのような方法で投資すればいいのか個人では判断できない場合があります。
そこで、資金を必要とする企業などの団体と、資金を運用したい投資家を結びつける役割を果たしているのが証券会社です。
証券会社は社会的な信用のある仲介機関として、資金調達・資産運用のマッチングを担っているのです。
証券会社における主な職種(部門)
証券会社の職種と聞いて、どのような仕事内容をイメージするでしょうか。多くの人は、投資信託などを勧める証券外務員をイメージするかもしれません。
もちろん、こうした個人向けの営業も証券会社の職種のうちの1つですが、証券会社の仕事はこれだけではありません。証券会社特有の職種としては、以下の3つが挙げられます。
これらの職種は、それぞれ求められる能力や適性が異なることから、応募時点で入口が分かれていることも少なくありません。
そのため、転職を希望する段階から仕事内容についてある程度知っておく必要があります。
リテールの仕事内容
リテールとは小売りを意味する用語で、いわゆる個人向け営業のことです。証券会社におけるリテール部門には、主に口座開設と株式提案という2つのタイプの仕事があります。
口座開設とは、その名の通り自社の証券口座を新規開設してもらうことを目的とした営業活動です。
証券会社に入社すると、はじめに担当するのが口座開設営業となるパターンがよく見られます。月の開設口座数が目標(ノルマ)として課され、目標達成に向けて全力を尽くすことになります。
株式提案とは、株式の売買に関する助言や提案をする、いわゆるコンサルティング営業のことです。
どの株が今後上がりそうな見込みがあるのか、保有している株のうち早めに売却したほうが良さそうなものはどれか、といったことについて相談に乗り、解決策を示します。
もちろん、株は必ず上がる・下がると言い切れないため、迂闊なことを言ってしまうとお客様に損をさせてしまうリスクも秘めています。営業担当者自身も株の動向を注視し、日々勉強することが求められます。
リサーチの仕事内容
リサーチ部門とは、金融経済や株式の動向をリサーチし、今後の予測を立てる仕事のことです。
金融経済についてリサーチするのは、今後の株価の変動について予測する材料にするためです。
株価変動の要因には、国内外を問わずさまざまな要素が複雑に絡み合っているため、特定の企業や地域に限らず、幅広く経済全般についてリサーチします。
新聞などに掲載されることのある「アナリストリサーチ」「アナリスト予想」がこれにあたります。金融経済に関するリサーチの結果は、社内だけでなく対外的にも発信されることが少なくありません。
アナリストの予想を参考にして株を売買する人もいますので、大きな影響力のある仕事と言えます。
株式についてのリサーチは、今後上がりそうな株を予想することを目的として行われます。
企業のIR情報や業界動向を詳細にリサーチしながら、どの業界・企業の株価が上がりそうであるかを予想します。
1週間単位の短期予想のこともあれば、半年、1年といった中長期の予想を立てることもあります。株式に関する予想の結果は主に社内向けに発信され、リテール営業担当者はこのリサーチ結果を参考に顧客へ提案をすることになります。
インベストメントバンキング(IB)の仕事内容
インベストメントバンキングとは投資銀行業務のことで、顧客の対象となるのは法人企業となります。主な仕事内容としては「M&A」「IPO」「資金調達」を検討している企業のサポートです。
M&Aとは企業の合併と買収のことです。合併や買収によって業績が好転する可能性が高い企業や、買収すべき対象の企業の見極めなど、重大な経営判断に関するアドバイスやサポートを行います。
証券会社は銀行よりも取引で扱える金額が大きいことから、証券会社が取引するM&Aは莫大な金額に及ぶことも少なくありません。
IPOとは株式公開のことで、証券取引所に上場することを言います。
急成長している企業が、いよいよ事業拡大に向けてIPOのフェーズに踏み切るケースが多く、社会に与えるインパクトの大きな仕事と言えます。
企業にとっても、株式上場によって誰でも株を購入できるようになり、資金調達の方法が非公開の頃と比べると大きく変わります。IPOは企業にとって重大な節目となる出来事なのです。
資金調達に関する業務は、事業譲渡や資産売却なども含めて、あらゆる手段を講じて資金を集める方法を提案する仕事です。
