経理をして4年。私は「40歳・50歳になっても働ける仕事」を求め、転職した。|私の転職体験談
ちょっと失敗
転職前
- 職業
- 専門商社
- 職種
- 経理
- 従業員規模
- 100人
- 年収
- 300万円
転職後
- 職業
- 情報通信
- 職種
- テレフォンオペレーター
- 従業員規模
- 50人
- 年収
- 300万円
目次
まりんさんの転職ストーリー
1これまでの私
苦労して就職した会社での、経理の仕事。
転職したのは9年ほど前になります、当時は事務職で経理をしていました。
当時は、社会全体が就職難で、なかなか内定をもらえなかったことを覚えています。
もともと美術系の学校に通っていましたが、黙々と一人で作業をするのが得意だったということもあり、また従兄弟が経理の仕事をしていて、(経理の仕事だったら、私に合っているかもしれない)と思ったからです。
けれども、これまでほとんど美術の勉強以外はしてこなくて、趣味も絵を描くことや絵画鑑賞だったので、経理を希望しても就職は厳しい状況で。
なんとか就職活動を頑張って、大学四年の夏過ぎにやっと内定をもらえたのを覚えています。
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入社した会社はとてもお給料が少なくて、「これから生活をやっていけるだろうか…」と不安にもなりましたが、それでも、わらをもすがる思いで入社しました。
実際に入社してどうだったかというと、経理の仕事は私にとって「退屈」なものでした。
仕事で計算やパソコンの入力ばかりやらされる毎日が憂鬱に。
帰宅後の趣味に使う時間だけが楽しみで、そんな味気のない生活をずっと変えたいと思っていました。
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2転職のきっかけ
「この先、歳を取っても変わらず続けられる仕事を見つけたい」という想い
転職を意識したのは、経理の仕事をはじめて4年目の頃です。
同じ経理で働いている同僚が「これから先の人生」を考えて看護学校に通いだしたのがきっかけでした。
- 同僚
-
「看護師だったら、40代50代になっても職に困ることはないだろうから」
という同僚の話を聴いて、(私もこの先、歳を取っても変わらずに続けていられる仕事に就いたほうが良いのでは──)と思うようになって。
その思いは、同僚が退職した後も徐々に強くなっていき、やがて
- 私
-
「今ここで決意しなければ、このままずるずると今の生活を繰り返して時が過ぎて、いつの日かやり直しが効かなくなってしまうかもしれない…!」
と想うようになりました。
当時私は25歳。「この年齢なら、まだまだ転職先も選べるだろう」と、ついに私は転職を決意しました。
また、4年間経理の仕事を続けて、仕事にも慣れて自分に自信がついていたことも、(加えて、職場に自分より年配の女性スタッフがいなくなり、若い子ばかりになって少し居心地が気になってきたことも)転職するきっかけになったと思います。
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3転職活動中
ライバルの応募者は、皆私より経歴が立派な人ばかり!
転職活動中は、転職サイトや求人情報誌(とらばーゆなど)を見て、そこで興味を持った求人に積極的に応募していました。
ですが、1枠の求人に毎回とても大人数の応募者が集まって、しかも大抵その人たちは自分よりも経歴が立派だったのです。
たまに集団面接で、他の応募者たちのこれまでの実績や取得している資格を目の当たりにして。
一方の自分はというと4年働き続けたにも関わらず資格はおろかこれといってウリにできるものもなく──、とても落ち込みました。
転職活動を始めた当初は、
- 私
-
「転職するからには、前の会社よりも高収入で良い条件のところを見つけよう」
と気合が入ってしまいましたが、応募企業からの不採用通知を受け続ける中で「今の自分の実績や能力ではそれは無理だ」と感じ、同時にとてもショックでした。
そして、その機会は私に「今現在の自分ができること・役に立てること」から仕事を探していくことを学ばせてくれました。
将来の夢を持つことは大事ですが、だからといって理想ばかりで地に足が付いていない状態ではいつまでたっても転職は決まらない──つまり、「身の丈に合う仕事を見つける」ことの大切さに気づけたということなのでしょう。
そうして、これまでの自分を見つめなおして転職活動をして、何度かの面接を経て、ようやく転職できました。
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4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。
私が転職したのはテレフォンオペレーターの仕事です。
テレフォンオペレーターを選んだ理由は、まずシフト制であったということです。プライベートの時間をこれまでより確保できたらという想いがありました。
それから、顔が見えない仕事ですので、「いつの年齢でも働き続けられるだろう」ということ。
また、誰かと話をしながらの作業なので、時間がたつのが早いだろうという理由で転職先に選びました。
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お給料は前職と変わらない、もしくは残業や休日出勤が無ければ少ないくらいでした。
そのかわり、得意でないことをやらされることもなく、前職の経理のように仕事を一から覚えなければいけないこともなく、気はとても楽でした。
ですが、だんだんと大変なことも見えてきて。
まず、顔の見えない相手とのやり取りは、想像以上にストレスが溜まりました。
電話での対応だと相手の感情を掴み切れないときもあり、たまにきちんと対応しきれなかったことがあると、家に帰って寝る時間になってかもそのことを思い出してしまい、眠れなくなることもありました。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。
テレフォンオペレーターの仕事をして気づいたこと。
それは、これまで自分は内向的だと思っていましたが、想像以上に話をするのが好きだったということです。
以前の経理の仕事では、間違えて怒られるのを恐れて、わからないことをそのままにしてしまうこともありました。
ですが、電話対応では「わからないまま」では済まされません。また、ちょっと調べるにしても保留時間を長く取ってしまえばクレームに発展することもあります。
この仕事をはじめて、私は「わからないことをそのまま放置しない」「相談されたことにレスポンスよく対応する」ことを学びました。
それは、同時に「言いたくても言えない、聞けない」というこれまでの自分の性格を改善するきっかけにもなりました。
一方で、自分自身が敬語や受け答えが上手にできなかったり、国語力が足りないといった、解決すべき課題はまだまだあります。
今でもうまく言葉が出てこなくて恥ずかしい思いをすることもあって、早く改善していければと思っています。
テクノロジーの変化は、今の職場にもいずれやってくると思っています。
たとえば、今までのテレフォンオペレーターというのは顔が見えず音声のみでしたが、これからはzoomなど、ビデオ通話を利用した「見えるテレフォンオペレーター」というのも増えてくるのではないでしょうか。
そうなると、相手に見えるようになることで自分の容姿や表情にもっと気を遣うことになるでしょうね。
ですので、これまでは言葉遣いをどううまくしていくかが課題でしたが、今後は相手への見た目や印象も意識していきたいと思います。
今私が意識していることは、転職前と同じく「年齢関係なく働けるようになる」ことです。
そのための「自分磨き」を内面と外面共に、常に意識していきたいと思っています。
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