40代にして役職なし。そんな私がヘッドハンティングを受けて舞い上がり…。|転職体験談
ちょっと失敗
転職前
- 職業
- 半導体メーカー
- 職種
- 生産管理エンジニア
- 従業員規模
- 100名
- 年収
- 500万円
転職後
- 職業
- 半導体メーカー
- 職種
- 生産管理エンジニア
- 従業員規模
- 50名
- 年収
- 700万円
目次
juju-memeさんの転職ストーリー
1これまでの私
真面目にコツコツとこなすタイプ。
ものづくりエンジニアとして、半導体関連の部品を製造する部署に勤めていました。
役職は無く、主に品質・技術・プロセスの担当を担っていました。
参考:半導体の生産管理エンジニアの仕事内容
仕事内容 | 詳細 |
---|---|
生産計画の立案 | 半導体製品の生産スケジュールを立てます。市場の需要予測や製造能力を考慮し、効率的な生産計画を作成します。 |
材料調達の管理 | 必要な原材料や部品を適切なタイミングで調達します。サプライヤーとの連絡を密にし、安定した供給を確保します。 |
生産工程の管理 | 生産ラインの進捗を管理し、計画通りに製品が製造されるよう監督します。生産の遅れや問題が発生した場合は、迅速に対処します。 |
品質管理 | 製品の品質を確保するため、製造工程の各段階で品質チェックを行います。不良品が出た場合は、その原因を特定し改善策を講じます。 |
在庫管理 | 製品や材料の在庫を管理し、過不足がないよう調整します。在庫の最適化を図り、コスト削減にも努めます。 |
コスト管理 | 生産コストを管理し、予算内で効率的に生産が行えるようにします。コスト削減のための改善提案も行います。 |
データ分析と報告 | 生産データを分析し、生産効率や品質の向上に役立てます。定期的に報告書を作成し、上司や関係部署に提出します。 |
設備保守と改善 | 生産設備の定期的な保守を行い、故障を未然に防ぎます。また、生産効率を高めるための設備改善にも取り組みます。 |
仕事のやりがいは、自分の企画が通った時ですね。
採用されないときの方が圧倒的に多いのですが、見事採用された時は努力が認められた気分になります。
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私の性格は「真面目でコツコツ」だと自負しています。
与えられた役割は、きちんと誠意を持って対応するのが信条です。
家族構成は妻と1人の子供に恵まれています。
子育ても妻に任せきりではなく、私もかなり前のめりになって行っていたと思います。
「この子が将来、どんな大人になるのか」
楽しみで仕方ありません。
2転職のきっかけ
上司からの陰湿なパワハラ。
転職に至った経緯は、職場の人間関係でした。
主に直属の上司との折り合いが悪く、しょっちゅう衝突を繰り返していました。
転職した今になって振り返ってみれば、当時の上司は相当なパワハラ気質の持ち主だったと思います。
私の業務中、背後に立っては、
- 上司
-
「何? まだその仕事してんの? ほんと遅いな」
なんてことをボソッと呟いて去っていくのです。
はじめのうちは「なにくそ」と思って頑張っていたんですけど、そんなやりとりが毎日のように続いて、精神的にも追いつめられるようになりました。
40歳も過ぎて役職が無いということは、同期に比べて評価が低いということです。その点は自覚していました。
しかし、私だって真剣に仕事をしています。
評価が低かろうがまるで邪魔者のように扱われては、私だって腸が煮えくり返るというものです。
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3転職活動中
「渡りに船」のように、転がり込んできた話。
そんなわけで転職活動に踏み切ったわけですが、幸いにも別部署の上司から「紹介したい仕事がある」と、働き口を紹介されたのです。
おかげで、転職活動は自分から求人応募をほとんどすることなく、至ってスムーズに進みました。
その上司は、私が部署内で憂き目に遭っていることは気にかけてくれていたようで、ヘッドハンティングと言えば聞こえはいいですが、要は見かねて助け舟を出してくれたのです。
話を受けた日、家に帰ってそのことを妻に話すと、
- 妻
-
「たしかに優しい上司さんだとは思うけど、100%信じ切っちゃって大丈夫なの? 待遇とか、もっと詳しく聞いといた方がいいんじゃない?」
そう言われましたが、私としましてはその上司が心から信頼のおける人間であると信じて疑っていませんでした。
ですので妻の忠告もそこそこに、二つ返事でお誘いを受けたわけです。
