私の転職体験談:都内ホテルフロントマン。人間関係に馴染めず、Uターン転職で介護職になって。
転職前
- 職業
- ホテルチェーン
- 職種
- ホールスタッフ
- 従業員規模
- 50名
- 年収
- 250万円
転職後
- 職業
- 介護施設
- 職種
- 介護スタッフ
- 従業員規模
- 15名
- 年収
- 280万円
目次
コロコロンさんの転職ストーリー
1これまでの私
サービス業20年で退職し、40歳でホテルチェーンに転職した。

私は社会人になってからずっと、サービス業で働いてきました。
年齢ですか?──今年で42歳になります。
ちょうど2年前の40歳の時に、職場のストレスに耐え切れず、20年間勤めていた会社を辞めました。
その後、ホテルチェーンのサービススタッフに転職しました。
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ホテル業界は、まったくの未経験です。
私
-
(まあ、サービス業であることは同じだし、なんとかなるだろう)
不安もありましたが、そう気を奮い立てて、頑張りました。
2転職のきっかけ
ホテルで仕事を覚えられず孤立。上長の遠回しな退職勧告。

結局、ホテルチェーンでの仕事は、1年半で退職をすることになりました。
ショックだったことは、若い頃と比べて仕事覚えが格段に悪くなっていたことです。
また、ホールスタッフでの仕事は、覚えることが沢山ありました。
未経験の仕事でしたので、尚更でもあったのでしょう。
周りのスタッフは同年代の人が多く、最初は話しやすかったのですが、やはり仕事ができない人にはだんだんと当たりがきつくなるものです。
それでも、40歳過ぎてようやく転職が決まった職場です。私は、
私
-
(コミュニケーションを取るのは苦手じゃない。仕事を覚えるのに時間はかかっても、職場に馴染むことはできるはずだ)
と考え、スタッフの方々との交流を深めようと励みました。
ですが、物事がうまく進まないときは、悪い方向へと重なっていくものです。
職場では、いくつかにスタッフ同士で派閥があり、私の「皆と積極的にコミュニケーションを取ろう」という働きかけは、「誰に対しても良い格好をする」風に見られたのでしょう。
いつの間にか、どの派閥からも相手にされなくなりました。
──私は、仕事中に孤立することが多くなりました。
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ある日、上長から
上長
-
「これから、どうして行きたい?」
と言われたときに、
私
-
(…この人は、私の今の孤立した状態を知ったうえで、こんなことを聞いてきているのだ)
と感じ、たまらなく寂しい気持ちになりました。
結局、上長は私を辞めさせたかったのでしょう。
その証拠に、私に対してこれから先どうしたいかを聞く以外は、支援もアドバイスも一切なかったのです。
こうして私は、40歳にして、二度目の退職を決意しました。
3転職中
「住む場所を変えてみない?」妻の一言でUターン帰郷を決めた。

40代で二度目の転職は、とても辛かったです。
しかも私は、今回の件で「人とコミュニケーションを取る」自信を喪失していました。
私
-
(もう、サービス業の仕事は金輪際したくない…)
という思いから、私はできるだけ人と接することのない仕事を探しました。
ですが、40歳という年齢もあり、また生活のことを考える(待遇面)と、なかなか良い仕事が見つかりません。
もう、何をやってもうまくいかないじゃないか──。
いつから自分は、こんな風になってしまったんだろう──。
そんなことをぐるぐると考える、あてのない日が続きました。
そんなある日、妻が
妻
-
「ねえ、思い切って住む場所を変えてみるのはどう?」
と言ってきたのです。
私
-
「え。…住む場所って?」
妻
-
「前から言ってたじゃない。いつか、地元(静岡)に戻りたいって」
そう、私は定年退職したときにでも地元の静岡に戻りたいと、大分前に妻に話していたのです。
私の疲れ果てた様子を毎日見ながら、妻のほうでも一生懸命これから先のことを考えてくれていたのでしょう。
その一言に、本当に救われました。
そして私たちは、私の地元静岡にUターン帰郷したのです。
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幸運だったことは、地元のハローワークでたくさんの求人を見つけられたことです。
田舎ということもあってか、40代でも仕事は色々と選べました。
そして私は、その中で介護サービスの求人に応募し、ありがたいことに内定を頂きました。
4転職後
静岡にUターン。未経験で介護職に就いた42歳の新生活。

まさか自分が介護の仕事に就くとは思っていませんでした。
ですが、働いてみて、「たしかにこの地では介護の仕事が求められている」ということがわかりました。
地方は都心よりも高齢化が進んでいます。
更には、若い世代はほとんど(過去の私のように)都会に出てしまうので、なかなか若手の担い手がいません。
私のような未経験の人材でも、ここではとても重宝されるのです。
(また仕事がうまくいかなかったらどうしよう)という不安も大きくありました。
ですが、職場の人たちは、土地柄なのでしょうか、とにかく人当たりが良くて。
「ゆったりとした気持ちで仕事ができる」という表現は適当か分かりませんが、まさにそんな感じで、私は新しい職場に慣れていくことができました。
よく、「介護の仕事はストレスが多い」と聞きますよね。ですが、私はまだそのように感じたことはありません。
むしろ利用者の方々と楽しく話しながら仕事ができて、もちろん責任ある仕事ではありますが、気分的には余裕を持って仕事ができるようになりました。
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5その後、どうなったか。
Uターン転職で得たゆとり。田舎暮らしで気づいた豊かさ。

元々田舎育ちということもあるかもしれませんが、私には田舎の水が合っているのかもしれません。
都会と田舎では、全く生活が違います。
都会の人々の多くは、田舎の人々と比べて毎日せわしなく働きます。
もちろん、そういった必死さやストイックさが求められる環境が多いということなのでしょう。
ですが、一方でストレスレスで仕事ができる環境もあるのです。──特に、田舎においては。
それら両方を知ることができたのは、良かったです。
少し残念なことは、介護職は収入が少ないと知っていましたが、やはり生活をするには田舎暮らしでも厳しかったということです。
あと少しだけ収入が上がれば、もう少し余裕のある生活ができるのですが、待遇面のアップはいまのところまだ難しそうです。
それから、今回のUターン生活で気づいたことがあります。
それは、田舎では楽しみが圧倒的に少ないということです。
都会のようにどこか気軽に出掛けることもできませんし、娯楽施設はとても少ないです。
ですが、だからこそ「何かしよう」と考えるきっかけにもなるのかもしれません。
介護の仕事をしていて、私のちょっとした工夫が利用者の方にとても喜ばれたことがありました。
それは、「テレビ電話を使って連絡をやり取りすること」です。
都会だったら、「なんだ、そんなこと」と思われるかもしれませんね。
ですが、田舎の、特に高齢である利用者の方々は一人でなにもしていない時間がとても多いのです。
そんなとき、「誰かと顔を見せあいながら話ができる」ということはきっと、何にも勝る楽しみなのでしょう。
私の住んでいるところは、スマホやパソコン端末もあまり普及していないような地域です。
ですが、パソコンは使えなくてもIPadなどが使えるようになれば、地域内でもっとコミュニケーションを取りあえるようになるんじゃないか──と。
そして、私自身そんな環境を作る側に回っていけたらと、今は思っています。


