中卒からずっとアパレルで働いた日々。上司からパワハラを受けて──その後|私の転職体験談
転職前
- 職業
- アパレル
- 職種
- 販売
- 従業員規模
- お答えできません
- 年収
- 約160万円
転職後
- 職業
- アパレル
- 職種
- 販売
- 従業員規模
- お答えできません
- 年収
- 約190万円
目次
あたんさんの転職ストーリー
1これまでの私
同級生に「何の仕事をしているの」と聞かれることがとてもプレッシャー
転職前はフリーターで、アパレルの販売スタッフをしていました。
当時の私は、コンプレックスの塊、でした。──今もそうですけど。
中卒で学歴がなく、これまで遊んでばかりいたので、まあ自業自得と言えばそれまでなんですが、とにかく
- 私
-
(周りの友人にどんどん置いて行かれてる…)
いつもそんな気分でした。
同級生に「何の仕事をしているの」と聞かれることがとてもプレッシャーでした。
それが嫌で、働きはじめたようなものです。
家族もいつまでもふらふらしている私のことを心配していました。
それで、少しでも有名なショップで仕事をしようと思い、アパレルの世界に飛び込んだのです。
飲食店でのバイトの経験しかなく、未経験でのアパレル業を自分が通用するのか不安でしたが、友人の紹介で販売業に就くことができて。
それが、私にとってしっくりきたんですよね。
あわせて読みたい
- アパレル・ファッション業界に転職したい!未経験から目指せる職種と必要なスキル
- 「未経験だけど、アパレル・ファッション業界に転職したい」と思っている人は多くいるでしょう。未経験からアパレルの仕事に転職する際の、目指せる職種、仕事内容や求められる人材、必要な知識やスキル、そして転職成功に向けて準備するポイントを紹介します。...
- 私
-
(仕事ってこんな楽しいものだったんだ…!)
もともと長続きしない性格でしたが、「これなら長く働けそう」と、毎日が充実していくのを感じることができました。
2転職のきっかけ
毎日のように上司からパワハラを受けて
アパレルの仕事を始めて数か月が経ちました。
洋服を売って、お客様に喜んでもらえることが嬉しく、ようやく私はやりがいのある素敵な仕事に出会えたと思いました。
ですが、そんな日は長くは続きませんでした。
上司の転勤に伴い、新しく赴任してきた上司がとてもパワハラ気質な人だったのです。
- 上司
-
「お前、こんなのも分からないかよ!…これまで何勉強してきてんだ!」
- 上司
-
「今月の売上落ちてきてるじゃないか!今日中にリカバリー策考えて提出しろ」
──毎日がそんな感じになりました。
あわせて読みたい
- 上司のパワハラが「辛い…」「限界…」ときの適切な対応・対策について徹底解説
- もし上司からパワハラやパワハラまがいの被害に遭っている場合、どのように対応・対策をとればいいのでしょうか。この記事では、パワハラの定義とその対応・対策法について解説していきます。...
段々と、楽しかった仕事も憂鬱になり、「仕事に行くのが怖い」と感じるようになってしまいました。
その上司のきつい言葉や態度などに耐える毎日が続き、他の上司に相談もできず。
次第に私はストレスで食事がとれずタバコばかり吸うようになり、髪がすごい量で抜けるようになりました。
- 友人
-
「ねえ、その仕事、もう辞めた方が良いんじゃないの?」
ある日、友人の数人からそのように提案されて、私は、
- 私
-
(──たしかに、このままじゃ寿命を縮めてしまう。そして、私の気持ち的にもこれ以上続けられない)
そう思い、退職を決意しました。
とにかく、とても悔しかったです。
だって、せっかく自分が「ここでなら頑張れる」と思えた、はじめての職場でしたので。
3転職活動中
転職先が見つからず、ニート暮らしになって。
転職先は、アパレルの仕事で探しました。
それでもなかなか見つからず、苦労しました。
私の住む地域ではアパレルの会社自体も少なかったので、地方の求人情報誌やネットで仕事を探していましたが、これという仕事は全然なくて。
それで、4ヵ月ほどニートの状態でした。
あわせて読みたい
- 「転職が決まらない…辛い」長引く転職が辛くなったら見直したいポイント
- 思いのほか転職活動が長引いている場合は、いったん見直しの機会を持つことが大切です。転職が長引く際に要因になりやすいこと、適切な対処法・進め方を紹介します。 ...
