『みんなの転職「体験談」。』
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52歳、仕事でも家庭でも「介護」をしていた私が、スーパーの接客に転職して|転職体験談

転職前

BEFORE
職業
医療・福祉
職種
介護士
従業員規模
50名
年収

転職後

AFTER
職業
小売業
職種
仕入れ・物流
従業員規模
100名
年収

目次

maruru04さんの転職ストーリー

1これまでの私

仕事でも介護、家でも介護の生活

仕事でも介護、家でも介護の生活でした。

転職前は、サービス付き高齢者住宅でヘルパーとして、昨年まで約3年間勤務。

サービス付き高齢者住宅とは

サービス付き高齢者住宅(サ高住)は、高齢者が安心して生活できるように、バリアフリー設計の住居に、介護や生活支援サービスが提供される住宅施設です。住まいとしての自由さと、必要に応じたサポートが特徴です。

サービス付き高齢者住宅のヘルパーの主な仕事内容

仕事内容 説明
生活援助 入居者の部屋の清掃や洗濯、買い物代行など、日常生活をサポートする業務です。高齢者が快適に過ごせるよう、細やかな気配りが求められます。
身体介護 入浴や排泄、着替えの介助など、身体的なサポートを行います。安全に配慮しながら、個々の状態に応じた介護を提供します。
健康管理 入居者の健康状態を定期的に確認し、異変があればすぐに報告します。医療機関との連携も重要な業務です。
レクリエーションのサポート 入居者が楽しめるようなレクリエーションやイベントの企画・運営をサポートします。社会的なつながりや心身の活性化を促進します。
緊急時の対応 急な体調不良や事故が発生した際に、迅速に対応し、医療機関と連携して適切な処置を行います。

