【転職体験談】ラクロスと広報をキャリアの軸に。PR会社での2年間の奮闘を経て
転職前
- 職業
- 物流不動産
- 職種
- 物件管理
- 従業員規模
- 約200名
- 年収
- --
転職後
- 職業
- PR会社
- 職種
- 営業職
- 従業員規模
- 約50名
- 年収
- --
目次
志村さんの転職ストーリー
1これまでの私
社会人になっても、ラクロスの活動を続けたい。
これまで、私の生活の中心にあったのは「ラクロス」でした。
きっかけは、大学一年生のときにある人から「ラクロスで一緒に日本一を目指さないか」と誘われたことです。
興味本位で見学に行き、それからはもうラクロス一直線でした。
結果として日本一は果たせませんでしたが、大学三年生のときに「社会人になっても、ラクロスをずっと続けよう」と心に決めました。
新卒で入社したのは、物流不動産の会社です。
入社理由は、土日休み・定時帰宅、そして安定した収入が期待できたからです。
26歳になるまで、大型の物流物件の管理業務を行っていました。
上司もラクロスの活動を応援してくれ、毎日ほぼ定時に帰宅して、ラクロスの自主トレーニングに時間をさいて充実した生活を送っていました。
あわせて読みたい
- 転職の会社選びのポイントは?良い企業を見つける5つの視点
- 転職活動時の会社選びのポイントを、5つの観点に沿って解説しています。入社後のミスマッチを防ぐための対策についても併せて説明しますので、これから転職の会社選びをする人はぜひ参考にしてください。 ...
2転職のきっかけ
広報の仕事を、私のキャリアの軸にしよう。
26歳の頃、私は社会人女子ラクロスチーム【MISTRAL】のプレイヤーとして、また広報担当として活動していました。
広報とは
広報は、組織と社会との繋がりを作る重要な仕事です。
企業や団体の活動、理念、商品やサービスを、メディアや消費者に対して効果的に伝える役割を担います。
信頼性のある情報発信や、ブランドイメージの向上に寄与するための戦略を立てることが求められます。
活動を通して、私は「広報を、自分のキャリアの軸にしたい」という想いが強まっていきました。
自身の広報力を高めることで、会社への貢献とラクロスの活動の両立を、より充実できると考えたのです。
ですが、会社は私がイメージする広報活動を重視しておらず、広報部署の立ち上げを提案した際も、「そういう対外的な活動よりも、社内ブランディング(自社のビジョンなどを社員に浸透させること)をやって欲しい」と言われました。
このことをきっかけに、私はこれからのキャリアについてよくよく考えるようになりました。
自分の将来やりたいことと、現在の仕事を両立させること。これまでうまく調和されていたその2つが、段々と乖離していってしまったのです。
そうしていきついた結論が、「自身の広報力をもっと高められて、自身のキャリアアップに繋がる会社に転職しよう」ということでした。
あわせて読みたい
- 広報・PRへの転職は難しい?未経験から目指す際の4つのポイント
- 「未経験だけど広報・PRの仕事がしたい!」という人のために、実際の仕事の内容から、転職するために必要なことまで、詳しく解説しています。...
3転職活動中
広報職ではなく、「PR会社」としての働き方を提案されて。
転職サービスは、「株式会社meme(ミーム)」を利用しました。
株式会社meme(ミーム)
ミームはアスリートの人向けの就職・転職支援サービスをおこなっており、また私が所属していたラクロスチームのスポンサーでもありました。
私の「仕事とラクロスの活動を両立したい」という想いも理解してくれて、希望に合う求人を探してくれました。
ですが、転職活動は思いのほか難航しました。
私自身が初の転職活動で勝手を知らなかった──ということもあったと思いますが、そもそも「未経験OKの広報の求人」がほとんどなかったのです。
たまに見つかったとしても給料がとても低かったり勤務地が遠かったりして、希望条件に合致する求人が見つからないまま3ヵ月の月日が経ちました。
(このまま転職が決まらなかったらどうしよう…)と悩み始めた頃、ミームの担当エージェントの方が、
-
企業の広報職ではなく、PR会社の営業職なども視野に入れてみてはどうですか?
