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「もっと、成長したい。」病院の臨床検査技師から、未経験の治験コーディネーターへ。|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
医療
職種
臨床検査技師
従業員規模
3,000名
年収
550万円

転職後

AFTER
職業
医療
職種
治験コーディネーター(CRC)
従業員規模
300名
年収
650万円

目次

タクトさんの転職ストーリー

1これまでの私

臨床検査技師として、多くの仕事を任されて。

イメージ図:臨床検査技師として、多くの仕事を任されて。

昨年(2019年)まで、総合病院の臨床検査技師として働いていました。

臨床検査技師とは

臨床検査技師の仕事は大きく2つに分かれています。

1つ目は、医師の指示のもとに、医療機器を使って患者の身体を直接検査する仕事。もう一つは、採取した血液や尿などの検体を検査する仕事です。

私は、勤務先の「細菌検査部門」に配属されていました。

ここでの仕事は、まず感染症を起こした人から採取した検査検体を培養します。そこから感染症を起こしている原因となる微生物を検出して、最終的には治療に有効な薬の提案をしていきます。

その他にも、「院内感染対策」も担当していました。
これは、薬が効きにくい細菌が院内感染を起こさないように病棟を見回ったり、また病院の環境がきちんと管理されているか、抗菌薬を適切に使用しているかのチェックをする仕事です。

さらに、新しい検査法に関する研究をしたり、サブマネージャーとして部下や後輩の勤務を管理したりする業務もしていました。

多くの仕事を任されていたことは、責任感とモチベーションにも繋がっていました。日々、やりがいを持って業務に取り組めていました。

2転職のきっかけ

知り合いの治験コーディネーターから「転職」の誘いを受けて。

イメージ図:知り合いの治験コーディネーターから「転職」の誘いを受けて。

仕事自体には満足していたものの、「ある程度の経験を積んでから、他の仕事につきたい」と、以前から思っていました。

病院という狭い世界の中でずっと働いていると、だんだん世間から取り残されたような気分になっていくものです。

また、この職業は夜勤が多いのですが、体力的にも年齢を重ねるにつれて辛くなってきて。

とは言え、同年代の同僚や先輩が夜勤をしている中、自分は夜勤をしたくないともなかなか言い出すこともできませんでした。

そのように現在の働き方に関して悩んでいるとき、知り合いの治験コーディネーターの方から、

治験コーディネーターの方

「もし○○さんが興味があるなら、うちの職場に行きませんか?」

――と声をかけてもらったのです。

治験コーディネーターとは

製薬会社などが開発した新規有効成分を、実際の医療現場で活用できるようにするために「治験」という臨床研究が行われます。

この治験を行っていく際に様々な関係者(病院や製薬会社、患者など)の間に立ち、治験が適切に行われるようにサポートするのが治験コーディネーターの仕事です。

具体的な仕事としては、被験者や患者に対して治験内容の説明や精神的なサポート、製薬会社への報告などを行います。

かねてから転職が頭にあったことに加えて、この方とは度々お話する機会もあったので治験コーディネーターという働き方にも非常に興味を持つようになりました

それが、私が「転職しよう」と決意した一番のきっかけでした。

また、実際医療現場で働くよりも、治験コーディネーターとして働く方が収入アップする可能性があるという話も聞いていました。
このままずっと病院に勤務していても、給料は頭打ちの可能性が高いというのも、転職を考えた理由の一つでもありました。

3転職活動中

本当に、治験コーディネーターになって大丈夫だろうか?

イメージ図:本当に、治験コーディネーターになって大丈夫だろうか?

転職をする前に、実際に声をかけていただいた方の職場を見学しに行きました。

そこではじめて、治験コーディネーターの仕事はこれまでの業務とあまりに分野が違うことを知ったのです。自分が働いている姿をまったく想像できませんでした。

ただ、その後治験コーディネーターの方からお話を聞いていくうちに、

(これまで培った知識を総動員すれば、何とかなるかもしれない…)

というポジティブな感情も芽生えてきて。

とはいえ、後から「失敗した!」と思うことがないように、それから治験コーディネーターの仕事についていろいろ調べました。

そんな中、治験コーディネーターの方が、

治験コーディネーターの方

「自分も最初はよくわからなくて不安だったけど、しっかりと研修を受けてできるようになったから大丈夫だと思いますよ。

3年も経てばこの仕事に転職して良かったと思えるようになるはずですし、私もできる限りサポートするつもりです。」

――と励ましてくれたので、「それなら思い切ってチャレンジしてみよう」と決意を後押しできました。

私に声をかけてくれた方が、人間的にとても尊敬できる方だったことも大きかったのかもしれません。

4転職後

新しい職場で、待ち受けていた状況は。

イメージ図:治験コーディネーターの仕事

転職して数ヵ月が経ちました。

現在(2020年11月)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により通常とは全く異なる業務をしています。そのため、全体像が全く掴めず非常に不安な思いをしています。

私は愛知県に住んでいますが、コーディネーターとして一人前になるための研修は東京で開催される予定でした。

しかし、コロナウィルスにより県外への移動が自粛となっていたため、研修に満足に参加することもできなかったのです。

現在はまだまだ「全くの初心者」の域から抜け出せておらず、知識も技術もさして新卒と変わらないでしょう。

周囲からは、病院での臨床経験と社会人の経験が十数年あることから「大丈夫でしょう」とあまり心配はされていないのですが、私からしてみると「よくわからないまま現場に出ている」という感覚です。

それでも、何とか仕事に慣れようと精一杯努力をしています。

一緒の職場に派遣された先輩に教えてもらいながらも、自分の目で同僚の仕事のやり方を吸収して徐々に前に進めていこうと思っています。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

イメージ図:30代男性

新しい職場に来て、これまで培ってきた常識というものが全て覆されました。

これまでは病院勤務でしたが、そこでは「目標設定し、それを達成する」といった通常の企業で求められるような働き方はあまり見られません。

お客さんは病院に来る患者さんであり、(言い方は悪いですが)特に何もしなくても病院のネームバリューがあれば患者さんはやってきます。

そして与えられた仕事を自動的にこなしていればそれだけで問題はありません。スタッフのマネジメントなどは求められますが、コスト管理やそれ以上のものを求められることはほぼありませんでした。

しかし、現在の職場は営利を追求する「民間企業」です

そのため、自分が職場に対してどれほど貢献できるのかを数値として求められ、それを達成するのが必須です。

その達成度が報酬に関わってくるため、常に「自分が組織のために何ができるか」「どのように利益を上げるか」について常に考えなければいけません。

一般企業に勤めていればそれが当たり前なのでしょうが、これまでそのような環境にいなかった私にとっては非常に新鮮でした。

大変な部分はありますが、逆に言えば「頑張れば報酬に反映される」ということなので、今はそれを前向きに捉えています。


「転職によって学んだこと」につながりますが、自分で達成可能な目標を立て、その目標に向かって努力をし続けたいと思っています。

現在の仕事では、自分が目標に対してどれだけ到達できたかが「売り上げ」という数値で目に見えてわかるため、言い訳はできません。
今はまだ半人前にも達しておらず、会社にとって利益を上げる人間とは言えませんが、早く一人前になり会社に評価される人間になりたいと考えています。

また、先のように自分の努力や能力が目に見えて現れるという点では、今回の職場は非常にチャレンジしがいがある分野だと思っています。

そして、これまで病院で培ってきた知識や経験も活かせるということを示したいと思っています。

「やっぱり現場経験が長い人は違うよね」と評価してもらえるようなスタッフに成長したいですね。

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