企業にとって運転資金の調達は死活問題であり、経営者が非常にシビアな局面に立たされる姿を目の当たりにすることもあります。
2)証券会社の業務で必要な知識・スキル
証券会社の業務は、個人や法人の顧客の資産を預かることと同義であり、非常に大きな責任を負う仕事です。
また、営業においては厳しいノルマを課されることで知られ、耐えられず短期間で退職していく人も少なくないと言われています。
このように、証券業界はシビアな世界であり、転職するのであれば相当な覚悟が必要です。
では、証券会社へ転職するにあたって、求められる知識・スキルとはどのようなものなのでしょうか。必須と思われるのは、次の3つの能力です。
金融経済に関する幅広い知識と情報感度
証券会社の営業は、基本的に自分自身の判断で顧客に提案を行い、アドバイスをしていきます。
リサーチ部門による見解を参考にすることはあるかもしれませんが、顧客によって求める商品や運用方法は異なることから、最終的には自分自身の知見と情報力を頼りに提案していくほかありません。
自分のアドバイスが元で顧客に損をさせてしまったり、法人の場合は経営判断を誤らせてしまったりするようなことがあれば、責任は重大です。常に金融経済に関する最新の動向を把握し、幅広い知見を得ておく必要があります。
また、証券会社で営業活動をするには、証券外務員の資格が必須となります。
この資格を取得できないと営業活動そのものができないため、証券会社で働くことはできなくなってしまいます。
まずは転職して入社する段階から、一定以上の金融経済への知識と情報感度を持っておく必要があると考えましょう。
現状と将来予測を冷静に行う分析力・洞察力
株をはじめとする金融商品は、複雑に絡み合った経済のさまざまな影響を受けて値上がりしたり、値下がりしたりします。
多くの人が「この株は上がりそうだ」と予測するような無難な株を勧めても、大きなリターンを得ることはできません。
ある程度大きな運用益を得るには、リスクを伴う判断をすることも必要です。具体的には、まだ名も知られていない企業の事業に着目し、将来伸びる可能性が高いと踏んで顧客に提案する、といった判断が必要になるのです。
こうした現状分析や将来予想をするには、冷静に状況を見極めつつ、客観的な指標や事実に基づいた分析をしなくてはなりません。
また、不透明な先行きを見通す洞察力も必要になるでしょう。
「個人的にこの企業は伸びてほしい」「世の中であまり注目されていない」といった、個人的な感情や世の中の一般論に流されない冷静な判断力が求められます。
タフな営業活動に耐えうる強靱なメンタル
証券会社へ転職して、最初に経験するのはほぼ間違いなく営業活動です。
とくに中途採用の場合、最初からリサーチ部門やインベストメントバンキングへ配属されることはまずあり得ません。ここで目標を着実に達成し、頭角を現した人が次のステップへと進んで行けるのです。
証券会社の営業はノルマの世界です。ノルマを課され、毎月達成できるかどうかが勝負になります。
プレッシャーは相当なものになりますので、達成するために具体的な戦略を考え、あきらめずにやり遂げる強靱なメンタルが必要になります。
目標に届きそうにないときや、未達となってしまった場合、上長から厳しく叱責されるケースがあることでも知られています。目標は何が何でも達成するという強烈な負けず嫌いであることが、営業として成果をあげる上での条件と言えそうです。
3)未経験で証券会社に転職する際に、取り組んでおきたいポイント3点
ここまで見てきたように、証券会社の仕組みや仕事内容は多岐にわたっており、未経験者にとっては複雑なものとして映るはずです。
よく実態を理解しないまま転職してしまうと、入社後にミスマッチに悩むことにもなりかねません。
未経験の状態から証券会社へ転職する場合、取り組んでおきたいことや注意しておくべきことはいくつかありますが、その中でも特に意識しておくといい3つのポイントをまとめました。
証券業界の動向・最新のトピックは常に押さえておく
証券業界に関する動向や、金融経済に関する最新のトピックは常時意識して押さえておく必要があります。
経済ニュースをチェックしたり、新たな動向について情報を得たりすること自体を「楽しい」「つい見てしまう」といった人でないと、証券会社に入社してから情報収集を続けることが苦痛になってしまう恐れがあります。
