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従業員の少ない会社か、多い会社か。シューズメーカーでリストラを受け、衣類メーカーに転職した私|転職体験談

転職前

BEFORE
職業
シューズメーカー
職種
営業
従業員規模
5名
年収
300万円

転職後

AFTER
職業
衣類メーカー
職種
商品管理職
従業員規模
1,000名
年収
300万円

目次

ゆうすけさんの転職ストーリー

1これまでの私

大学中退後に、従業員5名のシューズメーカーに就職して。

イメージ図:シューズメーカーとして働く男性

転職前の私は、大学中退後にシューズメーカーへ就職して三年目の営業職でした。

大学を家庭の事情で中退してしまったために規模の大きな企業に就職することが出来ませんでしたが、ハローワークなど支援サービスを利用して、地道に就職活動を続けていった結果、たまたまシューズメーカーに縁があって就職することになりました。

当時は両親と3人家族で実家から通勤をしていて、「いずれは家を出たい」という思いを抱えながら仕事に励んでいました。

何もわからない状態で入社をしましたが、小さい会社ということもあり比較的重要な仕事を任されることも多くありました。

不安も大きかったですが先輩社員にも恵まれ、一つ一つ仕事をこなしていくことが出来ていました。

2転職のきっかけ

頼りにしていた先輩が退職して。そしてその1年後に──。

イメージ図:深夜まで働く20代男性

もともと規模の小さな会社だけあって月々の売上に左右されてしまうことが多かったです。
経営状態の浮き沈みが激しい会社ではありましたが、それでも先輩社員がなんとか注文を受けてきているおかげで会社が成り立っているような状態でした。

ですが、その先輩社員も私が入社2年目の時に、”理由が分からないまま”退社することになったのです。

違和感がありながらも特に事情を聞くことは無かったのですが、その一年後に経営不振により事業縮小することとなり、私は会社都合で退職することになりました。

──おそらく、先輩が辞めたのも、そんな会社の将来性に起因してのことなのでしょう。

私自身もそのころは社会人という立場にもある程度慣れてきて、他の会社の情報などを聞く機会が増えていくことで自社の経営状況に不安を感じるようになっていました。
そして、

(いつか、もっと規模が大きくて安定した企業へ転職したい…)

という希望はありました。

ですが、そのタイミングが急に来てしまったのです。

ショックもありましたし、戸惑いも大きくありました。

そんな不安定な状態で、私は転職活動を始めることになりました。

3転職活動中

リストラ宣告を受けてからの、転職活動。

イメージ図:転職活動をする男性

退職は2ヵ月後ということに決まりました。

会社都合とはいえ、全く仕事をせずに転職活動が出来るというわけでは無かったので、ある程度の仕事を抱えながらの転職活動となりました。

初めての転職ということで右も左もわからない状況だったので転職エージェントに登録をしてどうやって進めていくべきか、何を準備すれば良いかなど必要な情報を得ることにしました。

会社都合での退職を告げられたその日に幾つかの転職エージェントに登録をし、その中で一番初めに連絡のあったdodaに依頼をして支援をしてもらうことにしました。

担当のコンサルタントはとても丁寧に説明をしてくださり、書類のやり取りや選考状況の連絡もとてもこまめにしてくださったのでスムーズに転職活動を進めることが出来ました。

そして、転職活動を始めてから2社目の面接で採用が決まり、無事に転職をすることが出来ました。

転職を終えての感想は、とにかく”ホッとした”ということです。
dodaの担当エージェントさんにも感謝しています。

4転職後

新しい職場は、前職の200倍の従業員数。

イメージ図:衣料メーカーとして働く男性

従業員数5人のシューズメーカーから規模が一気に増えての、従業員1000人の衣類メーカーへ転職することになりました。

最初の1ヵ月は、新卒社員のように驚きと戸惑いの連続でした。

これまで少人数で仕事を回していたことで様々な業務を浅く広くというようなかたちで進めていましたが、転職先では自分の任された業務に集中出来る反面、高いクオリティを求められます。

「これまでの経験を活かす」というよりは「新たに一から学び直しをする」といった感覚でした。

それに加えて、シューズメーカーと衣類メーカーでは多少共通している部分はありながらも全く異なった業種であり、衣類メーカーとして覚えなければならないことも多くありました。

とくに印象的だったのが、エクセル(Excel)の扱いが全社員一定の水準で出来るということでした。

シューズメーカーに勤務していた頃は使いこなせるとはお世辞にも言えない程度のスキルだったので、転職後は周りと比べて余りにも劣っていたので恥ずかしい思いをしました。

参考:従業員の多い会社と少ない会社の特徴比較

特徴 従業員の多い会社 従業員の少ない会社
組織構造 階層が多く、役割が細分化されている フラットで柔軟な組織構造であることが多い
意思決定 決定に時間がかかることが多い 迅速な意思決定が可能
職場文化 標準化されたポリシーと手続きがあることが多い カジュアルで個々の貢献が顕著であることが多い
キャリアパス 明確なキャリアパスと昇進の機会がある 多様な役割を経験する機会が多い
革新性 革新は慎重に進められる 革新的でリスクを取りやすい

5その後、どうなったか。

従業員とのかかわりが増えると、その分「学びの機会」も増える。

イメージ図:これからのキャリアプラン

今回転職活動をすることで、いかに自分の視野が狭かったかということに気が付かされました。

転職活動中に様々な企業へ足を運び面接をしてもらうことで自分自身を見つめ直し、自身の甘さを知る機会になりました。

また、今になって思えば転職前の自分の業務内容は、内容の薄いものだったと感じています。

職務経歴書を作成する際にも何か一定の成果を上げたわけでは無く、記載する内容には随分苦労しました。

これからまた転職することも考慮すると、自分の活動について「数値面」でもこだわっていく必要があると痛感しました。

また従業員数5人という狭い環境で仕事をしていた自分には、得意先との関わりがあるとはいえ「学ぶための場」が少なかったですね。

従業員数が多ければ多いほど関わりが増えていき、その分「学ぶ機会」も増えていくものだと思います。

そういった意味では、(もう少し早く「転職」の判断が出来ていれば、もっと成長できたのではないか)という思いもあり、少し後悔している部分もあります。


転職活動中は、「こんな中身のあまりない自分を、採用してくれる企業があるのか」と不安になったことが何度もありました。

ですが、十分すぎるほどの転職先が見つかりました。

転職先には大きな期待と恩を感じていますので、その期待に応えられるよう自分の価値を示していきたいと思います。

現在の私が主に担当している業務は、「商品管理職」と言って数値面の管理が主な業務内容になります。

今後は商品管理職としてだけでなく事業部全体の数値まで管理できるような業務に取り組んでいきたいと考えています。

従業員数が多い企業は日々の学び・発見が多くあります。
その中で自分がどこまで上に進んでいけるかということを常に意識しながら、会社に貢献できるような業務に励んでいきたいと思います。

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