未経験からサーバーエンジニアに転職するには?仕事内容・年収・将来性と成功のコツを解説
[最終更新日]2025/10/08

「サーバーエンジニアに転職したい」と考えている方は、きっと多いでしょう。
サーバーエンジニアは機器を直接触る仕事であり、ITエンジニアを代表する職種の1つです。一方で専門職ということもあり、未経験でも転職できるのか不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
目次
1)そもそもサーバーエンジニアってどんな仕事?【クラウド時代の新常識】
IT業界への転職を考えたとき、「サーバーエンジニア」という言葉を目にしたことがあるかもしれません。Webサイトやスマホアプリなど、私たちの便利な暮らしを裏側から支える、ITインフラの専門家です。
かつては物理的な機械を扱うイメージが強かったのですが、今は仕事の舞台が大きく変わってきています。多くの企業が自社でサーバーを持たず、「クラウド」と呼ばれるインターネット上のサービスを利用するのが当たり前の時代。それに伴い、サーバーエンジニアの仕事内容や求められるスキルも新しくなっています。
この章では、そんな「今」のサーバーエンジニアの仕事について、未経験の方にも分かりやすく解説していきます。
サーバーエンジニアの役割とインフラエンジニアとの違い
サーバーエンジニアの役割を一言で表すなら、「Webサービスや社内システムが24時間365日、問題なく動き続けるための土台(インフラ)を守り、整える」ことです。
ここで、「インフラエンジニアとは違うの?」という疑問が浮かぶかもしれません。インフラエンジニアは、サーバーだけでなくネットワークやセキュリティなども含めたITインフラ全体を扱う、より広い範囲を指す言葉です。その中で、特に「サーバー」の領域に特化した専門家がサーバーエンジニア、とイメージすると分かりやすいでしょう。
ただし、最近のクラウドが主流の環境では、サーバーとネットワークの境界線が曖昧になってきており、両方の知識が求められる場面も増えています。

主な仕事内容①:インフラの設計・構築【IaCによる自動化】
サーバーエンジニアの大きな仕事の一つが、システムの土台となるサーバー環境を作り上げる「設計・構築」です。これには、昔ながらの方法と、現在の主流であるクラウドでの方法があります。
従来(オンプレミス)のサーバー構築
企業が自社内に物理的なサーバー機器を設置する「オンプレミス」と呼ばれる環境での作業です。以下のような物理的な作業も含まれます。
- サーバーの構成を検討(通信速度、電源やストレージの容量、障害への対策など)
- サーバーの設置(データセンターで配線やラックにセットする作業など)
- OSのセットアップ・ネットワークの設定
- データベースソフトなど、必要な製品のインストールや設定
現在(クラウド)のサーバー構築と「IaC」
現在の主流は、AWS(Amazon Web Services)に代表されるクラウドサービス上でのサーバー構築です。物理的な機器に触れることなく、管理画面から数クリックで、必要な性能のサーバーをすぐに用意できます。
さらに近年では、「IaC(Infrastructure as Code)」という考え方が重要視されています。これは、サーバーの構成や設定を、プログラミングコードのようにテキストファイルで管理する技術です。
料理のレシピのように手順をコードで書いておけば、誰がやっても同じ環境をミスなく、しかも素早く再現できるようになります。このIaCを実現する「Terraform(テラフォーム)」といったツールのスキルは、現代のサーバーエンジニアにとって強力な武器になります。
主な仕事内容②:インフラの安定稼働を支える「運用・保守」
構築したサーバーが安定して動き続けるように見守り、トラブルに対応するのもサーバーエンジニアの大切な仕事です。
サーバーが正常に動いているかを常に監視し、メモリの使用率が高騰したり、サービスが停止したりといった異常が発生した際には、いち早く原因を特定して復旧させます。私たちの生活に欠かせないサービスを縁の下で支える、責任とやりがいのある業務です。
その他にも、システムのセキュリティを維持するためのアップデート作業や、アクセス数の増加に応じたサーバーの性能アップ(スケールアップ)なども行います。クラウド環境では、各サービスが提供する便利な監視ツール(Amazon CloudWatchなど)を活用して、効率的にサーバーの状態をチェックすることが多くなっています。
【最重要】現代のサーバーエンジニアに必須の3大スキル
未経験からサーバーエンジニアを目指すなら、ぜひ押さえておきたい3つの重要な技術トレンドがあります。これらの知識や学習意欲は、転職活動であなたのポテンシャルをアピールする上で大きな強みになります。
| 技術カテゴリ | 概要とポイント |
|---|---|
| クラウド (AWS, Azure, GCP) |
今や企業のITインフラに欠かせない存在であり、総務省の調査によると2022年時点で7割以上の企業がクラウドサービスを利用しています。中でもAWSは世界トップシェアを誇り、多くの企業で採用されているため、これから学ぶならAWSから始めるのがおすすめです。 |
| IaC (Terraform, Ansible) |
インフラをコードで管理する技術で、設定ミスを防ぎつつ、構築にかかる時間も大幅に短縮できます。そのため、現在では多くの開発現場でIaCの導入が進んでいます。 |
| コンテナ (Docker, Kubernetes) |
コンテナとはアプリケーションを軽量な箱のような形でまとめる技術で、どんな環境でも同じように動かせるという特徴があります。これにより、「開発環境では動いたのに本番では動かない」といったトラブルを防ぎ、サービスの開発スピードを向上させることができます。 |
参考文献:
・総務省:「令和4年通信利用動向調査報告書(企業編)」
2)サーバーエンジニアの将来性は?年収とキャリアパスを徹底解説
専門的なスキルが求められるサーバーエンジニア。目指すからには、やはりお給料や将来性が気になるところでしょう。「クラウド化で仕事がなくなる」なんて噂を聞いて、不安になっている方もいるかもしれません。
でも、安心してください。実際には、新しい技術を身につけたサーバーエンジニアの価値は、ますます高まっています。
この章では、そんなサーバーエンジニアのリアルな年収事情と、ワクワクするような未来のキャリアについて見ていきましょう。

