若くしての転職に後悔はない。言い訳は、入社する企業をしっかり調べられなかっただけ。|私の転職体験談
やや失敗
転職前
- 職業
- 製造業
- 職種
- 現場作業員
- 従業員規模
- 20名
- 年収
- 250万円
転職後
- 職業
- 食品製造
- 職種
- 現場作業員
- 従業員規模
- 60名程
- 年収
- 300万円
目次
やまとさんの転職ストーリー
1これまでの私
仕事よりも、プライベート。
学校を卒業して、精密機器の製造メーカーに就職することになりました。
これといった趣味はありませんでしたが、自動車免許を取得してからは、休日になるとドライブに出かけることが多くなりました。
それをきっかけに、食べ歩きや珍しいお店をめぐることが趣味になったのかもしれません。
仕事はとても大変でしたが、休みの日になると新しい場所へ出かけて息抜きをしていました。
また、スポーツも好きで積極的に行っており、サッカーや野球、ランニングなども定期的にやっていました。
他の人よりもアクティブで何事にも積極的に取り組むような性格なんだと思います。
仕事のストレスは、こうした休日のドライブやスポーツなどで発散するようにしていました。
2転職のきっかけ
「入社して3年は辞めるな」と言うけれど…。
入社して、2年目。
仕事をしていて、理不尽さを感じることは多々ありました。
ですが、(20代の早いうちに辞めてしまうと、次の就職が難しくなってしまうだろう)と思って、辞めないで続けていました。
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そんなとき、信頼していた上司が転職することを知って。
上司は私よりも年上でしたが、まだ若く30歳になったばかりでした。
まず持った感情が、「寂しい」というもの。
そして続いて感じたのが、「取り残された」でした。
それ以来、私は毎日のように転職サイトで求人をチェックするようになりました。
ちょうどその頃、友人などと会っていても会社の愚痴や転職の話で盛り上がったりして。
- 私
-
「「まだ若いからといって転職してはいけない」という考え方は、もしかしたら旧世代的な発想なのかもしれない」
そうして、どんどん転職したいという欲求が高まり、ついには次の職場が決まる前に退職してしまいました。
「もう、今の会社を辞めない限りはこの先はない」──なぜか、そんな気持ちになってしまったのです。
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3転職活動中
私を採用してくれる会社は、あるだろうか。
退職してすぐに、転職サイトやハローワークを使って求人応募を始めました。
「前職を短期間で辞めてしまった」という負い目は強くありました。
(今の自分を採用しようと思ってくれる企業なんて、あるだろうか)という不安から、私は大手企業を避けて、あえてあまり知られていないような中小企業の求人ばかり応募していました。
それでも、活動はまったくスムーズにはいきませんでした。
応募したいくつかは、面接までにはたどり着くことはできましたが、そこで不採用となってしまうのです。
不採用通知を何度も受けながら、次第に私は、
- 私
-
(こんなことなら、転職活動は会社に在籍しながらやっておけば良かった)
と思うようになりました。
なかなか転職が決まらない苦しさと、そして思うように求人を見つけられない歯がゆさと、そんな暗く重たい感情を膨らませながら、ただただ、活動を続けました。
そんな日々が数か月づいて、ようやく。本当に、ようやくです。
なんとかひとつ、内定をもらうことができました。
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4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。
転職後の新しい職場は、前職と同じく製造メーカーでした。
ですが、そこでは前職よりも重量のある商品を取り扱うことが多く、一度に15キロほどの商品を運ぶこともしょっちゅうでした。
腰を痛めることも度々で、
- 私
-
(もう少し仕事内容を調べてから就職すれば良かった…)
とすぐに後悔することになりました。
また、作業のほとんどは私一人でしなければならない仕事でした。誰かに助けを求めようにも、それ自体が難しい環境でした。
ただ、転職先の人間関係については、とても優しい人ばかりで、分からないことがあれば何でも相談できる雰囲気はありました(作業中は聞けなくても、ふとした休憩時にいろいろ教えてくれる先輩が何人もいました)。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。
今思えば、転職の応募時に仕事内容はしっかりチェックしてから、求人に応募するようにすれば良かったと思っています。
それと、転職活動を退職してから始めたので、収入が一切なくなることへの不安も大きかったです。
転職して無事収入を得ることはできましたが、先に話した通り仕事内容はとてもハードで、今でも大変な思いをしながら働いています。
友人にそのことを伝えたら、「求人票と企業HPをちゃんと見なかったのか?」って言われて。──たしかに、載ってました。
私がしっかりチェックしていなかったということでしょう。
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「いつか、また転職できたら」と思っています。
そして次は、製造業などの仕事だけでなく、まだしたことがない職種や業種に積極的にチャレンジをしたいですね。
これまで私は同じ業界や職種の仕事ばかりでしていたので、最近は視野が狭くなっていると実感するようになって。
いろんな業界で働くことによって、新たな視野・視点をもって人生を送ることができるのでしょう。
これまで、仕事を理由を持たずにコロコロ変えることはあまり良くないことだと思っていました。
ですが、転職が「今よりも人生を充実させる」ためのチャレンジに繋がるのでしたら、それは大切な行為だろうと、今はそう思っています。
まだこれといって何か働いてみたい業界のイメージはありませんが、最近はサービス業や金融業界といった分野に興味を持ち始めています。
人生100年時代、まだまだこれからです。
まずは調べること、知ることから始めようと思っています。
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