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美容メーカー事務職から「ひとり事務職」へ。全てにおいて消極的だった私|転職体験談

転職前

BEFORE
職業
美容メーカー
職種
事務職
従業員規模
約800名
年収
200万円

転職後

AFTER
職業
教育業界
職種
事務
従業員規模
15名
年収
250万円

目次

aikoさんの転職ストーリー

1これまでの私

働くことも、自分の人生にも、消極的。それが私。

イメージ:美容メーカーの事務職として働く20代女性

22歳で大学を卒業したのち、美容メーカーの事務職として就職しました。

とくに美容メーカーに入りたかったわけでもなく、事務職をやりたかったわけでもありませんでした。就活時期に、ただ「なんとなく」で選んだ会社でした。

私はあまり自分に自信がなく、どの仕事に就いても自分がそこでしっかり仕事をできるというイメージが湧かず、就職活動自体にも身が入らなかったんです。

「大学で学んだ内容が活かせるなら、どこでも良い」という、少し投げやりな感覚でした。
働き方や生き方に対しても、こうしたいという意志はほとんど皆無状態です。

ただあったのは、大学からずっと愛媛で一人暮らしで、「できればそこから引っ越したくない」というやや後ろ向きな理由でした。

とにかく、働くことも、自分の人生にも、消極的。それが私でした。

2転職のきっかけ

こんな会社にいたら、どんどん不健康に、そして不幸になってしまう。

イメージ:残業の多い職場

どんなに自分自身が消極的であっても、環境は刻一刻と変わります。

社会人になって入社した会社は深夜残業が蔓延する職場だったこと、そして直属の上司が毎日のように日付が変わる時間帯まで働いていて、とうとう身体を壊して退職したこと──、1年間で様々なことが起きました。

私自身は「まだ1年目だから」と言われて、そこまで仕事量は多くならなかったのですが、それでも常に何かに追いやられている気持ちでした。

仕事を終えてオフィスを出る際も、いつも何かをやり残しているような気持ちになるのです。
私以外の社員は、殆どまだデスクで仕事をしていましたから。

そんな環境でしたので、段々と精神が参ってきてしまって。
ある日ふと、「こんな会社にいたら、どんどん不健康に、そして不幸になってしまう」と思い、勢いで退職願いを出してしまいました。

社会人になって、1年がちょうど経とうとしていた頃でした。
周囲の人たちからは、「なんで急に?」と驚かれました。

3転職活動中

頼りになったのは、派遣社員のコーディネーターさん。

イメージ:派遣会社のコーディネーターと面談する20代女性

退職して晴れて自由の身に──、とは言い難い状況でした。

結局、私はたいして経験を積まないまま辞めてしまって、無職になってしまったのですから。

最初に訪れたのは、言いようのない無力感でした。
自分は、人並みに働くことなんてできないのではないかという不安、そして自己肯定感の喪失。

ですが、とにかく働かなければ、生活できません。
ただフルタイムの仕事は厳しいだろうと思い、そこで私は勤務時間をある程度調整しやすい「派遣社員」で働くことを考えました。

この選択は、私にとってはとても良かったと思います。
理由は、派遣会社のコーディネーターがとても親身に、次の働き先を探してくれたからです。

前職の状況を伝えたときに、「それは本当に大変な職場でしたね。残業時間もちゃんと付けない会社には、長くいるべきではありません」と言ってくれて。

そこで私は、前職では見なし残業制で適切な残業代をもらっていなかったことを改めて認識と、また「辞めたことは間違っていなかったんだ」という自信にもつながりました。

仕事探しでとくに重視したのは、「労働条件」でした。
とにかく、残業の少ないところ。そして、今の自宅から通えるところ。(当然ではありますが)私でもできる仕事で、更には成長できる環境。

今思えば、ずいぶん図々しく希望を伝えたものだと思います。
ですが、担当コーディネーターの方はこうした私の希望を叶えられそうな案件をいくつかピックアップしてくれました。

