『みんなの転職「体験談」。』
『みんなの転職「体験談」。』

『みんなの転職「体験談」。』は、20~50代社会人男女の、 「転職したいけれど、迷いや不安で行動を踏み出せない」を 解決し、
より良い将来を目指した一歩を踏み出していける為の、 生々しい体験談情報やナレッジを提供するWebサービスです。

MENU

転職体験談|入浴ヘルパーの仕事内容と職場環境が辛くて化学メーカーの工場作業員に転職した話

転職前

BEFORE
職業
介護事業所
職種
入浴ヘルパー
従業員規模
約7,000名
年収
300万円

転職後

AFTER
職業
化学メーカー
職種
工場作業員
従業員規模
約5,000名
年収
260万円

目次

みかんさんの転職ストーリー

1これまでの私

高校卒業後に「入浴ヘルパー」の仕事に就いて。

イメージ図:入浴ヘルパーとして働く20代女性介護士

現在、私は25歳。実家で両親と弟と暮らしていています。

家庭の事情もあって、高校を卒業してからすぐに就職しました。
高校時代は明るく活発な方だったのですが、社会に出てからはおとなしい控えめな性格に変わってしまったと感じています。

「社会人になったら、学生の感覚ではいけない」という意識が強すぎたのかもしれません。
それと、周りから「子供っぽい」であったり「役立たず」であったりと思われるのが怖かったんだと思います。

仕事は、介護士を選びました。入浴ヘルパーの仕事です。

やりがいは、利用者の方々から感謝されること。
「ありがとう」「あなたがいると安心する」って言われると、誰だって嬉しいですよね。人の役に立てたという実感を持てます。

つまり、私は「いい人でいられる」ことに安心感があったんだと思います。
それはきっと、人との集団生活で大切な感情だと思います。

ですが、ときにその感情が「足かせ」になってしまうこともありました。

入浴ヘルパーとは

入浴ヘルパーは、高齢者や障がいを持つ方に対して、安全に入浴できるようサポートする仕事です。
自宅や介護施設での入浴介助を行い、利用者の身体状況に応じた適切な介助を提供します。

入浴ヘルパーの主な仕事内容

仕事内容 説明
入浴前の準備 入浴に必要なタオルや洗面用品、介護用ベッドの準備を行います。利用者が安全に入浴できるよう、温度や環境を整えます。
入浴介助 利用者の身体状況に応じて、浴槽への移動や入浴中の体の支え、洗身をサポートします。リラックスできる環境を作ることが重要です。
体調確認 入浴前後に利用者の体調を確認し、異変がないかチェックします。特に高齢者の場合、体調の変化を見逃さないようにします。
入浴後のケア 入浴後の体を拭く、保湿を行うなど、利用者の体調や清潔を保つためのケアを提供します。適切な着替えのサポートも行います。
入浴設備の清掃 入浴が終わった後は、浴槽や周辺の設備を清掃し、次の利用者が快適に利用できるように整えます。衛生管理を徹底します。

2転職のきっかけ

職場の輪になかなか入れない。

イメージ図:転職するかで悩む20代女性

高校を卒業して働き始めたとき、私は18歳でした。
職場の人たちはとうぜん皆年上で、一番年齢の近い人が22歳、私の4つ上でした。

そういうこともあって、それから何年経っても職場の輪になかなか入れなかったんですね。
あるとき上司に「別の事務所に異動して、また一から頑張りたい」と相談しました。

その要望を上司は汲み取ってくれて、若いスタッフの多い職場に配属されることになったのですが、そこは以前の倍も忙しい職場でした。

新しい職場で若いスタッフの人たちの輪には入れたのですが、今度は陰口や内輪もめのオンパレードです。
関係性が近くなったらなったで、また問題があるのことを知りました。

それで、私の方から周りと距離をとろうと思ったのですが、そのやり方があまりよくなかったかもしれません。
今度は私が陰口の標的になってしまい、とにかくストレスが溜まりました。