サーバーエンジニアの平均年収
dodaが2023年3月に公表したデータによると、サーバーエンジニアの平均年収は453万円となっています。
| 年代 | 平均年収 |
|---|---|
| 20代 | 383万円 |
| 30代 | 516万円 |
| 40代 | 604万円 |
| 50代以上 | 732万円 |
国税庁の調査による日本の平均給与が458万円(令和4年分)なので、ほぼ同水準からのスタートと言えます。しかし、上の表が示す通り、経験を積んでスキルを高めることで、年収は着実にアップしていきます。特に、後述するクラウドなどの需要の高いスキルを身につければ、平均を大きく上回る収入を得ることも十分に可能です。
参考文献:
・doda:「ITエンジニアの職種別の平均年収」
・国税庁:「令和4年分 民間給与実態統計調査」
「仕事がなくなる」は誤解!クラウド化で需要はむしろ拡大
「クラウドが普及したら、サーバーエンジニアの仕事はなくなるのでは?」という声を聞くことがありますが、これは誤解です。
確かに、物理的なサーバー機器を管理する仕事は減っています。しかし、それに代わってクラウド環境を最適に設計・運用できる高度なスキルを持つエンジニアの需要が急増しているのです。
多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を進める中で、その基盤となるITインフラの重要性はかつてなく高まっています。クラウドやコンテナといった仮想化技術を使いこなし、ビジネスの成長を支えることができるサーバーエンジニアは、これからも多くの企業から求められるでしょう。
サーバーエンジニアのやりがいと魅力
サーバーエンジニアは、システムの安定稼働という大きな責任を担う一方で、たくさんのやりがいを感じられる仕事です。
- 社会を支える縁の下の力持ち
自分が構築・運用するサーバーの上で、多くの人が利用するサービスが動いている。社会に貢献しているという実感を得られます。 - 知的好奇心を満たせる問題解決
「なぜシステムが遅くなったのか?」といったトラブルの原因を、知識と経験を総動員して突き止めるプロセスは、まるで探偵の謎解きのよう。解決できた時の達成感は格別です。 - 技術の力で改善できる喜び
これまで手作業で行っていた業務を、IaCなどの技術を使って自動化するなど、自分のスキルでチームの働き方を効率化できた時に大きなやりがいを感じられます。
トレンド技術を活かせる多彩なキャリアパス
サーバーエンジニアとして経験を積んだ先には、さらに専門性を高めた魅力的なキャリアが広がっています。特に、クラウドなどの最新技術と掛け合わせることで、市場価値の高い専門職へとステップアップできます。
クラウドアーキテクト
お客様のビジネス課題をヒアリングし、AWSなどのクラウドサービスを使って解決するためのシステム全体を設計する「ITインフラの設計士」です。技術力はもちろん、お客様のビジネスを理解する力も求められる、非常に専門性の高い職種です。
SRE (Site Reliability Engineer)
Webサイトやサービスの「信頼性(Reliability)」を、ソフトウェア技術を駆使して向上させる専門家です。手作業での運用業務を徹底的に自動化・仕組み化し、サービスが安定稼働し続けるための改善を続けます。Googleが提唱した役割で、近年非常に注目されています。
セキュリティエンジニア
高度化・巧妙化するサイバー攻撃から、企業の情報資産を守るセキュリティの専門家です。サーバーやネットワークの知識を基盤に、システムの弱点を見つけ出して対策を講じます。社会的な需要が非常に高く、今後も価値が高まり続ける職種の一つです。
3)未経験からサーバーエンジニアになるための5ステップ【学習ロードマップ】
サーバーエンジニアの仕事に魅力を感じても、「何から勉強すればいいの?」「どんな準備が必要なの?」と、最初の一歩でつまずいてしまう方も多いかもしれません。
ご安心ください。この章では、未経験からサーバーエンジニアになるための具体的な道のりを、5つのステップに分けたロードマップ形式で解説します。この通りに進めれば、着実に目標に近づけます。
未経験からサーバーエンジニアになるための5ステップ
ステップ1:ITインフラの基礎を固める(Linux・ネットワーク)