3年前、実家で一人暮らしの母が認知症になり、夫婦内で何年も家庭内別居状態が続いていました。

母と同居しようと決断し、夫とは家庭裁判所で調停離婚することに。

離婚後、認知症の母と息子、私の3人で新たな生活がスタートし、ヘルパー(介護)として働き始めました。

仕事でも介護、帰宅しても介護の毎日でへとへと状態でした。

でもその中で、母の笑顔や明るい表情を目にすると嬉しくて。

「いつかお別れが来るまで、親孝行だと思って頑張ろう。」

自分が後悔しないようにと心に決めました。

また仕事でも、利用者さんに「ありがとう」や「あなたが来てくれて良かった」と言われたり、笑顔が見れるのがなによりものやりがいでした。

なぜか、利用者さんと母がダブってしまい、涙もろい私は涙を浮かべることも度々ありました。

母と利用者さんには、残りの人生を穏やかに過ごして欲しいと願いながら接していました。

2転職のきっかけ

母が他界し、新たな環境へ。

母が他界し、新たな環境へ。

転職のきっかけは、息子の進学のため、他県へ引っ越さなければならなかったからです。

母を施設に入所させて息子と私の2人で他県で暮らすか、息子だけの一人暮らしにするかの二択の選択に悩みました。

しかし、母は施設入所を嫌がりました。

私もそんな母に対して無理強いしたくはなく、──とても悩みました。

息子だけの一人暮らしするには金銭的な余裕がありません。息子とも何度も話し合いましたが、答えが出ないまま時だけが過ぎていきました。

そんな中、母は病気になり病院に入院。2ヵ月の入院生活を経て、そして他界しました。

優しい母は、私たちのことを思い、

「私はもう大丈夫だから2人で行きなさい」


そんなメッセージを残し、他界したように感じました。

とても辛い出来事でしたが、母に感謝の想いを抱きながら母をお見送りしました。

その後、息子の進学の手続きをして他県へ引っ越すことになりました。

3転職活動中

目指したのは、「接客業務」。

転職活動で、自分を見つめ直すきっかけに。

当初、転職先は前職同様に介護職でと考えていましたが、体調不良が続いていて、フルでは働けない状態でした。

また、施設の利用者さんを見ると母を思い出し、辛くなるので働きたくないという気持ちもあって。

ですが、だからといって働かなければ生活もままなりません。ひとまずは、ネットで検索した派遣会社に登録しました。

毎日、その派遣会社からメールで送られてくるオススメの求人を見ていました。

その中で、家から車で10分程度の距離で、カマボコの流れ作業の求人があり、「私でも出来るかも」と思い、応募することに。

その後、直ぐに派遣会社から連絡があり、仕事の詳細の説明をして頂きました。

求人票の時給の欄には○○○円と書かれており、交通費は別途だと思ってたら、交通費込みの時給であることが判明…。

安すぎると判断し、お断りしました。

そこでお断りしてから、ふと自分に問いかけました。

「今まで歳だからと言い訳してるけど、本当に自分がやりたい仕事はなんだろう?」


数日考えた末に出たキーワードは「お店」でした。

私の実家は祖父母の代から小売業の店を営んでいました。

結婚してから20数年アルバイトとして働き、とてもお店が好きだった事、やりがいを感じて仕事をしていた事を思い出したのです。

そして、派遣のサイトでお店に関連する仕事を見つけ、スーパーで商品補充(品出し)の仕事に就きました。

スーパーの商品補充の仕事とは

スーパーの商品補充(品出し業務)は、売り場に商品を効率よく並べ、お客様が快適に買い物できる環境を整えることが主な業務です。
在庫管理や陳列の工夫等も行います。

スーパーの商品補充の主な仕事内容

仕事内容 説明
商品陳列 商品を棚に並べ、売り場を整えます。売れ筋商品や季節商品を目立つ場所に配置し、お客様が探しやすいように陳列の工夫を行います。
在庫補充 売り切れた商品をバックヤードや倉庫から補充し、常に在庫が切れないよう管理します。売れ行きを確認し、必要に応じて発注も行います。
賞味期限の確認 食品の賞味期限をチェックし、期限が近い商品を前面に出したり、期限切れの商品を撤去します。
売り場の整理整頓 商品が見やすく、手に取りやすいように売り場を整えます。乱れた棚を整理し、常に清潔で魅力的な売り場を維持します。
接客サポート お客様から商品の場所を聞かれたり、在庫の確認依頼があった際に対応します。必要に応じて他の従業員と連携し、お客様に迅速なサービスを提供します。

4転職後

「大丈夫?」と、優しく声をかけてもらえること

新しい職場で待ち受けていた状況は。

転職先のスタッフは、私と同じ50代の女性が2人、60代の男性が2人、大学生の男性1人と、私を含めて6人です。

バックヤードに置かれている商品は別々の場所にあり迷路のように感じ、方向音痴の私はいつもウロウロしていました(笑)。

スタッフは私の超方向音痴を時には笑い、「大丈夫?」と優しく声をかけてくれ、道順を教えてくれました。

覚えるまで1ヵ月かかりましたが…。

実家の店で補充していた商品を見ると懐かしく、新商品が出ていると新たに発見したように感じ、楽しい気分になります。

また、どこの棚に置く商品なのか分からず、探して見つかると嬉しいという感情も。

そんな感情を抱くと、私は本当にこの仕事が好きなのだと感じ、選んで良かったと想えるのです。

スタッフ達は、私と年代が近いので話し易く、優しく対応してくれます。

そんな環境の助けもあり、分からない事は率先して聞くようにし、仕事の流れを直ぐに覚えることが出来ました。

最初は転職先のスタッフはどんな人達なのだろう?と不安でした。

しかし、そんな不安は取り越し苦労に終わり、私を受け入れてくれたことに感謝しています。

5その後、どうなったか。

転職をしても、私はまだまだやっていける

転職を振り返って思うこと。そして、これから目指していきたいこと。

今回の転職で、思い切って自分の素直な心の声に従って良かったと思っています。

諦めの気持ちで自分を偽って働くと、心のどこかにひずみが生じ、身体に不調のサインが出るようになっていました。

前職の介護職は、年だから介護しかないと、半ば諦めの気持で働いていたので…。

自分を内観したことで、「お店」のキーワードが浮かび、本当にやりたい仕事が見つかりました。

今は体調不良も嘘のように和らぎ、過ごしやすい日々です。

苦手意識を持っていた転職でしたが、大きな気付きを得ることができ、予想外の大収穫だったと感じています。

「転職しても、私はまだまだやっていけるんだ」


前向きな気持ちになれたと同時に、自分に自信も。

それは転職してひと段落した自分へのご褒美かもしれません。

◇ ◇ ◇

転職活動中にもう一つ、自宅で出来る仕事を見つけました。それは、ライターの仕事です。

今は、動画配信で「おうちライター養成講座」を受講しています。

慣れない土地での夏バテや夏風邪で一時中断していましたが、最近再開しました。

今は勉強のため、サイトに登録しアンケート形式の案件をこなしていますが、初心者なので報酬は微々たるもの。

でも、今の仕事と両立し、クライアントさまと固定契約して安定な収入を得られたらいいなと思ってます。

どちらも好きなことで欲張りのようですが、自分の好きな気持ちに従ってみることにします。

自分の好きな気持ちに従えば、ワクワクが増え、充実した楽しい日々が待っているように思えるからです。

これからの未来、どんな風になるのかとても楽しみです。

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