最終的に選んだのは、教育業界の総務事務の職場です。
大学で法学を学んでいたのと、前職のたった1年の経験ではありましたが、会社の事務処理についてはある程度免疫がありました。

コーディネーターの方が紹介いただいた案件は、社員約15名の中小企業です。
自宅から30分ほどで通えるところで、加えてコーディネーターの方の「残業はほとんどありません」の一言で、もうここしかないと思い決めました。

4転職後

新しい職場。事務職は、私ひとり。

イメージ:デスクは書類の山

新しい職場に入社してまず思ったことが、「話が違う!」ということでした。

社員が少ないため、ほとんどの事務を1人でこなさなくてはならないのです。

部署を跨いでの業務が多く、ほんとうに分からないことだらけです。はじめの1ヵ月目は「この職場を選んだのは失敗だったかもしれない」と本気で悩みました。

ですが、2ヵ月目あたりから少しずつ会社の全体像が見えてきて、まず重要書類は顧問の税理士や社会保険労務士の方々が作成してくれること、私にとって未知の書類もやり方を覚えてしまえばなんとなくでも進められることが分かりました。

社員の給与管理、入金確認、出勤確認、その他社員や会社に関する書類の作成等、ほぼ全ての場面で総務として何かしらの業務を行いました。

仕事にようやく慣れたのは、3ヵ月を過ぎた頃です。
ネットや本で調べたり、専門家に質問したりすることでひとつひとつわからないことをつぶしていって、税理士の先生や社会保険労務士の先生にもたくさん助けていただきました。

5その後、どうなったか。

大切にしたいのは「心の平穏」。そして、ちょっとした「仕事のやりがい」。

イメージ:これからのキャリアを考える20代女性

転職をして、一つ大きな変化がありました。
それは、自分のなかに「達成感」や「やりがい」を感じることが増えたこと。

事務職は私一人でしたので、私がうまく立ち回らなければ業務は滞ってしまいます。
最初はそのプレッシャーがとても大きかったのですが、うまくこなせた時の達成感もまたひとしおでした。

そして、逆説的な言い方ですが、一人の部署だからこそ、「協力してくれる誰か」の存在を感じることができました。
顧問の税理士の先生や社労士の先生もそうですが、上司や他の部署の人たち。
関わる人とうまく連携を取って、はじめて仕事が前に進みます。

ときに私が誰かのサポートをすることもあり、そこで感謝されたときはとても嬉しかったり。

これまで消極的で自信のない私でしたが、この新しい職場で少しずつ、自己肯定感を持てるようになりました。

◇ ◇ ◇

世間では、派遣社員としての働き方を懸念視する声も多いです。
待遇がどうだとか、生涯年収がどうだ、とか。

ですが、それらは結局「お金」の話ですよね。
お金は大切ですが、それが人生で一番大切なものかというと、そうではありません。
きっと、少なくない人が同じ感覚なのではないでしょうか。

私の場合、大切にしたいのは「心の平穏」。そして、ちょっとした「仕事のやりがい」。
それだけでいいんです。

だから、将来のお金への安心を確保するために、いま現在の心身の健康を削ってしまうのは、本末転倒です。

私は正社員から派遣社員へと転身しましたが、今の方が体に無理なく、そしてやりがいを持って仕事ができています。

派遣社員で一つの職場で働き続けるのは、最長で3年間。
転職して2年経った今、あと1年以内に、私はまた別の職場を探さなくてはなりません。

最近では、事務職とはまた違う職種で働きたいという気持ちも芽生えてきました。
以前の私からは、考えられないことです。だって、自分から「この仕事をやってみたい」なんて思ったことはありませんでしたから。

この気持ちの源泉になっているのは、何なのか。
私が本当に「これが自分に合っている」と思える仕事は、どんな仕事か。

それらを少しずつ明るみにしていけるよう、1日1日を、自分のペースで生きていけたらと思います。

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