まずは、証券業界はもちろんのこと、広く金融や経済全般のことに対して強い興味関心を持っているかどうかを自問自答しておきましょう。
これらの知識は、入社時の面接において適性を見極めるための質問内容に含まれる場合があります。
面接の場でこの手の質問に全く答えられないようだと、「本当に証券会社で働きたいのだろうか?」「金融や経済に興味があるというのは本心だろうか?」と思われてしまっても致し方ありません。
また、入社後も金融に関する基礎的な知識は必要となりますので、証券外務員資格の取得に向けた勉強を兼ねて日頃から情報収集しておくことをおすすめします。
企業・職種によっても必要なスキル・働き方は変わる。入念な企業研究・求人情報研究を
証券会社にはさまざまな規模・社風・職種があります。証券会社によって、たとえば総合証券会社と中堅の証券会社では、社員各自に必要なスキルの幅広さや専門性の高さが異なります。
外資系証券会社となると、営業力や金融知識以外に語学力も必須となりますので、必要なスキルはさらに幅広くなると考えたほうがいいでしょう。
将来的に営業として提案力をブラッシュアップしていくのか、専門性を高めてリサーチ部門やIBへと進むのか、どのようなキャリアを描いていきたいかによっても、必要とされるスキルや働き方は異なります。
こうした背景がありますので、証券会社への転職とひと口に言っても、人によって詳細な情報を集めるべき領域は異なります。
求人情報に関しても、複数の証券会社を比較するなど、業界・企業研究を重ねておくことが欠かせないでしょう。
未経験から証券会社を目指すのであればなおさら、キャリアプランを策定するところから始める必要がありますので、入念な準備が必要になることを覚悟しておきましょう。
企業研究 見るべきポイント
企業研究をする際に、優先して見るべきポイントは以下の通りです。
チェック項目 | 確認ポイント | どこで確認するか |
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事業内容 | 自分自身の知識領域にあるか、また今後も興味・関心を持ち続けられる内容かを確認する | 企業HP |
主力商品・サービス | その商品・サービスの開発・運用を自身が携わることになる際に、どの範囲まで知っていて、どの範囲を知らないかを確認する | 企業HP、業界ニュース、四季報、業界地図、競合他社のHPなど |
強み・独自性 | 同業他社をいくつか確認し、「この会社ならではの特色・強み」がどこにあるかを見出す | |
企業理念 | 企業理念から、求められる人物像(主にスタンス面)をイメージし、自身との適合性を確認する | |
社風・雰囲気 | 歓迎される人物像や業務への取り組み姿勢をイメージする | インタビュー記事、口コミサイトなど |
求められる知識・スキル | 現在の自身の知識・スキルと照らし合わせて、過不足を確認する | 企業HP、求人票など |
こうしたリサーチを重ねた結果、「この企業で働いてみたい」「こういった文化の会社なら馴染めそうだ」といった手応えを得られれば、入社後のミスマッチを軽減する効果が期待できます。
参考:キャリアプランとは
キャリアプランとは、あなたが将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。
具体的には、以下のようにプランを建てていきます。
キャリアプランを立てる際、まず「キャリアの棚卸し」を行います。
キャリアの棚卸しで出てきた経験(または知識・スキル)をもとに、あなたが新天地でチャレンジしたい働き方をイメージし、そしてそれを実現するためにどんな行動が必要かを考えていきます。
キャリアプランは、上記の「キャリアプランの例」にあるように時期ごとに「実現したいこと」と「そのためにやること」を表形式に落とし込むと、そのイメージを整理しやすくなります。
ポイントは、半年や1年ではなく、3年・5年といった中長期的な期間を見据えることです。
今のうちにマスターしておくべき知識・スキルや取得しておくべき資格が出てくるかもしれません。
証券会社の転職支援に強い転職エージェントを活用しよう
業界未経験者が証券会社に転職する場合、金融業界への転職サポートに強い転職サービスや、とくに証券会社への転職支援に実績のある転職エージェントを活用することで、転職成功の確率を高めておけます。
