医療事務の経験をもっと積みたい。人間関係の悪かった内科から耳鼻科のクリニックへ|転職体験談
転職前
- 職業
- クリニック(内科)
- 職種
- 医療事務
- 従業員規模
- 5人
- 年収
- 200万円
転職後
- 職業
- クリニック(耳鼻科)
- 職種
- 医療事務
- 従業員規模
- 10人
- 年収
- 220万円
目次
ふうとろさんの転職ストーリー
1これまでの私
地域密着型のアットホームな内科医院。
転職前は、内科で医療事務として、受付や会計業務、レセプト業務を行っていました。
私は職業訓練校で医療事務の資格を取ったばかりで、医療事務としての経験が浅く、先輩に一から教えてもらっている状態でした。
私が勤めていた内科は地域密着型だったので、患者さんというよりも家族のような繋がりがありました。
患者さんは地域のお年寄りが多くて、先生に相談がてら診てもらい、安心して帰っていくような方が多かったです。
働き始めは患者さんとの間に距離を感じていましたが、慣れてくると次第に患者さんの方から世間話をしてくれたり、時には家から野菜を持ってきてくれたりと、仲良くさせていただいていました。
患者さんの元気な姿を見送れることが一番のやりがいでした。
クリニックの医療事務
クリニックの医療事務は、診療所やクリニックにおける事務作業を担当し、患者さまや医師、看護師の橋渡し役として重要な役割を果たします。
受付業務や会計業務、保険請求など、多岐にわたる業務を通じてクリニックの円滑な運営を支えています。
クリニックの医療事務の主な仕事内容
仕事内容 | 説明 |
---|---|
受付業務 | 患者さまの来院時に受付を行い、診察券や保険証の確認、診療予約の管理をします。来院時に最初に接する役割として、笑顔で丁寧な対応を心掛けます。 |
会計業務 | 診察後の会計を担当し、診療費の計算や支払い対応を行います。診療報酬点数を基に正確な計算を行う必要があります。 |
医療保険請求 | 診療報酬明細書(レセプト)を作成し、保険機関に請求を行います。保険の制度やルールを把握し、間違いのない処理を行うことが重要です。 |
カルテ管理 | 患者さまの診療記録を管理します。紙カルテや電子カルテの取り扱いを通じて、情報が正確に保管されるよう配慮します。 |
患者さま対応 | 診療に関する問い合わせ対応や予約の変更手続き、診療内容に関する簡単な説明などを行います。丁寧で親切な対応が求められます。 |
あわせて読みたい
- 医療事務に未経験から転職するには?必要なスキル・キャリアパス・転職成功のポイント3点
- 医療事務は未経験からチャレンジ可能ということもあり、求人の多くが高倍率となりやすい傾向があります。この記事では、「未経験から医療事務の仕事に就きたい」という方向けに、医療事務の仕事内容、求められるスキル、準備するポイント、そしておすすめの転職サービスを説明しています。 ...
2転職のきっかけ
しかし、裏側は険悪な人間関係で…。
転職を決めた一番の理由としては、職場の人間関係がひどく悪かったことです。
私が就職するまでも、人間関係が悪く何度も人が退職したということを患者さんから聞きました。
私が勤め始めたのが20代後半で、他の職員の方は全て50代と、歳が離れていました。
50代の方たちは患者さんや仲間うちの悪口や陰口を、毎日のように言いあっていました。
私も、着ている服や乗っている車のことなど、プライベートなことまで陰でこそこそと文句を言われて、もう我慢ができませんでした。
また、一緒に働いていた先輩の一人が、私に仕事を取られると感じていて、なかなか仕事を教えてくれないこともありました。
そんな仕打ちも最初のうちだけかな、と思って耐えてましたが、半年経っても満足に仕事を教えてもらえない状況が続きました。
教えてもらえることといえば、物を置く場所のことだったり洗濯のことだったりと、雑用みたいなことばかりだったのです。
(このままここにいても、何のプラスにもならない)そう思った私は、転職しようと決めました。
また、(早く医療事務として一通りの仕事ができるようになりたい──)、そんな思いもあったからです。
あわせて読みたい
- 職場の人間関係に悩んだら。しがらみに疲れてしまわないための対策
- 毎日のように顔を合わせる職場の上司や同僚との人間関係に悩みを抱えていると、仕事そのものが辛く感じてしまうものです。職場の人間関係で悩んだり疲れたりしているとき、その苦しみを解消するためのヒントを紹介します。 ...