まず取り組むべきは、全てのITインフラ技術の土台となる「Linux」と「ネットワーク」の基礎知識です。クラウドが主流の現代でも、その裏側ではこれらの技術が動いています。ここをしっかり固めておくことが、後々の成長角度を大きく左右します。
Linuxの基礎
WebサーバーのOSとして圧倒的なシェアを誇るのがLinuxです。まずは、黒い画面(CUI)を操作することに慣れましょう。基本的なコマンドを覚え、自分でファイルやディレクトリを作成・操作できるようになるのが目標です。
学習サイトの「Progate」や「ドットインストール」などを活用して、ゲーム感覚でコマンド操作に触れてみるのがおすすめです。
ネットワークの基礎
サーバーはネットワークに繋がって初めて役割を果たします。Webサイトが表示される仕組み(IPアドレス、DNS、HTTPなど)を理解することが重要です。
少し専門的になりますが、「CCNA」というネットワークエンジニア向けの資格の参考書を読むと、必要な知識を体系的に学ぶことができます。
ステップ2:クラウドの知識を習得する(AWS認定資格がおすすめ)

基礎を学んだら、次はいよいよ現代のサーバーエンジニアの必須スキルである「クラウド」です。数あるクラウドサービスの中でも、まずは世界シェアNo.1のAWS(Amazon Web Services)から学ぶのが王道です。
知識を効率よく、かつ体系的に身につけるためには、AWS認定資格の取得を目指すのが最もおすすめです。未経験からの転職活動において、資格は以下の点で大きなアピールになります。
- 体系的な知識があることを客観的に証明できる
- 目標に向かって努力できるという学習意欲を示せる
まずは入門編である「AWS 認定クラウドプラクティショナー」から挑戦し、次にエンジニア向けの登竜門である「AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト」の取得を目指す学習プランが、多くの方にとっての成功ルートとなっています。
ステップ3:手を動かしてアピールできる実績を作る(ポートフォリオ)
知識をインプットするだけでなく、「実際に手を動かして、これを作りました」と見せられるものがあると、他の未経験者と大きな差をつけることができます。それがポートフォリオです。
難しく考える必要はありません。例えば、以下のようなものに挑戦してみましょう。
- AWS上にWordPressでブログサイトを構築する
AWSの無料利用枠を使えば、費用をほとんどかけずに実践できます。Webサーバー、DBサーバー、ネットワークといった、Webサイトの基本構成を実践的に学べる最高の教材です。 - Terraformでインフラ構築を自動化してみる
上記で手動で構築した環境を、今度はIaCツール「Terraform」を使ってコードで再現してみましょう。作成したコードをGitHubで公開すれば、「モダンな技術を自走して学べる人材」として高く評価されます。
ステップ4:継続的な学習意欲をアピール材料にする
IT業界は技術の進化が非常に速い世界です。採用担当者は、「今できること」だけでなく、「入社後も学び続ける意欲があるか」といったポテンシャルも重視します。
あなたの学習意欲を効果的にアピールするために、以下のような行動をぜひ実践してみてください。
- 学習記録をSNSやブログで発信する(X, Qiita, Zennなど)
- IT系の勉強会やセミナーに参加してみる
- 面接で「今は〇〇という技術に興味があって勉強しています」と具体的に話す
こうした日々の小さなアウトプットが、あなたの熱意を伝える何よりの証拠になります。
ステップ5:未経験者歓迎の優良企業を見極める

学習と実績作りが進んだら、いよいよ転職活動です。ここで重要なのは、「未経験者歓迎」の求人の中から、本当に自分の成長に繋がる優良企業を見極めることです。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、応募前に以下の点を確認しましょう。
企業選びのチェックポイント
- 研修制度は充実しているか?(期間や内容が具体的か)
- 未経験入社後のキャリアパスが示されているか?
- クラウドなど、モダンな技術を扱う案件に携われるか?
- チームでサポートし合う文化があるか?(口コミサイトなども参考に)