これまでの異業種経験の中で証券会社でも活かせるスキルや知識を客観的に判断してもらい、職務経歴書や面接選考で有効にアピールすることもできるはずです。
また、入社後のキャリアプランや今後の働き方など、転職者の希望に合う企業を紹介してもらえますので、入社後にミスマッチが発生するリスクを最小限に抑え、転職後も順調にキャリアを重ねていくための地盤を作れます。
未経験者だからこそ、自分の感覚だけで判断するのではなく、プロフェッショナルによるサポートが必要になるのです。
4)証券会社への転職におすすめの転職エージェント
証券会社への転職において、活用が有効な転職エージェントは次の2タイプがあります。
- ハイキャリア向け転職エージェント
- 大手総合型転職エージェント
転職エージェントは、転職希望者から人気のある求人を非公開求人として保有しています。とくに総合証券会社のように大手が中心となる企業の場合、中途入社希望者も多くなりますので、非公開求人の形で人材を募集するケースが少なくないのです。
そこで、この記事ではハイキャリア向け転職エージェント2社、大手総合転職エージェント2社を、証券会社への転職におすすめの転職エージェントとして紹介します。
できるだけ複数の転職エージェントを組み合わせて利用することで、各社が保有している非公開求人を比較検討できるようにしておきましょう。
コトラ
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金融・コンサル・IT業界の転職支援に特化した転職エージェント。金融業界の実情を熟知したエージェントからサポートを受けられます!
コトラは、金融・コンサル・IT業界の転職支援に特化した転職エージェントです。
コトラのエージェントの多くは、業界経験者です。金融・証券の業界で求められる業務知識やスキルを熟知しており、また応募企業ごとに特有の選考形式や面接での想定問答についても精度の高いアドバイスをしてくれます。
証券会社の選考は、他の業種と比べて回数が多い傾向にあります。面接準備に不安を感じている人は、コトラからの支援が多いに役立つでしょう。
コトラの特徴
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サービス対応地域 | 全国 |
証券会社の公開求人数 | 約3,000件(2024年6月現在) |
登録時のレジュメ情報をもとに担当エージェントが割り当てられます。ITコンサルを希望していること、そしてこれまでの経歴をしっかり記載しておきましょう。
ビズリーチ
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転職後の平均年収840万円!企業からのスカウトが非常に多い転職サイトです。
業界未経験者が証券会社へ転職する場合、まずは営業としてキャリアをスタートさせるケースがほとんどと考えていいでしょう。
そのため、転職後の最初のハードルとして、営業で成果を出せるのか・目標を達成できるかどうか、という点が重視されるのは現実問題としてあり得ることです。
前職で営業として実績を残している人材、証券会社でも活躍できるポテンシャルがあることが明白と言えるような実績を持つ人材が有利になるのは言うまでもありません。
すでに営業として他業種で実績をあげてきた人は、ハイキャリア人材向け転職エージェントであるビズリーチに登録することをおすすめします。ヘッドハンターに実績を高く評価してもらい、証券会社へ好条件で紹介してもらえる可能性があるからです。
もちろん、金融業界に強いヘッドハンターも多数在籍していますので、登録時には証券会社への転職が希望であることを条件に入れておきましょう。
ビズリーチの特徴
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サービス対応地域 | 全国 |
証券会社の求人数 | 約1,600件(2024年6月現在) |
ビズリーチで企業からのスカウトを多く得るためには、レジュメ(職歴書)の品質を上げること!どのような自己PRが企業からの目にとまりやすいかをじっくり考えて、取り組んでみましょう。
リクルートエージェント
