『みんなの転職「体験談」。』
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家計を支えようとブランク10年からの再就職。その後の波乱万丈の1.5年間。|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
飲食店(パン屋)
職種
販売(パート)
従業員規模
8人
年収
100万円

転職後

AFTER
職業
IT・通信・インターネット
職種
事務職
従業員規模
20人
年収
250万円

目次

てんきゅんさんの転職ストーリー

1これまでの私

主婦業の傍ら、パン屋でのパートタイム勤務。

イメージ図:パン屋でのパート勤務

当時は夫との二人暮らしで、仕事はしたり、しなかったり。

大抵はパートの仕事していて、パン屋の店員として主に接客や陳列などをしていました。

家ではずっと一人でしたので、仕事中はできる限り笑顔で接客するように心掛けていました。そうすれば、お客様も気持ちよくパンを購入して、それを見て私も気持ちよくなれる。
ポジティブ感情の循環作用ですね。

プライベートはかなりのインドア派で、読書、ゲーム、それからyoutube動画の視聴。

生きがいは美味しい食事を食べることと、そして睡眠。
若い頃はよく、「美味しいものを食べに行こう」という目的で旅行に行っていました。

2転職のきっかけ

これは、私がもっと働かないとまずい。

イメージ図:貯金通帳

あるとき、夫から「収入がかなり減ってしまいそうだ」と打ち明けられました。

夫は自営業として仕事をしているのですが、大口の顧客からの契約を打ち切られてしまったのです。

これまで貯金していたお金もありましたが、毎月5~10万円ほど赤字が出てしまう状態でした。

(これは、私がもっと働かないとまずい)

──という状況でした。

当時、私のパート年収は100万円ほど。
ここから収入を上げるとしたら、正社員を目指した方がいいだろうと考えました。

正社員として働いていたのはもう10年以上も昔です。
雇ってくれる会社があるかとても不安でしたが、「とにかくやるしかない」と思い、私は転職活動を始めたのでした。

3転職活動中

長年のブランクからの転職活動。

イメージ図:エージェントへの転職相談

転職活動にかけた期間は約2ヵ月ほど。
利用した転職サイトはリクナビNEXTマイナビ転職エン転職、それからdoda

dodaはエージェントサービスも利用して、担当の方に相談もさせていただきました。

希望していた職は、デスクワークです。
家でよくパソコンを利用していたので、スキル面は問題なさそうと思ったからです。

ですが、活動はかなり難航しました。

結局、パソコンができてもデスクワークの実務経験そのものがなければ、企業は採用しようと思ってくれないんですよね。
たくさん応募しましたが、ほとんどが書類選考の時点で落とされました。

そんな中、dodaの担当さんは私でも採用される可能性が高い非公開求人をいくつか紹介してくれました。

その求人もほとんど落とされてしまったのですが、1社だけ選考が順調に進んで、そして採用通知を頂くことができたのです。

なぜその会社で内定をもらえたかは、正直運と巡り合わせが大きかった気がしますが、dodaの担当さんから書類添削や面接対策を実施してくれたのも大きかったと思います。

4転職後

ITベンチャーのポイントカードの運営をする会社

イメージ図:ITベンチャーのオフィス

新しい職場は、ITベンチャーのポイントカードを運営する会社でした。
そこで私は主にエクセルやワードなどを使って作業する業務を担いました。──いわゆる、IT事務職です。

参考:IT事務職の主な仕事内容

仕事内容 説明
データ入力と管理 様々な情報システムにデータを入力し、データの整合性と正確性を保ちます。
ドキュメント作成と管理 報告書、マニュアル、提案書などのドキュメントを作成し、管理します。
プロジェクトサポート ITプロジェクトの計画と実行をサポートし、進捗状況の追跡や報告をおこないます。

仕事内容を覚えるまではかなり大変でしたが、覚えてしまった後は同じ作業の繰り返しでした。

社内はとても綺麗に管理されており、PCも比較的新しいもので作業はしやすかったです。
また、先輩や上司も優しい人が多く、安心して働くことができました。

大変だったのは、出張が多かったこと。
地方でサービスをを導入していただいている顧客企業のところに、多い時は月に3回ほど出張することになりました。
出張中は立ち仕事がほとんどなので、仕事が終了した後は足がパンパンにむくんでいました。

そして、もっと大変なことがありました。

それは、私が入社してから半年ほど経過した頃、多くの顧客企業が自社のポイントカードから撤退してしまったのです。

──ご存じのとおり、ポイントカードはたくさんの種類があり、利用する側からすれば「どれを選べばいいか分からない」状態ですよね。
働く側からすれば、まさに淘汰が進む激戦市場で、どんどん弱小企業がその市場から撤退を迫られる状況だったのです。
そして、私の転職した会社も、まさにその道を歩もうとしていました。

それからはあっという間でしたね。
1年後に、会社は倒産。

入社当初は年収360万円の見込みだったのですが、結局賞与も出なかったのでせいぜい250万円ほどの収入に留まり、私はまた転職活動することとなりました。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

イメージ図:在宅ワークをする女性

どんなに魅力的な会社でも、現在の経営が安定しているのかを細かくチェックしないといけないことを学びました。

まさか入社してから1年半年後に会社が倒産するとは考えてもいなかったです。

最後の半年間は辛かったですね。
温厚だった上司や社長も性格が変わってしまい、常にイライラして、事あるごとに社員に怒鳴っていました。

私は入社してからそこまで期間が経っていなかったので仕事の責任は少なく、そこまで責められることはありませんでした。

ですが、当時のことを振り返ると「もっと力になれることはなかったのだろうか」とよく考えます。
もちろん、私一人が頑張ったところで、状況が変わることはなかったのでしょうけれど。


よかったことは、事務や総務の実務を経験できたこと、それと多少なりともPCスキルを高めることができたことです。

特にタイピングスキルはかなり早くなりました。若い子にも負けません。

今後については、正社員ではなくフリーランスとして、ライターに関する仕事に挑戦していきたいと考えています。

ライターの仕事を募集する企業は多いので、取引を増やせばある程度安定した収入も見込めるでしょう。
正社員同様の収入にはなりませんが、年収200万円までは増やせそうです。
また、在宅ワークになりますので夫と一緒にいる時間も増えます。

ライターへの転向で軸として持っておきたいのが、「常にスキルアップすること」。
様々なジャンルの記事作成をしていくなかで、たくさんの新しい知識を得られるでしょう。 また、クライアントさんとの交渉力やスケジュール管理能力も養われると思います。

結局、道が開けるかどうかは自分が成長できているかどうかに関わっていると思うんですよね。

まだまだ収入の厳しい時期が続いていますが、いちはやく改善していきたいと思っています。

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