更には、職場は忙しくなる一方でした。
「ちょっとくらいの残業ならまあサービス残業でいいか」と思って手伝いに残ったら、なかなか業務が終わらず3時間を費やしてしまったり、かといって残業覚悟で仕事をしていたら上司から「残業が多いよ」と注意されたり。

6年間働いて、気づけば私は24歳になっていました。
そして、今の職場で20代後半の時期を費やすのがたまらなく嫌になってしまいました。

ある日、私は上司に「辞めたい」と伝えました。

次の職場は何も決まっていませんした。とにかく、この場所から逃げ出したい一心でした。

3転職活動中

「どんな環境で働くか」で選んだ工場作業員の仕事

イメージ図:転職活動中の20代女性

有給がかなり残っていましたので、退職前の1ヵ月は家でゆっくり過ごせました。
ペットの猫と遊んだり、一人旅に出たり。

ですが、3週間目あたりから「そろそろ転職活動をしなければ」と焦りだして、転職エージェントに登録しました。

エージェントとの面談で希望条件を訊かれたので、「年収を上げたいです」と答えたところ、「でも、介護の仕事はもうしたくないんですよね?未経験からでは、そこまで良い年収の求人はありませんよ?」と冷たく言われてしまいました。

結局、私は前の職場が嫌で辞めたのであって、特段「これをやりたい」と思えるものもなかったのです。
エージェントに相談する気にもなれず悶々としていたところ、登録した転職エージェントサービスの方に企業からスカウトが届いたんです。

それは、化学メーカーの工場作業員の仕事でした。
工場作業員というとアルバイト・パートがやるイメージだったのですが、そこでは正社員雇用をしていて、かつ「福利厚生がしっかりしている」ことをウリにしていたんです。

化学メーカーの工場作業員とは

化学メーカーの工場作業員は、化学製品の製造現場で、原材料の加工や製品の製造プロセスに携わる職種です。
主に化学物質の取扱いや機械の操作、品質管理などを行い、安全に配慮しながら製造ラインを運営します。

化学メーカーの工場作業員の主な仕事内容

仕事内容 説明
原材料の準備と投入 化学製品の製造に使用される原材料を準備し、必要な量を機械に投入します。取り扱う原材料は、化学薬品や化合物などが含まれます。
機械操作と製造工程管理 製造ラインで使用する機械や装置を操作し、製品が正確に生産されるように管理します。各工程での品質や進行状況をチェックします。
品質管理 製品の品質を維持するために、製造過程でのサンプルを確認し、規格に合った製品が生産されているかを検査します。品質不良があれば、原因を調査します。
安全管理と環境保護 化学物質を取り扱うため、安全管理が非常に重要です。作業中の事故防止や環境への配慮を徹底し、法令を遵守した作業を行います。
設備メンテナンスとトラブル対応 製造ラインの機械設備の定期点検やメンテナンスを行い、トラブルが発生した際には迅速に対応します。正常な稼働を維持することが重要です。

化学メーカーの工場作業員の求人と、その企業サイトを見ていくうちに、私はこう考えました。

私はきっと、「何の仕事をするか」よりも「どんな環境で働くか」を重要視していたのかもしれない

スカウトした企業のリクルートページには、「ホワイト待遇」の大きな文字が映っていました。
(自分で「ホワイト待遇」っていう会社ってどうなんだろう…)と思いながらも、結局私はその会社に応募して、その後採用が決まりました。

4転職後

化学工場の作業員。新しい職場はたしかにホワイト待遇だった。

イメージ:化学工場の作業員として働く20代女性

社会人として、2社目の仕事がスタートしました。
私の役割は、化学工場の作業員です。

主な仕事内容は、原料を製造装置に投入し、加熱、冷却、撹拌する機械の操作です。また、製造した化学薬品を充填する機械の運転もおこないます。

職場環境はというと、リクルートページで謳っていた「ホワイト待遇」の言葉通り、福利厚生が整っていました。

残業代はもちろん支給されます。──というか、その残業も殆どありません。
仕事に使う細かな道具から忘年会などのイベントにかかる費用まで、すべて会社が負担してくれるんです。
そしてなにより、職場の皆さんがとてもやさしく迎え入れてくれました。

