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46歳・派遣社員になって感じた「正社員と派遣の壁」|転職体験談

転職前

BEFORE
職業
眼鏡、コンタクト小売業
職種
販売促進
従業員規模
約600名
年収
580万円

転職後

AFTER
職業
ITセキュリティ
職種
グラフィックデザイン
従業員規模
約60名
年収
時給制:時給1,800円

目次

sioさんの転職ストーリー

1これまでの私

娘の出産から10ヵ月後に、化粧品会社の正社員として働きはじめて。

正社員の販売促進として働く女性イメージ

共働き夫婦で、現在高校生の娘がいる3人家族です。

娘が生後10ヵ月より化粧品会社で正社員として働き始め、娘の中学卒業と共に15年勤めた会社を退職しました。

娘が小さい頃は家事と育児、会社員として毎日忙しくしていました。
協力的だった夫に支えられ、国内外の出張も行うなど、退職時は課長を勤めさせていただきました。

化粧品会社は新事業の会社ということもあり、日々やりがいを感じていましたので大きな不満もありませんでした。
しかし、娘も成長し手のかからなくなった頃、社内組織の変化で私の主業務が外部業者に委任することになり、やむなく化粧品会社を退職することになりました。

それでも心機一転、新たな会社で、新たなやりがいを持って仕事をしようと決意し、眼鏡、コンタクトの業界に飛び込みました。

2転職のきっかけ

同じ販売促進の仕事でも、今度の会社はかなり違う。

深夜残業の多い職場イメージ

眼鏡、コンタクトを扱う会社は、それまで勤めていた化粧品会社と同じ販売促進をする部署でしたので、業務にはほとんど戸惑うことはありませんでした。

しかし、会社の体制は異常なまでの独特さがありました。

毎週月曜日は1日かけての社内全体会議があり、そこで全社員と社長の承認を得なければ何もできません。そのためのプレゼンの準備に週末は潰れます。

私のような本部所属の社員は、店舗スタッフから昼夜、土日関係なく電話やメールがあり、24時間以内に対応完了しなければならないルールがあったため、心が休まる時がありませんでした。

深夜1時からのZoom会議は当たり前、深夜3時に会議が終了して、翌日9時から始まる会議に間に合わせるため、寝ずに資料を作成していました。

寝る時間は毎日1時間程度、リモートワーク中も家事などまったくする時間はありません。

転職して半年が経った頃から、娘の様子がおかしくなって。
ちょっとしたことで情緒不安定になったり、よく熱を出すようになりました。

そしてしばらくして、私自身も全く同じような状態になりました。
ああ、今自分はちょっと、おかしい」と、そしてこのままだと家庭まで全てが壊れてしまうと思い、──結果、1年で退職することになりました。

3転職活動中

46歳の転職。正社員募集の選考が、通らない。

正社員転職に向け転職活動をする40代女性イメージ

転職活動にかけた期間は、1年間。

退職後の転職活動でしたので、金銭的な苦しさがありました。

これまで正社員として勤めていましたので、税金の支払いが想像以上に多額でした。また、共働きの金銭感覚でしたので、そこも厳しいものを感じていました。

幸いにも夫のお給料で日々の生活は可能ではあるのですが、子供の進学や老後のことなどを考えると、やはり私が働かないという選択肢はありませんでした。

求人探しはハローワークから転職エージェント(リクルートエージェント)、活動の後半はテンプスタッフスタッフサービス、エキスパートスタッフといった派遣会社も利用しました。

はじめは正社員を希望していましたが、年齢と転職回数がネックになり、転職活動は非常に難航しました。

面接で良いところまでいったと感じても、希望金額に届かずこちらから断念することもありました。どこを妥協するか、日々格闘していました。

活動を始めてから半年後あたりから、「正社員での転職は厳しい」ということを認め、派遣社員、業務委託にこだわらず職を探すことにしました。

この判断を、もっと早くできていればよかったと思います。

当初は前職同様に販売促進の求人を探していましたが、選考がなかなか通らなかったこと、そして勤務条件がハードな職場が多かったため、グラフィックデザイナーの求人も併せてみるようにしました。

1年も転職活動を続けていると、各転職サービスの担当さんの性格や私との相性もはっきりと見えてきます。
ある担当さんは段々と疎遠になり、ある担当さんは連絡してもあまり求人を紹介してくれました。

そんな中、ひとつの派遣会社の方は変わらず親身に相談に乗り続けてくれて、あるときITセキュリティ企業のグラフィックデザイナーの案件を紹介していただきました。

業務範囲も明確で残業もほとんどなく、前職での課題であったワークライフバランスは解決できるだろうということでした。

結果、紹介いただいたその案件が、私の次の職場となりました。

4転職後

派遣社員になってはじめてわかった、「正社員と派遣社員の壁」

正社員と派遣社員の壁を感じている女性社員イメージ

転職後の新しい職場での私の役割は、インハウスのグラフィックデザイナー。
雇用形態は派遣社員です。

自社の製品カタログやチラシの制作、HPのバナー制作、営業資料作成などが主な業務です。
これまでも業務の一環として行っていたことばかりなので、新しい業務経験はほとんどなく、半月ほどで馴染めました

違っていたのは、業務への取り組み方です。
「こうしたらよいのでは」という提案は不要で、あくまで決められたことをカタチにしていくのみ。

定時内で業務が終わること、大きな責任を負わないことは気が楽ですが、やはりやりがいは少なく感じました。

フロアには正社員の方々が大半で、そこでは日々議論が交わされ販促案件の新しい話や方向性の転換があるのですが、派遣社員の私にはほとんど共有されません。

ときに、制作していたデザインが「方針が変わったから」と言われて最終段階でやり直すこともありました。

また、派遣社員はリモートワーク不可の規定があります。
それ自体はよいのですが、私の業務進行を担当する社員の方が出張や有休の際は出勤できない(私自身の業務を進められないため)ルールになっていて、つまりその日は欠勤扱いとなります。

よくメディアで取り上げられる、正社員と派遣社員の格差。待遇面でなく、こうした業務環境においても「見えない壁」があるものだと実感しました。

5その後、どうなったか。

正社員に向けて、再度の転職活動。

派遣社員から正社員へのキャリアップを目指す代女性イメージ

新しい職場を得られたことに、後悔はありません。
ですが、やはり今でも正社員で働きたいと感じています。

派遣社員として働いたのは今回が初めてでした。
実際に働いて、正社員と派遣社員の違いは多くあり、さらに派遣社員の立場は弱いことがよくわかりました。

また今回の転職は、私のスキルアップに寄与するものではありませんでした。

ですが、それでも時間に余裕が出来たこと、仕事とプライベートがきっちり分けて生活できるようになったことはありがたいと感じています。

◇ ◇ ◇

今考えていることは、「正社員を目指しての、再度の転職活動」です。

目安としては、現在会社の契約が6月末で満了を迎えるため、更新せずに新たな職場に就業できるのが理想です。

そのために、すでに登録しているエージェントや紹介会社以外の会社様にもアクションを起こしているところです。

言われたことをこなす業務だけでなく、こちらからもより良いものを提案していける。──そういう仕事をしていきたいです。

そして、同時に「仕事の幅」を広げていくこと。
時代の流れを踏まえて、webデザインや動画クリエーターの勉強にチャレンジして、スキルアップしていきたいと考えています。

今回の転職でひとつ、気づいたことがありました。

それは、「仕事は生涯続けていきたい」という、私の想い。
その想いに気づけただけでも、今回の転職は私にとって有意義なことだったと思います。

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