こうした企業の内部情報を個人で集めるのは簡単なことではありません。そこでおすすめなのが、IT業界に特化した転職エージェントの活用です。
転職エージェントは、ネットには載っていない企業の内部事情に詳しいため、あなたの希望に合った教育体制の整った企業を紹介してくれます。また、職務経歴書の添削や面接対策など、転職活動全体をプロの視点からサポートしてくれる心強い味方になります。
4)未経験からサーバーエンジニアへの転職におすすめのエージェント
マイナビIT AGENT


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マイナビIT AGENTは人材紹介会社の大手マイナビが運営する「IT/Webエンジニア専用」の転職支援をするエージェントです。
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サーバーエンジニア求人に対しても、転職者のこれまでの経験や強みに合わせての企業紹介をしてくれるでしょう。
マイナビIT AGENTの特徴
| マイナビIT AGENTの特徴 |
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| サービス対応地域 | 全国 |
| 拠点 | 東京、神奈川、北海道、宮城、愛知、大阪、福岡 |
リクルートエージェント


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サーバーエンジニアの求人数は国内トップ!「未経験可」求人も多いです。
リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
同社の強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。
とくに、志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」は有効活用すべきでしょう。
前述のとおり、サーバーエンジニアの転職において企業研究は非常に大切です。レポート情報はあなたの活動に大いに役立つはずです。
リクルートエージェントの特徴
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|---|---|
| サービス対応地域 | 全国 |
| 拠点 | 北海道、宮城、福島、東京、埼玉、千葉、栃木、群馬、神奈川、新潟、静岡、石川、岐阜、滋賀、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、加賀、愛媛、福岡、長崎、熊本、鹿児島、沖縄 |
レバテックキャリア


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| 特徴 |
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|---|---|
| サービス対応地域 | 全国 |
| 拠点 | 東京、神奈川、大阪、福岡 |
ワークポート


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全国47都道府県に拠点を展開。キャリア相談はじめ対面での面談を強化している転職エージェントです。
ワークポート(WORKPORT)は全国都道府県に拠点を展開し、キャリア相談はじめ対面での面談に力を入れています。なかでもIT・Web業界の支援に強い転職エージェントです。
ワークポートの担当コンシェルジュ(アドバイザー)は、積極的に求人を提案してくれることで知られています。
そのため、今の職種から新たにサーバーエンジニアへのジョブチェンジを検討している人は、ワークポートのサービスがフィットしやすいでしょう。若干の経験不足があった際も、「チャレンジしましょう」と後押ししてくれる可能性が高いです。
ワークポートの特徴
| 特徴 |
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|---|---|
| サービス対応地域 | 全国 |
| 拠点 | 全都道府県 |
5)【体験談】最初の転職で、サーバーエンジニアに転身!

