『みんなの転職「体験談」。』
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50代なかばで、はじめての転職活動。未経験から介護職へ|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
製造業
職種
営業
従業員規模
500人
年収
600万円

転職後

AFTER
職業
介護施設
職種
介護士
従業員規模
150人
年収
350万円

目次

謙信さんの転職ストーリー

1これまでの私

30年間、ずっと辞める機会を探していた

50代サラリーマンの疲れた様子イメージ

高校を卒業してから30年以上、勤めていた会社をずっと辞める機会を模索していました。

中間管理職という立場でしたのでなかなか辞める決心もつかず、仕方なくやっているという方が強かったのかもしれません。

とにかく、子供が大きくなってお金がかからなくなるまでは働かなくてはと、思っていました。

そして、気付いたら50歳の年齢になっていました。
一人息子は独立し、肩の荷が下りると同時に「張り合い」もなくなりました。

とうに現場業務から離れて、毎日ルーティンの管理業務です。誰でもできる仕事といっては会社に失礼ですが、「もっと社会にとって役に立つことをしたい」という欲求もまた大きくなっていきました。

2転職のきっかけ

駅のホームで見つけた一つの広告が、私の人生を変えた

駅のホームイメージ

今の会社で私に期待されているものはなく、そして今後昇給は望めないことも分かっていました。

このまま定年を迎え、そして人生を終えてしまうのかと考えるとなんともいえない憂鬱な気持ちになったものです。

あるとき、ふと立ち寄った駅のホームでひとつの広告ポスターが目に入りました。

その広告には、住宅街を歩きながらこちらに向かって微笑んでいる、私と同世代くらいの女性が大きく映っていました。

(なんて活き活きした笑顔だろう。そういえば、私はここ最近こんな笑顔でいれたことはあったかしら)

そんな風に思いながらその広告をしげしげと見つめていると、もうひとつ、私の目を惹くものがありました。

「20代~50代まで歓迎」

よく見ると、それは介護士の求人広告でした。
資格支援もあり、まったくの未経験の人も受けつけていると書かれていて、(なるほど、介護の仕事は人手不足というし、50代で未経験の人にも募集しているのだな)と思いました。

そのときはそれで終いだったのですが、家に帰って一晩寝て次の日になって、「自分の残りの人生はこれだ」と思うようになりました。

これまでも誰かの役に立つ仕事がしたい、もっとやりがいを感じられる仕事がしたいという気持ちはありましたが、それが実際どんな仕事なのか、まったく想像できませんでした。

それが、ようやく見つかったのです。

(介護士として、働いてみたい)

そうはっきり意識するようになると、もういてもたってもいられなくなって妻に話してみました。

妻はそのことで反対せず、逆に後押ししてくれました。

3転職活動中

50歳を過ぎての、はじめての転職活動

転職活動で、転職エージェントに相談するイメージ

50半ばからの、そして初めての転職活動です。

色んな人から話を聴いて、転職先が決まるまでは今の仕事を辞めない方が良いとのことでしたので、働きながらの活動でした。

かかった期間は半年ほどです。

介護職向けの転職エージェントさんに3社ほど登録して、そこで情報収集しながら、自分が転職した場合にいくらくらいが妥当な年収になるのかなど色々相談もしました。

転職エージェントさんを複数登録したのは良かったと思っています。
それぞれ紹介される求人は違いましたし、アドバイスしてくれる内容も若干違いしました。

そうして私はその中で比較的給料が良さそうなところを2~3社選びました。

「給料が良さそう」といっても、現職の年収の6割くらいまで下がります。
この年収で本当にやっていけるかとても不安でしたし、なにより転職して本当に長く働けるかもわかりません。
転職とは、何とも勇気のいるものだなと思ったものです。

ですが、転職エージェントの担当の方から、「あなたと同じような経歴で、介護職にジョブチェンジしてその後長く働いている方は沢山いらっしゃますよ」と言ってくれて、それなら俺もやってみようじゃないかと、腹をくくる覚悟ができました。

面接の場では色々突っ込まれそうでビクビクしていたのですが、意外にも面接官の方はこれまで私のやってきたことを評価してくれ、そして「いつから働けるか」と具体的な話まで進めてくれて、ホッとしました。

まだまだ自分の年齢でも求められる仕事があることに、とても安堵した気持ちになったことを覚えています。

4転職後

戦争のような忙しさと、誰かの笑顔。

介護士の仕事中イメージ

介護士として私の選んだ職場は、家から2駅ほど離れたところにある郊外のデイケアセンターです。

若いスタッフが多くて年齢の差を気にしていましたが、意外にも皆私に優しくしてくれ、コミュニケションをきちんと取れるかの不安もありましたが数日後にはまったく和気あいあいとやれている自分がいました。

仕事の方はなかなか大変です。
慣れていればそうでもないのでしょうが、私からすると息つく暇もないくらいバタバタしていて、戦争のような忙しさのように感じました。

憶えることもとてもたくさんありますし、力仕事もあるので1日の仕事が終わると大変疲れます。その分夜はよく眠れるようになりましたが。

まだまだスタッフの方や責任者の方に迷惑をかけてしまっていますので、1日でも早く恩返しがしたいです。

それと、働いていると、ここではたくさんの笑顔を見ることができます

利用者の方々ももちろんそうですし、一緒に働くスタッフの人たちの笑顔。
笑顔を見ると、人は元気になれるんですね。
大変なことがあっても、これをやり遂げたら笑顔が見れる、そう考えると頑張れるんです。そして、ああ、これがやりがいっていうのだな、と思いました。

誰かの為になっていることが実感できる仕事が、こんなにも楽しいものだとは思いませんでした。

5その後、どうなったか。

若さ、そして元気とは

50代男性のデスクイメージ

今回の転職について、「もっと早くに行動してもよかったのかな」と思うことがあります。

もう年齢的に若くないからとずっと思っていました。

ですが、今一緒に働いているスタッフの人たちはみんな若いです。
年齢の話ではなくて、元気があるんです。
そして、それが伝染して伝わってきて、私も若くなれるのです。

サービスの利用する高齢者の方も、みんな若いです。

若さとは、単に年齢の状態ではないのだなということを、ここで働くようになって知りました。

転職していちばんの収穫はそのことへの気づきです。そして、自分の可能性がまだ残されているのだと感じることもできました。

◇ ◇ ◇

今後について考えていることは、「一人前の介護職」になることです。
まだ取得していない資格もありますし、私の後に入ってくるスタッフにきちんと仕事を教えられる存在になりたいです。

欲をいえば、利用者の介護プランを立てるケアマネジャーの資格を取って、利用者の方や家族の方と一緒にプランニングまでできるようになれたらいいなと思っています。

まだまだ先のことかもしれませんが、そうした目標ができたこと自体が嬉しいです。

思えば、これまで息子に仕事の話は殆どしませんでした。
自信を持って伝えることがほとんどないように感じていたからです。

ですが、今は違います。
息子がいつか仕事で悩んだり行き詰ったときに、今回の私の決断と、そして今のやりがいのある仕事について話してやりたいと思っています。

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