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4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。
晴れて新しい職場に移った私でしたが、その期待はすぐに裏切られる結果となりました。
給与は増えたものの、それ以外の条件が悪かったのです。
たとえば、残業は40時間のみなし労働制。以前のように「ちょっとの残業で、残業代が出る」ということはなくなりました。
それから、有給休暇の割り当てが無かったのです。
これには驚きました。普通の会社であればあって当たり前と思っていました。
そして、とくに辛かったのが、新しい職場の同僚たちは、私の入社をあまり歓迎してくれるような雰囲気でなかったこと。
歓迎会もありませんでしたし、業務も私から声を掛けないかぎり誰も教えてくれませんでした。
それはひとえに、私が「ヘッドハンティング」というかたちで入社したことも関係しているのではないかと思います。
大した経歴があるわけでもないのに、いきなり良い給料をもらっていたのであれば、私だってその人のことを良くは思わないでしょうから。
福利厚生のことよりも、そうした疎外感が溜まらなく辛かったです。
だって、考えてみてください。
前職は上司ひとりからの冷たい仕打ちが続いてそれで転職しようとしたのに、ここではほぼ全員が私にそうなんですから。
「転職したのは、明らかに間違いだった…」と、とても落ち込みました。
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ですが、だからといってまた転職するのか?というと、それも違うでしょう。
せっかくの上司からの紹介ですし、それに40代過ぎて逃げ癖がついてしまうのも良くありません。
「仕事で結果を出して見返してやろう」──そう思い努力しました。
それから半年経って、周囲の人たちが入社時と比べて少しずつ打ち解けて好意的な態度で接してくれるようになりました。
そこで少しホッとしましたが、そこにたどり着くまでがしんどかったです。
40過ぎてからの転職の厳しさを、身に染みて感じました。
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5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。
やはり、どんなに信頼している人物からの紹介であったとしても、待遇面は事前にきちんと確認しておくべきでした。
そうすれば余計なストレスを感じることもありませんでしたし、「信じていた人に裏切られた」なんて気持ちになることも無かったでしょうから。
住宅も購入し、まだまだローンの返済が残っている状況でした。
もしあのとき再度の転職に踏み切ってしまっていたらと思うと、ぞっとします。
ただ、前職に比べれば遥かに基本給は良いのも事実。
意地悪な上司もいません。
今後はよっぽどのことが無い限り、転職はしないと思いますが、もし必要に迫られることがあれば、そのときは今回の教訓を活かして、慎重に行動していきたいです。
転職をして2年が経ちました。
幸いにも、このたび役職をもらうことになりまして。
社会人生活20余年。
かつてない喜びに満たされております。
会社から「コイツは見込みがある」と見なされたと思っての辞令だと認識しているので、その期待に応えられるよう、これからも全力で業務に取り組んでまいりたいです。
また、今回の一連の教訓を活かし、周りの人からのアドバイスにもきちんと耳を傾けながら(仕事場で言えば部下の意見などにもしっかりと耳を傾ける)、さらなる出世を果たしていきたいという野望があります。
参考:優秀なヘッドハンターを見つけられる転職サイト
リクルートダイレクトスカウト
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公開求人数 約32万件(2024年7月時点) 対応職種・業種 全職種・業種 特徴 - 年収600万円以上のヘッドハンティングサービス
- 各職種のエキスパート求人が多い
- 登録後はスカウトを待つだけ
公式サイト https://directscout.recruit.co.jp/
リクルートダイレクトスカウトでは「転職者がヘッドハンターを選べる」ことが大きな特徴です。
自分が希望する業種・職種に関する知識が豊富か、優れた転職支援実績があるか、といった点を見極めるために、ヘッドハンターのプロフィールを閲覧できます。
優秀なヘッドハンターを見つけたら、転職者のほうからヘッドハンターを選んで求人紹介を依頼できるのです。
また、ヘッドハンターは複数名を同時に指名することも可能です。