私の最初の転職は、まさに「サーバーエンジニアを目指しての転職」でした。
在職しながらの転職活動でしたが、無事に希望をかなえられました。ここでは私が実際に行ったことと、転職をかなえるために行うべきことを説明します。
転職活動に行ったこと
転職活動を行っていた当時は在職中であり、なかなかまとまった時間を取れませんでした。そのため、複数の転職サイトに登録しつつ、転職エージェントの活用も行っていました。
特に、転職エージェントはとても便利でした。現職の業務を終えた夜間でも先方のキャリアアドバイザーが転職の相談に応じてくれて、大変心強かったです。
また、キャリアアドバイザーからは、面接時に自己PRする際のポイントや、実際に面接した企業からのフィードバックも頂けましたので、自分自身では気づかない改善点を知る機会にもなりました。
もちろん、転職エージェントに全面的に依存するのではなく、私自身も履歴書や職務経歴書の作成に時間をかけ、しっかりと取り組みました。 とくに職務経歴書は、これまで培ったスキルや実務経験について、なるべく自分の持ち味が出せるように工夫しました。
その後、サーバーエンジニアを募集している数社に応募して、そのうちの一社から見事内定をいただきました。
目指していた職種でしたので、嬉しかったです。
サーバーエンジニアへの転職に向けて、行うべきことは?
さて、私の実体験を踏まえ、「サーバーエンジニアへの転職」に向けてまず行うべきことは、「自己PRをきちんと用意する」──つまり、あなたのアピールポイントを整理してまとめておくことです。
なぜなら、サーバーエンジニアの募集は通常人員1~2名で行われますので、自然と他の転職者からの応募が集まると競争率が高まりがちです。
そのようななか、企業があなたのことを「ぜひ入社して頂きたい」と思ってもらえるよう、職務経歴書や面接時に必須となる「自己PR」を洗練しておく必要があるのです。
その際に「自分ひとりではなかなか難しい(時間がない)」という人は、転職エージェントのキャリアアドバイザーのアドバイスを受けるとよいでしょう。実際、私も利用しましたがとても参考になりました。
サーバーエンジニアへの転職に向けて、行うべきこと
- サーバーサイドエンジニアの適性に合う、「自己PR」を用意して、洗練しておくこと
- 職務経歴書をしっかり、応募企業ごとに丁寧に書くこと
- キャリアアドバイザー(転職エージェント)のアドバイスを受けること
上記にある通り、「サーバーエンジニアになる!」という熱意を持ち続けることも大変重要です。
最近は、私の周りで転職途中に「やっぱり現職のままでいい」であったり「今の職場の上司から引き留められて…」といって転職を断念した人が何人かいます。
ですが、ここでサーバーエンジニアへの転職が決まれば、そこからまた新しいキャリアが始まるのです。今まで得られなかったような知識や経験を多く得ることができるでしょう。
いっときの心苦しさに判断を奪われずに、中長期的な視点を持ち、更にはサーバーエンジニアになりたいというあなたの気持ちを大切にしつつ、転職活動に臨まれるとよいでしょう。
【まとめ】準備を万全に行い、未経験からサーバーエンジニアへの転職をかなえよう
未経験からサーバーエンジニアへの転職は、簡単な道のりではありません。しかし必要な努力を行っていれば、希望をかなえることも可能です。
そのためには転職活動そのものはもちろん、サーバーエンジニアとして働くための能力を身につけておくことも必要です。機器が好きである、スキルを磨く、プログラミングができるということは、最低限求められます。もっともこれらは、あなたの努力しだいで十分に実現可能です。
スキルを身につけた上でサーバーエンジニアに応募することで、内定の可能性が高まります。あなたの良さを十分に押し出し、転職を実現させましょう。必要に応じて転職エージェントを活用することも、転職を実現する近道となります。