と提案をしてくれました。
PR会社とは
PR会社は、企業や団体のブランド認知度やイメージを向上させるための戦略的な広報活動を支援する専門会社です。
メディア対応やイベント企画、広告戦略の立案など、クライアントのニーズに合わせたサービスを提供し、効果的なコミュニケーションを実現します。
PR会社(営業職)の主な仕事内容
仕事内容 | 説明 |
---|---|
クライアント対応 | 既存クライアントや新規顧客に対して、PR戦略の提案やサービス内容の説明を行います。クライアントのニーズを把握し、最適な広報活動の企画・提案を行うことが求められます。 |
メディアとのリレーションシップ構築 | メディアとの関係を強化し、クライアントの情報を効果的に伝えるためのネットワークを構築します。プレスリリースの配信や記者会見の企画も担当します。 |
新規顧客開拓 | 新しいクライアントを開拓し、PRサービスを提供する契約を獲得する業務です。市場の動向やクライアントのニーズを分析し、積極的に提案活動を行います。 |
それは、とても素晴らしい提案でした。
PR会社であれば、広報のノウハウが身につき、更に営業としてのキャリアも積み上がります。私は早速PR会社の求人をいくつか紹介してもらいました。
そこからは、これまで難航していたのが嘘だったかのようにスムーズに活動が進み、「この会社で働きたい」と思ったPR会社──株式会社ネタもとから採用通知をいただきました。
株式会社ネタもと
4転職後
PR会社への転職。初めての仕事は「テレアポ」業務。
入社後、私は営業部に配属されました。
営業職は初めてでしたので、戸惑うことが多かったです。
特に苦労したのは「テレアポ」でした。
個人目標を達成するためには1日7件のアポイント(お客様との商談機会)が必要でした。ですが、はじめのうちは50件近く電話してようやく1件アポイントを獲得するような散々な結果で、絶望的な気持ちになりました。
当時の営業部長からは、とても厳しく指導いただきました。
活躍できない自分が悔しく、何度も心が折れそうになりました。
救いだったことは、どんな時も向き合って支え続けてくれた上司がいたこと。そして、辛いとき笑って励ましてくれるメンバーが周りにいてくれたこと。
その後もなかなか思うようにパフォーマンスを出せずに悩む日が続きましたが、周囲の支えのおかげで、3ヵ月を過ぎた頃には目標予算をクリアできるようになりました。
あわせて読みたい
- 転職後の職場に慣れるまでかかった期間は?転職体験談から学べる取り組み5選
- 転職後の職場にいち早く慣れるために必要なことや、実際にさまざまな取り組みをした体験談を紹介します。新たな環境に早く慣れるために意識しておきたいポイントと併せて確認していきましょう。...
5その後、どうなったか。
近い将来、私がもっと私自身に「誇り」を持てるように。
転職してからもうすぐ2年が経とうとしています。
私は8ヵ月目にチームリーダーに任命され、その1年3ヵ月後にマネージャーに昇格しました。
順調にステップアップしたかのようですが、実際は毎日がトライ&エラーの繰り返しでした。特に、マネージャーになってからは部下との接し方に悩みました。
その間に私が取り組んだことは、大きく2つありました。
一つが、「数字と向き合う」こと。
入社以来、始業前に早めに出社して数字と向き合う時間を必ず作っていました。いつまでに何をどれくらい行うかを毎日決め、チームや個人の行動計画を立てるようにしました。
もう一つは、チームメンバーに対して「見本を示す」ことを心がけたことです。
単に指示するのではなく、まずは自分が行動してメンバーたちの道しるべとなるように働きかけました。
そうした取り組みが功を奏したのか、チームは部内でトップの売り上げを果たし、大きな結果を出すことができました。
◇ ◇ ◇
ラクロスの活動も、引き続き頑張っています。
今の会社で培った人脈と広報力、プレゼン力を活かし、女子ラクロスを今以上に世の中に広めていきたいと思っています。
また、ラクロスチーム【MISTRAL】のスポンサーを集め、選手がラクロスに集中できる環境を資金面の調達でサポートすることも考えています。
仕事面では、今期よりシニアマネージャーに昇格して、営業部内で最大の予算を任されることになりました。
将来は部長職に就き、組織全体を管轄していきたいと思っています。
後悔していることは、一つもありません。
転職して、この職場──株式会社ネタもとに出会えて、本当に良かったと思っています。
女性の転職で「親身なサポート」を希望する人におすすめの転職エージェント[PR]
マイナビエージェント
-
公開求人数 約6.5万件(2024年9月時点) 対応職種・業種 全職種・業種 特徴 - 書類添削・面接対策の支援が手厚く、とくに20代-30代転職者からの評価が高い
- オリコン満足度調査にて顧客満足度No.1(2023年-2024年)
- テレワーク/リモートワーク求人が豊富。自分に合った働き方を実現可能
公式サイト https://mynavi-agent.jp/
20代~30代の若手社会人と、女性への転職支援に強い転職エージェントです。
とくに書類添削・面接対策のサポートに強みがあり、はじめての転職になる人にも丁寧かつ親身に支援します。
女性キャリアアドバイザーも多く在籍しており、女性ならではのキャリアや転職の悩みも受けとめたうえで、適切な支援・アドバイスをしてくれるでしょう。
応募者の転職への意気込みに合わせて、サポートが充実する傾向があります。登録前にいちど「キャリアの棚卸し」「転職理由の整理」を行い、エントリーの際にしっかり想いを伝えられるようにすることをおすすめします。
マイナビのプロモーションを含みます
[