3転職活動中
医療事務として、様々な経験を積みたい。
今の職場にはもういられないと感じていた折に、内科に業者として入っていた医療関係の方(耳鼻科)に、偶然にも仕事を紹介してもらう機会がありました。
仕事の紹介と言っても、内定が確定しているわけではないので、面接予定日までに自分の強みについて考え、一人で面接練習をしました。
私は医療事務としての経験も浅く、内科医院の知識しかなかったので、面接で自分をどうアピールしていこうか悩みました。
耳鼻科に関する本も購入して、毎日勉強もしていました。
直接、医院の方に声をかけてもらえたことで、ハローワークや求人情報誌からは読み取ることのできない職場の人間関係などの内部情報を、ある程度イメージできました。
一番苦労したのは、やはりお金のことです。
当時、母と2人暮らしだったので、生活費がなかなか入れられなかったのが申し訳なかったです。
情けないですが、転職が決まるまでの間は、年金暮らしの母に支えてもらいました。
今でもとても感謝しています。
あわせて読みたい
- 「転職活動・失業中にお金が無くなったら?」知っておきたい失業保険・求職者支援制度・生活保護について
- 「もし転職活動中・失業中に、お金が無くなったら?」と心配になっていませんか。この記事では、失業により資金繰りに苦労している方、今後起こりうるそのような事態に不安を抱いている方に、「失業保険」や「生活保護」、「求職者支援制度」が、どのような制度なのか解説しています。...
4転職後
内科から耳鼻科への転職。
新しい職場は、先生がコミュニケーションを取るのが難しい方で、慣れるまで先生の性格を見抜くのに苦労しました。
また、私のことをある程度のベテランだと聞いていたみたいで、なかなかプレッシャーでした。
内科から耳鼻科という新しい分野への転職だったので、いくら勉強したとはいえ、現場レベルではわからないことの連続でした。
また、前職では事務作業しか経験したことがなかったのですが、耳鼻科では手術や診療の助手もしなくてはならず、患者さんの健康を預かっている緊張感は、かなりありました。
たとえば、赤ちゃんや小さいお子さんの診療をする際に、診察が嫌で泣き出したり暴れたりすることもありました。
そんな時は私が、身体を押さえたり、あやしたり、お年寄りの方相手の場合は診療をするために体を持ち上げたりといった、看護師さんのような仕事もやりました。
日々プレッシャーはありましたが、前職では決して経験できなかったであろう毎日に、やりがいも感じています。
5その後、どうなったか。
さらに医療事務としての知識を伸ばしていきたい。
人間関係が原因で転職を決めましたが、どの職場に行っても人間関係というのは、自分から努力して改善していかなくてはいけないと感じました。
今の職場は、「人間関係もいいから」と聞いていましたが、実際は転職してみないと分からないことが多かったように思います。
後悔していることは、内科でもう少し踏ん張って広く学んでくればよかったということです。
内科と耳鼻科は仕事内容は異なる部分もあれば、共通している部分もあったので、耳鼻科に転職してから内科で学んだことで活かせることがいくつかありました。
耳鼻科でもアレルギー検査の時に採血をしますし、めまいなどの症状に点滴対応もします。
そんな時に、もう少し内科での経験があればよかったのに、と思うことがあります。
現在は結婚し専業主婦として子育てをしていますが、育児が落ち着いたら、今度は内科、耳鼻科以外の医療の分野で仕事をしてみたいと思っています。
今一番興味があるのは皮膚科です。
医療の現場は、いろんな分野の知識があればあるほど、様々な場面でその知識が役に立つので、決して無駄になるということはありません。
皮膚科に就職してさらに医療事務としての知識を伸ばしていけたらと思います。
また、今までは人に教えてもらうことばかりだったのですが、これからは自分も教える立場になってみたいです。
未経験での就職が難しい業界なので、日々学びを怠らないようにしていきたいです。
あわせて読みたい
- 女性におすすめ転職エージェント・サイト6選+αあなたにフィットするサービスはココ!
- 「女性におすすめの転職エージェント・サイトってどれだろう…」と悩んでいませんか。この記事では、女性のキャリアをしっかりと理解し、サポートしてくれる転職サイト・転職エージェントを、各社の特長とともに紹介します。...
医療事務の転職におすすめの転職エージェント[PR]
マイナビコメディカル
-
公開求人数 約4.2万件(2024年11月現在) 対応職種・業種 理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)、臨床検査技師、診療放射線技師、管理栄養士/栄養士、柔道整復師、医療事務、あん摩マッサージ・指圧師、鍼灸師、調理師/調理スタッフ …他 特徴 - 求人が豊富なため、希望に合った求人紹介をされやすい
- 職務経歴書の作成支援・面接準備へのサポートが手厚い
- 入社後のアフターフォローもしてくれる
公式サイト https://co-medical.mynavi.jp/
マイナビコメディカルは、医療系職種への転職支援に特化した転職エージェントです。
常時4万件以上の求人を抱えており、幅広い職種に対応していることから、利用者からは「希望に合った求人を紹介してもらえた」「これまでの経歴を武器に、新しい可能性を提示してくれた」といった前向きな意見・感想が多く見られます。
マイナビグループの転職支援は職務経歴書の作成や面接対策が手厚い傾向にありますが、マイナビコメディカルも同様です。
「応募企業への選考サポートを、丁寧に対応してくれるサービスを求めている」という人にもおすすめのサービスです。