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国内No.1の求人数の豊富さ!担当者からの的確かつスピーディな支援も受けられるので、「なるべく早く転職したい」人に特におすすめのエージェントです。
日本国内で証券会社として免許・登録を受けている会社は300社以上にものぼります。
いわゆる総合証券会社から中堅の証券会社、さらにはネット証券まで、さまざまな規模・業態の証券会社が存在します。
各社で扱っている金融商品そのものに大きな差はありませんので、むしろ会社で営業方針や企業文化に特徴や個性があると考えたほうがいいでしょう。
できるだけ多くの企業を比較検討したいと考えるのは、未経験者にとって自然なことと言えます。
多くの求人を提案してもらい、その中から条件に合うものを比較検討するのであれば、保有求人数が多い転職エージェントを選ぶ必要があります。
リクルートエージェントは大手転職エージェントとして知られ、名だたる企業も人材募集のために利用するサービスとして有名です。証券会社の求人も複数保有していますので、いくつか紹介してもらって比較してみるといいでしょう。
リクルートエージェントの特徴
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、福島、東京、埼玉、千葉、栃木、群馬、神奈川、新潟、静岡、石川、岐阜、滋賀、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、加賀、愛媛、福岡、長崎、熊本、鹿児島、沖縄 |
証券会社・投資銀行の公開求人数 | 約2,000件(2024年6月現在) |
リクルートエージェントのサポートは効率的かつスピーディに進みます。日頃の活動にかけられる時間を確保しておくと、より有意義にサービスを受けられるでしょう。
doda
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都市部・地方ともに豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。企業からのスカウトも多く、たくさんの求人に接していきたい人におすすめの転職エージェントです。
未経験者にとって、最初から転職エージェントに登録するのはハードルが高いと感じられるかもしれません。
まずは自分で求人を探して様子を見つつ、プロのサポートが必要と感じたらエージェントサービスも検討したいという人も多いはずです。
dodaは転職サイトとして登録後、追加情報をいくつか登録することでエージェントサービスも利用できる転職サービスです。
大手転職サイトのため、自分で求人を検索してもある程度の数の求人がヒットすることもあるでしょう。
しかし、転職エージェントとしてのdodaは非公開求人も多数保有していますので、より自分に合った希少性の高い求人に出合える可能性もあります。情報収集を兼ねて様子を見ながら転職活動をスタートさせたい人は、dodaに登録して求人をいくつか見てみるといいでしょう。
dodaの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫、岡山、広島、福岡 |
証券会社の公開求人数 | 約800件(2024年6月現在) |
dodaは求人を自分から応募可能ですが、エージェント経由でのみ紹介される非公開求人も多いです。担当エージェントには初回面談時に希望条件をしっかり伝えておくことで、より有意義なサポートを受けられるでしょう。
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まとめ)証券会社への転職は「未経験者だからこそ」情報収集が重要
証券会社の仕事内容は、業界未経験者にとって「外から見るよりもずっと複雑」なものと感じられたのではないでしょうか。
とくにリサーチ部門やIBといった一般消費者にとってあまり馴染みのない分野となると、そもそもそのような仕事があると知ることが、視野を広げるための第一歩になることも少なくありません。
未経験者が証券会社へ転職する場合、営業としてキャリアをスタートさせることが大半です。
ただし、将来的に選べるキャリアは複数あり、いずれの道へ進みたいかによって体得すべきスキル・知識は異なります。
未経験者だからこそ、転職に際してしっかりと情報収集を行い、先々のキャリアプランまで含めて証券会社への転身を検討することをおすすめします。