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私の転職は、愛猫「ユズ」との出会いがきっかけだった。|リハビリ助手の転職体験談

サンドラ さん(女性 44歳 広島県)
まあまあ成功、
ちょっと失敗

転職前

BEFORE
職業
訪問介護事業所
職種
ホームヘルパー
従業員規模
約100名
年収
200万円

転職後

AFTER
職業
総合病院
職種
リハビリ助手
従業員規模
約100名
年収
180万円

目次

サンドラさんの転職ストーリー

1これまでの私

ホームヘルパーの仕事に明け暮れる日々

イメージ:ホームヘルパーとして働く30代女性

転職したのは、2012年の頃。
当時私は34歳の独身で、介護士でした。

平日は朝から晩までホームヘルパーの仕事をしていて、家に帰ってから今度は自分のための家事をして、そして寝る、その繰り返しでした。

たまに休日の日に、学生の頃よりずっと続けていた歌のレッスンをします。これが私の、唯一の楽しみ──、そして生きがいでした。

ホームヘルパーの仕事に対してもやりがいは感じられていましたが、このまま30代、40代とずっと続けていいのかという不安がありました。

一年がとても速く、一日があっという間に過ぎていきます。

つい最近まで20代だったはずが、あっという間に30代半ばになって、この先50歳、60歳になったときに、自分には何が残っているんだろうか。
──そんなことを1日の終わりにこんこんと考えてしまうことが度々ありました。

2転職のきっかけ

愛猫「ユズ」との出会い

イメージ:捨てられた子猫を拾って

あるとき、家の近くで一匹の子猫を拾いました。

見つけたときは完全に衰弱しきっていて、急いで動物病院に行って、獣医さんに診てもらって。無事一命は取り留めました。

ですが、病院から引き取る際に、ひとつの問題が浮上しました。
私の住んでいたアパートでは、猫を飼うことを禁止していたのです。

そこで、両親にお願いをして実家で飼ってもらうことにして、私は休みの日に毎回、猫の様子を見に帰省しました。

そして、これが私のターニングポイントになったのです。

さきに話した通り、当時は毎日が仕事中心に回っていました。
昼食をゆっくり食べることは殆どなく、いつも移動中の車の中で済ませていました。

職場の先輩から、「そろそろ介護福祉士の試験を受けたらどうか」と訊かれて、(今の生活で、さらに試験対策の時間なんて取れるだろうか…)と暗澹とした気持ちになったものです。

そんなときに、私は彼女(女の子の猫でした)に出会いました。

ユズ」と名付けたその猫は、私にとても懐いてくれて、そしてこれまで険悪気味だった親との関係も、同じ空間に彼女がいることによって徐々に改善していったのです。

そして1ヵ月が過ぎた頃、私は

(実家で、ユズと一緒に暮らそう)

そう思い、今のホームヘルパーの仕事を辞める決心をしました。

3転職活動中

新しく選んだ仕事は、「リハビリ助手」

イメージ:パソコン入力を邪魔する子猫

実家暮らしになったといえど、とうぜん仕事は新しく始める必要がありました。

そこで利用したのは、ハローワークとパソナの派遣会社です。

「ホームヘルパーの仕事ではなく、別の仕事で」と考えていましたので、まずはどんな仕事があるかをハローワークの相談員とパソナのコーディネータの方に相談しつつ探していきました。

たまにパソナのコーディネータの方から「短期のお仕事がありますよ」と紹介いただき、1ヵ月程の事務職や施設介護の仕事もしました。

大変だったことは、2つありました。
ひとつは、応募の度に履歴書の作成ほか準備することが沢山あったこと。

ただ、パソナの派遣の場合は、2回目以降の応募はコーディネータの方が以前の履歴書を準備してくれたので楽でした。

あと役立ったのが、面接の際の注意点について教えてくれたことです。
服装やよくある質問の受け答え方について教えてくれて、そのほか働く時間帯の調整も企業に掛け合ってくれました。

大変だったことの2つ目は、「結局、自分はどの職業に就くのか」の考えを整理することです。

これには大変悩みました。
最初のうちはデスクワーク系の仕事に憧れていたのですが、短期の仕事を体験したときに、パソコンにずっと向き合う業務にあまりやりがいを感じられなかったんですよね。

それで結局、やはり私は自分の身体を動かす仕事が向いているんだろうと思い、ハローワークでたまたま募集のあった「リハビリ助手」の求人に応募して、そこに就職が決まりました。

4転職後

目標を掲げて、仕事をすること。

イメージ:リハビリテーション病院でリハビリ助手として働く30代女性

転職後の新しい職場は、総合病院です。
院内のリハビリテーション病棟で、セラピスト(療法士)の方々のリハビリのサポートをするのが、私の役目です。

現場の方々は皆優しい感じで、分からないことがあったときにも質問すると丁寧に教えてくれました。

幸運だったことは、私と同世代の職員さんが多かったこと。
すぐに打ち解けられて、数週間後には雑談で盛り上がったりと、一緒に働くことの楽しさを感じられるようになりました。

あとは、リハビリという仕事自体も、とても印象深いものでした。

これまでの仕事のホームヘルパーは、主に高齢者の方々の日常を「これまで通り」に過ごすためのお手伝いをします。
一方リハビリの仕事は、様々な理由で身体の機能の一部が低下した患者様を「改善すること」が主な目的です。

どちらも大切な仕事と思いますが、リハビリの仕事の方がより明確な目標があり、そしてその目標に達成したときに患者様から感謝されることも非常に多く、大変やりがいを感じられるものでした。

5その後、どうなったか。

転職して10年が経って。そして、その後のユズと私。

イメージ:愛猫を抱く40代女性

リハビリ助手へと転職して、今年で10年が経とうとしています。
今のところ仕事も職場の人間関係も良好で、このままずっと働き続けられたらと思っています。

去年、ユズが亡くなりました。

数年前から体調を崩し気味だったため病院に診てもらったときに、お医者様から「心臓に疾患がある。あまり長くは生きられないでしょう」と言われました。

その日からユズが亡くなる日までずっと、私は毎日彼女との時間を大切に、大切に、過ごしました。

ネコの鼓動って、人間よりもずっと早いんですよね。
私がユズを抱きしめているとき、そして彼女の心臓の音が聞こえてきたとき、彼女が今自分の「生」を懸命に生きていること、そして私との時間も大切にしてくれていることを、感じました。

ユズとのそんな日がそれから数年続いて、ようやく私は自分のやるべき仕事がハッキリ見えたんです。

それは、「一生懸命生きようとする人の、手助けをすること」でした。

◇ ◇ ◇

これから先の人生も、私は医療の分野で働き続けるんだろうと思います。
それはずっとリハビリ助手の仕事なのか、それとも数年後には別の職種になるか、わかりません。

ただ、今を生きる人たちの手助けになれれば、それでいいだろうと思っています。

そうそう、最近また歌のレッスンを再開しました。
地元の地域音楽サークルに入り、月に2度皆で練習して、半年に一度公民館のホールで発表会があります。

発表会で舞台に立つときは、毎回緊張します。
私は、けっこう人前であがってしまう性質ですので。

そして、その度にユズのことを思い出します。
(きっと今、私の鼓動はユズと同じくらい、早まっているんだな)──って。

そう思うと、(緊張は相変わらず高まったままですが)心の奥底からかすかな勇気が、湧いてくるんですよね。

私も、今この瞬間を、精いっぱい生きてやろうじゃないか。

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