5ヵ月目、なんとなく見た広告の折り込みの求人で、
- 私
-
(あ、ここ良いかも…)
と思えたアパレルの募集を見かけ、すぐに応募して。
新しくオープンする店舗の求人で「経験者優遇」であったこともあり、みごとに受かり仕事に就くことができました。
散々探しても見つからなかった仕事が、まさか広告の折り込みで見つけられるなんて、──本当に、運が良かったです。
参考:アパレル販売の既存店舗勤務とオープニングスタッフの特徴比較
特徴 | 既存店舗勤務 | オープニングスタッフ |
---|---|---|
仕事内容 | 商品販売、顧客対応、在庫管理、ディスプレイの整理 | 店舗設立準備、マニュアル作成、初期スタッフトレーニング、販売戦略の立案 |
勤務の流れ | 既存のルーチンに従い業務を行う | スタートアップ環境での多様な業務と高い柔軟性が必要 |
チームワーク | 既に形成されたチームの一員として協力する | 新しいチームを形成し、チームビルディングが重要 |
4転職後
新しい職場は新装開店のオープニングスタッフ
新しい職場は新装開店の店舗でしたので初心者の方が多く、経験者の私は周囲から期待されていて。
それがかなりプレッシャーでもありました。
ですが、皆が同じスタートでの仕事だったため、分からないことも聞きやすく協力しあい切磋琢磨しようという意識が自然と芽生えて。
おかげで、私も皆と一緒に前向きに楽しく仕事ができて、更にはスキルアップを目指せました。
これまで私は人とのコミュニケーションが苦手だったのですが、今回は「何もわからない者同士」ということで環境も良かったのでしょう。
お互いに協力して仕事に取り組むといったコミュニケーションも自然にとれて、すぐに職場でスタッフ皆と仲良くなることができました。
このような職場に出会えたのは、本当に幸運だったと思います。
5その後、どうなったか。
アパレルの仕事は、続けていきたい。
今回の転職で一番思ったことは、「辞める勇気」でしょうか。
今社会問題にもなっているパワハラですが、実際にその被害を被った際は、「我慢する強さ」よりも、「辞める勇気」の方が大切であるように感じます。
もちろん、「辞める」という選択を「逃げ」と解釈する人もいるでしょう。
そういう強さを持った人も、世の中では必要だと思います。──でも、多分それは私の目指せる生き方ではない。そう思います。
あわせて読みたい
- 「今の仕事、辞めるべき?続けるべき?」で悩んでいる人にぜひ持ってほしい3つの判断軸
- 「今の仕事を辞めるべきか」と悩む理由は人それぞれです。また、大抵は原因は1つでなく、いくつもの原因が積み重なっているといいます。そんな時、辞めるか続けるかをどう判断すればよいでしょうか?頼りにすべき判断ポイントについて、 一緒に確認していきましょう。...
◇ ◇ ◇
アパレルでのスキルアップをこれからも目指し、今後は店舗での接客や売り場づくりだけでなく、店舗以外でアパレルに携わった仕事をしてみたいと思っています。
近年ネットでの販売も多いので、洋服のネット販売の仕事などに携わってみたいなと考えています。
また、今まで身に着けた販売や売り場構成の知識を生かせる何かを、これから考え見つけていきたいですね。
転職というものにマイナスイメージばかりでしたが、今回の転職で前向きなイメージを持つことができたので、自分の知識をどう生かせるか考え見つけ活かせて行けたら嬉しいなと思い、いろんなことにチャレンジしていきたいです。
参考:アパレル・コスメ業界への転職におすすめの転職エージェント[PR]
iDA(アイディエー)
-
公開求人数 約1.5万件(2024月2時点) 特徴 - ファッション・アパレル・コスメ業界に特化
- 非公開求人多数
- 無料のスキルアップ講座あり
公式サイト https://ida-mode.com/
iDAでは、「アパレル・ファッション・コスメ業界 に、未経験からチャレンジしたい」人と「すでに実務経験があり、更にステップアップの転職をしたい」人の、どちらもサポートを受け付けています。
また、全国22カ所に拠点があり、各地域に詳しいキャリアアドバイザーから転職支援を受けられます。
希望の求人を紹介してもらえるほか、求人票からはわからない職場の雰囲気なども、担当アドバイザーを通じて情報収集ができます。
また、書類添削や面接対策はブランド別に対策を練ってくれます。
目指したいブランドが明確な人はとくに、iDAのサポートが有効でしょう。