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後輩からの嫌がらせが転職のきっかけ。営業事務から貿易事務へ|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
貿易会社
職種
営業事務
従業員規模
1500名
年収
350万円

転職後

AFTER
職業
貿易会社
職種
貿易事務
従業員規模
500名
年収
350万円

目次

leoさんの転職ストーリー

1これまでの私

海外への関心が強かった学生時代。卒業後は貿易会社に入社

私は両親との3人家族で、父親はサラリーマン、母親は専業主婦の一般的な家庭でした。

しかし、母親の実家が裕福なため、小さい頃から何不自由ない恵まれた環境だったと思います。

また、母は若い頃から海外に行ったり、大学で英文学を専攻していたりと、海外への関心が強い人でした。

その影響か、私も物心ついた時から英語や海外の文化に興味を持つように。

私自身も大学時代に英語圏への海外留学を経験し、英語は得意でした。

そのため、英語力を活かせて、一般職のある商社でOLになりたいと思っていたので、大学卒業後、地元の上場企業の一般職として貿易会社に入社しました。

2転職のきっかけ

職場の後輩からの嫌がらせ。

新卒で入社した会社では、ありがたいことに3年目に大阪本社へ異動することに。

本社では、営業事務だけでなく貿易事務をメインに担当することになり、他にも秘書を兼務するなど、業務の幅が飛躍的に広がりました。

貿易事務とは

貿易事務は、輸出入に関する書類作成や手続きを担当し、取引が円滑に進むようサポートする職種です。
また、外国の取引先とのコミュニケーションや調整も重要な役割で、英語力や貿易の専門知識が求められます。

貿易事務の主な仕事内容

仕事内容 説明
輸出入書類の作成 輸出入に関するインボイス(請求書)やパッキングリスト(梱包明細書)、輸送書類などを作成し、貿易取引に必要な書類を整えます。
通関手続き 輸出入品が国を超える際に必要な通関手続きを行い、税関での許可を得ます。書類の提出や関税の計算も担当します。
輸送・物流の手配 輸出入品の輸送手配を行い、船舶や航空便、トラックなどの物流手段を選定します。輸送スケジュールや輸送コストを管理します。
外国企業とのコミュニケーション 海外の取引先や輸送業者と連絡を取り、スムーズな取引が進行するよう調整します。英語でのやり取りが必要な場合も多いです。
関税や輸出入法規の遵守 各国の貿易に関する法規や関税制度を理解し、適切な輸出入手続きを行います。貿易取引が法的に問題ないように対応します。

部署の先輩方や取引先にも恵まれ、仕事はとても楽しくやりがいもありました。

ですが、それは一人の後輩(ここでは「A」と記しておきます)との人間関係のもつれから一変しました。

私が当時付き合っていた男性がいたのですが、彼は私の勤務先の親会社に勤めていました。

しかし、Aは入社当時から彼に片思いをしていたのです。

私と彼との付き合いは会社には隠していました。ですが、そういう秘密はいつかバレるものです。
そのことを知ったAは、私への態度が急に変わりました。

仕事を依頼しても気づかなかった振りをする、同僚にあることないこと言いふらす、ミスがあった時に私のせいにする──。
とても嫌な気持ちになりましたが、きっと一過性のものだろうと、思いました。だから、我慢をしようと。

ですが、それが半年続いたとき、もう私はストレスで何もかもうまくいかないようになっていました。
Aの嫌がらせはずっと続きました。同僚の何人かはAの味方をして私から距離を置くようになり、仕事もなんだか楽しくなくなり、彼とも少しギクシャクしたり。

「なんで私がこんな目にあわなければいけないの…。」

そのとき、「もうこれは、退職しかない」と、自然にそう思うようになったのです。

3転職活動中

働きながらの転職活動を経て。

職場での状況が悪くなってきた初期の段階で、転職サイト転職エージェントに登録しました。

在職中に転職活動を行った方が条件がいいと感じ、頑張っていたのですが、仕事をしながらの活動は体力的にとても辛かったです。

就業後に面接に行ったり、自宅でも履歴書を書いたりと、気が休まる時がありませんでした。

そのように在職しながら2ヵ月ほど転職活動が経過したころのことです。

ある転職サイトを通じてスカウトしてくださった企業がありました。

その会社は前職と同業他社。今の自分の業務内容をそのまま活かせると思ったため、すぐに面接に行くことに。

企業としても経験者は助かると思ってくれたのか、選考はとんとん拍子に進みました。

4転職後

新しい職場での仕事は、「貿易事務」

新しい職場での私の仕事は、貿易事務。前職と同じ役割です。

貿易事務の仕事は業務のルール・フローが非常に多いのですが、新しい会社の規模は前職よりも格段に大きいことから、「教育・指導体制は整っているものだろう」と当然のように思って入社しました。

しかし、私が入社したポジションでの採用は前例がなかったらしく、指導する人も教えられないという状況でした。

幸い、前職で同じようなシステムを使用しており、業務内容も経験があるため何とかなりました。

それで、半分は私のために、そしてもう半分はこれから先新しく入ってくる社員のために、マニュアル作成を始めたんですね。

新しい業務をこなしながらのマニュアル作成は、なかなかのハードワークでした。
ただ、今では自分にとっても、早く新しい会社の業務に馴染むために良い機会だったと感じています。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って思うこと。そして、これから目指していきたいこと。

今回の転職活動は在職しながらでしたので、やはり体力的にしんどいと感じることが多く、早く決めてしまいたいと思うことがよくありました。

それ自体が悪いことだとは思いませんが、今後転職活動をする際には、退職してからじっくりと腰を据えて活動してみたいと思いました。

「はやく決めたい」という焦りが、適当に企業を選ぶことに繋がってしまっては本末転倒です。

私も、仕事と転職活動の両立が体力的に厳しく、スカウトしていただいた企業に飛びついてしまった感があることは否めません。

もう少し余裕を持って、未経験の業界についてもじっくり調べてみたかったと、今になって思います。

それから、今でも忘れられないのは後輩Aの嫌がらせ。

人って、あそこまで他人を逆恨みして、残酷になれるんだということを知りました。──女の性かもしれませんが、反面教師にしたいですし、今後の職場の人間関係では注意したいと思います。


転職して、早3年が経ちました。
正直いうと、オフィス勤務はもうそろそろいいかな、と思っている自分がいます。
貿易事務として9年間勤めてたくさんの学びを得ましたが、最近は少しマンネリ気味です。

ちょうど今年、婚約することにもなって。

今後は、在宅での仕事を増やし、新しい領域にもチャレンジしたいと思っています。

ゆくゆくは、両親や祖父母のように悠々自適な老後を送ることが夢です。

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