入社して1週間くらいまでは、「まあ、このウェルカムムードも、2週間くらいだろう」と思っていたのですが、3週間、4週間経っても、皆さん親身に対応してくれます。

2ヵ月経ってようやく、「この親しみやすいムードは職場のカラー(風土)なんだ」と気づいてからは、前職のあの殺伐とした雰囲気とがむしゃらに働いた時間は何だったのだろうと思うようになりました。

5その後、どうなったか。

介護士から工場作業員に転職して、1年が経って。

イメージ図:カフェでリラックスする20代女性

今回はじめて転職して、「無理して良いことなんて無いこと」、そして「踏み出す勇気」について学びました。

どんな仕事でも年数を重ねていくうちに、「自分がやらないと上司に迷惑がかかる」とか、「人がいないから自分が頑張らないといけない」という責任感が出てきます。
その責任感もきっと大切なものなのでしょうが、それゆえに「こんな状況もう、うんざり」という私の本音に、私自身がしばらくの間無自覚であったように思います。

そんな状態で無理して仕事をしても、結局空回りしちゃうんですよね。
周囲に私の想いが伝わらなかったり、私は逆に周囲の人たちのちょっとした言動に過敏になったり、邪推してしまったり。

結局、我慢をして仕事をしても、どこかでそのしわ寄せがくるのだと思います。
周りに合わせて自分の気持ちを殺すことは、短期的に功を奏することはあっても長期的にはすべきではないと気づきました。

結局、人は自分のことをまず大切にしていないと、他人を大切には出来ないんだと思います。


現在の会社に入って、1年が経ちました。

思えば転職する前までの私は、なにをやっても続かない、無気力状態でした。
ですが現在は、以前のように活発だった自分に戻れた気がします。

私には、3つの目標があります。
今の元気な自分なら、チャレンジが出来る気がしています。

目標の1つ目は、副業です。
今は残業が殆どありませんので、平日の夜の時間を使ってコツコツ稼げたらいいなと、ずっと考えていました。
──実はこれはもう活動していて、クラウドワークスなどのスキルマッチサービスを使い、先月は2万円ほど稼ぎました。
額はもっと増やしていければと思いますが、この目標は一応達成したと考えていいかなと思っています。

2つ目の夢は、スキルアップ
コンピューターグラフィックに興味があり、絵やデザインパソコンスキルの勉強をしてみたいです。 これは今、自分に合ったスクールをネットで探しているところです。

そして3つ目は、好きなことを仕事にすること
コンピューターグラフィックか、またはずっと音楽が好きでしたので、それらの分野で仕事になればいいなと思っています。

参考:20代の転職で親身なサポートを希望する人におすすめの転職エージェント[PR]

マイナビエージェント

マイナビエージェント
公開求人数 約6.5万件(2024年9月時点)
対応職種・業種 全職種・業種
特徴
  • 20代・30代の転職支援に強い
  • 大手人材会社マイナビグループが運営
  • 書類添削・面接対策のサポートに強い
公式サイト https://mynavi-agent.jp/

20代~30代の若手社会人への転職支援に強い転職エージェントです。
とくに書類添削・面接対策のサポートに強みがあり、はじめての転職になる人にも丁寧かつ親身に支援します。

マイナビエージェントがおすすめの人 ●たくさんの求人よりも「自分に合った求人」を提案してほしい人 ●書類作成や面接対策のサポートをじっくり受けたい人 ●ITエンジニア、ものづくり職、営業、金融、薬剤師の職種の人
 

応募者の転職への意気込みに合わせて、サポートが充実する傾向があります。登録前にいちど「キャリアの棚卸し」「転職理由の整理」を行い、エントリーの際にしっかり想いを伝えておくとよいでしょう。

マイナビのプロモーションを含みます

おすすめの転職サービス リクルートエージェント doda X ハタラクティブ

『仕事のワクワクを探す旅』バナー

[
レビューを書く
1
2
3
4
5
送信
     
キャンセル

レビューを書く

レビューの平均:  
 0 レビュー
目次[ 閉じる ]